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本編【表】
第38話-プロポーズ
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『え…』
セリアの口から出た言葉。
それはライアンへの求婚だった。
親同士が定めた政略結婚の契約を結ぶ言葉ではない。
これから先の人生を…一生一緒に生きて欲しいと言う申し出である。
『これからも私は人前では求められるセリアとして振る舞います。だからライアンにも何か変われと言うつもりはありません。』
『でも二人きりの時は…互いに全てを打ち明けてありのままでいたいんです。ライアンとならそれが出来る…私ならライアンが無理に気負わない様にしてあげられる』
『もう誰かの為に自分を偽り…心の声を無い者とするのはやめましょう。』
『私はライアンに頼りたいし…頼って欲しい…』
『だからこの問いには言い淀む事無く答えて下さい。また御為倒しや嘘を吐いたら…答えがどうあれ私は貴方を一生恨みます。』
『私が嫌いですか?』
『俺は……』
一間をおいて何かに葛藤する様に黙り込むライアン
セリアは返事を急かさない。
ライアンがどんな答えを出そうとも、次に彼の口から出る言葉がライアンの真意であると受け止める為、答えが出るまで何時間でも待つ覚悟だ。
『好きに…決まってるだろ!!』
ライアンの答えは…長年封印して来たセリアへの愛の言葉だった。
その言葉を聞いてセリアは頷く。
『君の実直な性格が好きだ』
『・・・』
『君の精神的な逞しさが好きだ』
『・・・』
『君のその白い髪も…髪型も…空の様に青い瞳も大好きだ!!』
『知っていました…ライアンの私に対する気持ち…』
『私もライアンの落ち着きある性格が好きです。』
『ライアンの不器用な優しさも…責任感の強さも』
『傷付いても…それをおくびにも出そうとしない芯の強さも…』
『私もライアンが大好きです 貴方とずっと一緒にいたい。貴方の傍にいる時…私が私でいられるから』
『これから先も…ライアンと生きていたい』
『もう一度言いますね……ライアン・ファルカシオン…私と結婚して下さい』
『本当に…俺で良いのか?』
『貴方がいいんです。』
ライアンは深く葛藤した。
自分がセリアを幸せに出来るのか…
幸せに出来たとして…神が掛けたセリアへの呪い
幸せの代償が訪れた時に
セリアを守り切れるのか…
時を掛ける事数秒。
しかしこの時は2人にとってまるで1分にも1時間にも思える程長く感じた。
ライアンは深く真剣に熟考した。
セリアに対する想いに偽りはない。
その気持ちを隠して来たのは…自分自身にセリアを守りきると言う説得力がなにも無かったからだ。
しかしセリアは守られるだけでなく、ライアンと共に互いを守り合いたいと言う。
ライアンが知る中でセリア程頼もしい女性はいない。
ライアンは暫くして小さく頷くと
自身の腰に差していた剣を鞘から抜き、雪原に突き立てた。
『絶対なんて誓えない…俺には絶対を語れる程の力が無い』
『だけどこの剣と君への想いに賭けて誓う。』
『生ある限り君を守る…俺が生きている限り君を悲しませる全てから君を守る。』
『セリアには幸せになって欲しい…俺より長生きして欲しい…その為に持てる力全てで最善を尽くす事を誓う。』
ライアンは絶対を語らない。
それはライアンの誠実さの現れだ。
絶対の保証は出来ないが…持てる全てでセリアを愛し守る事をライアンは自分の剣と魂に賭けて誓った。
不器用なライアンなりの精一杯の愛の誓いだ。
『だから…その…不束者な俺だが…どうかよろしく…』
『こちらこそ変わり者な私ですがよろしくお願いしますね』
長らく互いの立場が邪魔をし心の内を明かせなかった2人は互いに見詰め合い、互いを見て静かに微笑み合った。
セリアの口から出た言葉。
それはライアンへの求婚だった。
親同士が定めた政略結婚の契約を結ぶ言葉ではない。
これから先の人生を…一生一緒に生きて欲しいと言う申し出である。
『これからも私は人前では求められるセリアとして振る舞います。だからライアンにも何か変われと言うつもりはありません。』
『でも二人きりの時は…互いに全てを打ち明けてありのままでいたいんです。ライアンとならそれが出来る…私ならライアンが無理に気負わない様にしてあげられる』
『もう誰かの為に自分を偽り…心の声を無い者とするのはやめましょう。』
『私はライアンに頼りたいし…頼って欲しい…』
『だからこの問いには言い淀む事無く答えて下さい。また御為倒しや嘘を吐いたら…答えがどうあれ私は貴方を一生恨みます。』
『私が嫌いですか?』
『俺は……』
一間をおいて何かに葛藤する様に黙り込むライアン
セリアは返事を急かさない。
ライアンがどんな答えを出そうとも、次に彼の口から出る言葉がライアンの真意であると受け止める為、答えが出るまで何時間でも待つ覚悟だ。
『好きに…決まってるだろ!!』
ライアンの答えは…長年封印して来たセリアへの愛の言葉だった。
その言葉を聞いてセリアは頷く。
『君の実直な性格が好きだ』
『・・・』
『君の精神的な逞しさが好きだ』
『・・・』
『君のその白い髪も…髪型も…空の様に青い瞳も大好きだ!!』
『知っていました…ライアンの私に対する気持ち…』
『私もライアンの落ち着きある性格が好きです。』
『ライアンの不器用な優しさも…責任感の強さも』
『傷付いても…それをおくびにも出そうとしない芯の強さも…』
『私もライアンが大好きです 貴方とずっと一緒にいたい。貴方の傍にいる時…私が私でいられるから』
『これから先も…ライアンと生きていたい』
『もう一度言いますね……ライアン・ファルカシオン…私と結婚して下さい』
『本当に…俺で良いのか?』
『貴方がいいんです。』
ライアンは深く葛藤した。
自分がセリアを幸せに出来るのか…
幸せに出来たとして…神が掛けたセリアへの呪い
幸せの代償が訪れた時に
セリアを守り切れるのか…
時を掛ける事数秒。
しかしこの時は2人にとってまるで1分にも1時間にも思える程長く感じた。
ライアンは深く真剣に熟考した。
セリアに対する想いに偽りはない。
その気持ちを隠して来たのは…自分自身にセリアを守りきると言う説得力がなにも無かったからだ。
しかしセリアは守られるだけでなく、ライアンと共に互いを守り合いたいと言う。
ライアンが知る中でセリア程頼もしい女性はいない。
ライアンは暫くして小さく頷くと
自身の腰に差していた剣を鞘から抜き、雪原に突き立てた。
『絶対なんて誓えない…俺には絶対を語れる程の力が無い』
『だけどこの剣と君への想いに賭けて誓う。』
『生ある限り君を守る…俺が生きている限り君を悲しませる全てから君を守る。』
『セリアには幸せになって欲しい…俺より長生きして欲しい…その為に持てる力全てで最善を尽くす事を誓う。』
ライアンは絶対を語らない。
それはライアンの誠実さの現れだ。
絶対の保証は出来ないが…持てる全てでセリアを愛し守る事をライアンは自分の剣と魂に賭けて誓った。
不器用なライアンなりの精一杯の愛の誓いだ。
『だから…その…不束者な俺だが…どうかよろしく…』
『こちらこそ変わり者な私ですがよろしくお願いしますね』
長らく互いの立場が邪魔をし心の内を明かせなかった2人は互いに見詰め合い、互いを見て静かに微笑み合った。
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