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BACK TO THE OCEAN Chapter2
第19章 鞭と飴の演説【2】
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「あ……あっはっは……ジョークだよジョーク。まったくルーナは、冗談が通じないんだからぁ~」
僕は、今できる全力の作り笑いをして、ルーナのご機嫌取りをしようとする。
するとルーナは、邪悪な笑みを浮かべたまま、僕の背負っているギターケースを決して放そうとはせず、僕に向けてうんうんと頷いてみせた。
「そうよねぇ~? まさか前みたいに、ここまで来て面倒事から逃げようとするなんて、思っても無いわよねぇ~?」
「面倒事……ああ、そうか。いやルーナ、今回のはそういう、面倒事から逃げようとしているわけじゃないんだ」
「んん? じゃあどういうことなのよ?」
「僕苦手なんだよ、こういう人がうじゃうじゃと密集している、息苦しい場所が。ぎゅーぎゅーに押されたり、人が大量に流れているのを見てると、段々気持ち悪くなってくるんだ」
「あら、そうだったの」
しっかりとわけを話すと、ルーナはむんずと掴んでいたギターケースを、あっさりと手放してくれた。
確かに面倒事も嫌いではあるんだけど、でもそういうことから目を逸らし続けていても、現実は何一つ変わらないことを、僕はこの数週間で学ぶことができた……いや、思い知らされたといった方が正しいだろうか。
とにかく、現実逃避をするのはもうやめた。これからは現実に立ち向かっていくつもり……なのだが、でもやっぱり、人が多い場所だけはどうしても避けたいんだよなぁ……。
「しかしコヨミ、これから戻ってバイクで向かうとしても、セントラルタウンへ向かう道である、メインアベニューも同程度か、それ以上に混んでいるだろうし、長い渋滞に引っかかったら、演説に間に合わなくなるかもしれんぞ?」
「うーん……そっか……」
ハンバーガーショップからこのサブウェイの駅までの道のりにある車道は、そのセントラルタウンへと続く、メインアベニューと呼ばれる道の末端部分らしいのだが、しかしその末端ですら、少しずつだが車両が混み始めて、動きが制限されているような、そんな様子が歩きながら見てとれたので、マジスターは、その先はもっと酷い渋滞になっているかもしれないと、そう予想をしたのだろう。
距離的にも、今回ばかりは徒歩で行くというわけにはいかないし、となると、もう手段としては、この人で溢れるサブウェイに乗るほか方法は無いだろう。
はあ……それでもやっぱり、嫌なものは嫌だなぁ……。
「さて……四人同時に並んでも仕方がないだろう。わしが全員分の切符を買ってくるから、三人はここで待っていろ」
そう言ってマジスターは率先して、切符を買いに、行列へと並びに行ってくれた。
いやぁ、ホントにありがたい……。
「ふん、甘えおってからに。女々しい男だなうぬは……いや? 今のその恰好からすると、女々しいのが当たり前だったか? キッキッキッ!」
意地の悪そうなニヤケ面をして、ライフ・ゼロは僕に嫌味を言ってくる。
相変わらず、隙あらば僕をけなしてくる、本当に性格の悪い元魔王だ。
「ちぇっ……そんなこと言ってるけどライフ・ゼロ、お前だってあの人ごみに揉まれることになるんだぞ? 嫌じゃないのか?」
「キッキッ、我は何百年と狭い剣の中に封印されておったのだぞ? ちょっとやそっと窮屈な空間に閉じ込められたくらいでは、弱音など吐かんわ」
「ぐっ……」
クソ……ぐうの音も出ない。完全にライフ・ゼロに言い負かされてしまった。
そりゃあ百年も耐えられたのなら、満員の列車に僅か三十分間乗るくらい、一瞬の出来事に等しいだろう。
見た目十歳のくせに、経験値は百年分だなんて……そんなのズルイ!
「キッキッキッキッ! 勝って気分がよいから、うぬに一つ、知恵を授けてやろう。ありがたく受け取るがよい」
「知恵? 一体どんな?」
「よいかうぬよ、自分の周りを気にしてしまうから、今自分がいる場所は狭く、窮屈な空間だと認識してしまうのだ。だから周りのことは気にせず、とにかく自分のことだけを意識するのだ。さすれば、周りが広かろうが狭かろうが関係無くなるし、他に何者がおろうがどうだろうが、気にならなくなる。まあ一種の自己暗示のようなものだな」
「自己暗示か……」
ようは精神をコントロールする時と同じで、自分を騙せということか。
激昂している時に、自分は怒っていない、極めて冷静だと暗示をかけるように、人が多くてせまっ苦しくても、そこには自分以外に何もないし誰もいないと、自分に思い込ませろということか。
ライフ・ゼロからのアドバイスっていうのが、少し気に食わないが、しかしおそらくコイツは、狭い空間で百年という長い時を、この方法を使って乗り切ってきたのだろう。
十分に実績のある方法だ……試してみる価値はあるだろう。
「まあそれに、我も窮屈なのは嫌いだが、しかしあのバイクに乗って以来、人間の作り出す乗り物に興味が湧いてしまってな。そのサブウェイとやらがいかな乗り物なのか、そちらへの好奇心の方が上回っておるのだ」
「なるほど……」
そういえばコイツ、バイクに初めて乗せてもらった時、大はしゃぎしてたもんな。
子供は乗り物が好きだからな。
「子ども扱いするでないわっ!!」
「うわっ!?」
不意にライフ・ゼロに怒鳴られ、僕は久々に肩をビクッとさせ、驚いてしまった。
「ふふ、でもわたしもサブウェイなんて初めて聞いたわ。地下を走ってる列車なんでしょ?」
「うん……ロベルトさんはそう言っていたけどな」
実はライフ・ゼロだけでなく、僕もルーナもサブウェイという物を見るどころか、名前すらも聞いたのは初めてであり、それが如何なるものなのかは、ロベルトに話を聞いた時から気になっていた。
今見た感じだと、地上部分には古めかしい駅舎の建物はあるのだが、しかしその後ろには、地上を走る列車のようにホームも無ければ、線路も無い。
ということはあの駅舎から地下に潜って、その地下にホームがあるということなのだろうか?
そんな色々と想像を膨らませていると、切符を買いに並びに行っていたマジスターが、小走りをして戻って来た。
「ほれ、買ってきたぞ」
マジスターは僕達の元へ来ると、手に持っている小さな切符をそれぞれ一枚ずつ手渡してくれた。
「あれだけ並んでるのに、結構早く買えたんだね?」
「うむ。わしも驚いたのだが、ここでは切符を手売りしているのではなく、切符を買うための券売機というのが駅舎の中にあってな。それで目的地までの料金を支払えば、切符が勝手にその機械から出てきたんだ」
「おお……すごいハイテクだな」
「しかし驚くのはそれだけじゃないぞ。どうやら改札までも自動化しているようだからな。このアクトポートはどうやら、マグナブラよりも数段発展しておるのかもしれん」
「そうかもしれないね」
僕はそう答えて、マジスターに頷いてみせる。
券売機や自動の改札があるからと、それだけでアクトポートが発展していると判断したのではなく、このサブウェイにしても、そして車の通行量にしろ、街の規模にしろ、市民の多さにしろ、まだこのアクトポートの中心地ではない、どちらかというと外れにあるテールタウンですら、マグナブラの市街地の規模を上回りそうな、そんな場所だ。
だから、その中心であるセントラルタウンともなると、とんでもない規模の市街地が広がっているのではないかと予想をしたので、僕はそう判断を下した。
そうだな……例えていうなら、マグナブラが地方都市レベルならば、アクトポートは首都レベルの規模がある、といった感じだな。
しかしそう思うと、マグナブラがこのアクトポートを手に入れようとする気持ちも、なんとなく分かってくるものだな。
この規模の都市を手中に収めれば、間違いなくマグナブラは軍事でも、そして経済面でも世界最大の国になるだろう。それこそ、練魔術の総本山があるバルマヒルよりも格上になれるような、そんな一大大国に。
「さて、ではセントラルタウンへと向かうぞ!」
「ああ」
マジスターを先頭に、僕達は駅舎の中へと入って行き、改札の前で一列に並ぶ。
するとその改札にはマジスターの言った通り、金属の棒がついた機械だけが並んでおり、改札を通っている人達は全員、金属の棒の手前にある、切符を入れるための溝のような場所に切符を入れていく。
するとその先にある、金属の棒が回せれるようになるらしく、それを回して通り、そしてその先にある、もう一つの溝から切られた切符が出てきて、それを取っていた。
なるほど……確かにハイテクだと感心しつつ、しかし初めての自動改札で上手くいくかどうか、僕は自分の順番が回ってくるのをドキドキしながら、小さな切符を握っていた。
僕は、今できる全力の作り笑いをして、ルーナのご機嫌取りをしようとする。
するとルーナは、邪悪な笑みを浮かべたまま、僕の背負っているギターケースを決して放そうとはせず、僕に向けてうんうんと頷いてみせた。
「そうよねぇ~? まさか前みたいに、ここまで来て面倒事から逃げようとするなんて、思っても無いわよねぇ~?」
「面倒事……ああ、そうか。いやルーナ、今回のはそういう、面倒事から逃げようとしているわけじゃないんだ」
「んん? じゃあどういうことなのよ?」
「僕苦手なんだよ、こういう人がうじゃうじゃと密集している、息苦しい場所が。ぎゅーぎゅーに押されたり、人が大量に流れているのを見てると、段々気持ち悪くなってくるんだ」
「あら、そうだったの」
しっかりとわけを話すと、ルーナはむんずと掴んでいたギターケースを、あっさりと手放してくれた。
確かに面倒事も嫌いではあるんだけど、でもそういうことから目を逸らし続けていても、現実は何一つ変わらないことを、僕はこの数週間で学ぶことができた……いや、思い知らされたといった方が正しいだろうか。
とにかく、現実逃避をするのはもうやめた。これからは現実に立ち向かっていくつもり……なのだが、でもやっぱり、人が多い場所だけはどうしても避けたいんだよなぁ……。
「しかしコヨミ、これから戻ってバイクで向かうとしても、セントラルタウンへ向かう道である、メインアベニューも同程度か、それ以上に混んでいるだろうし、長い渋滞に引っかかったら、演説に間に合わなくなるかもしれんぞ?」
「うーん……そっか……」
ハンバーガーショップからこのサブウェイの駅までの道のりにある車道は、そのセントラルタウンへと続く、メインアベニューと呼ばれる道の末端部分らしいのだが、しかしその末端ですら、少しずつだが車両が混み始めて、動きが制限されているような、そんな様子が歩きながら見てとれたので、マジスターは、その先はもっと酷い渋滞になっているかもしれないと、そう予想をしたのだろう。
距離的にも、今回ばかりは徒歩で行くというわけにはいかないし、となると、もう手段としては、この人で溢れるサブウェイに乗るほか方法は無いだろう。
はあ……それでもやっぱり、嫌なものは嫌だなぁ……。
「さて……四人同時に並んでも仕方がないだろう。わしが全員分の切符を買ってくるから、三人はここで待っていろ」
そう言ってマジスターは率先して、切符を買いに、行列へと並びに行ってくれた。
いやぁ、ホントにありがたい……。
「ふん、甘えおってからに。女々しい男だなうぬは……いや? 今のその恰好からすると、女々しいのが当たり前だったか? キッキッキッ!」
意地の悪そうなニヤケ面をして、ライフ・ゼロは僕に嫌味を言ってくる。
相変わらず、隙あらば僕をけなしてくる、本当に性格の悪い元魔王だ。
「ちぇっ……そんなこと言ってるけどライフ・ゼロ、お前だってあの人ごみに揉まれることになるんだぞ? 嫌じゃないのか?」
「キッキッ、我は何百年と狭い剣の中に封印されておったのだぞ? ちょっとやそっと窮屈な空間に閉じ込められたくらいでは、弱音など吐かんわ」
「ぐっ……」
クソ……ぐうの音も出ない。完全にライフ・ゼロに言い負かされてしまった。
そりゃあ百年も耐えられたのなら、満員の列車に僅か三十分間乗るくらい、一瞬の出来事に等しいだろう。
見た目十歳のくせに、経験値は百年分だなんて……そんなのズルイ!
「キッキッキッキッ! 勝って気分がよいから、うぬに一つ、知恵を授けてやろう。ありがたく受け取るがよい」
「知恵? 一体どんな?」
「よいかうぬよ、自分の周りを気にしてしまうから、今自分がいる場所は狭く、窮屈な空間だと認識してしまうのだ。だから周りのことは気にせず、とにかく自分のことだけを意識するのだ。さすれば、周りが広かろうが狭かろうが関係無くなるし、他に何者がおろうがどうだろうが、気にならなくなる。まあ一種の自己暗示のようなものだな」
「自己暗示か……」
ようは精神をコントロールする時と同じで、自分を騙せということか。
激昂している時に、自分は怒っていない、極めて冷静だと暗示をかけるように、人が多くてせまっ苦しくても、そこには自分以外に何もないし誰もいないと、自分に思い込ませろということか。
ライフ・ゼロからのアドバイスっていうのが、少し気に食わないが、しかしおそらくコイツは、狭い空間で百年という長い時を、この方法を使って乗り切ってきたのだろう。
十分に実績のある方法だ……試してみる価値はあるだろう。
「まあそれに、我も窮屈なのは嫌いだが、しかしあのバイクに乗って以来、人間の作り出す乗り物に興味が湧いてしまってな。そのサブウェイとやらがいかな乗り物なのか、そちらへの好奇心の方が上回っておるのだ」
「なるほど……」
そういえばコイツ、バイクに初めて乗せてもらった時、大はしゃぎしてたもんな。
子供は乗り物が好きだからな。
「子ども扱いするでないわっ!!」
「うわっ!?」
不意にライフ・ゼロに怒鳴られ、僕は久々に肩をビクッとさせ、驚いてしまった。
「ふふ、でもわたしもサブウェイなんて初めて聞いたわ。地下を走ってる列車なんでしょ?」
「うん……ロベルトさんはそう言っていたけどな」
実はライフ・ゼロだけでなく、僕もルーナもサブウェイという物を見るどころか、名前すらも聞いたのは初めてであり、それが如何なるものなのかは、ロベルトに話を聞いた時から気になっていた。
今見た感じだと、地上部分には古めかしい駅舎の建物はあるのだが、しかしその後ろには、地上を走る列車のようにホームも無ければ、線路も無い。
ということはあの駅舎から地下に潜って、その地下にホームがあるということなのだろうか?
そんな色々と想像を膨らませていると、切符を買いに並びに行っていたマジスターが、小走りをして戻って来た。
「ほれ、買ってきたぞ」
マジスターは僕達の元へ来ると、手に持っている小さな切符をそれぞれ一枚ずつ手渡してくれた。
「あれだけ並んでるのに、結構早く買えたんだね?」
「うむ。わしも驚いたのだが、ここでは切符を手売りしているのではなく、切符を買うための券売機というのが駅舎の中にあってな。それで目的地までの料金を支払えば、切符が勝手にその機械から出てきたんだ」
「おお……すごいハイテクだな」
「しかし驚くのはそれだけじゃないぞ。どうやら改札までも自動化しているようだからな。このアクトポートはどうやら、マグナブラよりも数段発展しておるのかもしれん」
「そうかもしれないね」
僕はそう答えて、マジスターに頷いてみせる。
券売機や自動の改札があるからと、それだけでアクトポートが発展していると判断したのではなく、このサブウェイにしても、そして車の通行量にしろ、街の規模にしろ、市民の多さにしろ、まだこのアクトポートの中心地ではない、どちらかというと外れにあるテールタウンですら、マグナブラの市街地の規模を上回りそうな、そんな場所だ。
だから、その中心であるセントラルタウンともなると、とんでもない規模の市街地が広がっているのではないかと予想をしたので、僕はそう判断を下した。
そうだな……例えていうなら、マグナブラが地方都市レベルならば、アクトポートは首都レベルの規模がある、といった感じだな。
しかしそう思うと、マグナブラがこのアクトポートを手に入れようとする気持ちも、なんとなく分かってくるものだな。
この規模の都市を手中に収めれば、間違いなくマグナブラは軍事でも、そして経済面でも世界最大の国になるだろう。それこそ、練魔術の総本山があるバルマヒルよりも格上になれるような、そんな一大大国に。
「さて、ではセントラルタウンへと向かうぞ!」
「ああ」
マジスターを先頭に、僕達は駅舎の中へと入って行き、改札の前で一列に並ぶ。
するとその改札にはマジスターの言った通り、金属の棒がついた機械だけが並んでおり、改札を通っている人達は全員、金属の棒の手前にある、切符を入れるための溝のような場所に切符を入れていく。
するとその先にある、金属の棒が回せれるようになるらしく、それを回して通り、そしてその先にある、もう一つの溝から切られた切符が出てきて、それを取っていた。
なるほど……確かにハイテクだと感心しつつ、しかし初めての自動改札で上手くいくかどうか、僕は自分の順番が回ってくるのをドキドキしながら、小さな切符を握っていた。
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