クラス転移で俺だけ勇者じゃないのだが!?~召喚した配下で国を建国~

かめ

文字の大きさ
27 / 41
第二章〜フューズ王国〜

第23話 異変

しおりを挟む
「うおー! 美味そー」

 オークの肉を熱した石の上でジュウジュウと焼いていく。その食欲を唆る音と匂いに体が反応してよだれが止まらなくなりそうだ。
 味付けは肉の素材を活かすために、塩だけを使う。

「うまっ!」

 噛めば噛むほど、肉汁が溢れる。そこまで油っこくはないが、赤みほどさっぱりしているわけでもなく、絶妙なバランスで成り立っている。高級肉のように柔らかすぎるわけではなく、固くない程度に噛みごたえはしっかりとしているので満足感もある。まさに"肉"って感じだ。

 ご飯を食べ終わった後は就寝するためにテントを張っていく。
 ただこの作業が意外と厄介である。テントを張る時は地球と同じようにロープやペグという杭の様な物を使って設営するのだが、こっちにはペグというものがないので、そこら辺に落ちている木でぶっ刺して固定する。
 まあ朝頃にはだいたい取れかけてるのだが。あまりキャンプ慣れしていなかったので、最初の頃は設営に30分とか掛かったりしていた。
 ポールはないのだが、魔道具で布などを硬化出来るスプレーがあるので、それを使ってテントを立てていく。
 しかも、森の中は寒暖差が激しく夜は凄い冷え込むし、夜行性の魔物なども出現するので安心して寝ることは出来ない。街道での野営ならまだ幾らか楽なのだが、森の野営は結構大変だ。


「ふぅーこんなもんでいいかな?」

「速いね! トウマ君達は」

「ああ、フューズ王国に来るまでに野営は何回か経験しているからな」

 最近では慣れてきたので7分くらいで設営を済ませれるようになってきた。

「よーし、じゃあ認識阻害の魔道具撤去するからなー」

 そう言いながら、周りを囲っていた天幕のような魔道具が先生のアイテムバックの中へと収納されていく。

「じゃー頑張れよ」

「え、ちょ、先生!?」

 どうやら先生たちは少し離れた場所で様子を見守ってるらしい。……そう、生徒の俺たちだけで、この魔物がいる森で一夜を過ごせ、という訳だ。
 認識阻害の魔道具は取り去ってしまったので、もちろん魔物は寄ってくる。交代で見張りをしながら一夜を過ごすというわけだ。

「……ああ、地獄の始まりだぁぁ!」

 フィリップは頭を抱えながらぶつくさ言っている。

「早速お出ましね」

 リアンの方を見ると、数匹の棍棒を持ったゴブリンが居た。

「ギギッ」

水刃ウォーターウィップ!!」

 ゴブリンは大きく振りかぶって棍棒を叩きつけようとするが、リアンの魔術によってどうっと倒れる。
 残りの数匹も、近くにいたフィリップに倒された。


「ご主人様、あっちの方からもなにか来ています!」

 暗いためハッキリと見ることは出来ないが、何やら光る物がいち、にい、さん……全部で16個見える。2つずつ動いているので恐らく目だろう。どうやらこっちを警戒しているようで動く様子はない。

「チッ、ワイルドウルフか? 早々に嫌な奴らに囲まれたな」

「……わんちゃん……遊んであげる」

 いつもはどこかふざけてる空気が漂ってるフェルトも神妙な顔をしている。ユーユはいつもどうりのようで手をワキワキさせている。何気にこの2人いいコンビなのではないだろうか?

「ウ゛ワオォォォォン!!」

 月に照らされてワイルドウルフの姿が見える。
 その顔は爛れ、血が滲んでいる。その腐敗したような皮膚は黒ずんでいる。
 どうも様子がおかしい、まるでゾンビのようだ。

「あれ…は、アンデット……ゾンビウルフ!? 嘘でしょ……なんでこんな所に」

 いつもは凛としているジェシカも明らかに動揺している。

「アンデットゾンビウルフ……確か死の大地の周辺にしか存在しないはず……」

 確か……アンデットゾンビ系の魔物は死の大地の周辺にしか存在しないと授業で習った。
 アンデットゾンビウルフは確かCランクの魔物だったはずだ。
 そう、俺たちが戸惑っている間もジリジリと距離を詰めてきている。

「フゥグガァァル」

 先頭の1匹が地面を蹴り跳躍する。前足に備えられた鋭い爪はグラッグ君を捉えようとしている。

 ──ガッキィ─ン

「先生!」

「あっぶねー、おうおう、なんでこんな所にコイツがいるんだ?」

 すんでのところでブレンダン先生が間に入る。どこに隠れていたのだろうか?
 全然分からなかった。
 少し遅れてもう1人の付き添いの先生も駆け付けてきた。彼女はブレンダン先生ほどの戦闘力はなく回復専門なので助力は期待出来ない。

「チッ、おい、お前ら森の外へと逃げろ!」

「先生たちはどうするんですか!?」

「俺たちはここで時間を稼ぐ!」

 幾らBランク相当の実力があろうともCランクの魔物が8体というのはキツイだろう。

「この数は先生でも、危ないです! 僕達も戦います!」

「チッ、好きにしろ! 我が手に集え、風の妖精………風弾撃エアーインパクト!!」

 先生の手には可視化出来るほどの気流が渦巻いており、まるで小さい竜巻のようだ。
 詠唱が完成すると目に見えないほどの速度でアンデットゾンビウルフの向かって飛んでいく。

「フウゥゥガァァァ」

「なに!?」

 風弾撃エアーインパクトを避けようとアンデットゾンビウルフは身を捩るが、交わしきれずに後ろ足に被弾し、肉片が飛び散る。だが、まるでダメージがないかのように相変わらずこっちに飛びかかってくる。爪がブレンダン先生の腕を掠り、傷をおわせる。

「うぐっ、チッ、痛てぇな」

「大地に満ちる生命の躍動、汝の傷を癒せ! 治癒《ヒール》!!」

 もう1人の先生が詠唱をすると、ブレンダン先生が淡い光に包まれ、アンデットゾンビウルフによって切り裂かれ、血が滲んでいた腕の傷はみるみる塞がっている。凄い、初めて回復魔術を見たが、こんな感じなのか。今までこれといった怪我はしてないが、今後必要にもなっていくだろう。
 さて、どうしたものか、1匹でもなかなかに生命力が高いのに一気にこられたら大変だろう。Cランクの魔物でも上位にくる魔物だろうか。
 そう思っていると、アンデットゾンビウルフの欠損した足が再生していってるのに気がついた。

「Cランクの魔物のしては強すぎる……」

 俺は、アンデットゾンビに対して鑑定を行う。


 名称: なし 

 種族:アンデットゾンビ族 

 状態:激怒

 ステータス レベル:17

 HP:867 MP:241 腕力:526 体力:456 敏捷:765 知力:25 魔力: 261 器用:321

 スキル
 牙闘術Lv7、闘爪術Lv8、闇魔術Lv2、敏捷上昇Lv3、暗視Lv3、鋭敏嗅覚Lv4、鋭敏聴覚Lv3、痛覚鈍化Lv6、再生Lv4

 称号
 ■■■■■


 ふむ、やっぱり、Cランクにしては高い方なのではないだろうか?俊敏は700近くもある。それに比べて知力は25しかない。スキルの方もなかなかに強力だ。牙闘術、闘爪術は両方とも高レベルだし、なにより再生スキルと痛覚鈍化のスキルが強い。攻撃を受けても怯むことなく、回復する捨て身の攻撃はとても面倒だ。
 暗視、鋭敏嗅覚、鋭敏聴覚もあるので、この暗闇の環境下では非常に有利に立ち回れるだろう。それに1番気になるのは称号だ。俺の鑑定はかなりの高レベルのはずなのだが、読み取る事は出来ない。一体これはなんの称号なのだろうか?
 そう思ってると、後ろの茂みの方から物音が聞こえる。

「危ないです!」

 ブレンダン先生の背後から迫ろうとしていた1匹をカンナが斬り捨てる。腐敗したような臓器がぶちまけられ、ドサッという音ともに地面に崩れ落ちる。

雪玉スノーボール!!」

電球エレキボール!!」

 ジェシカとフィリップが魔術を使うが、アンデットゾンビウルフはヒョイとなんでもないように躱す。

「くっ、手強いわね!」

 カンナの火炎魔術が使えれば幾らかは楽なのだが、森で火魔術系統を使うと周りの木に燃え移り、自滅してしまうこともあるそうなので迂闊に使うことは出来ない。
 まともに戦えるのはカンナとブレンダン先生だけだろうが、ここには生徒含め20人近い人がいる。2人だけでカバーするなどとても無理だ。

「……仕方ないか……」

 恐らく、疑問に思われてしまうだろう、もしかしたら怪物と恐れられるかもしれないだろう。だが、誰かの命を賭けてまで隠し通すことじゃない。

「神聖なる森林より育ちしものよ……封印の鎖を解き放て……無限なる深淵より今ここに顕現を、召喚!! ラフォーレウルフ!」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
気づいている方もいらっしゃるかも知れませんが表紙絵を追加致しました!
一応こちらにも載せておきます!


見てもらったら分かるようにカンナとリアンがめっちゃ可愛いです……神絵師さんでした……!!
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

処理中です...