ゴッド・スレイヤー

山夜みい

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第一章

第十八話 哨戒任務

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 未踏破領域に住まう悪魔は、人の魂を求めて人類領域にやってくることがある。そういった悪魔たちを葬魂そうこんし、街の外に近づけさせないようにするのが哨戒任務だ。葬送官そうさかんとしての大事な任務の一つである。

 街の中では死人が出た際の葬魂、パンデミックに備え、外では未踏破領域から来る悪魔に備える。一匹でも悪魔を見逃せば都市の崩壊につながるため、都市の内外は夜でも明かりに照らされているのが常だ。

 王都サンテレーゼも例外ではなく、街の周りを歩くジークたちが夜目に困ることはなかった。

「えーっと、それで、僕たちはどうすればいいの?」
「基本的には、向かってきた悪魔を葬魂して、定期的に支部に報告するだけですよ」

 リリアにとっては何度目と知れない哨戒任務だ。
 落ち着かないジークを気遣うように、彼女は笑みを見せた。

「外周区の担当といっても、王都の周り全部ではありません。そんなの到底無理ですから、都市の周りを十二の区画に分けて、何組かの葬送官が担当しています。私たちの担当は二時の方向……五キロくらいですね。森葬領域に近いので狭いですけど、悪魔の出現率は高いです。頑張りましょう」
「う、うん」

 リリアはそう言って錫杖を掲げる。
 彼女が蒼色の陽力を流すと、半透明の板が浮かび上がった。

『こちらサンテレーゼ支部。定時報告担当』
「リリア・ローリンズ下二級葬送官より報告。現在のところ異常なし。悪魔の遭遇もありません。以上」
『了解。引き続き警戒に当たるように。以上』

 半透明の板が薄くなって消える。

(あれ、今の声、どこかで聞いたような……?)

 気のせいか、と考えてジークはかぶりを振った。
 自分の双剣とリリアの錫杖を見比べて、

「リリアさんの聖杖機アンクってそんなことできるんだ」
「ジークさんもできますよ? というか葬送官そうさかんはみんな同じことが出来ます。聖杖機は魔導工学の結晶ですから。仕組みとしては光に含まれるエーテル粒子を経路に陽力を飛ばして音を伝え合うんですけど、その際に陽力受容体によって音の変質があったりするのできちんと経路を繋いでおかないと混線してオーバーハックしてしまい……」

 ジークは慌てて、

「あ、あの、ごめん。何言ってるか分かんないや」
「ふふっ」

 リリアは口に手を当てて笑い、小さく舌を出した。

「安心してください。わたしも全然分かりません。今のは事務所の受け売りです」
「か、からかったんだ!?」

 リリアは声を上げて笑った。
 ジークもおかしくなって、つられて笑った。

「他にできることはあるの?」
「はい。録画や録音、あとは葬送官同士の通話も出来ますよ。ただ、緊急時には異端討滅機構ユニオンに検閲されるのでプライベートで使うのはオススメしません。それに通話といっても他の陽力受容体……つまり聖杖機を持っている人なら盗聴することも可能なので、秘密の会話には向きませんね」
「そうなんだ……残念。師匠をからかってあげようと思ったのに」
「それは本気でやめてください」

 リリアは真顔で言った。
 彼女の中ではまだテレサは恐怖の象徴らしい。

「じゃあそれ、僕にも教えてもらっていい?」
「もちろんっ」

 リリアは手取り足取り、ジークに聖杖機の指導をしてくれた。
 本来、こういったことは葬送官の養成学校で習うことらしいが、ジークは養成学校を出ていない。これからも分からないことが出てくるだろうから、リリアには頼らせてもらおう。

 とはいえ、だ。
 リリアの言うことは難しく、ジークには半分以上分からなかった。
 通話は何とか出来たが、録音や録画は難しい。

「コツさえ掴めばすぐにできるようになりますよ。自転車と同じです」
「ジテンシャ……?」
「あー、えっと、タイヤが二つ付いている、自分で漕ぐ魔導装甲車みたいなものです」
「え。それって大変じゃないの?」
「まぁ大変ですね。でも便利ですよ」
「リリアさんは何でも知ってるねぇ」
「ジークさんが知らないだけですよ……」

 リリアは何とも言えない表情でジークを見た。
 ジークの常識のなさについては、日々痛感させられるばかりだ。
 読み書きはできるようだし、魔導工学についても概要は知っているようだが……

(一体、どういう生活をしてきたんだろう)

 そこまで踏み込むべきか迷い、リリアは視線をさまよわせる。
 思えば、自分たちはお互いのことを何も知らない。
 リリア自身も、ジークに話していないことや話したくないことがある。

(でも、この人なら……)

 自分と対等に接してくれた彼なら、話しても良いかもしれない。
 友達と言ってくれた時は嬉しくて、胸が熱くなったくらいだ。

「あ、あの、ジークさん。実は……」
「待って」

 ぴたり、とジークは動きを止めた。
 じっと前方を見つめる彼に、リリアは眉根を寄せる。

「どうしたんですか?」
「居る。悪魔が。すぐそこに」
「え?」

 リリアはジークの視線の先を辿り、首を捻った。

(何もいない、けど)

 都市の周りにある原野はそよ風に揺られている。
 悪魔の姿は見えないし、気配も感じない。
 だがジークには聞こえていた。

(間違いない。悪魔の息遣い。土の音。でも姿は見えない。じゃあ、もしかして)

「ーーリリアさん、下がってッ!!」
「え?」

 直後、猛烈な音を立てて、地面から悪魔が飛び出してきた。
 咄嗟にリリアを突き飛ばしたジークは浅く肩を裂かれる。
 反射的に双剣を振り抜くも、後ろに飛び下がった悪魔に避けられてしまう。

「ジークさん!? け、怪我が……!」
「これくらい大丈夫! すぐ治るから!」

 言いながら、ジークは前方を見る。

 土の中から飛び出したのは土竜型モグラの悪魔だ。
 鋭い爪と小さな目。尻の方から尻尾が揺れている。

「やばい。こいつが居たって事は……」

 ジークは奥歯を噛んだ。
 リリアに警告をしようとしたその時、

「ギュォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 悪魔が耳に残る不快な雄叫びをあげた。
 ざん、ざん、と土の音が響き、ジークたちの周りに土竜型の悪魔が現れる。

「一、二、四、五……! ジークさん、囲まれています!」
「うん。こいつ、基本的に群れで行動して、仲間の悪魔を呼ぶから」

 早く片付けないとまた悪魔がやってくる。
 ジークは焦りそうになる心を律し、息を吐いた。

(落ち着け、僕。僕は剣で、剣は僕だ。悪魔を屠る剣になるんだ)

 カチ、と頭の中でスイッチが切り替わる。
 周りの雑音がだんだん少なくなり、必要な情報以外をシャットアウトする。
 そんな相方の姿にリリアは目を見開いた。

(ジークさん、雰囲気が……!?)

「リリアさん。僕が奴らを牽制する。援護お願い」
「は、はい! 任せてください……!」

 言うや否や、ジークは飛び出した。
 爪で斬りかかってきた悪魔を一刀両断し、ジークは体を回転。
 後ろから来た悪魔の腕を斬りつけ、怯んだ隙に足払い。
 体勢を崩した悪魔の心臓を貫き、三体目の悪魔へ投げつけた。

「ギィィイイエエエエエエエエエエエエエエエ!!」

 三体目が悲鳴を上げた瞬間、リリアが叫んだ。

「《凍てつく針よグラキス》、《貫けイルト》、『静謐の矢アイシクル』!』

 絶対零度の氷が放たれた。
 薄い針のようなそれは、悪魔の体を貫きーー

「え?」

 否。
 リリアの放った氷は、悪魔の真横を通り過ぎ、地面に衝突して消えた。

「あ、ぁ……っ、なんで、ずっと練習したのに……!」
「リリアさん……?」

 リリアは動揺したように震えだす。
 いつもの彼女からかけ離れた様子に、さすがにジークも訝しんだ。

 ーーその隙を、悪魔は逃さない。

「ギィィィイイイイイイエエエーーーー!!」

 狙いをリリアに変え、悪魔は爪を振りかぶった。
 再び氷矢の狙いを定めるリリアだが、矢はまたも外れる。

「……ぁっ」

 直後、地面に潜っていた五体目がリリアの足をつかんだ。
 身動きを封じられたリリアは、四体目の悪魔に無残に貫かれーー


「リリアさんから、離れろぉおおおおおおお!」


 その直前、ジークはリリアの足元に剣を投擲。
 五体目の悪魔が引っ込んだ隙に残る剣で四体目の攻撃を防ぐも、悪魔は爪を捨てて噛みつきに切り替えた。

 ーーザシュ……!

「あ、づぅッ」
「じ、ジークさん!?」

 悪魔に噛みつかれたジークは奥歯を噛みしめ、思いっきり悪魔を蹴り飛ばす。
 すかさず足元に刺さっていた剣を抜き、四体目の心臓を真っ向から貫いた。

「ゲ、ァ……!」

 苦悶の呻きをあげる悪魔に、ジークはぐさりと聖杖機を突きこむ。
 じわじわと、傷の再生を始めようとしている悪魔。
 ジークは奥歯を噛みしめ、

「『死は生への旅立ちペレモルス終わりは新たなフェネティア始まりとならん・リリム』!」

 祈祷詠唱。
 神が人類に授けた言葉により、悪魔たちは悲鳴を上げて苦しみ始めた。

「『歌え、天の名をディア・カエラム踊れ、呪わしき命運サルクリス尽き果てる時までオーディア』」

 身体の痛みを抑え、震える身体を叱咤して言葉を紡ぐ。

「『血は灰にエルネス肉は土にカロン在るべき場所ゼル還るがいいギアス』」


 最後の力を振り絞った五体目が、リリアの背後から飛び掛かってきた。

「『哀れな魂に光あれカルマリベラ』」

 ジークは振り返りざまに双剣を投げつけ、


「ターリルッ!!!」


 ーー爆散する。

 地面にのたうち回っていた悪魔も、中空にいた悪魔も、
 全ては光の結晶へと変わり、天へと立ち上っていく。
 悪魔をこの世に繋ぎとめる魔力が無くなり、葬魂そうこんされたのだ。

「ハァ、ハァ……なんとか、なったね……」
「じ、ジークさん、血が、血が……!」

 思わず地面に膝をついたジークに、慌てて駆け寄るリリア。
 ジークは痛みを顔に出すまいと我慢しながら、口元に笑みを作った。

「これくらい大丈夫だよ。リリアさんは、平気?」
「わたしは大丈夫です。でも、ジークさんが、ジークさんが……!」
「だから平気だってば。これくらい、唾をつけとけば治るよ」

 ジークは骨折などを除き、浅い噛み傷や切り傷は一晩寝れば治る体質だ。
 不気味だと怖がられることもあるが、悪魔と戦った後は重宝する。
 リリアはくしゃりと顔をゆがめて、ぽろぽろと涙を流した。

「ごめんなさい、ごめんなさい、私のせいで……ごめんなさい……!」
「二人とも生きてるし。いいよ。ちょっと緊張しちゃったんだよね」
「違うんです。わたし、わたし……!」
「?」

 リリアは何度も首を横に振り、もういいよと言っても自分を責め続けた。
 ジークは少しだけ考えて、

「気に病むなとは言わないけど……まだ始まったばっかりだしさ。ダメだったところは直していけばいいじゃん」

 彼女は俯いた。そして顔を上げ、

「…………そう、ですね」

 なぜか泣きそうな表情でうなずいた。
 ジークは不思議に思ったが、それ以上深く踏み入ることができず、二人は任務を再開した。


 ◆


 結局それ以降、悪魔と遭遇することなく任務を終えた。
 大侵攻の兆候があると言われていただけに、ジークとしては拍子抜けした気分だった。
 翌朝、テレサのところに戻り報告すると、

「ふむ。五体、か。Bエリアにしちゃ少なすぎるね……」

 顎に手を当てて考え込むテレサ。
 けれど彼女はすぐに首を横に振り、笑みを見せる。

「何はともあれ、生きて戻ったことは御の字だ。今日の夕食は派手にしようかねぇ」
「やったー! じゃあ僕、ねずみをいっぱい捕まえてきますね!」
「待て待て待て待て待て。どうしてそうなるんだい!? 外に食べに行くに決まってんだろう!」

 意気揚々と外へ出ようとしたジークの首根っこを、テレサが引っ掴む。
 ねずみの丸焼き、美味しいのになとジークはしょんぼりする。

「ね、リリアさんもそう思うよね?」
「……」
「リリアさん?」
「え、あ、はい」

 ハ、と顔を上げるリリアだが、その声には覇気がない。
 やはりジークに怪我をさせてしまったことを気に病んでいるのだろう。
 ジークは言葉を探して、

「えっと……今日はいろいろあったけど、とりあえずよく寝て、また一緒に頑張ろうよ。次はもっとうまくやるからさ!」

 力こぶを見せて意気込むジークに、リリアは首を縦に振る。


 けれど次の日ーー


 リリアは訓練に出てこなかった。
 次もその次の日も、彼女は出てこなかった。
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