181 / 351
第六章 帰って早々、呆気なくフィリス聖王国調査を始めました。
第六十七幕 ミレーネとアグナ
しおりを挟む
都市ロアント防衛戦主戦力同士の戦闘において最も苦戦を強いられているのはミレーネの他に居ないだろう。
弓と言う遠距離攻撃が可能な武器で、接近戦をしてくる相手を仕留めるのは今のミレーネにとって造作も無い事。しかし、相手が圧倒的な力技とタフネスさでなければ。
オーガが振り回す金棒と同じ物を楽々と振り回す女性はミレーネの攻撃を躱す事無く突進し振り下ろす。
爆発にも似た衝撃音が轟き、砂塵を巻き上げる。
一瞬の隙に躱したミレーネに怪我は無いが、先ほどまで立っていた場所には大きなクレーターが出来上がっていた。
「いったいその身体のどこにそれほど大きな物を振り回す力があるんですか」
敵に対し嘆息気味に問いかけるミレーネ。
「それを貴女に教えるつもりはありません」
「そうですよね」
左手の人差し指でメガネの淵をクイッと軽く持ち上げる。その姿はまるで社長秘書のような光景そのものだった。
「一つ聞いても良いですか?」
「答えられる事なら」
「貴女のお名前は?」
「名前を尋ねる時は自分から名乗るものですが、貴女の名前は知っているので、特別に許しましょう、ミレーネさん」
「…………」
どうして自分の名前を知っているのか一瞬疑問に感じたが、『月夜の酒鬼』について調べたのだろうと推測した。
「私の名前はアグナ。四天王シーザー様の副官にして、十二神将が一人であるへルート様の補佐官を勤めさせて頂いております、アグナと申します。どうせ、直ぐに貴女はこの世から消える方。そんな方に名乗っても仕方が無いのですが」
(子の人、絶対一言余計って言われるタイプですね)
「今、失礼な事を考えませんでしたか?」
「いえ、なにも」
「そうですか、なら再開させて頂きます!」
一瞬にして間合いを詰めて来ようとするアグナ。しかし、驚く事無く後方に跳び距離を保ちつつ3本の矢を同時に放ち牽制しようとすが、金棒を盾代わりにして突っ込んでくる。が3本のうち1本はアグナの右肩に刺さる。
「アクアバレット!」
大量のアクアバレットが一斉にアグナを襲う。その光景は己に向かって降り注ぐ豪雨の中を突き進むかのようだ。
この世で最も躱す事が困難な物。それは液体である。直径10センチのアクアバレットを金棒で防ごうと接触すると同時にその姿を変え、分離し、アグナの顔に付着する。それは当たるだけでも相当の痛みがアグナを襲う。
僅かにせよ相手の動きを鈍らせた隙に距離をとり連続して攻撃する。
「風魔法武装!」
一本の矢に風魔法を纏わせる。
「貫け!」
願いを込めて放たれた一撃は空気を裂き、アグナの胸に目掛けて一直線に進む。
「くっ!」
しかしアグナの金棒が防ぐ。
「っ!」
だが、矢の勢いは弱まる事が無かった。矢に纏った高濃度空気が高速回転しながら金棒を押し退けようとする。その光景にアグナは思わず目を見開ける。
「うっ!」
防ぎきれないと判断したアグナは無理やり矢の軌道を逸らす。だが、雑な逸らし方だったためか右肩を軽く抉っていた。
しかし傷はみるみる再生していく。
「やはり、あなたの回復力は異常ですね。その尻尾から考えるにあなたは魔族とドラゴン、それも上位ドラゴンの間に産まれたハーフですね」
「そうよ。よく知っているわね」
「私が愛する旦那様は博識ですから」
半年以上前に図書間で調べ物をしようとしていた時、ドラゴンについて千夜に尋ねた時に教えて貰った事を思い足したのだ。
「上位ドラゴンの生命力と魔族の膨大な魔力によって低確率ではありますけど驚異的な回復力と再生能力を手に入れる事があると教えて貰いました」
「確かにその通りでし。でもね私はそれだけです。魔族の血が半分流れているのに魔法は全然駄目でした。せいぜい生活魔法が使える程度です」
己の才能の無さに苛立ちを隠しきれないアグナ。
「ですが。私にはドラゴンと魔族のずば抜けた身体能力がありました。そしてその力をへルート様は認めてくださいました。だから私は!」
「彼の為に戦うと?」
問いかけると同時に風魔法武装の第二の矢が放たれる。
「そうです! 認めてくださったへルート様の為に!」
「辛くないのですか?」
「っ!」
「見ていれば分かります。貴女はその彼の事が好きなんですよね」
「貴女に何が分かるのですか!?」
「分かりません。ですが、言える事があります。もしも貴女が先にセンヤさん出会っていれば間違いなく惚れていたでしょう」
「ありえないですね」
「そんな事はありません。センヤさんは種族や階級なんかで人の価値を決める方ではありませんから」
「そうですか。ですが、私にはへルート様しか居ません。ですから私はへルート様の為に戦うのです!」
身体では戦闘を行い口では好きな男の自慢話を繰り広げるなんとも可笑しな光景になってしまったが、それも最終局面へと移動する。
互いの体力、魔力の底は近い。あと一回の攻防で勝敗が決まると互いに直感する。
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
「風魔法武装!」
(来る!)
「貫け!」
全魔力を乗せて放たれた一撃はこれまでの攻撃とは比べ物にならないほど強力な風を纏いてアグナへと向かう。
「叩き潰す!」
躱す事も出来ただろう。だがアグナはしなかった。この一撃を躱せばこれまでの自分の否定するような気がしたからだ。
(私は間違ってはいない)
間違ってはいないのだろう。いや、それ以前に正解も間違いも存在はしない。ただ己が信じる想いが強いのかを証明するためなのだから。
「くっ、うぅ………」
呻き声にも似た声がアグナから漏れる。それだけミレーネの一撃は真っ直ぐで強く重いのだ。
「ぅぅぅううああああっ!」
渾身の一振りは徐々に押し退けようとする。その光景に、
(勝った!)
勝利を確信するアグナ。だが、その確信は意外な物から裏切られる。
突如、アグナの金棒が砕け散る。
「え?」
突然の事に理解出来なかったのか呆けた声が漏れるが既に遅い。金棒を粉砕したミレーネの矢はそのままアグナの心臓を貫いたのだ。
何が起こったのかようやく理解したときには身体から力が抜け地面に倒れ伏せていた時だった。
「ヘ、へルート……さま………もう……しわけ……ありま……せん………」
地平線の彼方を眺める。そんな目尻からは一滴涙が流れ落ちる。
「もしも、来世があるのでしたら早く転生して私達の前に姿を見せてください」
「………わかり………ました………」
ミレーネの一言に安らぎを感じたのか笑みを浮かべて眠るように息を引き取るのだった。
弓と言う遠距離攻撃が可能な武器で、接近戦をしてくる相手を仕留めるのは今のミレーネにとって造作も無い事。しかし、相手が圧倒的な力技とタフネスさでなければ。
オーガが振り回す金棒と同じ物を楽々と振り回す女性はミレーネの攻撃を躱す事無く突進し振り下ろす。
爆発にも似た衝撃音が轟き、砂塵を巻き上げる。
一瞬の隙に躱したミレーネに怪我は無いが、先ほどまで立っていた場所には大きなクレーターが出来上がっていた。
「いったいその身体のどこにそれほど大きな物を振り回す力があるんですか」
敵に対し嘆息気味に問いかけるミレーネ。
「それを貴女に教えるつもりはありません」
「そうですよね」
左手の人差し指でメガネの淵をクイッと軽く持ち上げる。その姿はまるで社長秘書のような光景そのものだった。
「一つ聞いても良いですか?」
「答えられる事なら」
「貴女のお名前は?」
「名前を尋ねる時は自分から名乗るものですが、貴女の名前は知っているので、特別に許しましょう、ミレーネさん」
「…………」
どうして自分の名前を知っているのか一瞬疑問に感じたが、『月夜の酒鬼』について調べたのだろうと推測した。
「私の名前はアグナ。四天王シーザー様の副官にして、十二神将が一人であるへルート様の補佐官を勤めさせて頂いております、アグナと申します。どうせ、直ぐに貴女はこの世から消える方。そんな方に名乗っても仕方が無いのですが」
(子の人、絶対一言余計って言われるタイプですね)
「今、失礼な事を考えませんでしたか?」
「いえ、なにも」
「そうですか、なら再開させて頂きます!」
一瞬にして間合いを詰めて来ようとするアグナ。しかし、驚く事無く後方に跳び距離を保ちつつ3本の矢を同時に放ち牽制しようとすが、金棒を盾代わりにして突っ込んでくる。が3本のうち1本はアグナの右肩に刺さる。
「アクアバレット!」
大量のアクアバレットが一斉にアグナを襲う。その光景は己に向かって降り注ぐ豪雨の中を突き進むかのようだ。
この世で最も躱す事が困難な物。それは液体である。直径10センチのアクアバレットを金棒で防ごうと接触すると同時にその姿を変え、分離し、アグナの顔に付着する。それは当たるだけでも相当の痛みがアグナを襲う。
僅かにせよ相手の動きを鈍らせた隙に距離をとり連続して攻撃する。
「風魔法武装!」
一本の矢に風魔法を纏わせる。
「貫け!」
願いを込めて放たれた一撃は空気を裂き、アグナの胸に目掛けて一直線に進む。
「くっ!」
しかしアグナの金棒が防ぐ。
「っ!」
だが、矢の勢いは弱まる事が無かった。矢に纏った高濃度空気が高速回転しながら金棒を押し退けようとする。その光景にアグナは思わず目を見開ける。
「うっ!」
防ぎきれないと判断したアグナは無理やり矢の軌道を逸らす。だが、雑な逸らし方だったためか右肩を軽く抉っていた。
しかし傷はみるみる再生していく。
「やはり、あなたの回復力は異常ですね。その尻尾から考えるにあなたは魔族とドラゴン、それも上位ドラゴンの間に産まれたハーフですね」
「そうよ。よく知っているわね」
「私が愛する旦那様は博識ですから」
半年以上前に図書間で調べ物をしようとしていた時、ドラゴンについて千夜に尋ねた時に教えて貰った事を思い足したのだ。
「上位ドラゴンの生命力と魔族の膨大な魔力によって低確率ではありますけど驚異的な回復力と再生能力を手に入れる事があると教えて貰いました」
「確かにその通りでし。でもね私はそれだけです。魔族の血が半分流れているのに魔法は全然駄目でした。せいぜい生活魔法が使える程度です」
己の才能の無さに苛立ちを隠しきれないアグナ。
「ですが。私にはドラゴンと魔族のずば抜けた身体能力がありました。そしてその力をへルート様は認めてくださいました。だから私は!」
「彼の為に戦うと?」
問いかけると同時に風魔法武装の第二の矢が放たれる。
「そうです! 認めてくださったへルート様の為に!」
「辛くないのですか?」
「っ!」
「見ていれば分かります。貴女はその彼の事が好きなんですよね」
「貴女に何が分かるのですか!?」
「分かりません。ですが、言える事があります。もしも貴女が先にセンヤさん出会っていれば間違いなく惚れていたでしょう」
「ありえないですね」
「そんな事はありません。センヤさんは種族や階級なんかで人の価値を決める方ではありませんから」
「そうですか。ですが、私にはへルート様しか居ません。ですから私はへルート様の為に戦うのです!」
身体では戦闘を行い口では好きな男の自慢話を繰り広げるなんとも可笑しな光景になってしまったが、それも最終局面へと移動する。
互いの体力、魔力の底は近い。あと一回の攻防で勝敗が決まると互いに直感する。
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
「風魔法武装!」
(来る!)
「貫け!」
全魔力を乗せて放たれた一撃はこれまでの攻撃とは比べ物にならないほど強力な風を纏いてアグナへと向かう。
「叩き潰す!」
躱す事も出来ただろう。だがアグナはしなかった。この一撃を躱せばこれまでの自分の否定するような気がしたからだ。
(私は間違ってはいない)
間違ってはいないのだろう。いや、それ以前に正解も間違いも存在はしない。ただ己が信じる想いが強いのかを証明するためなのだから。
「くっ、うぅ………」
呻き声にも似た声がアグナから漏れる。それだけミレーネの一撃は真っ直ぐで強く重いのだ。
「ぅぅぅううああああっ!」
渾身の一振りは徐々に押し退けようとする。その光景に、
(勝った!)
勝利を確信するアグナ。だが、その確信は意外な物から裏切られる。
突如、アグナの金棒が砕け散る。
「え?」
突然の事に理解出来なかったのか呆けた声が漏れるが既に遅い。金棒を粉砕したミレーネの矢はそのままアグナの心臓を貫いたのだ。
何が起こったのかようやく理解したときには身体から力が抜け地面に倒れ伏せていた時だった。
「ヘ、へルート……さま………もう……しわけ……ありま……せん………」
地平線の彼方を眺める。そんな目尻からは一滴涙が流れ落ちる。
「もしも、来世があるのでしたら早く転生して私達の前に姿を見せてください」
「………わかり………ました………」
ミレーネの一言に安らぎを感じたのか笑みを浮かべて眠るように息を引き取るのだった。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。