自虐系男子に片思い【更新停止】

布袋 梅太郎

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序章 自虐系幼馴染み

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「もうこんな時間か。」

まさくんがそう言うので時計を見るとはや九時を回っていた。

「うそ!三時間以上もしゃべってたっけ?」

「由美ちゃんが僕なんかの話をずっと聞いてくれたからね…今日は本当にありがとうね。」

「そ、そんな…」

まさくんからこんな言葉が返ってくると思わなかったので少し戸惑いながらも心は舞い踊っていた。

「本当に今日は楽しかったよ。じゃあそろそろ…」

そう言って彼は伝票に手を触れる。

「ちょっと待って!」

「あ、いいよ。今日は僕の話を一方的に聞いてくれたから奢らせてよ。」

そうじゃない。もちろん割り勘のつもりではあったがそれよりももうこのまま解散になりそうなのが私には堪らなかった。

「よかったらもう一軒行かない?そっちは私が奢るから…」

「気持ちは嬉しいんだけど明日は休日返上でテストの丸つけしないと…」

そう言われてしまうと私は返す言葉はない。

「そうか…じゃあせめて少しは払わせてよ。」

結局私は二千円を彼に渡すことしかできなかった。
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