見切り教育

ラッキーセヴァン

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9月2日

配給

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9月2日 午後9時 図書館 ロビーにて

ワイワイ、ガヤガヤ・・・

さっきの態度とは嘘のように受験者達が友達と話しながら和やかに配給のうどんを食べている。まるで自治会でやる行事の締めみたいだ。

「まだまだおかわりありますからねー!あっ、そこのお姉さんもどんどん食べちゃってー!」

「あ、ありがとうございます・・・。」

配給のおばさんが私に言った。しかし、非常にその気持ちは嬉しいのだが到底食べる気になんかなれなかった。何故ならこいつがいるからだ。

「あら、そこの男前なお兄さん!うどんもっと食べちゃってよ!」

「あ、今は結構です。」

「えーそんなに遠慮しないでー!」

「本当に大丈夫なんで・・・。」

原だ。さっきトイレで歯向かって以来、ずっとテンションが低い。

確かに、正当防衛とはいえど明らかにやり過ぎた。でもいつまで経ってもこうやって拗ねているのはどうなのだろうか。

「・・・。」

お互い気まずいまま麺を啜る。全く味がしない。

ずっとこのままなのは嫌だな。私も言い過ぎたし。・・・謝ろう。

「あ・・・あの・・・」

「お前の言う通り俺も見落としてたとこ、あるな。」

「えっ?」

もっと怒っていたのかと思っていたのにここまでかしこまるなんて意外だ。

「経験だけで俺の価値観を押し付け過ぎてた。」

原が下を向く。

「俺にも昔は色々あったんだ。」

普段は能天気なこいつにもそんな事があったのか。こんな事を言ってしまったらアレだが何があったのか凄く気になる。
でも、非常に聞きづらい。

「・・・知りたいよな?」

「えっ!?あ!まあどっちでも!!」

しまった!見透かされてた!

「いいぜ。話してやる。俺の過去。」











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