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第一章
第十二話 修業開始
しおりを挟むジークたち三人は家の中庭に集まっていた。
「さて。じゃあ始めるよ。ひっく。うぃ~」
そう言って、酒瓶をラッパ飲みするテレサ。
(朝っぱらからお酒なんて……恐れ多くて口に出せないけど)
テレサの恐ろしさを知っているリリアは内心で浮かんだ言葉を呑みこむ。
『時空の魔女』テレサ・シンケライザ。
異端討滅機構にその功績を認められて引退後も訓練教官として名を馳せた女傑。
彼女に教えを受けた特級葬送官は数多く、彼女の前では支部長でさえ頭が上がらない。一時期は異端討滅機構の元老院にも誘われたほどの実力者だと聞く。
そして彼女はスパルタで有名だ。
彼女の教えに耐えきれずに辞めた葬送官は数知れない。
そんな彼女に教えを乞うだけでも恐れ多いのに、食習慣に口を出そうものなら何をされるかーー
「もう、テレサさん、お酒の呑みすぎは体に良くないですよ。ほどほどにしてくださいっ」
「……!?」
だが、ジークはそんなこと知る由もない。
無邪気な顔で、全くも―、と言いながらテレサの酒瓶をつかみ取った。
(ななななな、なにしちゃってるんですかジークさん!? その方が誰だか知らないんですか!?)
テレサの酒癖の悪さは葬送官の間で有名だ。
時には眉をひそめるような言動もあって、彼女の態度を直そうとする者も少なからずいた。態度や言動を改めれば、実績に似合う葬送官になれるのだと誰もが口をそろえていった。
ーーその全員が病院送りだ。
街を預かるエース級葬送官たちが三か月間も治療を余儀なくされた。
治癒神カリキュオスの加護を用いた治癒がなければ命すら危うかったと言われる致命傷。しかも全員が決闘を挑んだうえで負けたのだから、咎めようもない。
(そんな相手にお酒を取り上げるなんて……あわわ、ジークさん早く逃げてぇ!)
思わず両手で目を覆ったリリアだったがーー
「……むぅ。いいじゃないか、酒はアタシの生きがいなんだよ」
「…………ほえ?」
ぶつくさ文句を言いながらテレサはジークから酒瓶を奪い取る。
けれど彼の忠告が聞いたのか、それ以上飲もうとはしなかった。
(あ、あの鬼……じゃなかった。テレサさまが他人の忠告を聞いた!?)
リリアは驚愕する。
傍若無人を地で行くテレサが、まるで孫に叱られた祖母のような表情である。
誰だこの人。
「ごほん。あー、気を取り直して修行を始める。私のことは師匠、もしくはお姉さまと呼ぶこと、返事は?」
「はい、師匠! お姉さまは言い過ぎだと思います!」
ごつん!
「い、いだい……」
さすがに怒られたジークである。
リリアとしても、ようやくいつものテレサが見れてほっとする。
「ガキが生意気いうんじゃないよ。ひっく。さて……」
テレサは酒瓶を肩に担いで、
「ジーク。あんたが生きていくために必要なのは特級悪魔の討伐だ。分かっていると思うけど、これは並大抵のことじゃあない」
「……はい」
ジークは重々しくうなずく。
テレサは指を一本立てた。
「まず、悪魔の強さってのは七段階に分けられる。下二級、下一級、中級、准上級、上級、特級、幻級だ。例外としてはその上に死徒や神霊なんてのもいるが……まず出くわすことはないから気にしなくていい。で、だ。葬送官にも同じ階級があってねぇ。基本的に、葬送官は同じ階級の相手しか倒せないと言われている。ちなみにあんたは今葬送官になったばかりだから、下二級。リリアも同じさ」
上から二番目と最底辺の階級。
この間にどれほど実力に開きがあるのか、ジークでも理解できた。
「……あの、これって、もしかしなくても無理では?」
「普通は無理だね。自殺行為だ」
おそらくオリヴィアたちは無理だと思ってて言ったはずだ。
彼女はジークを葬送官になどしたくないのだから。
もしかしたら、戦いの中で死ねば御の字とすら思っているのかもしれない。
「だが、安心しな。このアタシがいる。一か月で、あんたたち二人を上級くらいには育ててやる」
葬送官の加護と悪魔の力には相性がある。
それによっては上級の実力で特級を倒した例もあるし、その逆もしかりだとテレサは語る。
「ちなみに階級のほかにも序列ってのがあってね。これは異端討滅機構が決めるものなんだが、今、あんたの序列は十万○九七二位……つまり最下位だ。普段から特級を相手にしているような奴は五百位以内だから、もしも成功したら史上稀に見るジャイアントキリングだよ。序列の大幅上昇も夢じゃない」
「じゃいあんと……?」
「最高にカッコいいって意味さ」
「むむ……頑張ります、師匠」
「おう」
目標が定まったように頷くジークを見て、リリアは内心で震えた。
(確かに上の階級の悪魔に勝つことは葬送官にとっては珍しくない。現にジークさんはわたしを助けるときに魔猿を倒したはず……でもそれは、一つ上の話です。二つも上になれば話は違います。生存率一パーセント。勝利の確率はもっと低くなる最悪の世界……! ましてや下二級から一か月で特級なんて……一体どんな修行をするつもりなんですか……!?)
ジークが頑張ろうとするのはいいことだし応援したい。
けれどそこまで厳しい目標を掲げるつもりはないリリアとしては、修行内容が怖すぎた。
「そ、それで。お師匠様。まずはどうするつもりですか……?」
「ん。まずは現在位置を知ることだ」
テレサは家の中から手のひら大の獅子像を持ってきた。
「これで陽力値を測ってもらう。あー、ジークは知らないだろうから言っておくが、陽力ってのは加護を扱うための力のことだ。旧世界じゃオーラとか、闘気とか言ったらしいがね。ちなみに、悪魔の使う力のほうは魔力って呼ばれてる。研究者の間じゃ本質的には同じエネルギーらしいよ。私はどっちでもいいと思うが……ま、げん担ぎで、悪魔を連想させるような言葉を使いたくないって気持ちは理解できる」
「へぇ……」
「悪魔との戦いじゃ陽力の配分が重要となる。リリア、手本見せてみな」
「はい」
リリアは獅子の像を受け取り、片手を口の中に差し入れた。
かぷっ。
獅子の像がリリアの手を噛む。
つぅ、と滴った血が獅子像の中を伝い、内蔵された魔導機構を作動させる。
その瞬間、
「わ!?」
獅子像が金色に光輝き、鬣がぶわりと逆立つ。
ピピ、と音がすると、リリアは手を引っ込め、獅子像の背中をテレサに見せる。
背中にあるのは小型液晶モニタだ。ずらりと並ぶ数字は、可視化したリリアの陽力。
「陽力数値五三〇〇か。陽力だけはいっちょ前だね。准上級の下の方って感じか」
「えへへ」
「まぁ、それを活かせないから役立たず呼ばわれりされているわけだ」
「うぅ……上げてから落とさないでくださいよぉ」
リリアはしょんぼりと肩を落とす。
そんな彼女を横目に、テレサはジークへ視線を向けた。
「じゃあ次はジーク。やってみな。やり方は見てたからわかるだろ?」
「あ、はい。えっと……リリアさん、口の中に手を入れるだけでいいの?」
「はい。中にセンサーがあるので後は勝手にやってくますよ」
「分かった。よーし」
獅子像を受け取ったジークは意を決して獅子の口に手を突っ込む。
がぷ、と鋭い牙が肉に触れて、血が滴り落ちた。
そしてーー
…………………………シーン。
リリアの時と違って何も起きない。
それどころか。獅子がため息を吐いているように見えるのは自分だけだろうか。
ピピ、と魔導機構が陽力を数値化した。
その数字を見たジークは頬をひきつらせる。
「え、二十一…………?」
リリアの一パーセントにも満たない圧倒的な低さ。
獅子像の反応と比べても、この数字が話にならないレベルなのは明らかだ。
こわごわとテレサのほうを見ると、彼女は特に気にしていなさそうだった。
「まぁ、加護を得たばかりだこんなもんだよ。気にするこたぁない」
「そ、そうなんですか……?」
「……まぁ、才能あるやつは最初からあるにはあるがね。陽力は努力次第で伸びる」
いいかい? とテレサは赤子に言い聞かせるように、
「陽力の正体は、天界から流出したエーテル粒子によって人類が発現した新たな可能性……魂からにじみ出る力のことだ。生まれつきエーテルと適合していればいるほど、陽力数値は高くなるんだよ。けど、陽力ってのは努力次第で高められる。筋肉と一緒さ。使えば使うほど精度が上がり、やがて昇華する。ようは努力あるのみってことだ」
「落ち込む必要ないってことですよ、ジークさん」
テレサの説明に補足してくれたリリア。
まだまだ伸びる価値はあるのだと言われている気がして、ジークはうれしくなった。
「はいっ!」
「ちなみにあんたに突っかかったあの女……オリヴィエの公式数値は五万二七六だ。あとはあんた因縁のアンナ……だっけか。これも噂によると、二万五〇七あるらしい。特級悪魔はそれくらい余裕で超えるよ」
「ごま……いち……うぅ。師匠、上げて落とすのはやめてほしいです!」
「現在地を知るのは何より重要なことだよ? 目標ができたほうがいいじゃないか」
「まぁ、それはそうですけど……」
「そんなわけで、今からあんたたちには陽力を高めるための訓練をしてもらう。二人それぞれ別の方法を用意したからね」
そう言ってテレサが案内したのは、家の横にある納屋だ。
中は外から見るより明らかに広い。おそらく五十メートルはあるだろう。
「わぁ、すごいですね師匠。これ……」
「いかすだろ?」
テレサがにやりと笑い、奥のほうに指をさした。
「あそこに天井から剣が吊ってあるのが見えるかい?」
「はい」
百本を超えるの剣が屋根の上から吊らされている。
木製で刃は丸くなっているようだが、当たればかなり痛そうだ。
テレサがスイッチを押すと、天井の剣が縦横無尽に動き出した。
まるで剣の嵐だ。
ヒュィィイン、と空気を裂く鋭い音が聞こえる。
「あんたにはあの中に入って、あれを全部避けてもらう」
「はい!?」
「加護を常時発動させて……そうさね。一時間だ。一時間も避けられるようになれば、上級くらいにはなっているだろう」
「えぇぇぇえぇぇぇえ!?」
(いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、絶対無理でしょ! 百回死ねるよあんなの!?)
あの中に入れば肉が細切れになってしまう。
何とか助けを求めようと視線をさまよわせたジークはリリアと目が合った。
リリアはさっと目をそらしてしまう。
「リリアさん~~~!」
「が、頑張ってください、ジークさん」
「昨日『先視の加護』のことを聞いたからねぇ。急ごしらえで用意したんだよ。いかすだろ?」
「ぜんっっぜん、いかしませんよ! 怖いですよ!」
「さて次にリリア。あんたの訓練だが……」
「無視された!?」
テレサはジークに用意された剣から左へ視線を移し、壁にいくつもの的がある場所を指さす。
「あんたはアレだ。あれを高速で動かすから、一度にすべての的に命中させ、同時に各個破壊できるようになること。それがあんたの課題だ」
「あ、あれを、全部ですか……」
リリアの頬がひきつった。
的の数は五十以上。大技の範囲攻撃で在れば一撃で壊せるかもしれないが……
重要なのは、クリア条件が『各個破壊』であるという点。
範囲攻撃は禁止だろう。
精密な陽力コントロールと集中力が要求される無理難行である。
「わ、わたしは特級にならなくてもいいから、手加減してくれても……」
「馬鹿をいうんじゃないよ。教えるからには徹底的にだ。ほら、文句を言わず始めた始めた!」
「は、はひっ、リリア、逝ってきます!」
「死なないでリリアさん……!」
リリアはたくさんある的の正面に立ち、しゃらん、と錫杖を掲げる。
そのタイミングを見計らったかのように、高速で的が動き始めた。
「《凍てつく針よ》、《貫け》」
ぎゅぃん、と空中に細い氷がいくつも出現する。
だがその数はすべての的に当てるには到底足りず、十を超えたあたりでストップした。
それでもリリアは額に汗を浮かべながら錫杖を動かし、
「『静謐の矢』!」
しゃらん、しゃらん、と氷の矢が的を貫く。
だが、矢はすべて的に当たったわけではなく、いくつかは狙い外れて砕けていた。
「ハァ、ハァ、これ、無理……」
「外したならもう一回だ! 倒れるまでやりな!」
「ひぃいい~~~~~~!」
(わぁ、大変そう……というかリリアさんの加護は氷……つまり水の神の加護かな? わかんないけど、なんかすごい……!)
普通に暮らしたいジークではあるが、手のひらから炎や氷を出す姿は見ていてカッコいいと思う。自分もあんな風に出来たらいいが、『先視の加護』ではそれも難しいだろう。
(いや、別にアステシアさまの加護に不満があるわけじゃないんだけど……)
そんなことを考えていたら、テレサから叱咤が飛んできた。
「ぼさっとすんな。ジーク、あんたも行くんだよ!」
「は、はい……!」
尻を蹴り飛ばされるような言葉を受け、ジークは剣の嵐の前に立つ。
今は停止している機械を前に、死地に飛び込む兵士のような気分になった。
これからいつ動くか分からない剣を、一時間以上避けなければならないのだ。
ごくり、とジークは唾を呑む。
「どうしよう。僕にできる気がしな……っとぉ!?」
ドクン、と身の危険を感じた本能が加護を駆動させ、魔眼を発動する。
剣の動きと、その未来が、二重になって視界に現れる。
(もう始まった!? でも、まずはひと……)
その瞬間、全身が総毛立った。
(違う、二つ、いや、三つだ!)
上と左右から一振りずつ剣が向かってくる。
ジークはこれまでの人生で培った反応速度を活かし、身体をひねって回避した。
がーー
「う!?」
転瞬、前方からやってきた剣の陰に隠れ、新たな剣が飛び出した来た。
強烈な衝撃。
無様に吹っ飛んだジークは剣の嵐の中に放り出され、滅多打ちにされながら悲鳴を上げる。
ばたん、と停止した装置の中に落ちたジークは傷だらけだった。
「こ、これ……む、り……」
「もう一回だ。言っとくけど一回一回動きが違うからね。パターンを覚えようとしても無駄だよ!」
「そんなぁぁああああ!?」
再び動き出した剣の嵐にジークは悲鳴を上げて滅多打ちにされる。
ボロボロになっていく彼の姿を見て、テレサは内心で驚愕していた。
(……まさか初日から三つも避けるとは……何もできず打たれて終わりだと思ったけど)
一〇八ある刃の全てが、同時に動き出す剣の地獄。
熟練の葬送官でさえこれをクリアするのは並大抵のことではない。
例え先視の加護があっても初見では一つも避けられないと踏んでいた。
なにせ最初にジークを襲った三つの剣は、音速を超えているのだから。
「正直無理かもと思っちゃいたが……」
つぅ、と頬に冷や汗が滴り落ちていく。
「もしかしたらアタシは、とんでもない怪物を育ててるのかもしれないねぇ」
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