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零章。本編はもう少し待って
どうぞよろしく
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視界がだんだん戻ってくると、白いような黒いような、なんとも表現しにくい空間にいた。
「蓮也、少し目を伏せて。」
(人間なんかが見たら失礼とか?それとも目が潰れちゃうとか・・・?)
それはごめんなので、紅月に言われた通りに目線を落とす。
【ようこそ、お客さん。何も無いところだが、ゆっくりして行くといい。】
性別がわからない、不思議な声で話しかけられる。その姿は、目線を上げなければ確認できない。
「あ、ありがとうございます?」
疑問形になってしまったが、とりあえずお礼を言う。
「我が主、ご挨拶を。」
隣で紅月が恭しく傅き、その敬意は不思議な声の主に向けられている。
【苦労をかけるな、紅月。下界に行けぬゆえ、お前に頼るしかない。】
「いえ、主のお役に立てるのならばどこへでも参りましょう。」
【助かる。いずれ褒美をとらせよう。】
「勿体なきお言葉。」
主従関係だと、すぐに分かる。
(紅月さんの主・・・神様だよね・・・それか閻魔様?)
偉い方なのは間違いないから、粗相の無いようにじっとしていよう。
【さて、私は紅月が選んだこの童と話がしたい。】
こちらを向いた気がする。
いや、向いているのだろう。姿を見れないから分からないが。
「かしこまりました。では、私は席を外させていただきます。」
紅月が離れる気配がして戸惑う。
(待って待って待って!神様と二人っきりにしないで俺ちゃんとした礼儀とか知らないから粗相しちゃうかもしれないから怖いから逆鱗に触れたら俺間違いなく消し炭にされるから紅月さんとの約束守れなくなるから!)
「大丈夫、我が主は優しいお方だ。多少の粗相は許してくれるし、下手に畏まるよりは自然な方が気分を悪くされない。
私に接するように接していれば大丈夫だよ。」
頭に手を置かれ、少しだけ安心する。
が、紅月が離れるとまた緊張する。
(いやいやいや!やっぱり緊張するよ!紅月さんほんとにいなくなっちゃったし!だってどう考えても紅月さんより上の存在だろ?なんで異世界転生とかしたヤツらは平然と神様と喋れてたの!?なんなの!?心臓が鉄でできてるのか!?それとも所詮物語だからか!?少なくとも今の俺に平然としろなんて無理な話だよもう泣きたい怖い紅月さん助けてーーーー!!!!!!!)
【ははは、かなり緊張しているようだな。
何、人の子が粗相したところで怒ったりはせぬよ。そんなに狭い心では、神は務まらぬ。】
(そっか。このかたにとって俺は、有象無象の中の一つでしかなくて、なにかしようが取るに足らないことなんだ。)
【それに人の子は失敗するものと心得ている。楽にするといい。】
圧倒的な存在感に落ち着きはしないが、取り敢えず優しそうで安心する。
【む、そういえばこの状態では人の子は私を視認できないのだったな。】
目の前に光が集まって散ると、七実が立っている。だが、七実本人ではないとその存在感が物語っている。
【この女子は確か、お主の妹であったな?これなら畏まらなくてもよかろう。】
確かに、少しだけ親近感がわいた。
「ありがとうございます。えっと、その節はお世話になりました。」
七実を知っていることからして、七実を治してくれた神様だろうからお礼をする。
【よいよい。契約ができれば、あれくらいなら造作もない。その契約はこちらにも益がある。
たしか、うぇんうぇんだったかな?】
「多分それ、WIN-WINだと思います。」
【うむ、それだな。】
ちょっと横文字に弱そうな感じがして、ちょっとずつ緊張がほぐれてきた。
【そういえば自己紹介がまだだったな。
私は月読命。これからお主らが行く世界では、アトランシスと呼ばれている。お主には特別に、好きな名で呼ぶことを許可しよう。】
じっとこっちを見てきて、呼ばれるのを期待しているのだとわかる。相手は神様のはずなのだが、何故か犬の幻影が見えた。
(神様に犬とか、不遜もいいとこだよ・・・失礼しかない・・・)
「えっと、じゃあツクヨミ様・・・」
【ツクヨミさんがいい。】
「つ、ツクヨミさん。」
真顔で言われ、直ぐにいいなおす。
(神様の真顔は怖すぎ・・・)
【ふふ、悪くないな。】
ご満悦で何よりである。
「あ、俺は・・・」
【待て、名を言ってはならぬ。】
パッ、と手で制される。
【名とは、魂を位置付ける尊いものだ。そう簡単に口にしてはならぬ。神にその名を知られれば、決して帰ってくることは叶わない。】
「そ、そうなんですか?」
【そうだ。文字ならば取り返せるが、言葉は取り返せぬ。だから口にしてはならんのだ。
紅月とて、あれは真名・・・生まれ持った名では無い。“紅月”という名は、私がやつに与えた字だ。】
そういえば、紅月は真名の冠する名がなんとかって言っていた。全てを教えなかったのは、そういうことなのだろうか。
「そうだったんですね、気をつけます。
あと、聞きたいことがあるのですがいいですか?」
【ふむ、聞きたいこと?私が答えられる範囲ならば答えよう。】
「ありがとうございます。
あの、これから行く世界ってどういうことですか?俺は紅月さんに喰われるんじゃないんですか?」
【紅月に・・・?
あぁ、紅月は鬼だものな。鬼との契約の代償・・・ははは、勘違いしてしまうのも無理ないか。
紅月が人を食うことは無いよ。】
「えっ?」
【紅月は確かに鬼だが、私と従属の契約を結んでいる。故に、鬼である前に神の使いなのだ。】
(神の使い・・・天の使い・・・
あっ、だからアマノミツカイ・・・天御使なんだ!)
紅月が去り際に、七実にその名の一部を伝えたのは“天の使いだから心配するな、悪いようにはしない”という意味があったと知り、ようやく合点がいった。
【紅月は私の力を・・・月の光を浴びれば生きていける。水、食料すら必要ない。
まぁ、娯楽として楽しんでいるようだがな。】
「そうなんですか・・・じゃあ、俺の代償ってなんなんなんですか?紅月さんには《お前が欲しい》って言われたんですけど・・・。」
そう聞くと、ツクヨミは思わずと言ったふうに吹き出す。
【紅月もこれまた大胆な・・・間違ってはいないが勘違いされるのも無理ないぞ・・・
それは“お前がここで過ごすはずのあと何十年かを貰いたい”という意味だ。】
「な、何だかプロポーズみたいですね・・・」
【確かにそうだな。
まあ要するに、異世界に行って欲しい。】
頭がフリーズした。
To Be Continued・・・・・・
「蓮也、少し目を伏せて。」
(人間なんかが見たら失礼とか?それとも目が潰れちゃうとか・・・?)
それはごめんなので、紅月に言われた通りに目線を落とす。
【ようこそ、お客さん。何も無いところだが、ゆっくりして行くといい。】
性別がわからない、不思議な声で話しかけられる。その姿は、目線を上げなければ確認できない。
「あ、ありがとうございます?」
疑問形になってしまったが、とりあえずお礼を言う。
「我が主、ご挨拶を。」
隣で紅月が恭しく傅き、その敬意は不思議な声の主に向けられている。
【苦労をかけるな、紅月。下界に行けぬゆえ、お前に頼るしかない。】
「いえ、主のお役に立てるのならばどこへでも参りましょう。」
【助かる。いずれ褒美をとらせよう。】
「勿体なきお言葉。」
主従関係だと、すぐに分かる。
(紅月さんの主・・・神様だよね・・・それか閻魔様?)
偉い方なのは間違いないから、粗相の無いようにじっとしていよう。
【さて、私は紅月が選んだこの童と話がしたい。】
こちらを向いた気がする。
いや、向いているのだろう。姿を見れないから分からないが。
「かしこまりました。では、私は席を外させていただきます。」
紅月が離れる気配がして戸惑う。
(待って待って待って!神様と二人っきりにしないで俺ちゃんとした礼儀とか知らないから粗相しちゃうかもしれないから怖いから逆鱗に触れたら俺間違いなく消し炭にされるから紅月さんとの約束守れなくなるから!)
「大丈夫、我が主は優しいお方だ。多少の粗相は許してくれるし、下手に畏まるよりは自然な方が気分を悪くされない。
私に接するように接していれば大丈夫だよ。」
頭に手を置かれ、少しだけ安心する。
が、紅月が離れるとまた緊張する。
(いやいやいや!やっぱり緊張するよ!紅月さんほんとにいなくなっちゃったし!だってどう考えても紅月さんより上の存在だろ?なんで異世界転生とかしたヤツらは平然と神様と喋れてたの!?なんなの!?心臓が鉄でできてるのか!?それとも所詮物語だからか!?少なくとも今の俺に平然としろなんて無理な話だよもう泣きたい怖い紅月さん助けてーーーー!!!!!!!)
【ははは、かなり緊張しているようだな。
何、人の子が粗相したところで怒ったりはせぬよ。そんなに狭い心では、神は務まらぬ。】
(そっか。このかたにとって俺は、有象無象の中の一つでしかなくて、なにかしようが取るに足らないことなんだ。)
【それに人の子は失敗するものと心得ている。楽にするといい。】
圧倒的な存在感に落ち着きはしないが、取り敢えず優しそうで安心する。
【む、そういえばこの状態では人の子は私を視認できないのだったな。】
目の前に光が集まって散ると、七実が立っている。だが、七実本人ではないとその存在感が物語っている。
【この女子は確か、お主の妹であったな?これなら畏まらなくてもよかろう。】
確かに、少しだけ親近感がわいた。
「ありがとうございます。えっと、その節はお世話になりました。」
七実を知っていることからして、七実を治してくれた神様だろうからお礼をする。
【よいよい。契約ができれば、あれくらいなら造作もない。その契約はこちらにも益がある。
たしか、うぇんうぇんだったかな?】
「多分それ、WIN-WINだと思います。」
【うむ、それだな。】
ちょっと横文字に弱そうな感じがして、ちょっとずつ緊張がほぐれてきた。
【そういえば自己紹介がまだだったな。
私は月読命。これからお主らが行く世界では、アトランシスと呼ばれている。お主には特別に、好きな名で呼ぶことを許可しよう。】
じっとこっちを見てきて、呼ばれるのを期待しているのだとわかる。相手は神様のはずなのだが、何故か犬の幻影が見えた。
(神様に犬とか、不遜もいいとこだよ・・・失礼しかない・・・)
「えっと、じゃあツクヨミ様・・・」
【ツクヨミさんがいい。】
「つ、ツクヨミさん。」
真顔で言われ、直ぐにいいなおす。
(神様の真顔は怖すぎ・・・)
【ふふ、悪くないな。】
ご満悦で何よりである。
「あ、俺は・・・」
【待て、名を言ってはならぬ。】
パッ、と手で制される。
【名とは、魂を位置付ける尊いものだ。そう簡単に口にしてはならぬ。神にその名を知られれば、決して帰ってくることは叶わない。】
「そ、そうなんですか?」
【そうだ。文字ならば取り返せるが、言葉は取り返せぬ。だから口にしてはならんのだ。
紅月とて、あれは真名・・・生まれ持った名では無い。“紅月”という名は、私がやつに与えた字だ。】
そういえば、紅月は真名の冠する名がなんとかって言っていた。全てを教えなかったのは、そういうことなのだろうか。
「そうだったんですね、気をつけます。
あと、聞きたいことがあるのですがいいですか?」
【ふむ、聞きたいこと?私が答えられる範囲ならば答えよう。】
「ありがとうございます。
あの、これから行く世界ってどういうことですか?俺は紅月さんに喰われるんじゃないんですか?」
【紅月に・・・?
あぁ、紅月は鬼だものな。鬼との契約の代償・・・ははは、勘違いしてしまうのも無理ないか。
紅月が人を食うことは無いよ。】
「えっ?」
【紅月は確かに鬼だが、私と従属の契約を結んでいる。故に、鬼である前に神の使いなのだ。】
(神の使い・・・天の使い・・・
あっ、だからアマノミツカイ・・・天御使なんだ!)
紅月が去り際に、七実にその名の一部を伝えたのは“天の使いだから心配するな、悪いようにはしない”という意味があったと知り、ようやく合点がいった。
【紅月は私の力を・・・月の光を浴びれば生きていける。水、食料すら必要ない。
まぁ、娯楽として楽しんでいるようだがな。】
「そうなんですか・・・じゃあ、俺の代償ってなんなんなんですか?紅月さんには《お前が欲しい》って言われたんですけど・・・。」
そう聞くと、ツクヨミは思わずと言ったふうに吹き出す。
【紅月もこれまた大胆な・・・間違ってはいないが勘違いされるのも無理ないぞ・・・
それは“お前がここで過ごすはずのあと何十年かを貰いたい”という意味だ。】
「な、何だかプロポーズみたいですね・・・」
【確かにそうだな。
まあ要するに、異世界に行って欲しい。】
頭がフリーズした。
To Be Continued・・・・・・
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