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9月3日
理由
しおりを挟む「・・・うん?」
気が付いたら私は横になって倒れていた。どうやら怪我が祟ってしばらく意識を失ってしまっていたらしい。
私は思い頭を上げて立ち上がる。すると・・・
「うわっ!」
「離せ!!離さないと酷いぞ!!」
「ひっ・・・ぐすっ・・・ごめんなさい・・・」
何故か河野と澤田が縄で体をぐるぐる巻きにされていた。しかも澤田の頭には原の手からアイスノンが当てられている。
「ん?おー!起きたか山口!いやー、無事で良かったぜ!もうお前があんなになった時にはもうどうしようかと」
「ありがとう。」
「えっ?」
「原が助けに来てくれなかったら私今頃死んでた。」
「えっ?ああ、まあ、な。とにかく無事で良かったぜ!」
原こいつ本気で照れてるのか。可愛い奴め。
「それで?どうしてこんな真似をした?理由だって言わねえし!」
「ちっ・・・それは全部あいつの為なんだ!」
あいつの為。さっき澤田から聞いた言葉だ。
「こんな僕達よりも何百倍も優秀で何千倍も努力している伊集院を何としてでも勝たせたかったんだ!!僕達はさっきも言った様に日本で偏差値が高い高校生トップ3だ!でも見切り教育が始まってから今までやらなかった奴らが急に勉強し始めて!不安だったんだよ!」
「それじゃ理由にならねえだろ!!」
「うるせえ!!てめえらこれで俺達に勝ったつもりかよ!!俺達はウイルスを持ってるんだぞ?」
ウイルス。私は一瞬考えてはっとした。
「河野ぉ・・・もうやめようよぉ・・・」
澤田が泣きじゃくった。
「止める?じゃあお前は裏切り者だな。」
「ヒイッ!!」
河野の言葉を聞いた瞬間、澤田の顔がサッと青ざめた。
「ふふん、じゃあ早速・・・ウイルスでお前らの首を消してやるぜええええええええええええええええええ!!」
やばい!!殺される!!
「お止めなさい!!」
突然、聞き憶えのあるお嬢様口調が聞こえてきた。
「い・・・伊集院!?お前どうして!」
「伊集院ちん!」
「原さん、山口さん、ごめんなさい!全部私が悪いの!!」
私が悪い?
「・・・どういう事なのか説明してみろ。今までに何があったんだ。」
「それはね・・・」
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