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第七章 忙しいが、呆気なく都市ルーセントに向かう事になりました。
第五十三幕 武器の行き先と人斬り包丁
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「それじゃ、教えて貰おうか」
「その前にどうして気になった?」
「そうだな……まず、疑問に思ったのはどうして運ぶのが武器なのかだ。装飾品や家具ならばダラに持っていくのは解る。だが、これほどの武器をダラに持っていくのはおかしい」
「どうしてそう思う?」
「現在魔族との戦争がいつ起きても可笑しくない。それなら帝都や最前線である都市ロアントに持っていくののが普通だ。だがあんたが持っていく行き先が反対側のダラだ。それを考えるとこの武器は魔族との戦いを備えた物じゃないと推測できる」
「なるほどな。ただの脳筋じゃなさそうだ」
皮肉交じりに呟くドルンに千夜は無言で視線を向ける。
「で、この武器は何処の誰に渡すつもりなんだ?」
「この武器の製作を依頼してきたのはグレムリン商会だ」
「ダラで一番大きい商会か」
「ほう、知っていたか」
「まあな」
「そのグレムリン商会が今度、商船を出すらしくてな。その時に戦闘奴隷にでも持たせるんだろうよ」
「なるほど、海賊対策か」
「そういう事だ」
「だが、それにしは多くないか? 戦闘奴隷といっても安くはない筈だ。ましてや今は魔族との戦争が近い。少しでも戦力を増やす為にどこの領主も戦闘奴隷をかき集めている筈だ」
「その通りだ。だが、どうやら今度運ぶ荷物はかなり大事な物らしい。金を積んでまで製作を急がせたほどだからな」
「武器のか?」
「ああ、そうだ」
(そこまでして運ばなければならない荷物。いったいなんだ? だが、うまく取り入ればその船に乗せて貰うことも可能かもしれないな)
「俺がしっているのはこの位だ。ためになったか?」
「ああ、ありがとうな」
「取引の話忘れるなよ」
「ああ、解っている」
釘を刺すドルンに対し千夜は笑みを浮かべるだけだった。
その日の夜、千夜たちは夕食の準備をしつつ周辺警戒を強化する。
夜は日中と違い、魔物や肉食動物たちの活動が活発する時間帯だ。盗賊だけ警戒していた日中より遥かに警戒を強化する必要がある。
「夜の見張りは最初、俺とウィル。次にルーザとエリーだ。ミーネとクーエは明日の夜に頼む」
「解りました」
「任せるのじゃ」
「さて、それじゃあ食事にしよう」
そう言って千夜たちは焚き火を囲みながら食事を始める。
「まさか、硬いパンと干し肉ではない物を食べれるとはな」
「野菜とお肉が入った温かいスープに出来立てのパンとヤギのチーズのサンドイッチ。なんて豪華なんでしょうかね親方」
「馬鹿野郎! 本当なら俺たちが準備しなきゃならねぇ筈ななんだ。それをお前は他人様から貰った飯を前になに嬉しそうにしてるんだ!」
「す、すいません!」
「お前たちも涎垂らすんじゃねぇ!」
「「へ、へい!」」
「まあまあ、ドルンさん。食材は多めに用意してますから気にしないで下さい」
「ミーネ嬢ちゃんは優しいな。おいお前らなにデレデレしてんだ! ミーネ嬢ちゃんはセンの嫁だと知ってるだろうが!」
「まあ、そんなに怒らなくても平気だぞ」
「ったく、おめぇも甘めぇぞ」
「ま、ミーネたちとは長い付き合いだからな。男たちが群がるのは慣れている。勿論その対処法もな」
平然と語る千夜にドルンの弟子たちは喉にご飯を詰まらせる。威圧するわけでも、殺気を飛ばすわけでもない。平然としているからこそ逆にその時が恐ろしくてたまらないのだ。
その後は他愛も無い話で盛り上がりながら食事を終えた。特にウィルが興味津々に鍛冶師たちの話を聞いていた。
明日も出発は早い。そのため食事を終えたドルンの弟子たちやエリーゼたちは眠りについた。焚き火を前にしているのは千夜とウィル。それからドルンの3人だけだ。
「それじゃあ、その刀を見せて貰えるか?」
「ああ、構わない」
そう言って千夜は携えていた鬼椿をドルンに渡す。
まるで高級品を扱うように両手で受け取ったドルンはゆっくりと刀を鞘から引き抜く。
「これは見事なものだな……」
焚き火の明かりで煌め輝く刀身。
鍔から鋩子まで続く滑らかな刃文。
軽く触っただけで指先から血が溢れ出そうな切先。
その刀を見ているだけで吸い込まれそうになる。
ドルンは目を瞑ると抜刀した時と同じでゆっくりと刀身を鞘に納めた。
「ありがとうな」
「もう良いのか?」
「ああ。これ以上見続けていると気が変になりそうだ。妖刀に似た魅力がその刀にはある。俺には目に毒だ」
「そうか」
受け取った千夜は腰に戻す。
「それにしても、そんな凄い武器何処で手に入れた? たまに蚤市とかで埋もれていることもあるが、その刀は別格だ。見た目が美しいが、武器としての完成度が高い。完全にその刀は敵を殺すための武器だ。まさに人斬り包丁だな」
「そうだな。この武器は偶然見つけたものだ」
「………そうか」
聞かれたくないのだろう。と判断したドルンはこれ以上踏み込むことを止めた。
「それにしても人斬り包丁なんて言葉よく知っていたな。こっちではあんまり聞かないだろうに」
「ああ、それなら俺の親父から聞いたんだ。親父の故郷は火の国だからな」
「なるほど。どおりで」
「あ、あのお父様」
「ん、なんだ?」
「人斬り包丁とはどういう意味なんですか?」
「そのままの意味だ。刀ってのは究極的まで斬る事を追求した武器なんだ。それはつまり人を殺すを追求特化した武器ってことなんだ」
「そ、それはなんとも恐ろしい武器ですね」
「まあな。そのため作り方も違うし、一本の刀を造るにも剣を造る時間の倍は掛かるといわれている」
「そ、そんなにですか」
千夜の言葉に驚きを隠せないウィル。
「ウィルには剣の方が向いている。興味があるなら刀の使い方も教えるがどうする?」
「考えておきます。でも今は剣の腕を上げたいです」
「そうか。時間が出来たら一緒に稽古しような」
「はい!」
「坊主が大人になったら俺が最高の一振りを造ってやるよ」
「本当ですか!」
「ああ」
「それは楽しみです!」
満面の笑みを浮かべるウィルの姿に千夜とドルンは笑みを零すのだった。
「その前にどうして気になった?」
「そうだな……まず、疑問に思ったのはどうして運ぶのが武器なのかだ。装飾品や家具ならばダラに持っていくのは解る。だが、これほどの武器をダラに持っていくのはおかしい」
「どうしてそう思う?」
「現在魔族との戦争がいつ起きても可笑しくない。それなら帝都や最前線である都市ロアントに持っていくののが普通だ。だがあんたが持っていく行き先が反対側のダラだ。それを考えるとこの武器は魔族との戦いを備えた物じゃないと推測できる」
「なるほどな。ただの脳筋じゃなさそうだ」
皮肉交じりに呟くドルンに千夜は無言で視線を向ける。
「で、この武器は何処の誰に渡すつもりなんだ?」
「この武器の製作を依頼してきたのはグレムリン商会だ」
「ダラで一番大きい商会か」
「ほう、知っていたか」
「まあな」
「そのグレムリン商会が今度、商船を出すらしくてな。その時に戦闘奴隷にでも持たせるんだろうよ」
「なるほど、海賊対策か」
「そういう事だ」
「だが、それにしは多くないか? 戦闘奴隷といっても安くはない筈だ。ましてや今は魔族との戦争が近い。少しでも戦力を増やす為にどこの領主も戦闘奴隷をかき集めている筈だ」
「その通りだ。だが、どうやら今度運ぶ荷物はかなり大事な物らしい。金を積んでまで製作を急がせたほどだからな」
「武器のか?」
「ああ、そうだ」
(そこまでして運ばなければならない荷物。いったいなんだ? だが、うまく取り入ればその船に乗せて貰うことも可能かもしれないな)
「俺がしっているのはこの位だ。ためになったか?」
「ああ、ありがとうな」
「取引の話忘れるなよ」
「ああ、解っている」
釘を刺すドルンに対し千夜は笑みを浮かべるだけだった。
その日の夜、千夜たちは夕食の準備をしつつ周辺警戒を強化する。
夜は日中と違い、魔物や肉食動物たちの活動が活発する時間帯だ。盗賊だけ警戒していた日中より遥かに警戒を強化する必要がある。
「夜の見張りは最初、俺とウィル。次にルーザとエリーだ。ミーネとクーエは明日の夜に頼む」
「解りました」
「任せるのじゃ」
「さて、それじゃあ食事にしよう」
そう言って千夜たちは焚き火を囲みながら食事を始める。
「まさか、硬いパンと干し肉ではない物を食べれるとはな」
「野菜とお肉が入った温かいスープに出来立てのパンとヤギのチーズのサンドイッチ。なんて豪華なんでしょうかね親方」
「馬鹿野郎! 本当なら俺たちが準備しなきゃならねぇ筈ななんだ。それをお前は他人様から貰った飯を前になに嬉しそうにしてるんだ!」
「す、すいません!」
「お前たちも涎垂らすんじゃねぇ!」
「「へ、へい!」」
「まあまあ、ドルンさん。食材は多めに用意してますから気にしないで下さい」
「ミーネ嬢ちゃんは優しいな。おいお前らなにデレデレしてんだ! ミーネ嬢ちゃんはセンの嫁だと知ってるだろうが!」
「まあ、そんなに怒らなくても平気だぞ」
「ったく、おめぇも甘めぇぞ」
「ま、ミーネたちとは長い付き合いだからな。男たちが群がるのは慣れている。勿論その対処法もな」
平然と語る千夜にドルンの弟子たちは喉にご飯を詰まらせる。威圧するわけでも、殺気を飛ばすわけでもない。平然としているからこそ逆にその時が恐ろしくてたまらないのだ。
その後は他愛も無い話で盛り上がりながら食事を終えた。特にウィルが興味津々に鍛冶師たちの話を聞いていた。
明日も出発は早い。そのため食事を終えたドルンの弟子たちやエリーゼたちは眠りについた。焚き火を前にしているのは千夜とウィル。それからドルンの3人だけだ。
「それじゃあ、その刀を見せて貰えるか?」
「ああ、構わない」
そう言って千夜は携えていた鬼椿をドルンに渡す。
まるで高級品を扱うように両手で受け取ったドルンはゆっくりと刀を鞘から引き抜く。
「これは見事なものだな……」
焚き火の明かりで煌め輝く刀身。
鍔から鋩子まで続く滑らかな刃文。
軽く触っただけで指先から血が溢れ出そうな切先。
その刀を見ているだけで吸い込まれそうになる。
ドルンは目を瞑ると抜刀した時と同じでゆっくりと刀身を鞘に納めた。
「ありがとうな」
「もう良いのか?」
「ああ。これ以上見続けていると気が変になりそうだ。妖刀に似た魅力がその刀にはある。俺には目に毒だ」
「そうか」
受け取った千夜は腰に戻す。
「それにしても、そんな凄い武器何処で手に入れた? たまに蚤市とかで埋もれていることもあるが、その刀は別格だ。見た目が美しいが、武器としての完成度が高い。完全にその刀は敵を殺すための武器だ。まさに人斬り包丁だな」
「そうだな。この武器は偶然見つけたものだ」
「………そうか」
聞かれたくないのだろう。と判断したドルンはこれ以上踏み込むことを止めた。
「それにしても人斬り包丁なんて言葉よく知っていたな。こっちではあんまり聞かないだろうに」
「ああ、それなら俺の親父から聞いたんだ。親父の故郷は火の国だからな」
「なるほど。どおりで」
「あ、あのお父様」
「ん、なんだ?」
「人斬り包丁とはどういう意味なんですか?」
「そのままの意味だ。刀ってのは究極的まで斬る事を追求した武器なんだ。それはつまり人を殺すを追求特化した武器ってことなんだ」
「そ、それはなんとも恐ろしい武器ですね」
「まあな。そのため作り方も違うし、一本の刀を造るにも剣を造る時間の倍は掛かるといわれている」
「そ、そんなにですか」
千夜の言葉に驚きを隠せないウィル。
「ウィルには剣の方が向いている。興味があるなら刀の使い方も教えるがどうする?」
「考えておきます。でも今は剣の腕を上げたいです」
「そうか。時間が出来たら一緒に稽古しような」
「はい!」
「坊主が大人になったら俺が最高の一振りを造ってやるよ」
「本当ですか!」
「ああ」
「それは楽しみです!」
満面の笑みを浮かべるウィルの姿に千夜とドルンは笑みを零すのだった。
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