50 / 57
第50話 サプライズ・パーティー
しおりを挟む
モンゴメリ卿の三日後のパーティはサプライズパーティだった。
渋るハミルトン嬢を説得したのだ。
「婚約披露のパーティだ」
とにかくモンゴメリ卿は嬉しそうだった。
「目立つのは嫌ですわ」
ハミルトン嬢はごねて、モンゴメリ卿を睨んだ。
「だって、ジャックやシャーロットの誤解を解かなきゃ。なんでも、ジャックがあなたに惚れ込んでると思われたらしいから」
卿は、ハミルトン嬢の顔を覗き込んだ。
「その誤解は解かなきゃ。あんなにシャーロット嬢に尽くしたジャックが気の毒だよ」
ジャックのことになると、途端にシルビア嬢の顔が緩んだ。
「どうして、ジャックにはあまいんだ」
「だって、かわいいじゃありませんか。シャーロット嬢に夢中なのですよ?」
俺だって、あなたに夢中だ。俺もかわいがられたい。
モンゴメリ卿はシルビア嬢に腕を回した。
どうしてか、あれほどまでに辣腕のシルビア嬢が、モンゴメリ卿に腕を回されると顔が赤くなるのだ。
言葉より、行動。
モンゴメリ卿は学習した。
ようやくシルビア嬢を手に入れられて、モンゴメリ卿は心浮き立った。
屋敷を改造して、妻を迎え入れる準備をしなくては。
家具や内装について彼女の意見を聞かねばならない。ああ、それより前に式を挙げねば。どんなドレスがいいんだろうか? 彼女のセンスは抜群だ。
だが、彼は、ジャックとシャーロットのことも忘れてはいなかった。
「誤解させたからね」
モンゴメリ卿はとてもおかしそうに婚約者に囁いた。
「何とかしなくては」
彼はシャーロット嬢とジャックに招待状を送った。
シルビア嬢はジャックに、モンゴメリ卿はシャーロット嬢にそれぞれ自筆でぜひ出席して欲しいと書き入れた。
パーティ当日のモンゴメリ卿ご自慢の庭園は、秋の日差しを浴びて輝くようだった。
参加者も晴れ晴れした様子だった。
もう、訳の分からない愛人狩りにおびえる必要はない。
「今となっては、おかしいばかりの珍騒動だったよ」
ボードヒル子爵がぼやいた。
「私は夜の街に詳しくなってしまった。場末のキャバレーだとか変な秘密の飲み屋だとか」
「なんで大国の公爵がそんな所ばかり行きたがるんだ」
「行ったことがないからだろう。わずかばかりの金を出せば、何でも言うことを聞いてくれる。自分の国にだってあるはずだ。でも、行きにくかったんだろうな。我々が外聞をはばかって行かないのと同じ理屈だ」
シルビア嬢はえらく恥ずかしそうにしていたが、モンゴメリ卿は片時もそばから離さなかった。
ロストフ公爵に偽の男爵令嬢を掴ませたと言う噂が流れていた。
黒幕はモンゴメリ卿ではないかとささやかれていて、彼は噂を打ち消すのに必死だった。
「本物だよ。立派な男爵家の令嬢だ」
モンゴメリ卿は噂を否定するのに必死だったが、彼の聞こえないところでヒソヒソと話は広がり、ニヤニヤ笑いと共に、
「あのバカ公爵に一杯食わせるとは大したものだ」
「本人は知らないなどとトボけているが、知らないフリして最高の効果だよ」
と、密かに大人気になっていた。
本当の立役者はハミルトン嬢なのだが、それも表立って言える話ではない。
それで、その噂を避けるモンゴメリ卿は、「すごくカッコいいことをしたのに、ちっともえらぶらないスマートなヤツ」とさらに男をあげた。
おかげでパーティは大盛況だった。
モンゴメリ卿はシルビア・ハミルトン嬢との婚約を披露した。
「ずっと長らく結婚を申し出ていたがようやく承諾してもらえた」
中年の婚約者たちだったが、幸せそうな様子はどこの誰にも引けを取らなかった。
参加者は彼らの結婚を祝福して、シルビア嬢は真っ赤になっていたし、モンゴメリ卿はこれまで見たこともないくらい陽気だった。
そして、パーティの片隅では、ジャックがじっとりとシャーロットを追い詰めていた。
「好きなのはあなただと言いましたよね」
シャーロットは黙っていた。疑ったのは、シャーロットの方だ。
「シルビア嬢は僕よりずっと年上で、どうしたらあなたに振り向いてもらえるか相談していただけなんだ。僕のことなんか問題にもしてない。わかっていただけましたよね?」
シャーロットとジャックは、1メートルくらい感覚をあけてぎごちなく話していた。
シャーロットは紗のリボンがあちこちに着いた青のドレスを着て、とてもかわいらしかった。可愛すぎる。でも、ジャックは抵抗した。
「それで、返事をしてもらえる?」
彼はかなりぶっきらぼうに聞いた。
「なんの?」
「僕を嫌いですか? 誰か好きな人がいるのですか?」
彼女は下を向いた。
「デビューした最初の仮面舞踏会に、とてもすてきな男性がいたの」
ジャックは黙った。
「ああ。そう。でも、名前も知らないんだろ?」
「いいえ。知ってるわ」
「誰だよ。名乗ったのか」
「いいえ。そうじゃなくて、その人は仮面を外して顔を見せてくれたから」
「……顔は知っているけど、名前を知らない訳か。向こうはシャーロット嬢だって、知ってるの?」
「知らないらしいわね」
「仮面舞踏会でわざわざ仮面を取って見せるだなんて、よっぽど顔に自信があるやつだな」
ジャックは軽蔑したように言った。どんなチャラ男だ。
「水を飲むために取ったのよ。邪魔だったらしいわ。でも、私もそんな気がしてきたわ。ひどいうぬぼれ屋かも知れない。しかも、見られていることを知って、ひもを緩めるだなんて」
ジャックは瞬きした。
思い出した。
気が付いた。
「ずっと好きだったのよ。ずいぶん自分に自信があるんだなと思ったわ。大人の自信なんだなって、その時は思いました。私ではとても手が届かないと」
「シャーロット!」
ジャックは何と言っていいかわからなかった。
相当、恥ずかしい。
1メートルの間隔を縮めないと、きっとこの恥ずかしさは一生付きまとう。
ジャックは一歩前に足を踏み出した。
「シャーロット……」
手をつかまえて、腕を取り、体をつかんだ。
「ピアで本当はいつもこうしたかった」
シャーロットは真っ赤になってされるがままになっていた。
「結婚して……ずっと一緒にいてくれる?」
その日、二人は、モンゴメリ卿とシルビア嬢が一生懸命趣向を凝らしたパーティのイベントなんか全然覚えていなかった。
もっとも、のちになってそれを聞いたモンゴメリ卿夫妻は、大笑いしただけだった。
渋るハミルトン嬢を説得したのだ。
「婚約披露のパーティだ」
とにかくモンゴメリ卿は嬉しそうだった。
「目立つのは嫌ですわ」
ハミルトン嬢はごねて、モンゴメリ卿を睨んだ。
「だって、ジャックやシャーロットの誤解を解かなきゃ。なんでも、ジャックがあなたに惚れ込んでると思われたらしいから」
卿は、ハミルトン嬢の顔を覗き込んだ。
「その誤解は解かなきゃ。あんなにシャーロット嬢に尽くしたジャックが気の毒だよ」
ジャックのことになると、途端にシルビア嬢の顔が緩んだ。
「どうして、ジャックにはあまいんだ」
「だって、かわいいじゃありませんか。シャーロット嬢に夢中なのですよ?」
俺だって、あなたに夢中だ。俺もかわいがられたい。
モンゴメリ卿はシルビア嬢に腕を回した。
どうしてか、あれほどまでに辣腕のシルビア嬢が、モンゴメリ卿に腕を回されると顔が赤くなるのだ。
言葉より、行動。
モンゴメリ卿は学習した。
ようやくシルビア嬢を手に入れられて、モンゴメリ卿は心浮き立った。
屋敷を改造して、妻を迎え入れる準備をしなくては。
家具や内装について彼女の意見を聞かねばならない。ああ、それより前に式を挙げねば。どんなドレスがいいんだろうか? 彼女のセンスは抜群だ。
だが、彼は、ジャックとシャーロットのことも忘れてはいなかった。
「誤解させたからね」
モンゴメリ卿はとてもおかしそうに婚約者に囁いた。
「何とかしなくては」
彼はシャーロット嬢とジャックに招待状を送った。
シルビア嬢はジャックに、モンゴメリ卿はシャーロット嬢にそれぞれ自筆でぜひ出席して欲しいと書き入れた。
パーティ当日のモンゴメリ卿ご自慢の庭園は、秋の日差しを浴びて輝くようだった。
参加者も晴れ晴れした様子だった。
もう、訳の分からない愛人狩りにおびえる必要はない。
「今となっては、おかしいばかりの珍騒動だったよ」
ボードヒル子爵がぼやいた。
「私は夜の街に詳しくなってしまった。場末のキャバレーだとか変な秘密の飲み屋だとか」
「なんで大国の公爵がそんな所ばかり行きたがるんだ」
「行ったことがないからだろう。わずかばかりの金を出せば、何でも言うことを聞いてくれる。自分の国にだってあるはずだ。でも、行きにくかったんだろうな。我々が外聞をはばかって行かないのと同じ理屈だ」
シルビア嬢はえらく恥ずかしそうにしていたが、モンゴメリ卿は片時もそばから離さなかった。
ロストフ公爵に偽の男爵令嬢を掴ませたと言う噂が流れていた。
黒幕はモンゴメリ卿ではないかとささやかれていて、彼は噂を打ち消すのに必死だった。
「本物だよ。立派な男爵家の令嬢だ」
モンゴメリ卿は噂を否定するのに必死だったが、彼の聞こえないところでヒソヒソと話は広がり、ニヤニヤ笑いと共に、
「あのバカ公爵に一杯食わせるとは大したものだ」
「本人は知らないなどとトボけているが、知らないフリして最高の効果だよ」
と、密かに大人気になっていた。
本当の立役者はハミルトン嬢なのだが、それも表立って言える話ではない。
それで、その噂を避けるモンゴメリ卿は、「すごくカッコいいことをしたのに、ちっともえらぶらないスマートなヤツ」とさらに男をあげた。
おかげでパーティは大盛況だった。
モンゴメリ卿はシルビア・ハミルトン嬢との婚約を披露した。
「ずっと長らく結婚を申し出ていたがようやく承諾してもらえた」
中年の婚約者たちだったが、幸せそうな様子はどこの誰にも引けを取らなかった。
参加者は彼らの結婚を祝福して、シルビア嬢は真っ赤になっていたし、モンゴメリ卿はこれまで見たこともないくらい陽気だった。
そして、パーティの片隅では、ジャックがじっとりとシャーロットを追い詰めていた。
「好きなのはあなただと言いましたよね」
シャーロットは黙っていた。疑ったのは、シャーロットの方だ。
「シルビア嬢は僕よりずっと年上で、どうしたらあなたに振り向いてもらえるか相談していただけなんだ。僕のことなんか問題にもしてない。わかっていただけましたよね?」
シャーロットとジャックは、1メートルくらい感覚をあけてぎごちなく話していた。
シャーロットは紗のリボンがあちこちに着いた青のドレスを着て、とてもかわいらしかった。可愛すぎる。でも、ジャックは抵抗した。
「それで、返事をしてもらえる?」
彼はかなりぶっきらぼうに聞いた。
「なんの?」
「僕を嫌いですか? 誰か好きな人がいるのですか?」
彼女は下を向いた。
「デビューした最初の仮面舞踏会に、とてもすてきな男性がいたの」
ジャックは黙った。
「ああ。そう。でも、名前も知らないんだろ?」
「いいえ。知ってるわ」
「誰だよ。名乗ったのか」
「いいえ。そうじゃなくて、その人は仮面を外して顔を見せてくれたから」
「……顔は知っているけど、名前を知らない訳か。向こうはシャーロット嬢だって、知ってるの?」
「知らないらしいわね」
「仮面舞踏会でわざわざ仮面を取って見せるだなんて、よっぽど顔に自信があるやつだな」
ジャックは軽蔑したように言った。どんなチャラ男だ。
「水を飲むために取ったのよ。邪魔だったらしいわ。でも、私もそんな気がしてきたわ。ひどいうぬぼれ屋かも知れない。しかも、見られていることを知って、ひもを緩めるだなんて」
ジャックは瞬きした。
思い出した。
気が付いた。
「ずっと好きだったのよ。ずいぶん自分に自信があるんだなと思ったわ。大人の自信なんだなって、その時は思いました。私ではとても手が届かないと」
「シャーロット!」
ジャックは何と言っていいかわからなかった。
相当、恥ずかしい。
1メートルの間隔を縮めないと、きっとこの恥ずかしさは一生付きまとう。
ジャックは一歩前に足を踏み出した。
「シャーロット……」
手をつかまえて、腕を取り、体をつかんだ。
「ピアで本当はいつもこうしたかった」
シャーロットは真っ赤になってされるがままになっていた。
「結婚して……ずっと一緒にいてくれる?」
その日、二人は、モンゴメリ卿とシルビア嬢が一生懸命趣向を凝らしたパーティのイベントなんか全然覚えていなかった。
もっとも、のちになってそれを聞いたモンゴメリ卿夫妻は、大笑いしただけだった。
11
あなたにおすすめの小説
訳あり侯爵様に嫁いで白い結婚をした虐げられ姫が逃亡を目指した、その結果
柴野
恋愛
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。
彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。
しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われてしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。
「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」
逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。
あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。
しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。
気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……?
虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。
※小説家になろうに重複投稿しています。
隠れ蓑婚約者 ~了解です。貴方が王女殿下に相応しい地位を得るまで、ご協力申し上げます~
夏笆(なつは)
恋愛
ロブレス侯爵家のフィロメナの婚約者は、魔法騎士としてその名を馳せる公爵家の三男ベルトラン・カルビノ。
ふたりの婚約が整ってすぐ、フィロメナは王女マリルーより、自身とベルトランは昔からの恋仲だと打ち明けられる。
『ベルトランはね、あたくしに相応しい爵位を得ようと必死なのよ。でも時間がかかるでしょう?だからその間、隠れ蓑としての婚約者、よろしくね』
可愛い見た目に反するフィロメナを貶める言葉に衝撃を受けるも、フィロメナはベルトランにも確認をしようとして、機先を制するように『マリルー王女の警護があるので、君と夜会に行くことは出来ない。今後についても、マリルー王女の警護を優先する』と言われてしまう。
更に『俺が同行できない夜会には、出席しないでくれ』と言われ、その後に王女マリルーより『ベルトランがごめんなさいね。夜会で貴女と遭遇してしまったら、あたくしの気持ちが落ち着かないだろうって配慮なの』と聞かされ、自由にしようと決意する。
『俺が同行出来ない夜会には、出席しないでくれと言った』
『そんなのいつもじゃない!そんなことしていたら、若さが逃げちゃうわ!』
夜会の出席を巡ってベルトランと口論になるも、フィロメナにはどうしても夜会に行きたい理由があった。
それは、ベルトランと婚約破棄をしてもひとりで生きていけるよう、靴の事業を広めること。
そんな折、フィロメナは、ベルトランから、魔法騎士の特別訓練を受けることになったと聞かされる。
期間は一年。
厳しくはあるが、訓練を修了すればベルトランは伯爵位を得ることが出来、王女との婚姻も可能となる。
つまり、その時に婚約破棄されると理解したフィロメナは、会うことも出来ないと言われた訓練中の一年で、何とか自立しようと努力していくのだが、そもそもすべてがすれ違っていた・・・・・。
この物語は、互いにひと目で恋に落ちた筈のふたりが、言葉足らずや誤解、曲解を繰り返すうちに、とんでもないすれ違いを引き起こす、魔法騎士や魔獣も出て来るファンタジーです。
あらすじの内容と実際のお話では、順序が一致しない場合があります。
小説家になろうでも、掲載しています。
Hotランキング1位、ありがとうございます。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
【完結】引きこもりが異世界でお飾りの妻になったら「愛する事はない」と言った夫が溺愛してきて鬱陶しい。
千紫万紅
恋愛
男爵令嬢アイリスは15歳の若さで冷徹公爵と噂される男のお飾りの妻になり公爵家の領地に軟禁同然の生活を強いられる事になった。
だがその3年後、冷徹公爵ラファエルに突然王都に呼び出されたアイリスは「女性として愛するつもりは無いと」言っていた冷徹公爵に、「君とはこれから愛し合う夫婦になりたいと」宣言されて。
いやでも、貴方……美人な平民の恋人いませんでしたっけ……?
と、お飾りの妻生活を謳歌していた 引きこもり はとても嫌そうな顔をした。
傷付いた騎士なんて要らないと妹は言った~残念ながら、変わってしまった関係は元には戻りません~
キョウキョウ
恋愛
ディアヌ・モリエールの妹であるエレーヌ・モリエールは、とてもワガママな性格だった。
両親もエレーヌの意見や行動を第一に優先して、姉であるディアヌのことは雑に扱った。
ある日、エレーヌの婚約者だったジョセフ・ラングロワという騎士が仕事中に大怪我を負った。
全身を包帯で巻き、1人では歩けないほどの重症だという。
エレーヌは婚約者であるジョセフのことを少しも心配せず、要らなくなったと姉のディアヌに看病を押し付けた。
ついでに、婚約関係まで押し付けようと両親に頼み込む。
こうして、出会うことになったディアヌとジョセフの物語。
新婚初夜に『白い結婚にしてほしい』と言われたので論理的に詰めたら夫が泣きました
ささい
恋愛
「愛人がいるから、白い結婚にしてほしい」
政略結婚の初夜にそう告げた夫ルーファス。
妻カレンの反応は——
「それ、契約不履行ですよね?」
「あなたの感情論、論理的に破綻してますよ?」
泣き落としは通じない。
そして初夜の翌朝、夫は泣いていた。
逃げ道は全部塞がれ、気づけば毎日論破されていた。
これは、論破され続けた夫がなぜか幸せになる話。
悪役令嬢と誤解され冷遇されていたのに、目覚めたら夫が豹変して求愛してくるのですが?
いりん
恋愛
初恋の人と結婚できたーー
これから幸せに2人で暮らしていける…そう思ったのに。
「私は夫としての務めを果たすつもりはない。」
「君を好きになることはない。必要以上に話し掛けないでくれ」
冷たく拒絶され、離婚届けを取り寄せた。
あと2週間で届くーーそうしたら、解放してあげよう。
ショックで熱をだし寝込むこと1週間。
目覚めると夫がなぜか豹変していて…!?
「君から話し掛けてくれないのか?」
「もう君が隣にいないのは考えられない」
無口不器用夫×優しい鈍感妻
すれ違いから始まる両片思いストーリー
女王は若き美貌の夫に離婚を申し出る
小西あまね
恋愛
「喜べ!やっと離婚できそうだぞ!」「……は?」
政略結婚して9年目、32歳の女王陛下は22歳の王配陛下に笑顔で告げた。
9年前の約束を叶えるために……。
豪胆果断だがどこか天然な女王と、彼女を敬愛してやまない美貌の若き王配のすれ違い離婚騒動。
「月と雪と温泉と ~幼馴染みの天然王子と最強魔術師~」の王子の姉の話ですが、独立した話で、作風も違います。
本作は小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる