【一章完結】王太子殿下は一人の伯爵令嬢を求め国を滅ぼす

白銀の大地 雪国アルテアの華と称されたセリア・フェレネス伯爵令嬢はアルテアに生きる人間にとって、彼女の名前を知らぬ者はいない程の羨望の対象であった。

誰よりも美しい雪の様な髪を持ち
王族にも引けを取らない気品ある顔立ち
王立学園においては優秀な成績を経て次席で卒業


作法・教養において同年代の女性で彼女の右に出る者いなかった。


誰もがセリアを影で"アルテアの華"と称した。
そんなセリアに一人の男性が求婚を申し込んだ。

リフェリオ・ソルガデス王太子
このアルテアを何れは背負って立つ王位継承権を持つ男だ。

王太子もまた、教養や武芸において才覚を持ちアルテアが今まで疎かにしてきた外交政策にも熱心に取り組む傑物であったが…


セリアには生まれた時から定められ許嫁がいた。
名はライアン・ファルカシオン。

セリアの生家フェレネス家とは長年犬猿の仲にあった辺境伯家の長男だ。


無口な彼は許嫁のセリアに対して素っ気ない態度を取り続け、そんな彼に一生懸命に尽くすセリアだったが…


ある日、セリアは王太子の招待を受け王宮に出入ると、彼は唐突に驚愕の一言を放った。


『お前を我が妃に任命する。喜ぶがいい俺ほどの男はいないぞ。』


それは"求婚"と呼ぶにはあまりに傲慢な言葉であった。


王太子は自身にも王妃教育を修了した婚約者がありながら、それを袖にしセリアに執着し始める。



その執着はやがてアルテアを崩壊させる発端となり…


【悪ノ國ツヴァイク】
【帝国元帥は亡国令嬢を情婦として囲う】関連作品

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2025年6月3日に本編(表)が完結致しました。


裏編とサイドストーリー(SS)は不定期更新でのんびり更新して行きます。


サイドストーリーや番外編は本編を読まなくとも分かる様な内容となっております。
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