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第一部 第一章 聖剣と新たな旅立ちの物語

王女護衛騎士(仮)のエヴァン

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俺はディアナ様を連れていくことにし、話を進める。もしディアナ様が狙われるようなことになるといけないので、あらかじめ魔法をかける


「ディアナ様、貴方様を守る魔法をかけさせて欲しいので、じっとしててください」


「わかりました」


承諾を得て、俺は光魔法をディアナ様にかける


『保護』


そう言うと、ディアナ様の周りに薄い膜のようなモノがディアナ様を包む、それを見ていたディアナ様が呟く


「エヴァン様の魔法は凄いですね、協会の人でもここまでの魔力の壁は作れませんよ」


「あはは、それはどうも」


少し、焦ったがあまり追求してこないから凄く有難い、これで無理に抑え込まれたら逃げたくなるから、この関係を維持したいと思える。


そんなことを考えながら、俺たちはあの屋敷へと戻り、男爵がいるであろう場所に向かうそう歩いていると、周りから狼の魔物が現れて襲いかかってくる。


「防御壁はありますが、そこにいてください一瞬で終わらせてきますので」


そう言って俺は、魔物の群れである狼10匹を瞬く間に倒していく、それを眺めるようにディアナ様は驚くでもなく慌てるでもなく、そこで魔物が駆除されていくのを淡々と眺めていたのだった。


そう、向かうにつれて色んな魔物が襲ってきその都度撃破していく、そうしている内に、屋敷までたどり着く

今の俺はさながら姫の騎士と言ったところだろう、一人の姫を悪党から守り抜き全ての魔物と悪魔を倒してお姫様を守り抜いた英雄として、祭り上げられる、だが俺はそんなことにはならない、いや慣れない


俺には目的がある、悪い悪党共を駆逐する事だ、だからこれで報酬をと言われてもこの国には仕えることはできない。

ここで幕を閉じてしまっては悪党共を根絶やしに出来ないというか、暴れられことを制限されるから無理だ、だから今は(仮)の騎士でいいのだ。


俺にとっては些細なことと思えば済む話だから、断固としてこの気持ちを貫き通す!!


そうしていると、屋敷の中から蝙蝠が飛び出してくる、その後に一人の男が現れてこちらを睨み言葉を放つ。


「よく戻ってきたな王女様、逃げられて気が荒ぶってしまってこいつらに八つ当たりして血を吸ってしまったではないか」


そんなことを言う男に、視線を向けているとデュランが話しかけてきた。


「(マスター、あれは男爵ですが、もう人間ではなく、魔族で分類は吸血鬼です。恐らくですがもう黒幕の仕業で手遅れなのと魔によって支配されているので、もはや躊躇しなくても大丈夫ですよ)」


「(ありがとうデュラン)」


そんなやり取りをして、俺はデュランを手に持ち構えてアクトン男爵だった者と対峙するのだった。



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『保護』の詳細


『保護』


これも無属性魔法で、指定した対象に魔力の幕を貼り物理や魔法攻撃を弾く魔法で

掛けた本人の魔力量によって効果が反映されらり為魔力が多いほど、防御力は上がるもの


(エヴァンの魔力量は先代の勇者と同等或いはそれ以上の為ほぼ無敵状態)


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