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淫欲八姫
第20話 頭を洗ってもらうのが一番の目的だからね
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人の頭を洗う事に抵抗はないのだけれど、今すぐに湯船から出るのは良くないかもしれない。もう少し時間を置けば平気になるとは思うのだけれど、このまま時間だけが過ぎていくような気もしていた。
このままずっとお湯につかっているとのぼせてしまいそうだし、どうにかしてこの状況を切り抜けなくてはいけない。
「お風呂は気持ちいいんだけど、こんなに長く入っていると気持ち悪くなっちゃうね。“まーくん”には悪いけど、オレはちょっと先に出て涼んでるよ。外からは見えなくなってるみたいだし、あっちに行っても平気だよね?」
「大丈夫だと思うよ。俺ももう少し温まったら一旦涼もうかな」
「そうした方が良いよ。お風呂に入るのって、意外と体力使うみたいだしね。“まーくん”は平気かもしれないけど、オレはちょっと疲れちゃったかも」
浴槽から出たアスモちゃんは手すりの前まで移動して優しく吹いている風を全身で浴びていた。
小さな体を大きく伸ばして風を全身で浴びているのだけど、少し動くたびに小さなお尻が揺れているのが目に入ってきた。
どうしても、俺はアスモちゃんの体から目が離せなくなっていた。
俺だって健全な男の子なんだから仕方ないでしょ。
そう思いながらも、アスモちゃんとイザーちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。
だが、俺も男なんだから仕方ないんだ。
「ちょっと風に当たり過ぎて寒くなってきたからもう一回温まろうかな。“まーくん”は随分と長いこと入っているみたいだけど、まだ平気なの?」
「うん、俺はもう少し温まろうかなって思っててさ。ほら、肩を出しながら入っていると体もいい感じになるんだよね」
「そうなんだ。オレはちゃんと座っちゃうと方が完全にお湯につかっちゃうから難しいかも。“まーくん”の脚の上に乗ったらちょうど良さそうだよね」
この子はとんでもない事を言い出した。
それが意識してのものなのか、無意識のうちに出たものなのかわからないけれど、どっちにしろ相当な事を言っていると自覚して欲しい。
もちろん、俺はアスモちゃんのその提案を拒否したのだ。
「それは良くないね。お風呂はゆっくりと浸かるものだよ。そうやって遊び気分で入るのは良くないと思うんだ」
「別にオレは遊び気分ってわけでもなかったんだけどな。“まーくん”がそう言うんだったら我慢した方が良いかもね。でも、体が温まったらオレの神を洗ってくれよ。“まーくん”にそ」
「わかってるよ。じゃあ、そろそろアスモちゃんの頭を洗おうか。どのシャンプーがいいのかな?」
洗い場にはいくつかシャンプーが置いてあった。
この世界の文字が全く読めない俺にはどのシャンプーも一緒に見えるのだけど、書いてある文字が違うという事だけはわかる。
どんな違いがあるのかさっぱりわからないけど、アスモちゃんも特にこだわりがあるわけではないようでどれでもいいのだと言ってくれた。
どれでもいいというのが一番困るのだが、アスモちゃんは本当にどれでもいいと思っているようだ。
「こんなにたくさんあってもオレには違いが分からないんだよね。“まーくん”もまだこの文字が読めないと思うし、どんな感じのが良いんだろうね?」
「そうだね。アスモちゃんは髪質がサラッとしているからゴワゴワしない感じのやつがいいんじゃないかな。何となくだけど、指どおりがスッとした感じになるのが良いと思うよ」
「なるほどなるほど。そう言われても違いなんて分からないんだけど、一個ずつ匂いを嗅いで確かめてみようよ。“まーくん”の好きな匂いのやつでいいからさ」
俺が選んでいいと言われても、どれにすればいいのか本当によくわからない。
家で使っていたシャンプーも親が勝手に買ってきたやつを使っているだけだし、こだわりなんて何一つないのだ。
アスモちゃんの髪は白くて綺麗な艶をしていてハリもある感じなので、それを失わないような物が良いと思うのだけれど、俺にはどれが一番いいのかさっぱりわからなかった。
匂いで決めるのもどうかと思うのだけれど、この際そうするのも仕方ないだろう。
まったく違いもわからなければ、どれがどのような効果を持っているのかもわからない。
そもそも、これが本当にシャンプーなのかどうかすらわかっていないのだ。
「俺はこの世界の文字が読めないんで確認なんだけど、ここにあるのって全部シャンプーでいいんだよね?」
「うん、そうだと思うよ。ボトルにはシャンプーって書いてあるし、それが嘘だったらオレには他に調べる方法はないかな。とりあえず、“まーくん”が選んだ良さそうなやつを使っていいからね。“まーくん”の好きなようにオレを気持ちよくさせてくれていいんだよ」
「頭皮マッサージもしてあげるからね。やったことないんで見よう見まねになるけど、そこんところはあんまり気にしなくていいから。アスモちゃんは大人しくされるがままでいていいからね」
「わかったよ。オレは全部“まーくん”に任せることにするよ。その方がお互いにとって良さそうだしね」
一通りシャンプーの匂いを嗅いでみたのだけれど、匂いは結構違ってこの中からアスモちゃんに合いそうなものを探すのは意外と楽しかった。
触った感じもそこまで違いが無いし、軽く泡立てた感じも全く変わらなかった。
もしかしたら、香料が違うだけで成分的には全部一緒なのかもしれないな。
「そう言えばさ、“まーくん”のお股ってさっきみたいに変形してないんだね。オレもいつか“まーくん”みたいに変形出来るようになるといいな」
すっかり大人しくなった俺はそんな言葉をサラリと受け流すと、一番匂いが気に入ったシャンプーを手に取っていた。
このままずっとお湯につかっているとのぼせてしまいそうだし、どうにかしてこの状況を切り抜けなくてはいけない。
「お風呂は気持ちいいんだけど、こんなに長く入っていると気持ち悪くなっちゃうね。“まーくん”には悪いけど、オレはちょっと先に出て涼んでるよ。外からは見えなくなってるみたいだし、あっちに行っても平気だよね?」
「大丈夫だと思うよ。俺ももう少し温まったら一旦涼もうかな」
「そうした方が良いよ。お風呂に入るのって、意外と体力使うみたいだしね。“まーくん”は平気かもしれないけど、オレはちょっと疲れちゃったかも」
浴槽から出たアスモちゃんは手すりの前まで移動して優しく吹いている風を全身で浴びていた。
小さな体を大きく伸ばして風を全身で浴びているのだけど、少し動くたびに小さなお尻が揺れているのが目に入ってきた。
どうしても、俺はアスモちゃんの体から目が離せなくなっていた。
俺だって健全な男の子なんだから仕方ないでしょ。
そう思いながらも、アスモちゃんとイザーちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。
だが、俺も男なんだから仕方ないんだ。
「ちょっと風に当たり過ぎて寒くなってきたからもう一回温まろうかな。“まーくん”は随分と長いこと入っているみたいだけど、まだ平気なの?」
「うん、俺はもう少し温まろうかなって思っててさ。ほら、肩を出しながら入っていると体もいい感じになるんだよね」
「そうなんだ。オレはちゃんと座っちゃうと方が完全にお湯につかっちゃうから難しいかも。“まーくん”の脚の上に乗ったらちょうど良さそうだよね」
この子はとんでもない事を言い出した。
それが意識してのものなのか、無意識のうちに出たものなのかわからないけれど、どっちにしろ相当な事を言っていると自覚して欲しい。
もちろん、俺はアスモちゃんのその提案を拒否したのだ。
「それは良くないね。お風呂はゆっくりと浸かるものだよ。そうやって遊び気分で入るのは良くないと思うんだ」
「別にオレは遊び気分ってわけでもなかったんだけどな。“まーくん”がそう言うんだったら我慢した方が良いかもね。でも、体が温まったらオレの神を洗ってくれよ。“まーくん”にそ」
「わかってるよ。じゃあ、そろそろアスモちゃんの頭を洗おうか。どのシャンプーがいいのかな?」
洗い場にはいくつかシャンプーが置いてあった。
この世界の文字が全く読めない俺にはどのシャンプーも一緒に見えるのだけど、書いてある文字が違うという事だけはわかる。
どんな違いがあるのかさっぱりわからないけど、アスモちゃんも特にこだわりがあるわけではないようでどれでもいいのだと言ってくれた。
どれでもいいというのが一番困るのだが、アスモちゃんは本当にどれでもいいと思っているようだ。
「こんなにたくさんあってもオレには違いが分からないんだよね。“まーくん”もまだこの文字が読めないと思うし、どんな感じのが良いんだろうね?」
「そうだね。アスモちゃんは髪質がサラッとしているからゴワゴワしない感じのやつがいいんじゃないかな。何となくだけど、指どおりがスッとした感じになるのが良いと思うよ」
「なるほどなるほど。そう言われても違いなんて分からないんだけど、一個ずつ匂いを嗅いで確かめてみようよ。“まーくん”の好きな匂いのやつでいいからさ」
俺が選んでいいと言われても、どれにすればいいのか本当によくわからない。
家で使っていたシャンプーも親が勝手に買ってきたやつを使っているだけだし、こだわりなんて何一つないのだ。
アスモちゃんの髪は白くて綺麗な艶をしていてハリもある感じなので、それを失わないような物が良いと思うのだけれど、俺にはどれが一番いいのかさっぱりわからなかった。
匂いで決めるのもどうかと思うのだけれど、この際そうするのも仕方ないだろう。
まったく違いもわからなければ、どれがどのような効果を持っているのかもわからない。
そもそも、これが本当にシャンプーなのかどうかすらわかっていないのだ。
「俺はこの世界の文字が読めないんで確認なんだけど、ここにあるのって全部シャンプーでいいんだよね?」
「うん、そうだと思うよ。ボトルにはシャンプーって書いてあるし、それが嘘だったらオレには他に調べる方法はないかな。とりあえず、“まーくん”が選んだ良さそうなやつを使っていいからね。“まーくん”の好きなようにオレを気持ちよくさせてくれていいんだよ」
「頭皮マッサージもしてあげるからね。やったことないんで見よう見まねになるけど、そこんところはあんまり気にしなくていいから。アスモちゃんは大人しくされるがままでいていいからね」
「わかったよ。オレは全部“まーくん”に任せることにするよ。その方がお互いにとって良さそうだしね」
一通りシャンプーの匂いを嗅いでみたのだけれど、匂いは結構違ってこの中からアスモちゃんに合いそうなものを探すのは意外と楽しかった。
触った感じもそこまで違いが無いし、軽く泡立てた感じも全く変わらなかった。
もしかしたら、香料が違うだけで成分的には全部一緒なのかもしれないな。
「そう言えばさ、“まーくん”のお股ってさっきみたいに変形してないんだね。オレもいつか“まーくん”みたいに変形出来るようになるといいな」
すっかり大人しくなった俺はそんな言葉をサラリと受け流すと、一番匂いが気に入ったシャンプーを手に取っていた。
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