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#8 装備を整えよう
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ギシ…とベッドが軋む。城で寝泊まりしていた時は、それはそれはフカフカの寝具に包まれながら寝ていた。しかし今は安宿。でもそれが何だか嬉しい。
こっちの世界に来て初めて自力でお金を稼いで、何とか宿に泊まれた。その満足感でルナは思わず笑みを溢す。
「う~ん、良く寝た!」
ぐぐっと背伸びをするとベッドから出て身支度を済ませる。この宿は一泊2食付きなので朝食を食べに食堂へと向かう。
昨日は遅くにチェックインしたので夕食は無かった。その代わり代金を少し安くしてもらえたのだ。流石はギルドオススメの宿。
食堂に着くと従業員が朝食を運んでくれる。鶏卵より少し大きい玉子で作られた目玉焼きが2つ。何の玉子だろうか?
ソーセージは3本。食べてみるとハーブの香りが口に広がる。
それにちょっとした付け合わせの野菜。あとは少し固めのロールパン。汁物は蜂蜜入りのミルクか野菜たっぷりのスープ、どちらかを選べる。
昨日の夜はリンゴ1つしか食べれなかったし、今日も食べられない可能性もあるので、野菜たっぷりのスープを選ぶ。
ゆっくりと時間をかけて食べれば、もうこれ以上入らない位お腹いっぱいになった。
残りのお金は大銅貨12枚。夕食を食べなかったから大銅貨2枚分おまけしてもらえてラッキーだ。
これである程度の冒険の支度を整えたい。
兎に角洋服だよね。流石に侍女の服で森をウロチョロしてたら怪しさ大爆発だし。
町を散策しながら服屋を探す。何件か回ったが、どこもお値段が…今のルナには手が出るような代物ではなかった。
どうするか…考えていると裏路地にひっそりと服屋がある。かなり年季の入った建物だ。見るだけならタダだし、と思いドアを開ける。
「いらっしゃい」
60代位だろうか?優しい笑顔の老女がルナを出迎えた。店内を見ると商品の数はかなり少ない。トルソーもなく、ハンガーに数着、洋服がかけてあるだけだ。
「ちょっと洋服を見させてもらってもいいですか?」
「どうぞ。遠慮なさらずに試着もご自由に。」
ありがとうと言い、ルナは洋服を見ていく。どれもこれも今まで見た服屋の服よりも可愛く、値段も安かった。
「こんなに可愛いのに、どうしてこんなに値段が安いんですか?」
「あらあら、ありがとう。私は趣味で洋服を作っているだけだから、本職で作っている方より縫製は勿論、丈夫さも敵わないからそのお値段なのよ」
「そうなんですか。見た感じ全然変わらないと思うんだけどなぁ。見る人が見たら分かるのかな?私はこっちのお店のデザインの方が可愛くて動きやすそうで好きだな」
「褒めてもらえて光栄だわ。気になるのがあれば是非試着してちょうだいね」
薄いブルーのワンピースを手に取る。胸元に小花柄の刺繍が施されていて可愛い。値段は大銅貨10枚。
でもこれを買ってしまうと残りのお金は大銅貨2枚。下着も欲しい。ワンピースを戻して下着を見に行くと、下着1枚で大銅貨1枚だ。
ワンピースと下着を1枚買って、残りの大銅貨1枚で携帯食料を買う…
ルナは暫し考える。すると老女から声をかけられた。
「お嬢さんは冒険者なのかしら?」
「あ、はい。まだ駆け出しですが」
「それなら私からの依頼を受けてくれない?」
「どういった依頼ですか?」
「森に生えている綿花を納品して欲しいの。ギルドを通さないからその分お礼は多く渡せると思うわ」
「本当ですか?是非受けさせて下さい!!」
「綿花の量を見て報酬を決めるけどいいかしら?その報酬で納得出来なければ、ギルドで綿花を買い取ってもらえるから、貴女にとっても悪くない依頼だと思うわ。あ、申し遅れたわね。私はリリー。貴女の名前は?」
「リリーさんですね。私はルナと申します。では早速これから行ってきますね!」
ルナはリリーに挨拶をすると早速森へと向かうのだった。
「クロードさーん!!クロードさーん!!出てきて下さーい!!」
どれだけ呼び掛けても反応は無い。
「クロードさーん!居ないんですねー?それじゃあレイト様にクロードさんが見当たらないんですが何処に居ますか?って聞きに行かないとなぁ」
ザッ…ザザザッ
ルナの目の前に不機嫌そうなクロードが現れる。
「最初から出てくればいいのに」
「私の任務は監…護衛だ。話し相手になる事ではない」
「あーはいはい。分かりましたから。取り敢えず綿花がどれか教えてくれれば監視するなり放置するなり好きにしてもらって結構ですから」
ルナの言葉にクロードは一瞬眉間に皺を寄せるが、スッと消えるとすぐに戻ってきた。手には白い綿がついた植物を持っていた。
「流石クロードさん!物知りですね。ありがとうございます!」
ルナはクロードから綿花を貰うとそれを見ながら森を散策する。
「おかしな娘だ…」
クロードはボソッと呟くと、また森の中へと消えていった。
綿花を摘みつつ、薬草も見つければついでに採取していく。薬草はギルドで換金するつもりだ。
今日は昨日のような失敗はしない。木に目印をつけていく。と、言ってもナイフも剣も持っていないので、木の根元にいらない雑草をこんもりと置いていくだけだが。
「ふんふ~ん」
結構な量になった所でルナは引き返す。昨日みたいに迷子になって途方に暮れるのはごめんだし、リリーに心配させるのも心苦しい。
目印を頼りに森を抜け、最初にギルドへと立ち寄り薬草を換金する。大銅貨10枚。片手間に採取したにしては上出来だ。
そのまま先程の服屋へと移動する。ドアを開けるとリリーは椅子に座り刺繍をしていた。
「ああ、無事で良かったわ。やっぱり女の子に森へ行かせるのは危ないかなと心配していたの」
「ご心配ありがとうございます。でも大丈夫です。沢山採ってこれましたよ!!」
ルナはアイテムボックスから大量の綿花を取り出す。10キロ位はありそうな綿花にリリーは顔を綻ばせた。
「助かるわ。ギルドで依頼しても受けてくれる冒険者は少ないし、手数料でかなり持っていかれるから。早速下処理しないと」
「下処理?」
「ええ。綿だけ必要だから茎と綿を分けるの」
「あ、じゃあそれもお手伝いしますよ。これだけの量になると大変でしょうし」
「あらまぁ良いのかしら!凄く助かるわ!」
リリーは綿と茎を分け、ルナは不要な茎を店の裏側まで運んで焼却炉へと入れる。綿を全て取り出した時には辺りはすっかり暗くなっていた。
「ありがとう。凄く助かったわ。今日はもう遅いし良かったら泊まっていって。勿論夕食もご馳走するわ」
「え、いいんですか?」
「勿論。今日は遅いから報酬は明日の朝に渡すわね」
「はい。ではお言葉に甘えさせて頂きます」
ルナとリリーは向かい合って食事をする。メニューは、シチューにパン、サラダである。食べながらとりとめのない話をする。
リリーの旦那さんは出稼ぎで帰って来るのは一年に2~3回、娘さんは遠くの国に住んでいる人に嫁いだとか。久々に誰かと食べるご飯はとっても美味しいと言われ、ルナの心は、じんわりと暖かくなるのだった。
「じゃあルナさん、報酬はこちらになるわ」
テーブルに置かれたのは中銀貨5枚。それにルナが昨日見ていたブルーのワンピース、色違いで薄いピンクのワンピース。そして下着が5セット。
肩掛けのバッグはチェリーピンクっぽい色合いで革製で出来ていた。
「あ、あのこんなに?」
「ええ。ワンピースと下着、バッグはおまけよ。もし時間があるなら、これからも時々依頼を受けて欲しいって願いを込めて」
「も、勿論です!!こんなに良くして頂いて、美味しいご飯も頂いて…お話もとっても楽しかったです!!」
「ルナさんの事は私の娘みたいだと思っているわ。…だから何か困った事があればいつでも相談にいらっしゃい」
「…はいっ!!」
こっちの世界に来て優しくしてくれた母のようなりにルナは感謝する。早速ブルーのワンピースに着替えるとバッグに荷物を詰め込んで支度をした。
「リリーさん、また来ますね!!勿論洋服も買いに!」
ルナの言葉にリリーは優しく頷くとルナを見送るのだった。
こっちの世界に来て初めて自力でお金を稼いで、何とか宿に泊まれた。その満足感でルナは思わず笑みを溢す。
「う~ん、良く寝た!」
ぐぐっと背伸びをするとベッドから出て身支度を済ませる。この宿は一泊2食付きなので朝食を食べに食堂へと向かう。
昨日は遅くにチェックインしたので夕食は無かった。その代わり代金を少し安くしてもらえたのだ。流石はギルドオススメの宿。
食堂に着くと従業員が朝食を運んでくれる。鶏卵より少し大きい玉子で作られた目玉焼きが2つ。何の玉子だろうか?
ソーセージは3本。食べてみるとハーブの香りが口に広がる。
それにちょっとした付け合わせの野菜。あとは少し固めのロールパン。汁物は蜂蜜入りのミルクか野菜たっぷりのスープ、どちらかを選べる。
昨日の夜はリンゴ1つしか食べれなかったし、今日も食べられない可能性もあるので、野菜たっぷりのスープを選ぶ。
ゆっくりと時間をかけて食べれば、もうこれ以上入らない位お腹いっぱいになった。
残りのお金は大銅貨12枚。夕食を食べなかったから大銅貨2枚分おまけしてもらえてラッキーだ。
これである程度の冒険の支度を整えたい。
兎に角洋服だよね。流石に侍女の服で森をウロチョロしてたら怪しさ大爆発だし。
町を散策しながら服屋を探す。何件か回ったが、どこもお値段が…今のルナには手が出るような代物ではなかった。
どうするか…考えていると裏路地にひっそりと服屋がある。かなり年季の入った建物だ。見るだけならタダだし、と思いドアを開ける。
「いらっしゃい」
60代位だろうか?優しい笑顔の老女がルナを出迎えた。店内を見ると商品の数はかなり少ない。トルソーもなく、ハンガーに数着、洋服がかけてあるだけだ。
「ちょっと洋服を見させてもらってもいいですか?」
「どうぞ。遠慮なさらずに試着もご自由に。」
ありがとうと言い、ルナは洋服を見ていく。どれもこれも今まで見た服屋の服よりも可愛く、値段も安かった。
「こんなに可愛いのに、どうしてこんなに値段が安いんですか?」
「あらあら、ありがとう。私は趣味で洋服を作っているだけだから、本職で作っている方より縫製は勿論、丈夫さも敵わないからそのお値段なのよ」
「そうなんですか。見た感じ全然変わらないと思うんだけどなぁ。見る人が見たら分かるのかな?私はこっちのお店のデザインの方が可愛くて動きやすそうで好きだな」
「褒めてもらえて光栄だわ。気になるのがあれば是非試着してちょうだいね」
薄いブルーのワンピースを手に取る。胸元に小花柄の刺繍が施されていて可愛い。値段は大銅貨10枚。
でもこれを買ってしまうと残りのお金は大銅貨2枚。下着も欲しい。ワンピースを戻して下着を見に行くと、下着1枚で大銅貨1枚だ。
ワンピースと下着を1枚買って、残りの大銅貨1枚で携帯食料を買う…
ルナは暫し考える。すると老女から声をかけられた。
「お嬢さんは冒険者なのかしら?」
「あ、はい。まだ駆け出しですが」
「それなら私からの依頼を受けてくれない?」
「どういった依頼ですか?」
「森に生えている綿花を納品して欲しいの。ギルドを通さないからその分お礼は多く渡せると思うわ」
「本当ですか?是非受けさせて下さい!!」
「綿花の量を見て報酬を決めるけどいいかしら?その報酬で納得出来なければ、ギルドで綿花を買い取ってもらえるから、貴女にとっても悪くない依頼だと思うわ。あ、申し遅れたわね。私はリリー。貴女の名前は?」
「リリーさんですね。私はルナと申します。では早速これから行ってきますね!」
ルナはリリーに挨拶をすると早速森へと向かうのだった。
「クロードさーん!!クロードさーん!!出てきて下さーい!!」
どれだけ呼び掛けても反応は無い。
「クロードさーん!居ないんですねー?それじゃあレイト様にクロードさんが見当たらないんですが何処に居ますか?って聞きに行かないとなぁ」
ザッ…ザザザッ
ルナの目の前に不機嫌そうなクロードが現れる。
「最初から出てくればいいのに」
「私の任務は監…護衛だ。話し相手になる事ではない」
「あーはいはい。分かりましたから。取り敢えず綿花がどれか教えてくれれば監視するなり放置するなり好きにしてもらって結構ですから」
ルナの言葉にクロードは一瞬眉間に皺を寄せるが、スッと消えるとすぐに戻ってきた。手には白い綿がついた植物を持っていた。
「流石クロードさん!物知りですね。ありがとうございます!」
ルナはクロードから綿花を貰うとそれを見ながら森を散策する。
「おかしな娘だ…」
クロードはボソッと呟くと、また森の中へと消えていった。
綿花を摘みつつ、薬草も見つければついでに採取していく。薬草はギルドで換金するつもりだ。
今日は昨日のような失敗はしない。木に目印をつけていく。と、言ってもナイフも剣も持っていないので、木の根元にいらない雑草をこんもりと置いていくだけだが。
「ふんふ~ん」
結構な量になった所でルナは引き返す。昨日みたいに迷子になって途方に暮れるのはごめんだし、リリーに心配させるのも心苦しい。
目印を頼りに森を抜け、最初にギルドへと立ち寄り薬草を換金する。大銅貨10枚。片手間に採取したにしては上出来だ。
そのまま先程の服屋へと移動する。ドアを開けるとリリーは椅子に座り刺繍をしていた。
「ああ、無事で良かったわ。やっぱり女の子に森へ行かせるのは危ないかなと心配していたの」
「ご心配ありがとうございます。でも大丈夫です。沢山採ってこれましたよ!!」
ルナはアイテムボックスから大量の綿花を取り出す。10キロ位はありそうな綿花にリリーは顔を綻ばせた。
「助かるわ。ギルドで依頼しても受けてくれる冒険者は少ないし、手数料でかなり持っていかれるから。早速下処理しないと」
「下処理?」
「ええ。綿だけ必要だから茎と綿を分けるの」
「あ、じゃあそれもお手伝いしますよ。これだけの量になると大変でしょうし」
「あらまぁ良いのかしら!凄く助かるわ!」
リリーは綿と茎を分け、ルナは不要な茎を店の裏側まで運んで焼却炉へと入れる。綿を全て取り出した時には辺りはすっかり暗くなっていた。
「ありがとう。凄く助かったわ。今日はもう遅いし良かったら泊まっていって。勿論夕食もご馳走するわ」
「え、いいんですか?」
「勿論。今日は遅いから報酬は明日の朝に渡すわね」
「はい。ではお言葉に甘えさせて頂きます」
ルナとリリーは向かい合って食事をする。メニューは、シチューにパン、サラダである。食べながらとりとめのない話をする。
リリーの旦那さんは出稼ぎで帰って来るのは一年に2~3回、娘さんは遠くの国に住んでいる人に嫁いだとか。久々に誰かと食べるご飯はとっても美味しいと言われ、ルナの心は、じんわりと暖かくなるのだった。
「じゃあルナさん、報酬はこちらになるわ」
テーブルに置かれたのは中銀貨5枚。それにルナが昨日見ていたブルーのワンピース、色違いで薄いピンクのワンピース。そして下着が5セット。
肩掛けのバッグはチェリーピンクっぽい色合いで革製で出来ていた。
「あ、あのこんなに?」
「ええ。ワンピースと下着、バッグはおまけよ。もし時間があるなら、これからも時々依頼を受けて欲しいって願いを込めて」
「も、勿論です!!こんなに良くして頂いて、美味しいご飯も頂いて…お話もとっても楽しかったです!!」
「ルナさんの事は私の娘みたいだと思っているわ。…だから何か困った事があればいつでも相談にいらっしゃい」
「…はいっ!!」
こっちの世界に来て優しくしてくれた母のようなりにルナは感謝する。早速ブルーのワンピースに着替えるとバッグに荷物を詰め込んで支度をした。
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