【完結】淫獄の玩具箱

asami

文字の大きさ
205 / 255

第二百五話

しおりを挟む
 俺の名前は浩介。大学三年生で、サークルの仲間と過ごす毎日は平凡だが、どこか物足りない。そんなある日、友人に誘われて参加した合コンで、運命の出会いが待っていた。



「こいつ、面白いから話してみろよ!」



友人の言葉に促されて向かう先には、見知らぬ男、翔太が座っていた。彼は明るい笑顔を浮かべ、すぐに俺に話しかけてきた。



「初めまして!俺、翔太。君は?」



その瞬間、心の中に何かが弾けた。翔太の目はキラキラしていて、まるで太陽のような暖かさを感じた。俺は思わず「浩介です」と答えた。



合コンは盛り上がり、時間が経つのも忘れてしまうほどだった。翔太と話すたびに、心の中に新たな感情が芽生えていくのを感じた。俺は自分の気持ちに戸惑いながらも、彼との距離が縮まっていくのを楽しんでいた。






合コンの後、翔太と連絡を取り合い、次第に友達としての関係を築いていく。しかし、俺の心には彼への特別な感情が芽生えていた。毎週末、一緒に過ごすうちに、彼の笑顔や仕草に目を奪われることが増えていった。



ある日、カフェでの待ち合わせ。翔太はいつも通りのカジュアルな服装で、俺を笑顔で迎えてくれた。しかし、その日はいつもとは違う緊張感が漂っていた。会話を交わすうちに、自然と視線が交わり、心臓が高鳴る音が耳に響く。



「浩介、最近何か悩んでることあったりする?」



翔太の言葉に、俺は内心ドキリとした。彼は優しい目で俺を見つめている。俺は思わず目をそらし、そして心の奥底に隠していた気持ちを打ち明けることにした。



「実は、俺…翔太のことが好きなんだ。」



言葉が口から出た瞬間、周りの時間が止まったように感じた。翔太は一瞬驚いた表情を浮かべたが、すぐに柔らかい笑みを浮かべた。



「俺も、浩介のことが好きだよ。」



その瞬間、俺の心は高鳴り、嬉しさが溢れ出した。二人の関係は急激に変化し、友情から恋愛へと進展していった。







しかし、恋愛には甘さだけではなく、痛みも伴う。ある日、翔太が突然連絡をくれなくなった。心配になった俺は、彼の家に向かうことにした。



ノックをすると、翔太の母親が出てきた。「翔太は今、部屋にいます」と言い、俺は上がり込んだ。ドアを開けると、翔太がベッドに座っていた。顔色は悪く、疲れた様子だった。



「浩介…ごめん、最近忙しくて…」



「俺は心配してたんだよ!何があったの?」



翔太は少し目を伏せた。「実は、家の事情で引っ越さなきゃいけなくなったんだ。」



その言葉に胸が締め付けられた。彼が離れてしまうのは耐えられない。思わず翔太の手を取ると、彼は驚いた表情を浮かべた。



「浩介…」



「お願い、離れないで。俺たちの関係を続けようよ。」



その言葉に翔太の目が潤んだ。彼は深く息を吸い込み、静かに頷いた。



「俺も、浩介と一緒にいたい。」







翔太の引っ越しまでの時間、俺たちはできる限りの思い出を作ることにした。デートを重ね、笑い合い、涙を流し、一瞬一瞬を大切にした。最後の日、俺たちは海に出かけた。夕焼けが海を染める中、手を繋いで歩く。



「浩介、絶対に忘れないから。」



「俺も、翔太のことが好きだから。」



二人の気持ちが交わり、夕日が沈む頃、俺たちはキスを交わした。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...