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9月2日
柳田図書館
しおりを挟むさて、気になる事もあったけれど・・・。
「着いたぞー!柳田図書館!」
「うん!」
柳田図書館。ここは町の中でみんなに愛されている地区53年の歴史ある施設だ。小さい頃から何度も来た事があるけれどまさかここで模試を受ける事になろうとは。
「いやー!緊張するな!」
「そうだね。でも今まで勉強して来たんだから大丈夫。」
ふと、そこで私は思った。
「原はなんで模試を受けようと思ったの?」
彼は超が付く程の大物ヤクザの癖に一体何を考えて無縁そうな模試を受けようと思ったのか。
「まあ、力試しかな。あとただ国会に行くんじゃつまらないし。」
「・・・えっ?そんだけ?」
「そんだけ。」
マジかよ。ていうか今こうしている間にも歩けばもっと早く国会に着くのに立派なタイムロスだろ。
「ねえ・・・今こうしてる間にも」
ガシャン!!!
「あっ、やべえ小型ピストル落とした。」
止めておこう。
間も無くすると模試のスタッフが中に誘導してくれた。中庭には最近話題になった遺伝子を組み替えて作った秋に咲くサクラが植えてあった。
「受験番号は何番ですか?」
「117番。」
「564番です。」
「では、こちらに案内しますね。」
そして私達はそれぞれの席に分かれた。あれっ?なんか周りから聞こえる・・・
うわ。
「やばいやばaいやばいやばいやばいやばいやばbいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいbやばいやばいやばいやばaいやばいやばいやばいやばいやばいやばいbやばいやばいやばいやばいyやばいやばいやばyいやばyいやばいbやばいやばyいやばいやばいやばいやばいやばいやばbいやばいやばいやばいやばいaやばいやばいやばいやばいやばいbやばいやばいやばaいやばいbやばいやばいやばいbやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばaいやばいやばいaやばいやばいやばいやばい」
「むりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむiりむりむりrむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりrむりむりむrりむりむりrむりむりむりむりむりむりむりむiりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむrりむりむりむりむりむrりむりむりiむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむりむriりむりむりiむりむりむりむりむりiむりむりむりむりむりむりむりむrりむりむり」
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な・・・なんか言いながら勉強してる!
ビビりながらも、自分も5分程最後の仕上げに取り掛かっていると試験監督が言った。
「はい、ではテキストをしまって筆記用具のみにして下さい。」
はーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはー
いろんなところから息を切らす音が・・・。
「それでは、カンニングなどの不正行為をしたら失格とし、外に出てもらいますので最後まで諦めずにみんなしっかり取り組んで下さい。」
心臓がえらくドキドキする。それと同時に周りの呼吸がどんどん荒くなる。
大丈夫、大丈夫。あんなに頑張って来たんだから。自分を信じていこう。いつも通りいこう。習ってない事は出るわけないんだから。
「それではよーい、」
私は身構える。
「はじめっ!」
よし、いくぞ!私はそれを表すかのように勢いよく解答用紙をめくった。
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