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第10章 マムシの怨霊退治
3.井戸端会議にて候【後編】
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氏家卜全と、一鉄の話し合いの内容は様々であった。
最初に話題になったのは、明智光秀と改名した十兵衛が道三の嫡男義龍の直属の家来になった事である。
『光安殿が、明智家の家督を譲る前提で、殿に名を与えてくれと頼んだらしい・・』
卜全は、一鉄に注がれた|冷酒を一飲みする。
それから、用意されたシシャモの塩焼きを手で拾い上げて、豪快に頭からカブリついた。
『ワシは、その十兵衛、いや光秀を知っておるが・・』
『なかなかの胆力を持っている男じゃ・・あ奴が、義龍様の直臣になってくれた事・・』
『良き事じゃ、我ら美濃の衆が次代の義龍様の代を見据えて、一つになった証ではないか・・』
一鉄は、そう言いながら、空になった卜全の盃に新しい酒を注ぎながら、そう言った。
『・・・稲葉殿は、人が良いのう・・。ワシには、そうは見えん』
卜全は、注がれた酒を直ぐにクイッと飲み干し、もう一杯と言わんばかりに、飲み干した盃を。一鉄の前につきだした。
卜全の口調は、少し冷ややかな感じであったが、その態度から光秀の人事に対する事が不満である事が見て取れた。
『氏家殿、御不満みたいですが・・なにゆえに?』
『・・その光秀なる者、我らの動きを監視する密偵ではないかと、ワシは思っておる』
『お主も、殿の怖さを知っておろう。相手を油断させて、そして討つのじゃ』
『土岐家の皆様を懐柔し、名を変える度に出世し、気がつけば主を追い出し、自分がその位に座った方じゃぞ、気を抜いたら、ワシらも明日は我が身じゃ』
『・・・ワシは、アヤツが居る時は、本音は語らんつもりじゃ。我らが謀反するつもり等とと、殿に吹き込まれては、堪らんからな・・』
『まさか、考え過ぎじゃ、どうして、殿が義龍様と、親子で、争わなければならない』
『そんな事をする理由があるまい』
『殿は、権力を奪う事に、半生をかけた方じゃ、そのやっと手に入れたモノを・・容易く他の者に渡したくないのじゃよ』
『・・氏家殿、お主、考え過ぎじゃ、もしかしたら後、2,3年もしたら、すんなり、義龍様に家督を譲る事も有りえますぞ』
『・・・お主は、気軽じゃのう・・、まあ、ワシの考えすぎかもしれんが・・』
一鉄は、卜全の言葉を聞きながら、自分の悪い予感を打ち消す様に、卜全と同じように自分の盃を空けた。
そして一鉄は、軽く頭を左右に振り、卜全に提案する様に語りかけた。
『氏家殿、その話は其処迄じゃ、別の話題は無いかのう?』
『ワシは、暫く、殿の城へ出仕していないので、最近の城の状況が分らん』
『何か新しい話題があれば、教えてくれぬか・・・』
『ナイ、無い、大した話もない・・・・・』と言いかけた所で、卜全の表情が変わった。
『有った、有ったぞい、そう言えば、奇妙な事が・・・』
『奇妙な事?』
『龍重様の、孫四郎様の家来達がのう、数カ月前、流行り病で・・亡くなってしまったのよ』
『流行り病とは、怖い話じゃが、奇妙とは、どういう事じゃ?』
『ウムッ、死んだ家来の数は、10名足らず、ただ、死に方がのう・・』
『見つかった死体が、カラカラに干からびておったのじゃ・・』
『体中から、水分がなくなり、言葉は悪いが、まるで生気を搾り取られた、干物の様じゃった』
『??、それは、何ともムゴイ事じゃ』
『しかも、龍重様の傅役、木島殿も日を空けず、亡くなられた』
『その流行り病では無かったが、苦しんだ顔で亡くなっておった』
『まるで、心の臓を握りつぶされたような、苦悶に満ちた顔だったと聞いておる』
『原因が分からなかった事、そして一度に10名の者が同じ状況で命を落とした事から、流行り病と結論づけたが、城の者の中には、土岐頼純様の怨念ではないかと、怖がる者も多く・・』
『そして未だ続きがある、死んだ者達の家族も、その後、一ヵ月以内に全員消えてしまったのじゃ』
『城では、死んだ者達が蘇り、自分達の家族を黄泉の国へ一緒に連れて行ってしまったと、噂になっておる』
外の陽が落ち、茶室は蝋燭の灯りのみ、薄明かりの中で、深刻な表情でいう卜全は、まるで怪談話をする様な様子であった。
『それは、奇妙な事じゃ・・、孫四郎様も、さぞお気を落とされたよであろう・・』
『稲葉殿、それがそうでもないのじゃ・・』
『近習であった者達の死から、間を空けず、変な男を一人側近を傍に置いたのじゃ』
『変な男とは、妙に色白で、唇だけが紅をつけた様に赤いのじゃ・・』
『名は、確か、蘭丸とかもうしたか・・気味の悪い男じゃった』
『それからは、その男を重宝し、何処に行くにしてもその者と一緒なのじゃ』
『ワシも、数日前、孫四郎様をみたが、姿、形は昔のままなのだが、顔が妙に白くて・・』
『孫四、龍重様は元服したばかりじゃ、未だ若い』
『多感な時期に、その男にそそのかされて、わるい方向に
『その変な男の影響か、分らないが、とにかく今迄には、無かったご様子じゃ・・』
『まるで、死人の様じゃった・・』
『桜も早くに散った、何故か、ワシは妙な胸騒ぎがするのじゃ、稲葉殿』
『何か、この国に、良くない事が起きる前触れでは無いかと・・・』
『干からびた死体、生気を搾り取る、変な・・男』
『・・・・ウム・・』
『氏家殿、その話、もっと詳しく教えて下され・・』
一鉄も、卜全の言う話が気になり、改めて聞いた。
『ワシは、10歳まで寺で僧を目指し修業をした者』
『必要であれば、城へ赴き、厄払いの経くらいは、唱える事ができますので・・』
一鉄は、そう言ってはいたが、未だ卜全の言う話を半信半疑で聞いていた。
彼は、それから卜全の話を再び確認し、その内容を小坊主時代の師匠へ相談する書状を書き、送った。
一鉄の師匠、南泉寺の住職、快川 紹喜の元へ。
井戸端会議の内容が、美濃の国を揺るがす事件の幕開けになるとは、一鉄も思っていなかった。
最初に話題になったのは、明智光秀と改名した十兵衛が道三の嫡男義龍の直属の家来になった事である。
『光安殿が、明智家の家督を譲る前提で、殿に名を与えてくれと頼んだらしい・・』
卜全は、一鉄に注がれた|冷酒を一飲みする。
それから、用意されたシシャモの塩焼きを手で拾い上げて、豪快に頭からカブリついた。
『ワシは、その十兵衛、いや光秀を知っておるが・・』
『なかなかの胆力を持っている男じゃ・・あ奴が、義龍様の直臣になってくれた事・・』
『良き事じゃ、我ら美濃の衆が次代の義龍様の代を見据えて、一つになった証ではないか・・』
一鉄は、そう言いながら、空になった卜全の盃に新しい酒を注ぎながら、そう言った。
『・・・稲葉殿は、人が良いのう・・。ワシには、そうは見えん』
卜全は、注がれた酒を直ぐにクイッと飲み干し、もう一杯と言わんばかりに、飲み干した盃を。一鉄の前につきだした。
卜全の口調は、少し冷ややかな感じであったが、その態度から光秀の人事に対する事が不満である事が見て取れた。
『氏家殿、御不満みたいですが・・なにゆえに?』
『・・その光秀なる者、我らの動きを監視する密偵ではないかと、ワシは思っておる』
『お主も、殿の怖さを知っておろう。相手を油断させて、そして討つのじゃ』
『土岐家の皆様を懐柔し、名を変える度に出世し、気がつけば主を追い出し、自分がその位に座った方じゃぞ、気を抜いたら、ワシらも明日は我が身じゃ』
『・・・ワシは、アヤツが居る時は、本音は語らんつもりじゃ。我らが謀反するつもり等とと、殿に吹き込まれては、堪らんからな・・』
『まさか、考え過ぎじゃ、どうして、殿が義龍様と、親子で、争わなければならない』
『そんな事をする理由があるまい』
『殿は、権力を奪う事に、半生をかけた方じゃ、そのやっと手に入れたモノを・・容易く他の者に渡したくないのじゃよ』
『・・氏家殿、お主、考え過ぎじゃ、もしかしたら後、2,3年もしたら、すんなり、義龍様に家督を譲る事も有りえますぞ』
『・・・お主は、気軽じゃのう・・、まあ、ワシの考えすぎかもしれんが・・』
一鉄は、卜全の言葉を聞きながら、自分の悪い予感を打ち消す様に、卜全と同じように自分の盃を空けた。
そして一鉄は、軽く頭を左右に振り、卜全に提案する様に語りかけた。
『氏家殿、その話は其処迄じゃ、別の話題は無いかのう?』
『ワシは、暫く、殿の城へ出仕していないので、最近の城の状況が分らん』
『何か新しい話題があれば、教えてくれぬか・・・』
『ナイ、無い、大した話もない・・・・・』と言いかけた所で、卜全の表情が変わった。
『有った、有ったぞい、そう言えば、奇妙な事が・・・』
『奇妙な事?』
『龍重様の、孫四郎様の家来達がのう、数カ月前、流行り病で・・亡くなってしまったのよ』
『流行り病とは、怖い話じゃが、奇妙とは、どういう事じゃ?』
『ウムッ、死んだ家来の数は、10名足らず、ただ、死に方がのう・・』
『見つかった死体が、カラカラに干からびておったのじゃ・・』
『体中から、水分がなくなり、言葉は悪いが、まるで生気を搾り取られた、干物の様じゃった』
『??、それは、何ともムゴイ事じゃ』
『しかも、龍重様の傅役、木島殿も日を空けず、亡くなられた』
『その流行り病では無かったが、苦しんだ顔で亡くなっておった』
『まるで、心の臓を握りつぶされたような、苦悶に満ちた顔だったと聞いておる』
『原因が分からなかった事、そして一度に10名の者が同じ状況で命を落とした事から、流行り病と結論づけたが、城の者の中には、土岐頼純様の怨念ではないかと、怖がる者も多く・・』
『そして未だ続きがある、死んだ者達の家族も、その後、一ヵ月以内に全員消えてしまったのじゃ』
『城では、死んだ者達が蘇り、自分達の家族を黄泉の国へ一緒に連れて行ってしまったと、噂になっておる』
外の陽が落ち、茶室は蝋燭の灯りのみ、薄明かりの中で、深刻な表情でいう卜全は、まるで怪談話をする様な様子であった。
『それは、奇妙な事じゃ・・、孫四郎様も、さぞお気を落とされたよであろう・・』
『稲葉殿、それがそうでもないのじゃ・・』
『近習であった者達の死から、間を空けず、変な男を一人側近を傍に置いたのじゃ』
『変な男とは、妙に色白で、唇だけが紅をつけた様に赤いのじゃ・・』
『名は、確か、蘭丸とかもうしたか・・気味の悪い男じゃった』
『それからは、その男を重宝し、何処に行くにしてもその者と一緒なのじゃ』
『ワシも、数日前、孫四郎様をみたが、姿、形は昔のままなのだが、顔が妙に白くて・・』
『孫四、龍重様は元服したばかりじゃ、未だ若い』
『多感な時期に、その男にそそのかされて、わるい方向に
『その変な男の影響か、分らないが、とにかく今迄には、無かったご様子じゃ・・』
『まるで、死人の様じゃった・・』
『桜も早くに散った、何故か、ワシは妙な胸騒ぎがするのじゃ、稲葉殿』
『何か、この国に、良くない事が起きる前触れでは無いかと・・・』
『干からびた死体、生気を搾り取る、変な・・男』
『・・・・ウム・・』
『氏家殿、その話、もっと詳しく教えて下され・・』
一鉄も、卜全の言う話が気になり、改めて聞いた。
『ワシは、10歳まで寺で僧を目指し修業をした者』
『必要であれば、城へ赴き、厄払いの経くらいは、唱える事ができますので・・』
一鉄は、そう言ってはいたが、未だ卜全の言う話を半信半疑で聞いていた。
彼は、それから卜全の話を再び確認し、その内容を小坊主時代の師匠へ相談する書状を書き、送った。
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