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鵜崎真冬の章
第三話
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扉の向こうからは鵜崎さんが誰かと言い合っている声が聞こえていたのだが、僕は廊下に置かれている椅子に座って水槽を眺めていた。水槽の中には何かがいるわけではないのだが絶えずエアーが送られており、上から照らされているライトの灯りが水面に反射していた。僕はもう十分近くもそうして何もいない水槽を眺めていたのだ。
これ以上待っているのも辛いなと思い始めた時、ゆっくりと扉が開いて中から鵜崎さんが僕を手招きしていた。僕は手招きに誘われて部屋の中へ入っていったのだが、その部屋の中は机と椅子があるだけで窓もない閉ざされた空間であった。鵜崎さんに促されて二つ並んでおいてある椅子に座ると、僕の隣には鵜崎さんが座った。僕たちの正面にはこの前テレビで見た鵜崎さんが座っていた。
「初めまして。私は鵜崎美晴と申します。小野さんはご存じないとは思いますが、そちらにおります鵜崎真冬は私と異母姉妹という関係になります。この度は真冬が小野さんにご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます」
「異母姉妹って事は、鵜崎さんには妹さんがいたって事なの?」
「いえ、私は真冬の姉でございます」
「え、でも、どう見ても美春さんは二十歳くらいにしか見えないですよ」
「お恥ずかしい話ではございますが、小野さんのご指摘の通りで私は二十歳前に亡くなってしまったんです。私がこの世を去る三年前に真冬は生まれたのですが、真冬の母は父が渡した生活費と養育費を親戚に奪われて失意の中この世を去ったと聞いております。真冬の母の親戚の方々がその後どうなったかはご想像にお任せいたします。お金で解決しようとしてそのまま放置していた父も悪いのですが、一言相談していただければ他の道もあったのではないかと思っておりました。小野さんは私がこの世のものではないという話は信じられないようですが、そこは信じていただかなくても結構ですし、私も信じていただけるように説得する気などございませんので」
「にわかには信じられないんですが、どうして僕だけをここに呼んだんですか?」
「良い質問ですね。余計な事は聞かずに自分に関係のあることだけ済ませておこうという考えは、とてもいいと思いますよ。今すぐにでも呼ばれた理由を聞いて問題を解決し、奥さんと娘さんのもとへと向かいたいと思っているようですが、飛行機は早くても明日の朝まで飛びませんので今晩だけはどうかお時間をいただけるとありがたいです。と言いましても、小野さんは何もせずに我々が行う儀式を見ていただけるだけでよろしいので、食べたいものや飲みたいものなどがございましたら何なりとお申し付けくださいませ」
「儀式を見ているだけってのは、何かしなくても見てるだけで良いって事なんですか?」
「そうですよ。小野さんは誰かから言われているかもしれませんが、近くにいるだけで我々の力をより強く効果的に発揮することが出来る特別な力を持っているのです。その反作用で小野さん自身は霊的な力は持っていないようですが、私達は必ず小野さんをお守りいたしますのでご安心ください。真冬の犯した失敗の尻拭いではあるのですが、事は急を要するので一晩だけお付き合いお願いいたします」
「鵜崎さん、真冬さんの犯した失敗って、いったい何をやったんですか?」
「小野さんは何も知らないのだと思うので申し上げますが、真冬はあなたの身近な人達に呪いをかけたのです。身近と言いましてもご家族ではないのでその点はご安心くださいませ。小野さんもご存じだとは思いますが、水瀬さんと大西さんにここ数か月の間に変わった共通点は無かったでしょうか?」
「その二人と言えば、夢の中で高田さんに会ったって事ですか?」
「そうなんです。その夢がある種の呪いだったのです。ただ、真冬には人を呪うだけの力はなく、その呪法も不完全なものだったのです。中途半端に能力があったことと、小野さんのその生まれ持った性質のお陰で真冬の目的通りに事は進んでいたのです。ですが、その不完全な呪いは役目を果たす前に真冬のもとへと返ってきてしまったのです。それはなぜかと言いますと、真冬が不完全な呪法で呪いをかけてしまった事と、小野さんの力の及ばないところへ真冬が離れてしまった事と、水瀬さんのご主人方にそれを祓うことの出来る方がいたという事なのです。その三つがあったがために今はその呪いを真冬がその身に受けているというわけなのです。私はそれをどうにかしてあげたいと思っているのですが、新月が近いという事もありまして、今の私の力では呪いを完全に祓うことなど出来ないと思います。そこで、私の力も十分に発揮できないし、相手がどこにいるのかもわからないという事で条件は多少悪いのですが、儀式が終わるまで小野さんの力を借りていても大丈夫でしょうか?」
「力を貸すのは構わないのですが、真冬さんはどうして二人に呪いをかけたの?」
僕の質問を聞いて鵜崎さんは今まで以上に僕から視線を避けるようにうつむいてしまった。僕は別に意地悪で聞いているのではなく、なぜ卒業してからこんなに経っているのに同級生を呪うような事をしてしまったのか気になっていた。
僕の質問に答えてくれるのかと期待していたのだが、鵜崎さんは僕の質問に何も答えようとはしなかった。言いたくない話なのかもしれないが、同級生を呪っておいてその理由は言えませんというのはさすがに納得出来る話ではないと思う。
「真冬は小野さんの質問に答えたくないと思いますので、私が知っていることをお伝えいたしますね。真冬は高校時代に水瀬さんと大西さんに陰でいじめられていたそうなのです。その理由は真冬が孤児であり、教会で育てられているという事が理由だったそうなのです。私は今でもそんな理由でいじめをする意味が分からないのですが、だからと言って人を呪うという事もダメな事だとはわかっております」
「ちょっと待ってください、それって水瀬さんと大西さんが鵜崎さん、真冬さんをいじめてたって事なんですか?」
「ええ、真冬はその事を日記に書いておりましたし、何度も先生に相談をしたそうなのです。ですが、先生は優等生である水瀬さんがそんな事をするとは信じず、真冬がいじめられていると思い込んでいると決めつけて、それを水瀬さん達に教えたそうなのです。それからは水瀬さん達も真冬に何かをしてくることは無くなったようなのですが、同級生の高田さんが亡くなったことをきっかけにまたいじめが再発したようです。酷い言葉の暴力も受けたそうなのですが、高田さんの代わりに真冬が死ねばよかった。といったニュアンスの言葉を何度も何度も言われていたそうです」
「それが本当だとしたら、僕は水瀬さん達を軽蔑すると思います。でも、目の前で言うのもなんですが、二人を呪った真冬さんの事も軽蔑してしまうと思います」
「小野さんがそう感じるのは当然だと思います。私もいじめられた仕返しに相手を呪いたいと思う事も悪いことだとは思いません。ですが、本当に呪うことが出来る力を持っている真冬がそれをするのは力をもつものとしてやってはいけない事だと重々承知しております」
「僕はいじめられた経験が無いのでどれくらい辛い事なのかわかりませんが、そのような事があったなんて夢にも思いませんでした。夢で高田さんが出てきたのも真冬さんの呪いなんですか?」
「そのように聞いていますよ。最初は水瀬さんのお嬢さんが高校生になったという事で夢の中で高田さんを使って不安な気持ちにさせようと思っただけだったようです。ですが、真冬の行った方法が不完全だったためそれもあまり効果なく終わってしまったのでした。ですが、高田さんの法要が近付いて小野さんの住む町に真冬が戻ったあたりから水瀬さんの夢に出てくる高田さんが真冬の手から離れて自由に行動するようになったのです。最終的には水瀬さんのご家族にも影響を及ぼしてしまったそうなのですが、そうなってしまったきっかけは小野さんの力も関係しているという事です。と言いましても、小野さんは普通に暮らしているだけですので何の非もございませんので。その点はお気になさらずに」
「そう言われても、やっぱり気にしちゃいますよ。僕って存在してはいけないように思えてくるんですけど」
「そんな風に思わないでいただきたい。確かに、真冬のように悪い方面に力を使うものがいると小野さんも嫌な気持ちになるでしょうが、ほとんどはその逆なのです。誰かを癒したり助けると言った方面に力を使うものの方が圧倒的に多いのです。良いことをしても悪いことをしても、その力が強ければ強いほど目立つものなのです。今回の真冬はまさにそれが原因で呪いを返されてしまったという事なのですよ」
「今回も返された呪いを解くってだけですもんね」
「そうなんです。ですが、小野さんはこの部屋で自由にしてくださってかまいませんからね」
「じゃあ、寝ててもいいですかね?」
「ええ、もちろんですよ。部屋から出るのはトイレくらいにしていただけるんでしたらこちらからは何も求めませんので。ただこの部屋にいてくださればそれでいいのです。ですので、先にお風呂とお食事を済ませてしまいましょうか」
これ以上待っているのも辛いなと思い始めた時、ゆっくりと扉が開いて中から鵜崎さんが僕を手招きしていた。僕は手招きに誘われて部屋の中へ入っていったのだが、その部屋の中は机と椅子があるだけで窓もない閉ざされた空間であった。鵜崎さんに促されて二つ並んでおいてある椅子に座ると、僕の隣には鵜崎さんが座った。僕たちの正面にはこの前テレビで見た鵜崎さんが座っていた。
「初めまして。私は鵜崎美晴と申します。小野さんはご存じないとは思いますが、そちらにおります鵜崎真冬は私と異母姉妹という関係になります。この度は真冬が小野さんにご迷惑をおかけいたしましたことを心よりお詫び申し上げます」
「異母姉妹って事は、鵜崎さんには妹さんがいたって事なの?」
「いえ、私は真冬の姉でございます」
「え、でも、どう見ても美春さんは二十歳くらいにしか見えないですよ」
「お恥ずかしい話ではございますが、小野さんのご指摘の通りで私は二十歳前に亡くなってしまったんです。私がこの世を去る三年前に真冬は生まれたのですが、真冬の母は父が渡した生活費と養育費を親戚に奪われて失意の中この世を去ったと聞いております。真冬の母の親戚の方々がその後どうなったかはご想像にお任せいたします。お金で解決しようとしてそのまま放置していた父も悪いのですが、一言相談していただければ他の道もあったのではないかと思っておりました。小野さんは私がこの世のものではないという話は信じられないようですが、そこは信じていただかなくても結構ですし、私も信じていただけるように説得する気などございませんので」
「にわかには信じられないんですが、どうして僕だけをここに呼んだんですか?」
「良い質問ですね。余計な事は聞かずに自分に関係のあることだけ済ませておこうという考えは、とてもいいと思いますよ。今すぐにでも呼ばれた理由を聞いて問題を解決し、奥さんと娘さんのもとへと向かいたいと思っているようですが、飛行機は早くても明日の朝まで飛びませんので今晩だけはどうかお時間をいただけるとありがたいです。と言いましても、小野さんは何もせずに我々が行う儀式を見ていただけるだけでよろしいので、食べたいものや飲みたいものなどがございましたら何なりとお申し付けくださいませ」
「儀式を見ているだけってのは、何かしなくても見てるだけで良いって事なんですか?」
「そうですよ。小野さんは誰かから言われているかもしれませんが、近くにいるだけで我々の力をより強く効果的に発揮することが出来る特別な力を持っているのです。その反作用で小野さん自身は霊的な力は持っていないようですが、私達は必ず小野さんをお守りいたしますのでご安心ください。真冬の犯した失敗の尻拭いではあるのですが、事は急を要するので一晩だけお付き合いお願いいたします」
「鵜崎さん、真冬さんの犯した失敗って、いったい何をやったんですか?」
「小野さんは何も知らないのだと思うので申し上げますが、真冬はあなたの身近な人達に呪いをかけたのです。身近と言いましてもご家族ではないのでその点はご安心くださいませ。小野さんもご存じだとは思いますが、水瀬さんと大西さんにここ数か月の間に変わった共通点は無かったでしょうか?」
「その二人と言えば、夢の中で高田さんに会ったって事ですか?」
「そうなんです。その夢がある種の呪いだったのです。ただ、真冬には人を呪うだけの力はなく、その呪法も不完全なものだったのです。中途半端に能力があったことと、小野さんのその生まれ持った性質のお陰で真冬の目的通りに事は進んでいたのです。ですが、その不完全な呪いは役目を果たす前に真冬のもとへと返ってきてしまったのです。それはなぜかと言いますと、真冬が不完全な呪法で呪いをかけてしまった事と、小野さんの力の及ばないところへ真冬が離れてしまった事と、水瀬さんのご主人方にそれを祓うことの出来る方がいたという事なのです。その三つがあったがために今はその呪いを真冬がその身に受けているというわけなのです。私はそれをどうにかしてあげたいと思っているのですが、新月が近いという事もありまして、今の私の力では呪いを完全に祓うことなど出来ないと思います。そこで、私の力も十分に発揮できないし、相手がどこにいるのかもわからないという事で条件は多少悪いのですが、儀式が終わるまで小野さんの力を借りていても大丈夫でしょうか?」
「力を貸すのは構わないのですが、真冬さんはどうして二人に呪いをかけたの?」
僕の質問を聞いて鵜崎さんは今まで以上に僕から視線を避けるようにうつむいてしまった。僕は別に意地悪で聞いているのではなく、なぜ卒業してからこんなに経っているのに同級生を呪うような事をしてしまったのか気になっていた。
僕の質問に答えてくれるのかと期待していたのだが、鵜崎さんは僕の質問に何も答えようとはしなかった。言いたくない話なのかもしれないが、同級生を呪っておいてその理由は言えませんというのはさすがに納得出来る話ではないと思う。
「真冬は小野さんの質問に答えたくないと思いますので、私が知っていることをお伝えいたしますね。真冬は高校時代に水瀬さんと大西さんに陰でいじめられていたそうなのです。その理由は真冬が孤児であり、教会で育てられているという事が理由だったそうなのです。私は今でもそんな理由でいじめをする意味が分からないのですが、だからと言って人を呪うという事もダメな事だとはわかっております」
「ちょっと待ってください、それって水瀬さんと大西さんが鵜崎さん、真冬さんをいじめてたって事なんですか?」
「ええ、真冬はその事を日記に書いておりましたし、何度も先生に相談をしたそうなのです。ですが、先生は優等生である水瀬さんがそんな事をするとは信じず、真冬がいじめられていると思い込んでいると決めつけて、それを水瀬さん達に教えたそうなのです。それからは水瀬さん達も真冬に何かをしてくることは無くなったようなのですが、同級生の高田さんが亡くなったことをきっかけにまたいじめが再発したようです。酷い言葉の暴力も受けたそうなのですが、高田さんの代わりに真冬が死ねばよかった。といったニュアンスの言葉を何度も何度も言われていたそうです」
「それが本当だとしたら、僕は水瀬さん達を軽蔑すると思います。でも、目の前で言うのもなんですが、二人を呪った真冬さんの事も軽蔑してしまうと思います」
「小野さんがそう感じるのは当然だと思います。私もいじめられた仕返しに相手を呪いたいと思う事も悪いことだとは思いません。ですが、本当に呪うことが出来る力を持っている真冬がそれをするのは力をもつものとしてやってはいけない事だと重々承知しております」
「僕はいじめられた経験が無いのでどれくらい辛い事なのかわかりませんが、そのような事があったなんて夢にも思いませんでした。夢で高田さんが出てきたのも真冬さんの呪いなんですか?」
「そのように聞いていますよ。最初は水瀬さんのお嬢さんが高校生になったという事で夢の中で高田さんを使って不安な気持ちにさせようと思っただけだったようです。ですが、真冬の行った方法が不完全だったためそれもあまり効果なく終わってしまったのでした。ですが、高田さんの法要が近付いて小野さんの住む町に真冬が戻ったあたりから水瀬さんの夢に出てくる高田さんが真冬の手から離れて自由に行動するようになったのです。最終的には水瀬さんのご家族にも影響を及ぼしてしまったそうなのですが、そうなってしまったきっかけは小野さんの力も関係しているという事です。と言いましても、小野さんは普通に暮らしているだけですので何の非もございませんので。その点はお気になさらずに」
「そう言われても、やっぱり気にしちゃいますよ。僕って存在してはいけないように思えてくるんですけど」
「そんな風に思わないでいただきたい。確かに、真冬のように悪い方面に力を使うものがいると小野さんも嫌な気持ちになるでしょうが、ほとんどはその逆なのです。誰かを癒したり助けると言った方面に力を使うものの方が圧倒的に多いのです。良いことをしても悪いことをしても、その力が強ければ強いほど目立つものなのです。今回の真冬はまさにそれが原因で呪いを返されてしまったという事なのですよ」
「今回も返された呪いを解くってだけですもんね」
「そうなんです。ですが、小野さんはこの部屋で自由にしてくださってかまいませんからね」
「じゃあ、寝ててもいいですかね?」
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