サキュバスを腹上死させた魔王ですが世界中から狙われるようになりました

釧路太郎

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第二部

最終話 栗鳥院家の占い師 感想戦

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「アスモ様ってあんな感じのぽっちゃりが好きなのかしら?」
「どうなんだろうな。体型の好みなんてのは人それぞれだと思うから何とも言えないが、魔王アスモに至ってはそんなこだわりとかないんじゃないかな。お前みたいなスタイルが良い奴も潰れた鏡餅みたいな感じの奴も気にせずに最後までやってたからな」
「ちょっと待って、その潰れた鏡餅みたいなやつっていったい何なの。そんなの知らないんだけど」
「ああ、お前が死んでた期間に魔王アスモの今までの女性経験を脳に直接訪ねたことがあるんだよ。その時にわかったことなんだが、あいつは人間だったころに自分の倍くらい体重のある女とやったことがあるって話だったぜ」
「何それ。アスモ様ってそんな女とも付き合ってたって事なの?」
「それがな、付き合ってるとかそういうのじゃなかったみたいだぞ。セックスフレンドとか都合のいい関係みたいなもんだったって言ってたな。いつの間にか会わなくなったって言ってたんだけど、どっちから避けるようになったのかは魔王アスモの脳も記憶していなかったんだ。そういうわけだからさ、お前はあんまり気にしなくてもいいんじゃないか」
「別に気にしてないわよ。そんなことどうでもいいし。あんたが変に言い出さなければ知らなかったことだしね。それに比べたら栗鳥院蘭島は太ってるとは言えないかもしれないわね。でも、パンツにお腹の肉が乗っちゃってるのってどうなのかとは思うわ。もう少し努力して痩せようとは思わないのかしらね」
「努力はしているみたいだぞ。でもな、あいつはあの小屋みたいな家から外に出ることが出来ないから努力するにしても限界ってものがあるんだ。あんなに広い庭があるのに外に出られないってのもかわいそうなもんだよな」
「なんで外に出られないのよ。玄関だってシャワーを浴びているとき以外は鍵も開いてたじゃない。いつだって外に出られたでしょ。もしかして、あの小屋って常に誰かが入ってないと爆発するとかそういう部屋だったりするの?」
「そんなわけないだろ。栗鳥院蘭島が外に出られないのは他の理由があるんだよ。あいつは占い師で毎朝起きてから一番最初に翌日の自分の運勢が悪くない場所を探してそこに移動するって生活を繰り返してるんだ」
「毎朝そんなことを占うなんて変わってるわね。どうせ占うなら悪くない場所じゃなくていい場所を探した方がいいと思うのにな。なんでそうしないんだろう?」
「運勢が良い場所で何も良いことが起きないってのは悲しいだろ。そう考えると、悪くない場所なら何も起きなくても問題ないって考えなんじゃないかな。運勢が良くても悪くても何も起きない平和な時が一番って事なんじゃないかな」
「で、それが外に出られないのと何の関係があるのよ」
「あの小屋の中は外と隔絶された特別な空間になってるみたいでな、今まで溜めていた穢れから逃げている状態なんだってさ。栗鳥院蘭島が外に出るとその穢れが一気に向かってきて何が起こるかわからないって思ってるみたいなんだよ。実際のところ、そんなモノは存在しないしただの思い込みってやつなんだけど、その思い込みが栗鳥院蘭島の占いの的中率を高めているのに一役買ってるって話だぜ。それであいつの周りの奴らもあの生活を一生懸命支えてるって事みたいだな」
「それは凄いことだと思うけどさ、あの女が占いで何かしてるとは思えなかったんだけど、アスモ様とエッチしてる時も占いとか全く関係ない感じだったし、何か占いでもしてたの?」
「さあ、そんなこと俺に聞かれてもわからんとしか言いようがないな。でも、栗鳥院蘭島が不幸から逃れるために魔王アスモのチンポに縋ったってのは間違いではないと思うぞ。あの女は障り鬼を退治できるような奴とセックスすることで自分に向かっている穢れを祓うことが出来ると本気で思っているみたいだからな。過去にそんな占いが出ていたということなんだが、その占いをやったときには魔王アスモはまだ誕生していなかったんだよな。もしかしたら、栗鳥院蘭島はお前や俺が魔王アスモの事を認識する前から魔王アスモの事を占いで知っていたのかもしれないぞ」
「何それ、全然意味わかんないんだけど。それともう一つ意味が分からないことあったんだけど、栗鳥院蘭島ってシャワーを浴びる前にお風呂でおしっこをしてたと思うんだけど、なんであの人は女の子なのに立ったままおしっこしてたの?」
「それこそ俺に聞かれたって理由なんか知らないって話だろ。そんなこと教えてくれるはずもないと思うぞ」
「わかんないわよ。あんたがあの女の夢に入っていつもみたいにエッチなことしてくれば色々教えてもらえるんじゃない。そうやって女からいろいろな情報を集めてきてたんだし、栗鳥院蘭島がなんで立ったままおしっこしてたのか聞いてきなさいよ」
「そんなの聞くためにあいつの夢に入るなんてお断りだね。夢じゃなくて現実の方でもいいって言いたそうにしてるけど、そっちはもっとお断りだわ。大体、魔王アスモとセックスした後の女なんて俺の事を無視する奴ばっかりだぜ。悔しいことによ、インキュバスである俺よりも魔王アスモのチンポの方が良いって言いやがるんだからな。そんな屈辱に耐えられるはずもないだろ」
「それは仕方ないわよ。私はあんたとしたことないから比べることなんて出来ないけどさ、アスモ様に比べたら他のオチンチンなんてゴミ以下の存在価値しかないと思っちゃうからね。それは仕方ないことだと思うわ」
「つくづく思うが、俺はサキュバスじゃなくてインキュバスで良かったって思うよ」
「あら、私は逆にサキュバスで良かったって思うけどね。インキュバスじゃアスモ様は相手してくれないと思うからね。アスモ様のオチンチンを味わうことが出来ないなんて、この世に生まれてきた意味が無いといっても過言ではないからね」
「そこまで言うもんかね。でも、栗鳥院蘭島が魔王アスモのチンポを入れただけでイったのには驚いたし、魔王アスモがチンポを入れたままちょっと動いただけで失神しかけたのも驚いたな。そんなに相性良い女を俺も知ってみたいもんだ」
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