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一章【王城脱走編】
第五話:大量虐殺Ⅰ
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男は巨躯で、半裸の鎧を着込み、暴力的なまでの盛り上がった肉体を曝け出している。その背には物々しい大剣が背負われており、男の風采をより一層過激に彩っていた。
男の名はグレイシャ。この闘技場で二十五年間も数多の敵を屠り続け、戦王の異名を獲得した怪人である。
「――皆、覚えているか! ソルセイン史に残る最も忌まわしい災厄の記憶を!」
グレイシャの問いかけは会場を震わせる轟音となって鳴り響いた。
周囲の喧噪が一斉に静まり返り、全ての注目がグレイシャに集まる。
「我らは今日、怨嗟の歴史そのものと対峙する! 誉れ高き先祖の血が、犠牲になった勇者たちの声が、我らの血潮に復讐の火を灯す!」
グレイシャの声は観客を高揚させ、憎悪の念を激化させる。
「さぁ、ソルセインの真なる夜明けだ! この『戦王』グレイシャが、『災厄の魔人』デオドラ・ロイーゼを、諸君らの前で討ち果たしてくれよう!!」
『オオオォォォォォォォォォォォォォォォッッ!!』
会場の全ての人間が、熱狂し、発狂し、狂乱していた。
ソルセイン王国史に刻まれた絶対悪――デオドラ・ロイーゼは、ソルセイン人全ての恥であり、敵であり、仇である。彼の姿形も、為人も、何もかも憶測でしか知らない者でさえ、鮮度と純度の高い怨嗟をデオドラに向けている。
そして奇しくもその憎しみは、生きた『デオドラ・ロイーゼ』という実像を認識することで、より過激に加速した。
「……討ち果たす、ねぇ。ただの戦力測定じゃないのかよ、コレ。死ぬ覚悟も殺す覚悟もしてないんだが」
軽い口調で姿を現した青年の正体は言わずもがな。
グレイシャはデオドラの容貌を確認すると、舐めまわすように全身を観察し、最後に三日月形に口元を歪ませた。
「ほう。コレが魔人の面貌か。思ったよりも美丈夫で……何より若いな。千年前の暴虐をお主のような青年が引き起こしたと考えると、何と不気味なことか……」
「そういうアンタは普通に強そうだな」
二人が対面して立つ構図になって、グレイシャの肉体の雄々しさはより際立つ。デオドラも細身という訳ではないが、筋骨隆々の戦王と対峙することで、着衣の上からでも分かる筋肉量の差が歴然となった。
まるで岩肌である。人間の肉とは思えない鋼鉄の筋肉の塊が、烈火の如き覇気を纏っている。だからこそ、グレイシャが背負う大剣は身体との釣り合いが取れていた。
「……にしても、武器は卑怯じゃないか?」
「卑劣の代名詞であるお主がそれを言うか」
不名誉な称号を、肩をすくめて受け流すデオドラ。腹が立たない訳ではないが、ここで歴史の真偽を問う論争を繰り広げた所で勝ち目がないのは一目瞭然だ。
この勝負の舞台は、デオドラの勝利というシナリオを歓迎しない。
軽く周囲に目を走らせてみれば、残酷なほど克明に理解できるというものだ。
「やっちまえー! 戦王ー!」
「そのガキを斬り刻めェ!」
「殺せェェッ!!」
……自分が何をしたというのか、とデオドラは改めて嘆息した。
歴史改竄も甚だしい悔しさがあるが、何よりも、ここまで多くの人間の殺意が単一的に一人に集まるということが理解できなかった。
デオドラはセリアの言を思い出す。この国では、災厄の魔人を嫌忌するような教育が行き届いているとのことだ。事前に知っていたはずのことだが、実際に直面してみるとここまで奇妙なものなのか。
「……聞こえるか、お主へのソルセインの怒りが」
そう言うグレイシャの声音は挑発的だった。
「魔人よ! 死んだ程度で我らの恩讐から逃れられると思ったか!」
「生まれてこの方、争いや諍いから逃げたことはあるが、他人から逃げた覚えはないなぁ」
「フ、それでこそソルセインの最大悪! よかろう! ではワシがお主に誅を下そう!!」
グレイシャは大剣を構え、空気を凄ませる。漏れ出た闘志は人間の域を軽く超えており、視界が歪むほどの圧を含んでいた。ここまで剣呑な戦意を剥き出しにされては、デオドラも余裕を崩して真剣に戦いに臨まざるを得ない。
両手を自由に垂れ下げ、顎を引き相手を凝視し、腰を屈めて体勢を整える。歴戦の戦士なら当然の構えだった。それを見て、グレイシャは喜悦を孕んだ声音で叫んだ。
「我が名はグレイシャ! 王国次席の戦士である! さぁ、お主も早ぅ名乗れ!」
「形式ばったのは嫌いだよ。さっさと始めて終わらせよう」
「何だ、淡泊な奴であるな」
豪快な笑みを作る戦王。そして、
「では望み通り――先手必勝ォ!!」
巨躯が跳ねた。
等速直線運動のような軌道を描きながら、グレイシャは音速で疾駆する。瞬く間にデオドラの眼前に迫った戦王は、風圧の刃と共に大剣を振り下ろした。
デオドラはそれを難なく交わすも、驚異的な超速を静かに驚嘆する。
「成る程、次席って言うだけはあるらしい。……ところで開始の合図はどうした?」
「フ、ここでそんなものはない。闘技場に足を踏み入れた瞬間に決闘は開始だ」
「あ、そう」
一息入れたのも束の間、グレイシャからの追撃が始まる。
歩くだけでも重そうな身体をしているというのに、自分の身の丈の大きさの剣を軽々と振るい、流れるような連撃を繰り出すグレイシャは間違いなく優秀な戦士だった。千年前の世界でも十分に覇権を狙える力量がある。
デオドラは相手の剣筋を焦点に捕らえ、視界の端で身体の動きを観察する。目を凝らしている限りは、音を切り裂く剣撃も、合間を縫うような蹴り技も、最小限の挙動で容易に躱せる。ただし、攻勢に転じるとなると慎重にならざるを得なかった。
自分の力を証明するだけでは足りない。デオドラは、この決闘での自分の課題を正しく理解していた。
――適度に力を示すことで、デオドラの戦力を確認するというレイノールの目的を達成させ、
――更に表面上は敗北を装うことで、デオドラを憎む現代人からの反感を和らげる。
グレイシャを打破する気などは毛頭なかったのだ。確かに難しい課題ではあるが、相手の動きに慣れてしまえば自ずと最適解も見えてくるだろう。問題点を強いて挙げるとすれば、最初から負け戦と決まっている部分にある。
「屈辱的だなぁ……」
出来るだけ穏便に決闘を終了させるためとはいえ、意図的に敗北を装うのは気分が悪かった。彼にも人間として最小限度の意地とプライドはあるのだから。
忌々しそうに歯噛みしながらも、デオドラは回避の最中にグレイシャの攻撃を分析し、敗北への算段を立てていくのだった。
◇◆◇
王族専用の特別席で、レイノールは決闘の様子を眺めていた。
グレイシャの先攻に始まった戦いは、数キロ離れた場所にまで余波を届ける。大剣の薙ぎにより突風が吹き荒れ、双方の動きに空気が連動し、闘技場では軽い竜巻のような気流が発生していた。
しかし、攻撃を仕掛けているのは一貫してグレイシャのみである。デオドラは怒涛の連撃を捌くことに注力しており、その戦い方にとある護衛騎士が異を唱えた。
「魔人の奴、中々グレイシャの“誘い”に乗りませんね。慎重なのか臆病なのか、……完全に遊んでいるのか」
同じ豪勇の者であるからこそ察知できた違和感である。
レイノールは騎士の忍び声を黙過せず、含みのある言葉の意図を追求した。
「どういうことだ?」
「……先程から何度か、意図してグレイシャが隙を作っているのですが、魔人は全く攻勢をかけようとしないんですよ。通常、真面目に戦えばそんなことはあり得ません。まぁ、そこは隙を見せつけるグレイシャも同罪と言えますが」
息も忘れてしまうような別次元の戦いを見て、レイノールの眼にそんな怠慢は映らない。
が、彼にとって戦いの巧拙を判断するのは専門外だ。個人的な感想よりも、護衛騎士の指摘の方が的を射ていることだろう。
要するに、デオドラは手を抜いて戦っているのだと解釈したレイノールは、会場の歓声を撥ね退けるように喉が張り裂けんばかりの怒号を発した。
「――デオドラ! 真面目にやれ! 反撃しろ!」
この決闘は、デオドラの状態が正常かを調べるために開催されている。人類最強である彼の全力を、余すところなく把握することが困難だとしても、全力の一端くらいは開放して貰わなくては困るのだ。
デオドラは一瞬だけ横目でレイノールと視線を交わすが、その後、変わらぬ様子で勝負に戻る。レイノールは完全に自分が無視を決め込まれたと感じた。
「奴め……さてはセリアの躾が不十分だったな……?」
恥を呑んで頭まで下げたというのに、依然としてデオドラは従順な対応を示さない。
魔人の不満を買いたくないのは事実だ。万事を好調に進めるため、誰もが満足できる道を模索するのは合理的だった。しかし、聞き届けた命令を絶対順守するのは、レイノールの思う従順さの絶対条件だった。
反撃しろと言われれば直ちに望みの光景を描いてみせる。従属者として当然の行動である。デオドラはそれすら守れていない。
少しでも、デオドラを本気にさせる必要がある。加減を許さず、限りなく死力に近い部分まで解放させ、それを視認しなければならない。
となると手段は一つだった。
レイノールは流麗な動きで回避行動をとるデオドラに対し、地下牢で見せたように右手を翳す。
そして、
「――誅罰」
何の躊躇もなく、観戦席からロイヤルギアスを発動させた。
男の名はグレイシャ。この闘技場で二十五年間も数多の敵を屠り続け、戦王の異名を獲得した怪人である。
「――皆、覚えているか! ソルセイン史に残る最も忌まわしい災厄の記憶を!」
グレイシャの問いかけは会場を震わせる轟音となって鳴り響いた。
周囲の喧噪が一斉に静まり返り、全ての注目がグレイシャに集まる。
「我らは今日、怨嗟の歴史そのものと対峙する! 誉れ高き先祖の血が、犠牲になった勇者たちの声が、我らの血潮に復讐の火を灯す!」
グレイシャの声は観客を高揚させ、憎悪の念を激化させる。
「さぁ、ソルセインの真なる夜明けだ! この『戦王』グレイシャが、『災厄の魔人』デオドラ・ロイーゼを、諸君らの前で討ち果たしてくれよう!!」
『オオオォォォォォォォォォォォォォォォッッ!!』
会場の全ての人間が、熱狂し、発狂し、狂乱していた。
ソルセイン王国史に刻まれた絶対悪――デオドラ・ロイーゼは、ソルセイン人全ての恥であり、敵であり、仇である。彼の姿形も、為人も、何もかも憶測でしか知らない者でさえ、鮮度と純度の高い怨嗟をデオドラに向けている。
そして奇しくもその憎しみは、生きた『デオドラ・ロイーゼ』という実像を認識することで、より過激に加速した。
「……討ち果たす、ねぇ。ただの戦力測定じゃないのかよ、コレ。死ぬ覚悟も殺す覚悟もしてないんだが」
軽い口調で姿を現した青年の正体は言わずもがな。
グレイシャはデオドラの容貌を確認すると、舐めまわすように全身を観察し、最後に三日月形に口元を歪ませた。
「ほう。コレが魔人の面貌か。思ったよりも美丈夫で……何より若いな。千年前の暴虐をお主のような青年が引き起こしたと考えると、何と不気味なことか……」
「そういうアンタは普通に強そうだな」
二人が対面して立つ構図になって、グレイシャの肉体の雄々しさはより際立つ。デオドラも細身という訳ではないが、筋骨隆々の戦王と対峙することで、着衣の上からでも分かる筋肉量の差が歴然となった。
まるで岩肌である。人間の肉とは思えない鋼鉄の筋肉の塊が、烈火の如き覇気を纏っている。だからこそ、グレイシャが背負う大剣は身体との釣り合いが取れていた。
「……にしても、武器は卑怯じゃないか?」
「卑劣の代名詞であるお主がそれを言うか」
不名誉な称号を、肩をすくめて受け流すデオドラ。腹が立たない訳ではないが、ここで歴史の真偽を問う論争を繰り広げた所で勝ち目がないのは一目瞭然だ。
この勝負の舞台は、デオドラの勝利というシナリオを歓迎しない。
軽く周囲に目を走らせてみれば、残酷なほど克明に理解できるというものだ。
「やっちまえー! 戦王ー!」
「そのガキを斬り刻めェ!」
「殺せェェッ!!」
……自分が何をしたというのか、とデオドラは改めて嘆息した。
歴史改竄も甚だしい悔しさがあるが、何よりも、ここまで多くの人間の殺意が単一的に一人に集まるということが理解できなかった。
デオドラはセリアの言を思い出す。この国では、災厄の魔人を嫌忌するような教育が行き届いているとのことだ。事前に知っていたはずのことだが、実際に直面してみるとここまで奇妙なものなのか。
「……聞こえるか、お主へのソルセインの怒りが」
そう言うグレイシャの声音は挑発的だった。
「魔人よ! 死んだ程度で我らの恩讐から逃れられると思ったか!」
「生まれてこの方、争いや諍いから逃げたことはあるが、他人から逃げた覚えはないなぁ」
「フ、それでこそソルセインの最大悪! よかろう! ではワシがお主に誅を下そう!!」
グレイシャは大剣を構え、空気を凄ませる。漏れ出た闘志は人間の域を軽く超えており、視界が歪むほどの圧を含んでいた。ここまで剣呑な戦意を剥き出しにされては、デオドラも余裕を崩して真剣に戦いに臨まざるを得ない。
両手を自由に垂れ下げ、顎を引き相手を凝視し、腰を屈めて体勢を整える。歴戦の戦士なら当然の構えだった。それを見て、グレイシャは喜悦を孕んだ声音で叫んだ。
「我が名はグレイシャ! 王国次席の戦士である! さぁ、お主も早ぅ名乗れ!」
「形式ばったのは嫌いだよ。さっさと始めて終わらせよう」
「何だ、淡泊な奴であるな」
豪快な笑みを作る戦王。そして、
「では望み通り――先手必勝ォ!!」
巨躯が跳ねた。
等速直線運動のような軌道を描きながら、グレイシャは音速で疾駆する。瞬く間にデオドラの眼前に迫った戦王は、風圧の刃と共に大剣を振り下ろした。
デオドラはそれを難なく交わすも、驚異的な超速を静かに驚嘆する。
「成る程、次席って言うだけはあるらしい。……ところで開始の合図はどうした?」
「フ、ここでそんなものはない。闘技場に足を踏み入れた瞬間に決闘は開始だ」
「あ、そう」
一息入れたのも束の間、グレイシャからの追撃が始まる。
歩くだけでも重そうな身体をしているというのに、自分の身の丈の大きさの剣を軽々と振るい、流れるような連撃を繰り出すグレイシャは間違いなく優秀な戦士だった。千年前の世界でも十分に覇権を狙える力量がある。
デオドラは相手の剣筋を焦点に捕らえ、視界の端で身体の動きを観察する。目を凝らしている限りは、音を切り裂く剣撃も、合間を縫うような蹴り技も、最小限の挙動で容易に躱せる。ただし、攻勢に転じるとなると慎重にならざるを得なかった。
自分の力を証明するだけでは足りない。デオドラは、この決闘での自分の課題を正しく理解していた。
――適度に力を示すことで、デオドラの戦力を確認するというレイノールの目的を達成させ、
――更に表面上は敗北を装うことで、デオドラを憎む現代人からの反感を和らげる。
グレイシャを打破する気などは毛頭なかったのだ。確かに難しい課題ではあるが、相手の動きに慣れてしまえば自ずと最適解も見えてくるだろう。問題点を強いて挙げるとすれば、最初から負け戦と決まっている部分にある。
「屈辱的だなぁ……」
出来るだけ穏便に決闘を終了させるためとはいえ、意図的に敗北を装うのは気分が悪かった。彼にも人間として最小限度の意地とプライドはあるのだから。
忌々しそうに歯噛みしながらも、デオドラは回避の最中にグレイシャの攻撃を分析し、敗北への算段を立てていくのだった。
◇◆◇
王族専用の特別席で、レイノールは決闘の様子を眺めていた。
グレイシャの先攻に始まった戦いは、数キロ離れた場所にまで余波を届ける。大剣の薙ぎにより突風が吹き荒れ、双方の動きに空気が連動し、闘技場では軽い竜巻のような気流が発生していた。
しかし、攻撃を仕掛けているのは一貫してグレイシャのみである。デオドラは怒涛の連撃を捌くことに注力しており、その戦い方にとある護衛騎士が異を唱えた。
「魔人の奴、中々グレイシャの“誘い”に乗りませんね。慎重なのか臆病なのか、……完全に遊んでいるのか」
同じ豪勇の者であるからこそ察知できた違和感である。
レイノールは騎士の忍び声を黙過せず、含みのある言葉の意図を追求した。
「どういうことだ?」
「……先程から何度か、意図してグレイシャが隙を作っているのですが、魔人は全く攻勢をかけようとしないんですよ。通常、真面目に戦えばそんなことはあり得ません。まぁ、そこは隙を見せつけるグレイシャも同罪と言えますが」
息も忘れてしまうような別次元の戦いを見て、レイノールの眼にそんな怠慢は映らない。
が、彼にとって戦いの巧拙を判断するのは専門外だ。個人的な感想よりも、護衛騎士の指摘の方が的を射ていることだろう。
要するに、デオドラは手を抜いて戦っているのだと解釈したレイノールは、会場の歓声を撥ね退けるように喉が張り裂けんばかりの怒号を発した。
「――デオドラ! 真面目にやれ! 反撃しろ!」
この決闘は、デオドラの状態が正常かを調べるために開催されている。人類最強である彼の全力を、余すところなく把握することが困難だとしても、全力の一端くらいは開放して貰わなくては困るのだ。
デオドラは一瞬だけ横目でレイノールと視線を交わすが、その後、変わらぬ様子で勝負に戻る。レイノールは完全に自分が無視を決め込まれたと感じた。
「奴め……さてはセリアの躾が不十分だったな……?」
恥を呑んで頭まで下げたというのに、依然としてデオドラは従順な対応を示さない。
魔人の不満を買いたくないのは事実だ。万事を好調に進めるため、誰もが満足できる道を模索するのは合理的だった。しかし、聞き届けた命令を絶対順守するのは、レイノールの思う従順さの絶対条件だった。
反撃しろと言われれば直ちに望みの光景を描いてみせる。従属者として当然の行動である。デオドラはそれすら守れていない。
少しでも、デオドラを本気にさせる必要がある。加減を許さず、限りなく死力に近い部分まで解放させ、それを視認しなければならない。
となると手段は一つだった。
レイノールは流麗な動きで回避行動をとるデオドラに対し、地下牢で見せたように右手を翳す。
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