見切り教育

ラッキーセヴァン

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9月3日

決意

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私と原は辛い光景を目にしてしまい、暫く体を動かす気力が湧かなかった。私達は重たい腰を入り口の段差に預ける。

「・・・結構しんどいな。これ。」

「うん・・・しんどいね。」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

ダンッ!!

「ど・・・どうしたんだよ急に!?地団駄なんか踏んで」

「いつまでこんな事が続くの!!?」

「・・・大丈夫だって。明後日の今頃には終わってるさ!」

「そんな事言っても死人だってどんどん出てるし、明日は私が死ぬかもしれない。」

「大丈夫だ!変な事しなければ死なねえよ!」

「いつ終わるとかそういう問題じゃ無いの!!模試会場滅茶苦茶にしたり感電死してみたり植木に放火してみたりさあ!!みんなバカだからって足引っ張りやがって!!」

「お、おい!落ち着けよ山口!今言ったってしょうがねえだろ!?」

「うるせえよおおおおお!!」

こんなのもう嫌だ。もうこいつとはやっていけない。

「こんな所で何をしてるんですか?」

突然、この図書館の男性スタッフに声を掛けられた。

「えっ?俺たちに何か用ですか?」

「用も何も!君達、模試受けに来たんじゃ無いの!?そろそろ中に入らないと受けられなくなっちゃうよ!?」

「「あああああっ!!」」

「やっべそうだった!」

「忘れてた!」

今朝からドタバタしていたせいですっかり忘れていた。そうだ。私達は即興模試を受けにわざわざここまでやって来たのだ。しかし・・・

「でも今日、やっぱり受けなくても良いかなあ。」

原はあまり乗り気では無い。それもそうだろう。あんな事があった後にいきなり「はい、模試を行います」と言われても受ける気にはなれないだろう。

「山口、お前はどうしたい?」

「・・・受けたい。」

「えっ?お前本当に大丈夫!?さっきまであんなに落ち込んでたのに!」

確かにそうだ。でも私には何としてでもやり遂げなければばいけない事がある。あの子の為にも。日本の為にも。

「・・・そうか。お前がそう言うんだったら一緒に受けるぜ!即興模試!」

原ぁ・・・!!

「ありがとう!!」

「よし!受けるんだね!ほらほら!もう中に入って!結構ギリギリだよ!?」

私と原は男性スタッフに連れられながら、この広い図書館の敷地内を全速力で走った。

必ずやり遂げてみせる。







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