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プロローグ 聖剣握る新たな後継者

聖剣を求める青年(2)

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宿を出て俺は、北の深き森の近くの街に止まりそうな馬車を探していく。
あそこの近くの街だとリスタード領が近いと思いその周辺にいく馬車に乗って出発する

俺は馬車に乗っているその間も、有力な情報がないか、馬車を引く人に訪ねたり、今ともになっている人達にも聞いてみたが、あれ以上の情報は得られなかった。

そうしているうちに半日かかるリスタード領に着いて少し安い宿に泊まり、外に出てまだ昼食を食べるのに時間があったので、街をぶらぶらする。
できるだけ最善を尽くしたいと思っているので、ここの傭兵や知りえそうな人物を当って言った時に、ある人物のことを聞いた。

「鍛冶師のウッドが何かしら知っていると?」

「あぁ、あいつは偏屈だが、ここの街では1番長く生きてるから、このことも知ってるかもしれんぞ」

「そうなのか、ありがとう有益な情報を」

「いいってことよ!」

そうして教えてくれたガタイのいい人物、ガレクと別れて俺はその教えてもらった鍛冶師のウッドの所にいく。

「失礼する」

「いらっしゃい、なにをお求めで?」

「すまない、武器や防具を買いに来たのではないのだ。ここにウッドという人物がいると聞いて尋ねたのだが、今いるか?」

「え?ウッドさんですか?少し待ってもらっていいですか?」

「ああ、構わない」

そういって受付にいた少年は裏の方に行きウッドを呼びに行った、少ししてウッドであろう硬骨とした体の人物が現れて、俺はウッドにことの詳細を教える


▼▽


「ということなんだ、何か知ってることはないだろうか?」

俺はウッドに聖剣のこと、あそこがどう言った場所なのかを尋ねて返事を待っている。
少し考え込んでいたウッドは少し頷いて答えてくれる。

「わかった、その真剣な表情を見せられたからな、教えてやろう」

ウッドにそう言われて俺は、かなりありがたいと思えた、ウッドからの情報によると、森の真ん中付近に祠があるという、そこに聖剣は刺さっているらしい、あとはその森の周りはかつて勇者だったヘイリーが結界を張って魔物達が出ないように、しているため、その周辺の街は弱い魔物だけだということ

もしかしたら未知の生物もいるとも言われたが、俺は諦めることをしたくないと思いその情報を元に挑んで見ると、ウッドに言う。

「ガハハ!!こんな豪胆なやつと知り合えて嬉しいぞ!!挑む選別だ!受け取れ」

そう言われウッドから投げられたモノを受け取る。

「これは?」

「魔除の首飾りだ、強すぎるモンスターにはあまり効果は無いが、災害級より下のモンスターは、察知出来なくなる代物だ、これなら慎重にことを進められるだろう」

「そうか、ありがたく受け取るよ」

「ああ、もし無事に帰ってこれたら酒でも飲もうや!」

「ああ、そうしよう」

俺はそういってウッドに礼をいい、店を出て、徒歩で10分の所にある、深き森に挑みに行くのであった

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