16 / 57
第16話 ロストフ公爵の恋人探し
しおりを挟む
「まあ、公爵様、それでは閣下はこの国で恋人探しを?」
穏やかで品のいいハミルトン嬢が、笑いを含んだように聞こえる口調でロストフ公爵に尋ねた。
公爵はあからさまに笑って見せた。あまり品があるとは言えない。
「もちろん! もちろんですとも! 気に入った令嬢がいれば我が国にお迎えしたいと思っています」
「でも、公爵様におかれましては、ふさわしい家柄のご令嬢をお探しにならないといけませんわね」
「いやいや! 家柄なんぞより、大事なもんがあると私は思っているので!」
シルビア・ハミルトン嬢がせっせと家柄に話を誘導している理由は、公爵の視線の先にあった。
テーブルに着いた途端、公爵は一渡りその場にいた三人の令嬢の顔を眺めて品定めを始めた。同席していた男二人のことは完全無視である。
娘たちは固まった。
こんな不躾な目線に測定されたことはない。
髪の色、髪質から始まって、胸の形大きさ、腰の線まで、舐めるように観察していって、最後に彼の目はシャーロットの目で止まった。
そして、公爵はにっこりした。
「美しい!」
それからテーブルに身を乗り出すようにして、シャーロットに尋ねた。
「お名前は?」
お目に留まったシャーロットは真っ青になった。
シャーロットは貴族の娘ではない。
自国へ連れ帰ると言っているが、平民の娘では正妻にはならないだろう。愛妾がいいところだ。確かに贅沢三昧出来るのかもしれないが、彼女の家は富豪なのだ。自前で十分贅沢出来る。おそろしい北の田舎の国なんか行きたくなかった。
しかも、どうもこれまでの話の流れから言うと、この公爵はそんなこと理解できないらしい。
どうやら彼の国では、公爵の愛人になることは、平民の娘なら誰もが切望する名誉あるお話らしい。拒否られるとは夢にも思っていないようだ。
この話を断ったらどういう事態になるのか、シャーロットにはさっぱりわからなかった。
もともと商家の娘で、宮廷のような場所とは縁が遠い。それでも、愛想よく親しげな様子でありながら、公爵の無意識のうちにも威圧的な態度、自分の意見が通らない可能性など全く考えていないらしい様子から見て、拒否は爆弾を投げつけるようなものなのだと言うことだけは理解できた。
怖い。相手は未開の地として有名な、北の圧政的な国の王家の一員だ。
「お名前は?」
かさねて貴公子は聞いた。
「彼女は平民ですので、閣下に直接お応えできないのでございます」
シルビア・ハミルトン嬢がフォローした。
「かまわない。そんな礼儀作法など、気にしなくていい。なんと美しい目の色だ。さあ、名前を教えてください。あなたの家をお訪ねできるように」
できるなら、お訪ねしないでいただきたい。現在のところ、フレデリックだけで、すでに手いっぱいだ。
「……シャーロット・アン・マッキントッシュでございます」
シャーロットは震える声で答えた。
「シャルロッタ嬢ですね!」
公爵は嬉しそうに繰り返した。
「閣下、もうひとつ、お尋ねにならないといけないことがございますわ」
ハミルトン嬢が、にこやかに微笑みながら口をはさんだ。
「年齢ですか?」
「いえ。結婚されているかどうか」
「まさか! もう、結婚しているのですか?」
「……いえ」
シャーロットが震え声で答えた。
「婚約者がおりますのよ」
ハミルトン嬢はいかにも残念と言ったように公爵に教え、シャーロットに目で信号を送った。
フレデリックがいるではないか! 北の大地に送られてしまうのと、しばらく噂に悩まされるのと、どちらがましかと言われたら! それは、取り返しがつく方だ。
「つい先ごろ、婚約しました……」
消え入りそうな声で、シャーロットは答えた。
フレデリックと婚約しているなんて言いたくなかったが、たとえどんな貴公子でも、遠く離れた野蛮な国になど絶対に行きたくない。
フームと公爵は黙った。疑ったのである。
疑うのには理由があった。
これまで彼が気に入って声をかけた令嬢は、全員婚約者がいるか、既婚者だったのである。
ボードヒル子爵によると、
「さすが公爵はお目が高くていらっしゃる。美人で魅力的で、従って売れ行きのいい娘ばかりをキッチリお選びになるから、どうしてもそうなります」
とのことであるが、既婚者はとにかく、どの娘にも必ず婚約者がいるとはどういうわけだ。
今日出会ったこの娘はことのほか気に入った。しかも、とても若い。そんなに早く婚約者が決まっているとは思えない。
もしや嘘ではあるまいな? 同席している連中をジロリと一渡り見渡すと、全員が目を逸らした。
実のところ、さっきまで、シャーロットはフレデリックとの婚約の噂を否定しまくっていたのだ。
それが、どうして婚約者がいる話に急展開したのか、同席者は頭がついていかなかった。何しろ唐突過ぎる。それに相手は、王家の親戚で、北の帝国の大公爵である。ヘタなことを言ったら、外交問題になるかもしれない。全員が押し黙った。
「本当ですか?」
「もちろんですわ」
ハミルトン嬢はぬけぬけと答えた。
「婚約者の方のお名前は?」
公爵がいかにも疑っているといった様子で、シャーロットに向かって聞いた。
「え……っと、フレデリック・ヒューズと申します」
「じゃあ、どうして、今日婚約者はここへ来ていないの?」
シャーロットは狼狽した。
「私の国ではパーティに参加するときは、必ず婚約者が同伴します。どうして一人でパーティに参加するのか?」
「ちょっと、所用がございまして……」
「婚約者は本当に実在するのか? 私が目を向けた娘全員に、婚約者がいるなんておかしいだろう」
同席者の推測が確信に変わった。なるほど。そう言うわけか。みんな、何とかして逃れたくて婚約者がいると言い逃れをしたわけだな?
公爵の眉毛が寄ってきて、危険信号を発し始めた。
シャーロットは必死になった。
「……ちょっと、遅れてまいりますの。それだけのことですわ」
「本当かな? では、しばらく、あなたのそばに居させていただこう。そのフレデリックとやらが来なければ……」
全員が押し黙り、シャーロットは真っ青になった。フレデリックは絶対に来ない。そもそも招待されていない。
公爵がシャーロットを睨みつけた。沈黙がその場を支配した。
その時、シャーロットの肩に男の手が置かれ、冷静な声が響いた。
「フレデリックは私です」
全員が現れた男に目を注いだ。
ジャックだった。
穏やかで品のいいハミルトン嬢が、笑いを含んだように聞こえる口調でロストフ公爵に尋ねた。
公爵はあからさまに笑って見せた。あまり品があるとは言えない。
「もちろん! もちろんですとも! 気に入った令嬢がいれば我が国にお迎えしたいと思っています」
「でも、公爵様におかれましては、ふさわしい家柄のご令嬢をお探しにならないといけませんわね」
「いやいや! 家柄なんぞより、大事なもんがあると私は思っているので!」
シルビア・ハミルトン嬢がせっせと家柄に話を誘導している理由は、公爵の視線の先にあった。
テーブルに着いた途端、公爵は一渡りその場にいた三人の令嬢の顔を眺めて品定めを始めた。同席していた男二人のことは完全無視である。
娘たちは固まった。
こんな不躾な目線に測定されたことはない。
髪の色、髪質から始まって、胸の形大きさ、腰の線まで、舐めるように観察していって、最後に彼の目はシャーロットの目で止まった。
そして、公爵はにっこりした。
「美しい!」
それからテーブルに身を乗り出すようにして、シャーロットに尋ねた。
「お名前は?」
お目に留まったシャーロットは真っ青になった。
シャーロットは貴族の娘ではない。
自国へ連れ帰ると言っているが、平民の娘では正妻にはならないだろう。愛妾がいいところだ。確かに贅沢三昧出来るのかもしれないが、彼女の家は富豪なのだ。自前で十分贅沢出来る。おそろしい北の田舎の国なんか行きたくなかった。
しかも、どうもこれまでの話の流れから言うと、この公爵はそんなこと理解できないらしい。
どうやら彼の国では、公爵の愛人になることは、平民の娘なら誰もが切望する名誉あるお話らしい。拒否られるとは夢にも思っていないようだ。
この話を断ったらどういう事態になるのか、シャーロットにはさっぱりわからなかった。
もともと商家の娘で、宮廷のような場所とは縁が遠い。それでも、愛想よく親しげな様子でありながら、公爵の無意識のうちにも威圧的な態度、自分の意見が通らない可能性など全く考えていないらしい様子から見て、拒否は爆弾を投げつけるようなものなのだと言うことだけは理解できた。
怖い。相手は未開の地として有名な、北の圧政的な国の王家の一員だ。
「お名前は?」
かさねて貴公子は聞いた。
「彼女は平民ですので、閣下に直接お応えできないのでございます」
シルビア・ハミルトン嬢がフォローした。
「かまわない。そんな礼儀作法など、気にしなくていい。なんと美しい目の色だ。さあ、名前を教えてください。あなたの家をお訪ねできるように」
できるなら、お訪ねしないでいただきたい。現在のところ、フレデリックだけで、すでに手いっぱいだ。
「……シャーロット・アン・マッキントッシュでございます」
シャーロットは震える声で答えた。
「シャルロッタ嬢ですね!」
公爵は嬉しそうに繰り返した。
「閣下、もうひとつ、お尋ねにならないといけないことがございますわ」
ハミルトン嬢が、にこやかに微笑みながら口をはさんだ。
「年齢ですか?」
「いえ。結婚されているかどうか」
「まさか! もう、結婚しているのですか?」
「……いえ」
シャーロットが震え声で答えた。
「婚約者がおりますのよ」
ハミルトン嬢はいかにも残念と言ったように公爵に教え、シャーロットに目で信号を送った。
フレデリックがいるではないか! 北の大地に送られてしまうのと、しばらく噂に悩まされるのと、どちらがましかと言われたら! それは、取り返しがつく方だ。
「つい先ごろ、婚約しました……」
消え入りそうな声で、シャーロットは答えた。
フレデリックと婚約しているなんて言いたくなかったが、たとえどんな貴公子でも、遠く離れた野蛮な国になど絶対に行きたくない。
フームと公爵は黙った。疑ったのである。
疑うのには理由があった。
これまで彼が気に入って声をかけた令嬢は、全員婚約者がいるか、既婚者だったのである。
ボードヒル子爵によると、
「さすが公爵はお目が高くていらっしゃる。美人で魅力的で、従って売れ行きのいい娘ばかりをキッチリお選びになるから、どうしてもそうなります」
とのことであるが、既婚者はとにかく、どの娘にも必ず婚約者がいるとはどういうわけだ。
今日出会ったこの娘はことのほか気に入った。しかも、とても若い。そんなに早く婚約者が決まっているとは思えない。
もしや嘘ではあるまいな? 同席している連中をジロリと一渡り見渡すと、全員が目を逸らした。
実のところ、さっきまで、シャーロットはフレデリックとの婚約の噂を否定しまくっていたのだ。
それが、どうして婚約者がいる話に急展開したのか、同席者は頭がついていかなかった。何しろ唐突過ぎる。それに相手は、王家の親戚で、北の帝国の大公爵である。ヘタなことを言ったら、外交問題になるかもしれない。全員が押し黙った。
「本当ですか?」
「もちろんですわ」
ハミルトン嬢はぬけぬけと答えた。
「婚約者の方のお名前は?」
公爵がいかにも疑っているといった様子で、シャーロットに向かって聞いた。
「え……っと、フレデリック・ヒューズと申します」
「じゃあ、どうして、今日婚約者はここへ来ていないの?」
シャーロットは狼狽した。
「私の国ではパーティに参加するときは、必ず婚約者が同伴します。どうして一人でパーティに参加するのか?」
「ちょっと、所用がございまして……」
「婚約者は本当に実在するのか? 私が目を向けた娘全員に、婚約者がいるなんておかしいだろう」
同席者の推測が確信に変わった。なるほど。そう言うわけか。みんな、何とかして逃れたくて婚約者がいると言い逃れをしたわけだな?
公爵の眉毛が寄ってきて、危険信号を発し始めた。
シャーロットは必死になった。
「……ちょっと、遅れてまいりますの。それだけのことですわ」
「本当かな? では、しばらく、あなたのそばに居させていただこう。そのフレデリックとやらが来なければ……」
全員が押し黙り、シャーロットは真っ青になった。フレデリックは絶対に来ない。そもそも招待されていない。
公爵がシャーロットを睨みつけた。沈黙がその場を支配した。
その時、シャーロットの肩に男の手が置かれ、冷静な声が響いた。
「フレデリックは私です」
全員が現れた男に目を注いだ。
ジャックだった。
11
あなたにおすすめの小説
訳あり侯爵様に嫁いで白い結婚をした虐げられ姫が逃亡を目指した、その結果
柴野
恋愛
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。
彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。
しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われてしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。
「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」
逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。
あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。
しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。
気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……?
虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。
※小説家になろうに重複投稿しています。
隠れ蓑婚約者 ~了解です。貴方が王女殿下に相応しい地位を得るまで、ご協力申し上げます~
夏笆(なつは)
恋愛
ロブレス侯爵家のフィロメナの婚約者は、魔法騎士としてその名を馳せる公爵家の三男ベルトラン・カルビノ。
ふたりの婚約が整ってすぐ、フィロメナは王女マリルーより、自身とベルトランは昔からの恋仲だと打ち明けられる。
『ベルトランはね、あたくしに相応しい爵位を得ようと必死なのよ。でも時間がかかるでしょう?だからその間、隠れ蓑としての婚約者、よろしくね』
可愛い見た目に反するフィロメナを貶める言葉に衝撃を受けるも、フィロメナはベルトランにも確認をしようとして、機先を制するように『マリルー王女の警護があるので、君と夜会に行くことは出来ない。今後についても、マリルー王女の警護を優先する』と言われてしまう。
更に『俺が同行できない夜会には、出席しないでくれ』と言われ、その後に王女マリルーより『ベルトランがごめんなさいね。夜会で貴女と遭遇してしまったら、あたくしの気持ちが落ち着かないだろうって配慮なの』と聞かされ、自由にしようと決意する。
『俺が同行出来ない夜会には、出席しないでくれと言った』
『そんなのいつもじゃない!そんなことしていたら、若さが逃げちゃうわ!』
夜会の出席を巡ってベルトランと口論になるも、フィロメナにはどうしても夜会に行きたい理由があった。
それは、ベルトランと婚約破棄をしてもひとりで生きていけるよう、靴の事業を広めること。
そんな折、フィロメナは、ベルトランから、魔法騎士の特別訓練を受けることになったと聞かされる。
期間は一年。
厳しくはあるが、訓練を修了すればベルトランは伯爵位を得ることが出来、王女との婚姻も可能となる。
つまり、その時に婚約破棄されると理解したフィロメナは、会うことも出来ないと言われた訓練中の一年で、何とか自立しようと努力していくのだが、そもそもすべてがすれ違っていた・・・・・。
この物語は、互いにひと目で恋に落ちた筈のふたりが、言葉足らずや誤解、曲解を繰り返すうちに、とんでもないすれ違いを引き起こす、魔法騎士や魔獣も出て来るファンタジーです。
あらすじの内容と実際のお話では、順序が一致しない場合があります。
小説家になろうでも、掲載しています。
Hotランキング1位、ありがとうございます。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
【完結】引きこもりが異世界でお飾りの妻になったら「愛する事はない」と言った夫が溺愛してきて鬱陶しい。
千紫万紅
恋愛
男爵令嬢アイリスは15歳の若さで冷徹公爵と噂される男のお飾りの妻になり公爵家の領地に軟禁同然の生活を強いられる事になった。
だがその3年後、冷徹公爵ラファエルに突然王都に呼び出されたアイリスは「女性として愛するつもりは無いと」言っていた冷徹公爵に、「君とはこれから愛し合う夫婦になりたいと」宣言されて。
いやでも、貴方……美人な平民の恋人いませんでしたっけ……?
と、お飾りの妻生活を謳歌していた 引きこもり はとても嫌そうな顔をした。
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。
新婚初夜に『白い結婚にしてほしい』と言われたので論理的に詰めたら夫が泣きました
ささい
恋愛
「愛人がいるから、白い結婚にしてほしい」
政略結婚の初夜にそう告げた夫ルーファス。
妻カレンの反応は——
「それ、契約不履行ですよね?」
「あなたの感情論、論理的に破綻してますよ?」
泣き落としは通じない。
そして初夜の翌朝、夫は泣いていた。
逃げ道は全部塞がれ、気づけば毎日論破されていた。
これは、論破され続けた夫がなぜか幸せになる話。
悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?
いりん
恋愛
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「私は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる