7 / 10
第7話 葉山の真実
しおりを挟む
誰かに愚痴りたかったが、佐名木くらいしか、相手は思いつかなかった。
そして、佐名木と話すとなると、おそらく修平が一言しゃべると、向こうはベルト給弾式のマシンガンよろしく、ずっと途切れなく話し続けて、結局、佐名木の問題はすべて語り尽くされたが、肝心の修平の方の事情は一つも伝わらずで終わる可能性があった。
話し相手として、松木もいるにはいるが、何かまずい話を聞かされる気がした。
葉山がらみで、ろくなことはないだろう。
松木は何も言わなかったけど、夕べの調子では、松木もものすごい目に合っているかも知れなかった。想像するだに、恐ろしい。
土曜、日曜とバイトはなかったし、もう、そんな話は忘れたかった。
気分転換に映画を見に行こうかと思ったが、金がなかった。葉山のせいだ。猛烈に腹が立った。
その日一日、修平は仕方なくて、家でゲームをしたり動画を見ていた。
そして、初めて気が付いた。
その中の広告だった。
いい絵だった。
かわいい女の子の画だったが、エロくない。
わざとらしくない。
でも、きれいだ。女性の体つきがこんな美しさを持っていただなんて、その画を見て、初めて気づいた。こんな視点があっただなんて。新鮮で美しい。
そして、気が付いた。これは葉山の画だ。
狭い下宿の、ベッドの中で彼は向きを変えた。
葉山……お前ってやつは……いったい何なんだ。
何事もなかったように、月曜日、修平は出社した。
葉山は静かだったが、いつもと同じようにパソコンの前に固まっていた。
気を付けて探してみたが、三日前の惨状を思い起こさせるようなものは、何一つ残されていなかった。
修平が最も気になったのは、例のエルネスチーヌさんとウージェニーさんから、お借りしたドレスだが、それもなかった。
修平は黙って、いつもの仕事にとりかかった。
修平の机には小さなメモが張り付けられていて、社長の字で「ありがとう、修平ちゃん」と書かれていた。
修平はなんとなく胸がいっぱいになった。
彼は黙ったまま、そのメモをしまうと、葉山には一言も声をかけずに、配達の仕事に出た。
そのまま、夕方まで帰ってこなかった。
事務所に戻ると、社長はまだ帰ってきていなかった。
「東京だよ」
葉山がぽつりと言った。
「東京?」
修平が聞き返すと、葉山が答えた。
「出張だよ」
「そう。じゃあ、俺は帰るわ」
葉山に話すことなんかない。
修平はさっさと荷物を取って、事務所から出て行こうとした。
葉山は黙って、その様子を見つめていたが、修平の後を追って来た。
事務所を出て、エレベーターまで着いてきて、一緒に乗った。
修平は葉山を睨んだ。
「なんか用事かよ」
「え……いや、用事じゃないけど」
そのまま黙り込んだ。
二人は一階で降りたが、葉山が言った。
「公園行こう。いつものとこ」
修平は葉山を睨んだ。まっぴらごめんだという意味だった。
「俺はバイトを止めてえよ」
修平が言った。
「社長は好きだよ。仁義をわきまえてるよ。だけど、お前はダメだ。人間の屑だ」
言い過ぎだと思ったが、葉山には腹が立っていた。
葉山は無表情だった。
だいぶたってから彼は答えた。
「そうかもな」
これが修平が初めて聞いた、葉山の初めてのまともな答えだった。
「事務所に鍵かけるから」
待っててくれという意味らしい。
待ったものかどうか、修平は悩んだが、建物の入り口のところに、とにかく立っていた。
戻ってきた葉山は、修平がまだいるのを見て、ちょっとホッとした様子だった。
二人は公園に向かって歩き出した。
この公園にはよく行った。
二人でブランコに乗って、さぼってしゃべっていた。子供が遊んでいないときは。
「社長とあれから話したのかよ?」
沈黙に耐えられなくなった修平が聞いた。
「うん」
その後が続かないので、修平が促した。
「で、どうなったの」
「結婚してほしいって」
はああ?
そんな条例あったっけ。ここ、適用あったっけ?
隣でうつむき加減にブランコをこぐひょろい男のシルエットをながめながら、修平は、ちょっぴり葉山が気の毒になった。
葉山は、あんまり社長が好きではなさそうだ。
いろいろ世話にはなっているけど。
いや、ものすごく世話になっているけど。
「それで、どうすんの?」
修平は聞いてみた。
葉山は珍しく黙っていた。
彼は大抵、即答だったのに(たとえ、その返事が短すぎて、意味が分からないことが多いとしても)黙っていた。
「いやだな」
「あ、そうなの」
「(修平は)ヤスナリの味方だよね?」
「違うよ?」
ちょっとびっくりして修平は答えた。
だが、思い直して付け加えた。正確なところをわかってほしかったからだ。
「ああ、確かにお前はハチャメチャだ。社長は、誠実な人だよね」
ずっと考え込んだ末に、ゆっくり葉山は答えた。
「どこかにハチャメチャなところがあるかな?」
修平は困った。自分のことをハチャメチャではないと信じているヤツに、そうではないことを納得させるのは難しい。ていうか無理だろう、これは。
「ヤスナリは一生懸命だ」
「うん」
「でも、好きじゃないんだ」
修平は驚いた。
葉山が説明しようと頑張ってる。
突然、変な音がして、修平は仰天した。
葉山が泣いていた。
修平はブランコを降りて、葉山の横に立った。
通りすがりのおばさんや子供が、異様なものでも見るような目つきで、横を通って行く。
いえ、ほんとに異様な者ですけど。
またか。
また、こんなことに。
事務所で泣けばいいのに。
大体、何で泣いてるのか、理由がわからない。
そのままどれくらい経ったかわからなかったが、やがて葉山は泣き止んで、下を向いたまま静かになった。
「何、泣いてるんだよ」
イライラして修平は聞いた。こんな訳の分からない男の大泣きに付き合いたくない。もう、自分の家に帰りたい。
「金が欲しい」
「え?」
金をせびる気か、こいつ。そういえば、この前の東通りの支払いはどうしてくれるんだ。忘れてんのか。
「金さえあれば!」
突然、葉山が叫び、今度は、そろそろ暗くなりかけた公園をショートカットして家路を急ぐサラリーマンをビビらせた。
「金があれば、出てける」
修平はあっけにとられた。どこかに出て行きたいのか? 社長がそんなに嫌いなの?
「そうだろ? 修平」
「いや、待て。お前の給料はどうなった?」
社長、給料を払っていないのか?
葉山は尻ポケットから、ぼろぼろの財布を取りだした。
ビニール製で、何か昔の漫画のキャラクターが印刷されていたが、表面がもろくなっていたので、ところどころ剥げ落ちていた。
中には万札がびっしり入っていた。
思わず、修平は葉山の顔を見た。
「カネ、あるじゃん」
金があるのに、金が欲しいとか何言ってんだ。
「あ、もしかして…それ……」
あわてて携帯のこの前見た女性の画の広告を探した。でも、出てこなかった。どんどん別な広告に入れ替わって行くのだ。
修平が携帯の広告を探しているのを見て、葉山は冷淡に言った。
「そんなのもある。いろいろ。」
二人は晩御飯を、(金がないと叫ぶ葉山のおごりで)食べに行くことになった。
なんで、こんなことになるんだろう。
葉山はふらふらと天満の狭い通りに入って行った。
道幅が1メートルしかないような場所もあり、雑貨屋や食料品店、焼肉屋に混ざってスペインバルがあった。とても小さい、カウンターしかない店だった。
ビールを飲みながら、修平は聞いた。
「なあ、俺が働き始める一月前に梅田で社長に拾われたって?」
葉山はそれには答えなかった。別なことを答えた。
「あんたが来たとき、社長は、あんなじゃなかった」
「え? 変わったの?」
「だんだん」
ビールと生ハムとトルティージャが出てきた。
「頼むから、あんまり飲まないでくれよ?」
心配そうに修平が頼んだ。葉山には前科がある。
「俺には、社長はいつも同じに見えるけど?」
「こんな大人を……探し回るって(異常だろ)」
「異常かどうかは……」
それに大人とか言われても……。年齢的には大人かもしれなかったが、葉山の普段の行動は大人と言う概念からかけ離れている。下手をすると、人間じゃないかも。
「あんた、いくつなの?」
修平は葉山に聞いた。
「二十二」
修平は頼んだ皿一杯のフリッターを受け取りながら、葉山の顔をまじまじと見た。
「え? 同じ年?」
「修平、いくつ?」
「二十二」
「それから、修平、言っとくけど、私、女だよ」
修平は皿を取り落とし、真下にあったビールのコップを割った。
すさまじい大音響が響き渡ったが、こんな店では日常茶飯なのだろう、慣れた様子で店員がやって来た。
「すみません、すみません」
修平は大慌てで店員に謝った。その隣で葉山はすまして、
「コレ、もう一つ」と、店員に自分の空のビールのジョッキを振って見せていた。
女……
「男ではない」
別の意味で冷や汗が出た。
「男でない……」
修平は繰り返した。
「フリッター、も一つ頼む?」
修平が答えないと、葉山は聞いた。
「これ、ビール浸しになった」
修平は葉山の顔を懸命に眺めた。
そうかもしれない。
そして、佐名木と話すとなると、おそらく修平が一言しゃべると、向こうはベルト給弾式のマシンガンよろしく、ずっと途切れなく話し続けて、結局、佐名木の問題はすべて語り尽くされたが、肝心の修平の方の事情は一つも伝わらずで終わる可能性があった。
話し相手として、松木もいるにはいるが、何かまずい話を聞かされる気がした。
葉山がらみで、ろくなことはないだろう。
松木は何も言わなかったけど、夕べの調子では、松木もものすごい目に合っているかも知れなかった。想像するだに、恐ろしい。
土曜、日曜とバイトはなかったし、もう、そんな話は忘れたかった。
気分転換に映画を見に行こうかと思ったが、金がなかった。葉山のせいだ。猛烈に腹が立った。
その日一日、修平は仕方なくて、家でゲームをしたり動画を見ていた。
そして、初めて気が付いた。
その中の広告だった。
いい絵だった。
かわいい女の子の画だったが、エロくない。
わざとらしくない。
でも、きれいだ。女性の体つきがこんな美しさを持っていただなんて、その画を見て、初めて気づいた。こんな視点があっただなんて。新鮮で美しい。
そして、気が付いた。これは葉山の画だ。
狭い下宿の、ベッドの中で彼は向きを変えた。
葉山……お前ってやつは……いったい何なんだ。
何事もなかったように、月曜日、修平は出社した。
葉山は静かだったが、いつもと同じようにパソコンの前に固まっていた。
気を付けて探してみたが、三日前の惨状を思い起こさせるようなものは、何一つ残されていなかった。
修平が最も気になったのは、例のエルネスチーヌさんとウージェニーさんから、お借りしたドレスだが、それもなかった。
修平は黙って、いつもの仕事にとりかかった。
修平の机には小さなメモが張り付けられていて、社長の字で「ありがとう、修平ちゃん」と書かれていた。
修平はなんとなく胸がいっぱいになった。
彼は黙ったまま、そのメモをしまうと、葉山には一言も声をかけずに、配達の仕事に出た。
そのまま、夕方まで帰ってこなかった。
事務所に戻ると、社長はまだ帰ってきていなかった。
「東京だよ」
葉山がぽつりと言った。
「東京?」
修平が聞き返すと、葉山が答えた。
「出張だよ」
「そう。じゃあ、俺は帰るわ」
葉山に話すことなんかない。
修平はさっさと荷物を取って、事務所から出て行こうとした。
葉山は黙って、その様子を見つめていたが、修平の後を追って来た。
事務所を出て、エレベーターまで着いてきて、一緒に乗った。
修平は葉山を睨んだ。
「なんか用事かよ」
「え……いや、用事じゃないけど」
そのまま黙り込んだ。
二人は一階で降りたが、葉山が言った。
「公園行こう。いつものとこ」
修平は葉山を睨んだ。まっぴらごめんだという意味だった。
「俺はバイトを止めてえよ」
修平が言った。
「社長は好きだよ。仁義をわきまえてるよ。だけど、お前はダメだ。人間の屑だ」
言い過ぎだと思ったが、葉山には腹が立っていた。
葉山は無表情だった。
だいぶたってから彼は答えた。
「そうかもな」
これが修平が初めて聞いた、葉山の初めてのまともな答えだった。
「事務所に鍵かけるから」
待っててくれという意味らしい。
待ったものかどうか、修平は悩んだが、建物の入り口のところに、とにかく立っていた。
戻ってきた葉山は、修平がまだいるのを見て、ちょっとホッとした様子だった。
二人は公園に向かって歩き出した。
この公園にはよく行った。
二人でブランコに乗って、さぼってしゃべっていた。子供が遊んでいないときは。
「社長とあれから話したのかよ?」
沈黙に耐えられなくなった修平が聞いた。
「うん」
その後が続かないので、修平が促した。
「で、どうなったの」
「結婚してほしいって」
はああ?
そんな条例あったっけ。ここ、適用あったっけ?
隣でうつむき加減にブランコをこぐひょろい男のシルエットをながめながら、修平は、ちょっぴり葉山が気の毒になった。
葉山は、あんまり社長が好きではなさそうだ。
いろいろ世話にはなっているけど。
いや、ものすごく世話になっているけど。
「それで、どうすんの?」
修平は聞いてみた。
葉山は珍しく黙っていた。
彼は大抵、即答だったのに(たとえ、その返事が短すぎて、意味が分からないことが多いとしても)黙っていた。
「いやだな」
「あ、そうなの」
「(修平は)ヤスナリの味方だよね?」
「違うよ?」
ちょっとびっくりして修平は答えた。
だが、思い直して付け加えた。正確なところをわかってほしかったからだ。
「ああ、確かにお前はハチャメチャだ。社長は、誠実な人だよね」
ずっと考え込んだ末に、ゆっくり葉山は答えた。
「どこかにハチャメチャなところがあるかな?」
修平は困った。自分のことをハチャメチャではないと信じているヤツに、そうではないことを納得させるのは難しい。ていうか無理だろう、これは。
「ヤスナリは一生懸命だ」
「うん」
「でも、好きじゃないんだ」
修平は驚いた。
葉山が説明しようと頑張ってる。
突然、変な音がして、修平は仰天した。
葉山が泣いていた。
修平はブランコを降りて、葉山の横に立った。
通りすがりのおばさんや子供が、異様なものでも見るような目つきで、横を通って行く。
いえ、ほんとに異様な者ですけど。
またか。
また、こんなことに。
事務所で泣けばいいのに。
大体、何で泣いてるのか、理由がわからない。
そのままどれくらい経ったかわからなかったが、やがて葉山は泣き止んで、下を向いたまま静かになった。
「何、泣いてるんだよ」
イライラして修平は聞いた。こんな訳の分からない男の大泣きに付き合いたくない。もう、自分の家に帰りたい。
「金が欲しい」
「え?」
金をせびる気か、こいつ。そういえば、この前の東通りの支払いはどうしてくれるんだ。忘れてんのか。
「金さえあれば!」
突然、葉山が叫び、今度は、そろそろ暗くなりかけた公園をショートカットして家路を急ぐサラリーマンをビビらせた。
「金があれば、出てける」
修平はあっけにとられた。どこかに出て行きたいのか? 社長がそんなに嫌いなの?
「そうだろ? 修平」
「いや、待て。お前の給料はどうなった?」
社長、給料を払っていないのか?
葉山は尻ポケットから、ぼろぼろの財布を取りだした。
ビニール製で、何か昔の漫画のキャラクターが印刷されていたが、表面がもろくなっていたので、ところどころ剥げ落ちていた。
中には万札がびっしり入っていた。
思わず、修平は葉山の顔を見た。
「カネ、あるじゃん」
金があるのに、金が欲しいとか何言ってんだ。
「あ、もしかして…それ……」
あわてて携帯のこの前見た女性の画の広告を探した。でも、出てこなかった。どんどん別な広告に入れ替わって行くのだ。
修平が携帯の広告を探しているのを見て、葉山は冷淡に言った。
「そんなのもある。いろいろ。」
二人は晩御飯を、(金がないと叫ぶ葉山のおごりで)食べに行くことになった。
なんで、こんなことになるんだろう。
葉山はふらふらと天満の狭い通りに入って行った。
道幅が1メートルしかないような場所もあり、雑貨屋や食料品店、焼肉屋に混ざってスペインバルがあった。とても小さい、カウンターしかない店だった。
ビールを飲みながら、修平は聞いた。
「なあ、俺が働き始める一月前に梅田で社長に拾われたって?」
葉山はそれには答えなかった。別なことを答えた。
「あんたが来たとき、社長は、あんなじゃなかった」
「え? 変わったの?」
「だんだん」
ビールと生ハムとトルティージャが出てきた。
「頼むから、あんまり飲まないでくれよ?」
心配そうに修平が頼んだ。葉山には前科がある。
「俺には、社長はいつも同じに見えるけど?」
「こんな大人を……探し回るって(異常だろ)」
「異常かどうかは……」
それに大人とか言われても……。年齢的には大人かもしれなかったが、葉山の普段の行動は大人と言う概念からかけ離れている。下手をすると、人間じゃないかも。
「あんた、いくつなの?」
修平は葉山に聞いた。
「二十二」
修平は頼んだ皿一杯のフリッターを受け取りながら、葉山の顔をまじまじと見た。
「え? 同じ年?」
「修平、いくつ?」
「二十二」
「それから、修平、言っとくけど、私、女だよ」
修平は皿を取り落とし、真下にあったビールのコップを割った。
すさまじい大音響が響き渡ったが、こんな店では日常茶飯なのだろう、慣れた様子で店員がやって来た。
「すみません、すみません」
修平は大慌てで店員に謝った。その隣で葉山はすまして、
「コレ、もう一つ」と、店員に自分の空のビールのジョッキを振って見せていた。
女……
「男ではない」
別の意味で冷や汗が出た。
「男でない……」
修平は繰り返した。
「フリッター、も一つ頼む?」
修平が答えないと、葉山は聞いた。
「これ、ビール浸しになった」
修平は葉山の顔を懸命に眺めた。
そうかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる