見切り教育

ラッキーセヴァン

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9月3日

優艶高校

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私は恐怖の中、あの三人組に見つからない様に長机の下でじっと息を潜めていた。

「やっぱり私達は世界一いいい!!!」

「「「あーっはっはっはっは!!」」」

そいつらは私達に気付かずに大きな高笑いを上げている。これ関わったらダメなやつだ。

「ねえ、ここは危険だよ。やっぱり別の場所へ行こう。」

私は咄嗟に原に声を掛けた。しかし・・・

「あれっ?いない。」

さっきまで私の横にいたのに。どこ行ったのあいつ。

「イヤーッ!!何なんですのあなた!!」

えっ!?何?

急に三人組の一人の女子高生の悲鳴が聞こえた。私は机の下から様子を伺う。すると・・・

「なあなあ!その髪の毛どうなってんだ!?クリンクリンだな!」

「嫌ですわ!引っ張らないであそばせ!!」

「伊集院さぁん!」

「おいお前何をしている!」

何と原が長い髪をウェーブに巻いたお嬢様口調の女子高生の髪を弄くり回して遊んでいた。

「何してんだあ!!」

私は即座に机の下からシャシャシャと這い出た。

「おーす山口!こいつら案外悪い奴らじゃないぜ!お前も来いよ!」

「やだよ絶対怪しいじゃん!!周りの人達血だるまになってるし!!無傷なのそいつらだけ!!」

「ふふふっ。随分と感が鋭いお方ですわね。」

「いや・・・見ればわかるし・・・。」

「非常に気に入りましたわ。良いでしょう。教えてあげますわ。私達が何者なのかを。

私達三人組は日本国中で一番偏差値が高い超お金持ちのお坊っちゃま、お嬢様が通う私立高校、優艶高校の生徒。し・か・も!その中でも私達はトップ3に入る成績の持ち主なのですわ!」

おお!優艶高校といえば、卒業してすれば将来は億万長者が当たり前だと言われている事で有名な高校だ。しかもその中でトップ3とはエリート中のエリートじゃないか。

って!関心してる場合じゃない!

「どうして周りの人達は酷い怪我をしてるの?」

「そ・れ・は!



政府公認のウイルスを持っているからじゃああああああああああ!!

お二人方、行きますわよ!」

「えっ!?」

ドサッ!!

突然三人が私に向かって一気に飛び掛かってきた。私はその反動で仰向けに倒れる。

「死ねえ!!このまま死に晒せえ!!」

「きゃあああああああ!!」

お願い!誰か助けて!













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