72 / 74
第72話 ひゃっきやぎょう③
しおりを挟む
押し寄せる悪鬼の群れの第一波は防げたようだ。
だが、まだまだこれからだ。
この程度で終わるようなら手勢を頼まれたりはしない。
奥の方から敵影がわらわらとやってくる。
歩兵の次は騎兵だった。それも首なし馬の。
兵の不完全さは相変わらずだったが、馬は四肢がついていた。
合わせるためなのかどれもこれも首を失っている。
そのためいななきは聞こえず、代わりに槍を持った兵が奇声をあげてやってくる。
先ほどの攻撃が巨石の落下なら、こちらは荒れ狂う波といったところか。
一度の衝撃は耐えられても、この数全てを防ぐのは無理そうだった。
横一列の騎士の盾。
その幅より遙かに多い騎兵の波がこちらにやってくる。
果たして、従士と騎士はどう防ぐ?
不足は、魔女が補うのだ。
突撃に乱れが生じた。
落馬が起こり、勢いを押さえられず次々と将棋倒しが発生していた。
これは如何した。むこうの鍛錬不足であろうか。
否。これは魔女の仕業なり。
♪戦場に風が吹き剣は煌めく ♪血風舞えど拭うことは無い
♪新手が見えれば手はその先へ 敵を迎え撃とうと脚は行く
♪愛馬よ 見えているか 愛馬よ 共に行こうか この戦場でと
落馬の原因は草であった。それが馬の脚に絡みつき混乱を引き起こしたのだった。
倒れた馬は藻掻き足掻こうとするが、それを覆い隠すように草が伸び、包んでいった。
首は無いはず。だが、断末魔の嘶きが聞こえたような気がした。
負傷が無かったように易々と馬は起き上がった。
緑の馬。体表を草で覆われた馬。その馬は確かに頭があった。
草が複雑に絡み、欠損した部分を補うように出来た、緑の首があった。
ヒヒーン
息を吸える喜びなのか。馬は身体を反らせて嘶きをあげた。
その下で足掻く、落馬の衝撃から立ち直れない兵を気にせずに。
馬の脚は、倒れる兵の背や胸を、たやすく踏み抜いたのである。
主を失った馬たちは、こちらへとやってくる。
本当の主を見つけたかのように。
騎士達は当たり前のようにそれに跨り、クレイも手助けを受けて馬の背へと。
馬上から見る眺めは、地に立つ時とは違った印象があった。
だが、眼前より迫り来る敵影は、変わることは無い。
地面が盛り上がり、地肌が露出する。ぼこり、ぼこりと。
あちらこちらに盛り上がっていく土饅頭は、手早く成長し、人の形を取った。
土塊で出来た人。ゴーレムへと。
突撃した騎馬隊の数は、こちらより多かった。
馬の背にクレイと騎士は跨っているが、主を失ったものはまだまだ多い。
その不足を補うように、ゴーレムは馬へと近づいた。
押し寄せて来た騎兵。
今はそのままそっくり、クレイ達が預かる騎馬隊となった。
騎士とゴーレムに護られながら、クレイは剣を掲げる。
「いくぞ!」
剣が振り下ろされるのを合図に、騎馬隊が駆ける。
悪鬼の群れと騎士の列。
互いに退くこと無く押し寄せ、激しくぶつかりあった。
♪人馬一体事に当たれば ♪鎧袖一触敵は無し
♪友よ友よ 共に駆けて行こうかな ♪敵を迎え撃とうかな
♪愛馬よ見えているか 我が勇士 愛馬よ見えているか 我が勝つ様を
槍と槍。馬と馬とのぶつかり合い。
その勢いに負け討たれる者が多数。
武器を打ち合わせ叩き伏せられるのが多数。
それらに巻き込まれ手綱を取りきれずに転がり落ちるのが多数。
いずれもアヤカシ。クレイの側は一騎たりとも落馬する者はいなかった。
騎馬隊は二手に分かれ、割けていく。弧を描いて勢いを殺すことなく。
弧は大きく円を描き、また合わさった。
突撃する先は先ほどの地点。
まだ体勢を整えきれぬ、悪鬼の兵が居る場所だ。
馬に踏み潰されるもの。武器で討たれるもの。
中には手早く乗馬に成功し、離れようとするものがいた。
だが、遅い。
反転した隙を逃さず。背を突かれ落命するだけだ。
騎馬と騎馬のぶつかり合い。
勝利したのは、やはりクレイ側。
錬磨されてない弱兵に、つけいられる隙は無し。
勢いを削ぐこと無く、クレイ達は目につく悪鬼に対し突撃を敢行した。
勢いは止められることなく、ことごとく同じ結果に終わる。
散々周りを荒したクレイ達の脚が、ようやく止まった。
隣接する兵は見当たらない。
警戒を怠ること無く、車座になってゆるゆると騎馬は回る。
どの方角へ突撃しようと、問題無く駆けるためだ。
そして、次の目標へと馬首を向けた。
新たな軍勢が見える。それはどうやら弓と槍の混成軍のようだった。
槍隊の後ろに控える弓兵たちが矢をつがえる。
前の槍隊を壁にして斜めに放ってくる。
殺すつもりは無い、勢いを削ぐための機先。
眼前から放たれた矢を迂回しようと、行き先を変えるが、それでも何頭かは犠牲になってしまった。
馬は的がおおきいし盾も無い。
防げないのも仕方が無いところがあった。
弓を躱し突っ込もうとしても、槍衾に構えている陣を貫くのは無理がある。
ならばどうするか。
ここは速で攻める。
敵の陣を中心に、その周りをグルグルと騎馬隊は走り出した。
向かってくる敵を射るのは容易い。
だが距離を取ってくる敵はそうではない。
ましてや、それが速く動くものとなれば尚更だ。
弓兵が力強く振り絞れるのも、味方が盾になってこそ。
側面や後面から突かれれば、その優位は無い。
近づかれれば弓を射る暇など与えられない。
だからこそ、味方を盾にしていたのだろうが、こうも周りを走られると弓兵を敵に晒してしまう危険が生まれてくる。
槍隊が弓隊を守ろうと列を動かした。
横へ。横へ。
弓隊を守ろうと表へと。
弓兵の密集陣を守るために、輪のような陣へと。
しかしそれは、層を薄くする行為である。
横にただただ並んだ槍など槍衾では無い。
それはもう既に、威を失っていた。
騎馬隊が隊列を整え始める。先を尖らせた陣形へと。
上から見れば三角になるこの陣形は、鋒矢と呼ばれるもの。
突撃に特化した、攻撃的な陣である。
薄くなった層を喰い破るには、相応しい陣形であった。
騎馬隊はそのまま敵陣へと突入していく。
槍隊も武器を立てて応戦するが勢いは止まらず、
そのまま突破され、弓隊もろとも蹂躙されていく。
こうなれば騎馬の方が有利である。
乱戦では弓は役立たず、槍は辛うじて戦えるが、それでも並んでくる騎馬の押しつぶしには如何ともし難かった。
馬はただ、踏み荒らせば良い。
何度目の突撃であろうか。
敵陣はすでに乱れており、隊列を成してはいない。
隣あってしまっては槍を振り回すことも出来ず、勢いが殺されてしまう。
弓もまた、味方を前にしては射ることは難しかった。
馬を降りて敵に臨むこともなく、今度もクレイたちが勝利する。
「どう、どう」
馬の脚を休めて、一旦まわりの様子を確かめた。
敵に当たることだけに集中していたが、散々荒らし回ったおかげで、クレイのまわりの敵は少なくなっていった。
なので、一度ハンナたちのもとへと戻ることにした。
敵は見当たらないが、何があるかは分からないのだ。
クレイが馬首を返すと、騎士達もそのあとを追う。
何事もなくハンナの元へと辿り着き、三人を守るように騎士達は辺りを囲んだ。
「散々蹴散らしてきたわね」
「ああ、おかげさまでね」
ノエルの声にクレイは頷いた。
周りにいる騎士はノエル、馬はハンナが生みだしたものである。
二人のおかげでクレイは活躍出来たのは確かだった。
「これからどうする? 奥まで突っ込むか?」
「あんまり街から離れるのは賢いとは言えないわね」
「そうね、私たちが抜けたところが穴となる可能性はあるわ」
「じゃあどうしよう? 周りには敵は見えないけどな」
彼女らのいう通り、街から離れすぎるのは良くないだろう。
だとすれば、ここにいても良いものか。
敵がくれば防げるが、今のところ押し寄せる気配は無い。
かといってこのままぼうっとしているのも、立場が悪い。
自分たちは、アヤカシを祓いに来たのだから。
「じゃあ、加勢に行きましょう」
ノエルがそう行った。
他の魔女達のところへと行ってみるのだ。
加勢が必要なければそれでよし。
そのまま帰ってきてこちらでまた様子を窺えば良い、と。
クレイはハンナを見た。彼女も反対では無さそうだった。
「良し、じゃあ行こうか」
クレイ達一行は、別の場所へと向かうのであった。
だが、まだまだこれからだ。
この程度で終わるようなら手勢を頼まれたりはしない。
奥の方から敵影がわらわらとやってくる。
歩兵の次は騎兵だった。それも首なし馬の。
兵の不完全さは相変わらずだったが、馬は四肢がついていた。
合わせるためなのかどれもこれも首を失っている。
そのためいななきは聞こえず、代わりに槍を持った兵が奇声をあげてやってくる。
先ほどの攻撃が巨石の落下なら、こちらは荒れ狂う波といったところか。
一度の衝撃は耐えられても、この数全てを防ぐのは無理そうだった。
横一列の騎士の盾。
その幅より遙かに多い騎兵の波がこちらにやってくる。
果たして、従士と騎士はどう防ぐ?
不足は、魔女が補うのだ。
突撃に乱れが生じた。
落馬が起こり、勢いを押さえられず次々と将棋倒しが発生していた。
これは如何した。むこうの鍛錬不足であろうか。
否。これは魔女の仕業なり。
♪戦場に風が吹き剣は煌めく ♪血風舞えど拭うことは無い
♪新手が見えれば手はその先へ 敵を迎え撃とうと脚は行く
♪愛馬よ 見えているか 愛馬よ 共に行こうか この戦場でと
落馬の原因は草であった。それが馬の脚に絡みつき混乱を引き起こしたのだった。
倒れた馬は藻掻き足掻こうとするが、それを覆い隠すように草が伸び、包んでいった。
首は無いはず。だが、断末魔の嘶きが聞こえたような気がした。
負傷が無かったように易々と馬は起き上がった。
緑の馬。体表を草で覆われた馬。その馬は確かに頭があった。
草が複雑に絡み、欠損した部分を補うように出来た、緑の首があった。
ヒヒーン
息を吸える喜びなのか。馬は身体を反らせて嘶きをあげた。
その下で足掻く、落馬の衝撃から立ち直れない兵を気にせずに。
馬の脚は、倒れる兵の背や胸を、たやすく踏み抜いたのである。
主を失った馬たちは、こちらへとやってくる。
本当の主を見つけたかのように。
騎士達は当たり前のようにそれに跨り、クレイも手助けを受けて馬の背へと。
馬上から見る眺めは、地に立つ時とは違った印象があった。
だが、眼前より迫り来る敵影は、変わることは無い。
地面が盛り上がり、地肌が露出する。ぼこり、ぼこりと。
あちらこちらに盛り上がっていく土饅頭は、手早く成長し、人の形を取った。
土塊で出来た人。ゴーレムへと。
突撃した騎馬隊の数は、こちらより多かった。
馬の背にクレイと騎士は跨っているが、主を失ったものはまだまだ多い。
その不足を補うように、ゴーレムは馬へと近づいた。
押し寄せて来た騎兵。
今はそのままそっくり、クレイ達が預かる騎馬隊となった。
騎士とゴーレムに護られながら、クレイは剣を掲げる。
「いくぞ!」
剣が振り下ろされるのを合図に、騎馬隊が駆ける。
悪鬼の群れと騎士の列。
互いに退くこと無く押し寄せ、激しくぶつかりあった。
♪人馬一体事に当たれば ♪鎧袖一触敵は無し
♪友よ友よ 共に駆けて行こうかな ♪敵を迎え撃とうかな
♪愛馬よ見えているか 我が勇士 愛馬よ見えているか 我が勝つ様を
槍と槍。馬と馬とのぶつかり合い。
その勢いに負け討たれる者が多数。
武器を打ち合わせ叩き伏せられるのが多数。
それらに巻き込まれ手綱を取りきれずに転がり落ちるのが多数。
いずれもアヤカシ。クレイの側は一騎たりとも落馬する者はいなかった。
騎馬隊は二手に分かれ、割けていく。弧を描いて勢いを殺すことなく。
弧は大きく円を描き、また合わさった。
突撃する先は先ほどの地点。
まだ体勢を整えきれぬ、悪鬼の兵が居る場所だ。
馬に踏み潰されるもの。武器で討たれるもの。
中には手早く乗馬に成功し、離れようとするものがいた。
だが、遅い。
反転した隙を逃さず。背を突かれ落命するだけだ。
騎馬と騎馬のぶつかり合い。
勝利したのは、やはりクレイ側。
錬磨されてない弱兵に、つけいられる隙は無し。
勢いを削ぐこと無く、クレイ達は目につく悪鬼に対し突撃を敢行した。
勢いは止められることなく、ことごとく同じ結果に終わる。
散々周りを荒したクレイ達の脚が、ようやく止まった。
隣接する兵は見当たらない。
警戒を怠ること無く、車座になってゆるゆると騎馬は回る。
どの方角へ突撃しようと、問題無く駆けるためだ。
そして、次の目標へと馬首を向けた。
新たな軍勢が見える。それはどうやら弓と槍の混成軍のようだった。
槍隊の後ろに控える弓兵たちが矢をつがえる。
前の槍隊を壁にして斜めに放ってくる。
殺すつもりは無い、勢いを削ぐための機先。
眼前から放たれた矢を迂回しようと、行き先を変えるが、それでも何頭かは犠牲になってしまった。
馬は的がおおきいし盾も無い。
防げないのも仕方が無いところがあった。
弓を躱し突っ込もうとしても、槍衾に構えている陣を貫くのは無理がある。
ならばどうするか。
ここは速で攻める。
敵の陣を中心に、その周りをグルグルと騎馬隊は走り出した。
向かってくる敵を射るのは容易い。
だが距離を取ってくる敵はそうではない。
ましてや、それが速く動くものとなれば尚更だ。
弓兵が力強く振り絞れるのも、味方が盾になってこそ。
側面や後面から突かれれば、その優位は無い。
近づかれれば弓を射る暇など与えられない。
だからこそ、味方を盾にしていたのだろうが、こうも周りを走られると弓兵を敵に晒してしまう危険が生まれてくる。
槍隊が弓隊を守ろうと列を動かした。
横へ。横へ。
弓隊を守ろうと表へと。
弓兵の密集陣を守るために、輪のような陣へと。
しかしそれは、層を薄くする行為である。
横にただただ並んだ槍など槍衾では無い。
それはもう既に、威を失っていた。
騎馬隊が隊列を整え始める。先を尖らせた陣形へと。
上から見れば三角になるこの陣形は、鋒矢と呼ばれるもの。
突撃に特化した、攻撃的な陣である。
薄くなった層を喰い破るには、相応しい陣形であった。
騎馬隊はそのまま敵陣へと突入していく。
槍隊も武器を立てて応戦するが勢いは止まらず、
そのまま突破され、弓隊もろとも蹂躙されていく。
こうなれば騎馬の方が有利である。
乱戦では弓は役立たず、槍は辛うじて戦えるが、それでも並んでくる騎馬の押しつぶしには如何ともし難かった。
馬はただ、踏み荒らせば良い。
何度目の突撃であろうか。
敵陣はすでに乱れており、隊列を成してはいない。
隣あってしまっては槍を振り回すことも出来ず、勢いが殺されてしまう。
弓もまた、味方を前にしては射ることは難しかった。
馬を降りて敵に臨むこともなく、今度もクレイたちが勝利する。
「どう、どう」
馬の脚を休めて、一旦まわりの様子を確かめた。
敵に当たることだけに集中していたが、散々荒らし回ったおかげで、クレイのまわりの敵は少なくなっていった。
なので、一度ハンナたちのもとへと戻ることにした。
敵は見当たらないが、何があるかは分からないのだ。
クレイが馬首を返すと、騎士達もそのあとを追う。
何事もなくハンナの元へと辿り着き、三人を守るように騎士達は辺りを囲んだ。
「散々蹴散らしてきたわね」
「ああ、おかげさまでね」
ノエルの声にクレイは頷いた。
周りにいる騎士はノエル、馬はハンナが生みだしたものである。
二人のおかげでクレイは活躍出来たのは確かだった。
「これからどうする? 奥まで突っ込むか?」
「あんまり街から離れるのは賢いとは言えないわね」
「そうね、私たちが抜けたところが穴となる可能性はあるわ」
「じゃあどうしよう? 周りには敵は見えないけどな」
彼女らのいう通り、街から離れすぎるのは良くないだろう。
だとすれば、ここにいても良いものか。
敵がくれば防げるが、今のところ押し寄せる気配は無い。
かといってこのままぼうっとしているのも、立場が悪い。
自分たちは、アヤカシを祓いに来たのだから。
「じゃあ、加勢に行きましょう」
ノエルがそう行った。
他の魔女達のところへと行ってみるのだ。
加勢が必要なければそれでよし。
そのまま帰ってきてこちらでまた様子を窺えば良い、と。
クレイはハンナを見た。彼女も反対では無さそうだった。
「良し、じゃあ行こうか」
クレイ達一行は、別の場所へと向かうのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる