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54 弓を披露するはめに
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――あと数日で、辺境へと戻るという頃合いになった。
広々とした食堂でハイレリウスと二人で朝餉を摂るのも、両手で数えられる数になった。辺境での暮らしを思えばかなりの贅沢さでさすがに慣れるまではいかないが、それなりに落ち着いた心地で食事を楽しめている。
ずらりと卓の上に並ぶのは、肉や芋などの具がたっぷりの汁物と白麺麭に、卵と燻製肉をふんだんに使った料理と、葉野菜の盛り合わせ。そして甘く熟れた果物を飾り切りにしたもの。……適当に煮た野菜の汁物と黒麺麭が数切れというのが常だったシタンにしてみれば、かなり贅沢で盛り沢山だ。仮にこれと同じだけの料理を支度していたら、昼になってしまうし、出費が激し過ぎる。
……食事量が少ないのだろうなんて言われたが、帰ってから増やすのは無理だ。
しみじみとそう思いながらなるべく量を食べるようにしているが、いつも残してしまってハイレリウスに「もっと食べていいのに」と、果物を口に押し込まれたりする。
……気持ちは嬉しいが、強引な餌付けは勘弁してもらいたい……。
そんな朝餉の最中。
ハイレリウスが「ねえ、シタン。お願いがあるんだ」と、言い出した。
「へっ? なに」
「辺境へ帰る前に、君の弓を皆に披露したい」
「えっ。ええっ……!」
そういえば、都見物をした日にそんなことを言っていたのを、今更になって思い出した。まさか本当に人を招いて、矢を射るところを見せることになるとは。
「お、俺、そんなのしたことないよ。ひ、人に見せびらかすようなもんじゃないし……」
「いつものように的場で弓の練習をすれば良いだけのことだよ。私の恩人である君が、弓の名手だというのを皆に自慢したい」
「じ、自慢になるかなぁ……」
「なるとも」
力強く頷くハイレリウスに、それ以上はなにも言えなくなった。この流れは多分、拒否しても実行される流れだ。こうなったら、黙って大人しく弓の練習をして、さっさとその場から逃げ出すしかないだろう。
「何本か見せたら、俺、引っ込みますんで……」
「それで良いよ。彼らの話し相手まではさせないから。きっと疲れてしまうだろうからね」
「うん……。ハル様ならいいけど、他の貴族なんて怖そうだし」
「おや。私なら良いんだね。嬉しいことをいってくれる」
「だって、ハル様は優しくて安心できるから……」
そんな会話をしていると、ハイレリウスが口元を押さえてにやつきだした。
「そうか。私は優しくて安心できるんだね……。シタン、嬉しいよ」
大したことを言った覚えはないが、嬉しがられた。よく分からないが、「う、うん? まあ、嬉しいなら良いけど。だから、ハル様は貴族でも大丈夫だってことで」と、返すと急に「んんっ!」と、咳払いをしだした。何か喉につっかえたのだろう。
「……まあとにかく、よろしく頼んだよ」
「う、うん……。わかったよ……」
つい、はっきりと返事をしてしまった。やっぱり拒否なんてできない流れだった。美味しいと感じていた料理の味が、感じられなくなるほど気が重くなった。
――そして、その披露をする当日。
雨でも降れば良いのにと思っていたが、雲のほとんど浮いていない晴天に恵まれた。シタンに対して、神様は無慈悲らしい。屋敷の庭園にある的場の近くには、簡易な四阿や卓がいくつか設けられた。そこに集まったそれなりの人数の客に、料理人達がその場で作った料理や菓子、珍しい酒などを出している。いつもシタンの髪を弄り倒している侍女達が、給仕のために忙しく客の合間を行き来しているのも見えた。
まるで小さなお祭りの様相だった。貴族のやることは桁が違う。
「ハル様、なんか大事になってる気がするんですが」
「いやいや。小さな集まりだよ。友人や知人に、その家族くらいだから大したものではないんだ」
「……そうですか。これで……」
この日になるまでに、大事にしないで欲しいと何度か言ったのだが無駄だった。いい年をして、ぐれそうになりながらも弓の具合を確かめて、背負った矢筒にこれでもかと入れておいた矢のうちの一本を番える。
「ほんとに、何本か撃ったら逃げていいですよね……?」
改めて確認すると、「いいとも。遠慮なく逃げてくれ」くすくすと笑いながらハイレリウスは安心させるつもりなのかやんわりと背中を撫でてくる。……ちっとも落ち着かないが、それでも気は紛れた。
「さて、皆さん! 我が大恩人、辺境の狩人殿の腕をとくとご覧あれ!」
背中から手が離れた直後、ハイレリウスがどこぞの座長のように芝居が掛かった言い回しで声を張り上げた。
……恥ずかしいからやめて欲しい。
ざわざわと賑やかな声が周囲を取り巻くが、一度弓を構えると雑音は消えていく。
「……ふーっ……」
いつもより脈が速くなっている気がして、大きく息を吸い込んで的に意識を集めていく。
「よし……」
急激に意識が研ぎ澄まされていく。これなら、……いけそうだ。
ひゅっと、聞き馴染んだ風を切る矢羽根の音を聞きながら、次から次へと矢を放っていく。途切れなく、十本ほどの矢を撃ち終えると、皆が一様に感嘆の声を上げた。
五枚ほど並んでいる的の中央に、数本ずつ矢が突き刺さっている。外れは一本もない。
……緊張していた割には、上出来だ。
「さすがだね。やっぱりシタンは弓の名手だ」
ハイレリウスが肩を抱いて嬉しそうに褒めてくれた。周囲にいた人達からも、拍手や歓声が沸き上がる。こんな風に人から賞賛されることなど、今までになかったことだ。
「……このくらいできないと、獣は仕留められないから……」
照れ臭くなって緩く笑ってしまった。褒められるのは悪い気分ではないが、狩人ならできて当たり前と思っていただけに、不相応なことだとも思った。
「ほお。こんな腕を見せておいて、随分な謙遜だ。嫌味に聞こえてしまうくらいだな」
これで役目は終わったとばかりに、その場から逃げようと考えていた時。一人の若い貴族が近付いてきて、ハイレリウスに肩を抱かれたままでいたシタンの前に立った。
「趣向を少し変えよう。ただ、的を射るだけでは面白味がないからな」
ふわ、と酒の匂いがする。既に大分飲んでいるらしい。くるりと踵を返すと、おもむろに的のある藁壁の方へと歩いて行ってそこを背にしたかと思うと、どこから持ってきたのか拳ほどの大きさの赤い実を頭に乗せる。
「的は射れても、これは無理なんてことはないだろう? 物が変わっただけだ」
……この男はなんてことを言い出すのか。
「危ないですよ……。頭に当たったら怪我じゃ、済まない……」
「ははは! 辺境の狩人殿は意気地がないのだな。物語に出てくる名手のようにはいかないか」
的を射るのとは訳が違う。外す気はないが、万が一にも体に当たったらとんでもないことになる。自分が放つ矢がどれだけの威力があるかは、理解しているだけに恐ろしい。
「止さないか。的に射るのと、人に矢を射るのとが同じなはずがないだろう」
「同じではないですか。外さねば良いだけのこと。たかが頭に乗せた実ひとつ射るくらい、そこいらの芸人でもやることですよ。もしや、芸人よりも腕が劣るのでしょうかね?」
次第に雲行きが怪しくなってきた。
引く気がない男と、制止するハイレリウスのやり取りが険悪になっていく。周囲の空気も、和やかで楽し気な物から硬いものへと変わったのを感じた。酒を飲んで気が大きくなっているのか、言い放った本人はまったく変化に頓着していないようだ。
「彼の技量は、本物だ。劣ってなどいない」
「であれば、これしきの的など、容易いでしょう」
「容易いからと言って、みだりに危険を冒す必要はない」
「魔獣を仕留めたというのは、実は冗談でしたかな? でしたら無理にとは言わないですが」
赤らんだ顔で、なんとも粘着質な笑みを浮かべた男はひらひらと両手を頭の横で振った。幼稚な煽りだ。自分が意気地なしだと言われるのは別に構わないし、今更だ。だが、ハイレリウスが嘘をついたみたいな言い方をするのは許せない。あの男の口は軽そうだ。あちこちで言いふらしそうな気がする。
……それは駄目だ。
ハイレリウスは既に気分を悪くしているようだが、これ以上彼に嫌な思いをさせたくはない。人に向けて矢を放つのは確かに怖いが、的を外すことはしない。頭に乗せた実よりも上を狙えば良いだけのことだと、内心で自分に言い聞かせる。
「わ、わかりました」
「シタン……」
横合いから聞こえた咎めるように名を呼ぶ声に少し決心が鈍ったが、それでも肩を抱く腕を退けて矢を番える。「ハル様、大丈夫です。俺は外さない」と、硬い声音ではっきりと言い切ると、ハイレリウスは無言でそばを離れてくれた。
広々とした食堂でハイレリウスと二人で朝餉を摂るのも、両手で数えられる数になった。辺境での暮らしを思えばかなりの贅沢さでさすがに慣れるまではいかないが、それなりに落ち着いた心地で食事を楽しめている。
ずらりと卓の上に並ぶのは、肉や芋などの具がたっぷりの汁物と白麺麭に、卵と燻製肉をふんだんに使った料理と、葉野菜の盛り合わせ。そして甘く熟れた果物を飾り切りにしたもの。……適当に煮た野菜の汁物と黒麺麭が数切れというのが常だったシタンにしてみれば、かなり贅沢で盛り沢山だ。仮にこれと同じだけの料理を支度していたら、昼になってしまうし、出費が激し過ぎる。
……食事量が少ないのだろうなんて言われたが、帰ってから増やすのは無理だ。
しみじみとそう思いながらなるべく量を食べるようにしているが、いつも残してしまってハイレリウスに「もっと食べていいのに」と、果物を口に押し込まれたりする。
……気持ちは嬉しいが、強引な餌付けは勘弁してもらいたい……。
そんな朝餉の最中。
ハイレリウスが「ねえ、シタン。お願いがあるんだ」と、言い出した。
「へっ? なに」
「辺境へ帰る前に、君の弓を皆に披露したい」
「えっ。ええっ……!」
そういえば、都見物をした日にそんなことを言っていたのを、今更になって思い出した。まさか本当に人を招いて、矢を射るところを見せることになるとは。
「お、俺、そんなのしたことないよ。ひ、人に見せびらかすようなもんじゃないし……」
「いつものように的場で弓の練習をすれば良いだけのことだよ。私の恩人である君が、弓の名手だというのを皆に自慢したい」
「じ、自慢になるかなぁ……」
「なるとも」
力強く頷くハイレリウスに、それ以上はなにも言えなくなった。この流れは多分、拒否しても実行される流れだ。こうなったら、黙って大人しく弓の練習をして、さっさとその場から逃げ出すしかないだろう。
「何本か見せたら、俺、引っ込みますんで……」
「それで良いよ。彼らの話し相手まではさせないから。きっと疲れてしまうだろうからね」
「うん……。ハル様ならいいけど、他の貴族なんて怖そうだし」
「おや。私なら良いんだね。嬉しいことをいってくれる」
「だって、ハル様は優しくて安心できるから……」
そんな会話をしていると、ハイレリウスが口元を押さえてにやつきだした。
「そうか。私は優しくて安心できるんだね……。シタン、嬉しいよ」
大したことを言った覚えはないが、嬉しがられた。よく分からないが、「う、うん? まあ、嬉しいなら良いけど。だから、ハル様は貴族でも大丈夫だってことで」と、返すと急に「んんっ!」と、咳払いをしだした。何か喉につっかえたのだろう。
「……まあとにかく、よろしく頼んだよ」
「う、うん……。わかったよ……」
つい、はっきりと返事をしてしまった。やっぱり拒否なんてできない流れだった。美味しいと感じていた料理の味が、感じられなくなるほど気が重くなった。
――そして、その披露をする当日。
雨でも降れば良いのにと思っていたが、雲のほとんど浮いていない晴天に恵まれた。シタンに対して、神様は無慈悲らしい。屋敷の庭園にある的場の近くには、簡易な四阿や卓がいくつか設けられた。そこに集まったそれなりの人数の客に、料理人達がその場で作った料理や菓子、珍しい酒などを出している。いつもシタンの髪を弄り倒している侍女達が、給仕のために忙しく客の合間を行き来しているのも見えた。
まるで小さなお祭りの様相だった。貴族のやることは桁が違う。
「ハル様、なんか大事になってる気がするんですが」
「いやいや。小さな集まりだよ。友人や知人に、その家族くらいだから大したものではないんだ」
「……そうですか。これで……」
この日になるまでに、大事にしないで欲しいと何度か言ったのだが無駄だった。いい年をして、ぐれそうになりながらも弓の具合を確かめて、背負った矢筒にこれでもかと入れておいた矢のうちの一本を番える。
「ほんとに、何本か撃ったら逃げていいですよね……?」
改めて確認すると、「いいとも。遠慮なく逃げてくれ」くすくすと笑いながらハイレリウスは安心させるつもりなのかやんわりと背中を撫でてくる。……ちっとも落ち着かないが、それでも気は紛れた。
「さて、皆さん! 我が大恩人、辺境の狩人殿の腕をとくとご覧あれ!」
背中から手が離れた直後、ハイレリウスがどこぞの座長のように芝居が掛かった言い回しで声を張り上げた。
……恥ずかしいからやめて欲しい。
ざわざわと賑やかな声が周囲を取り巻くが、一度弓を構えると雑音は消えていく。
「……ふーっ……」
いつもより脈が速くなっている気がして、大きく息を吸い込んで的に意識を集めていく。
「よし……」
急激に意識が研ぎ澄まされていく。これなら、……いけそうだ。
ひゅっと、聞き馴染んだ風を切る矢羽根の音を聞きながら、次から次へと矢を放っていく。途切れなく、十本ほどの矢を撃ち終えると、皆が一様に感嘆の声を上げた。
五枚ほど並んでいる的の中央に、数本ずつ矢が突き刺さっている。外れは一本もない。
……緊張していた割には、上出来だ。
「さすがだね。やっぱりシタンは弓の名手だ」
ハイレリウスが肩を抱いて嬉しそうに褒めてくれた。周囲にいた人達からも、拍手や歓声が沸き上がる。こんな風に人から賞賛されることなど、今までになかったことだ。
「……このくらいできないと、獣は仕留められないから……」
照れ臭くなって緩く笑ってしまった。褒められるのは悪い気分ではないが、狩人ならできて当たり前と思っていただけに、不相応なことだとも思った。
「ほお。こんな腕を見せておいて、随分な謙遜だ。嫌味に聞こえてしまうくらいだな」
これで役目は終わったとばかりに、その場から逃げようと考えていた時。一人の若い貴族が近付いてきて、ハイレリウスに肩を抱かれたままでいたシタンの前に立った。
「趣向を少し変えよう。ただ、的を射るだけでは面白味がないからな」
ふわ、と酒の匂いがする。既に大分飲んでいるらしい。くるりと踵を返すと、おもむろに的のある藁壁の方へと歩いて行ってそこを背にしたかと思うと、どこから持ってきたのか拳ほどの大きさの赤い実を頭に乗せる。
「的は射れても、これは無理なんてことはないだろう? 物が変わっただけだ」
……この男はなんてことを言い出すのか。
「危ないですよ……。頭に当たったら怪我じゃ、済まない……」
「ははは! 辺境の狩人殿は意気地がないのだな。物語に出てくる名手のようにはいかないか」
的を射るのとは訳が違う。外す気はないが、万が一にも体に当たったらとんでもないことになる。自分が放つ矢がどれだけの威力があるかは、理解しているだけに恐ろしい。
「止さないか。的に射るのと、人に矢を射るのとが同じなはずがないだろう」
「同じではないですか。外さねば良いだけのこと。たかが頭に乗せた実ひとつ射るくらい、そこいらの芸人でもやることですよ。もしや、芸人よりも腕が劣るのでしょうかね?」
次第に雲行きが怪しくなってきた。
引く気がない男と、制止するハイレリウスのやり取りが険悪になっていく。周囲の空気も、和やかで楽し気な物から硬いものへと変わったのを感じた。酒を飲んで気が大きくなっているのか、言い放った本人はまったく変化に頓着していないようだ。
「彼の技量は、本物だ。劣ってなどいない」
「であれば、これしきの的など、容易いでしょう」
「容易いからと言って、みだりに危険を冒す必要はない」
「魔獣を仕留めたというのは、実は冗談でしたかな? でしたら無理にとは言わないですが」
赤らんだ顔で、なんとも粘着質な笑みを浮かべた男はひらひらと両手を頭の横で振った。幼稚な煽りだ。自分が意気地なしだと言われるのは別に構わないし、今更だ。だが、ハイレリウスが嘘をついたみたいな言い方をするのは許せない。あの男の口は軽そうだ。あちこちで言いふらしそうな気がする。
……それは駄目だ。
ハイレリウスは既に気分を悪くしているようだが、これ以上彼に嫌な思いをさせたくはない。人に向けて矢を放つのは確かに怖いが、的を外すことはしない。頭に乗せた実よりも上を狙えば良いだけのことだと、内心で自分に言い聞かせる。
「わ、わかりました」
「シタン……」
横合いから聞こえた咎めるように名を呼ぶ声に少し決心が鈍ったが、それでも肩を抱く腕を退けて矢を番える。「ハル様、大丈夫です。俺は外さない」と、硬い声音ではっきりと言い切ると、ハイレリウスは無言でそばを離れてくれた。
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