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11時。
ドキドキ緊張していた初めてのデート?に比べると、幾分落ち着いてきた2回目の待ち合わせ。
熱い日差しから避難するように、待ち合わせ場所である本屋さんの軒下で彼を待つ。
昨日慎吾くんが言ってたように、今日からは世間は夏休みに入っているわけで、この時間には平日よりもずっと本屋さんへ出入りするお客さんも多かった。
そりゃそうと…
「…遅い」
バッグからケータイを取り出して見ると、10分を過ぎている。
前回も遅刻して来ただけあって、今日も十分その可能性はあるなと思ってたけど…。
…あ、来た来た。
特に急いでるような様子もなければ悪びれてる事もなく、軽く手をあげてはあいさつした。
「おはよーっ、ひな。
今日もアッチィね」
素肌にペランペランなTシャツ1枚、膝までの短ズボンを履き、頭はぐしゃぐしゃ、長い前髪は相変わらずM字バングのように分かれている。
このだらしないようなラフさ加減が今時っぽいと言うべきか、単にだらしないだけって言うべきか。
「…おはようって言う時間でもないですけど?」
「え~?だって俺、今起きたばっかだもん」
…どうやら、ただの寝起きだったようです。
「えーっと、じゃあまず何を…」
「ひな、俺起きたばっかで何も食べてないんだよね。
何か食べに行こっ」
起きたばっかって言うように、きっと本当に起きてすぐここに来たってとこなんだろうな。
て言うか、これだと朝ご飯じゃなくてもうブランチになるけどね。
「もぉ!いくら夏休みだからって、遅くまでお寝坊しちゃダメでしょ。
朝はちゃんと起きて、朝ご飯を食べるような生活習慣を身に付けなきゃ!」
「あはははっ
ひなってばマジメだね~」
いやいやっ
笑い話じゃありませんよーっ
そもそも私が高校の時だって、遅くても7時半には起きてたんだから。
むしろそれが普通だと思ってるし。
「てゆーか、俺朝飯とか食わねぇもん。
昼は学校で購買のパン買って食べて、夜はひなンとこのおかずだもんね」
「……………っ」
…前から思ってたけど、やっぱり慎吾くんにはご飯を作ってくれる人は家にいないのかもしれない。
毎日毎日既製品みたいなもの食べたり外食したりして。
育ち盛りな高校生男子がそんな食生活送ってるだなんて、いくら他人でも何だか………っ
「てゆーかさ!
ひな今日休みなんだろ?
じゃあさ、俺ん家で何かご飯作ってよ!」
「えっ…えぇっ!?」
慎吾くんが、何だかかわいそう。
そう思った瞬間だった。
「あそこの店のおかずって、全部ひなたちが作ってんだろ?」
「全部って言うか、あの…っ」
「だったらさ、それ俺ん家で作ってよ!
すげぇ!デリカpopoの出張版じゃん?」
「出張って!
でも私…っ」
何何何ーっ
何だか勝手に話が進んでるよーぉ!!
「だって今日は、うちでリンゴサラダ作ってくれる約束だったじゃん?
だからさ、ついでに他のおかずも頼むよ!」
「ついでにって!
簡単に言ってくれちゃうけどさぁ…っ」
「popoのから揚げって肉汁ジューシーで、ちょー美味いんだよねーっ
あと焼き肉も!」
「…………………っ」
ダメだ、私はもう何も言い返せない。
もはや彼の勢いは、止まる事がないって奴?
「じゃ、そうと決まったら買い出しからだね!
行こっ、ひな!」
「わわっ」
ギュッと手を掴まれると、その勢いのまま私たちは食材を買いに出発した。
まさか、こんな事になっちゃうなんてぇ!
ドキドキ緊張していた初めてのデート?に比べると、幾分落ち着いてきた2回目の待ち合わせ。
熱い日差しから避難するように、待ち合わせ場所である本屋さんの軒下で彼を待つ。
昨日慎吾くんが言ってたように、今日からは世間は夏休みに入っているわけで、この時間には平日よりもずっと本屋さんへ出入りするお客さんも多かった。
そりゃそうと…
「…遅い」
バッグからケータイを取り出して見ると、10分を過ぎている。
前回も遅刻して来ただけあって、今日も十分その可能性はあるなと思ってたけど…。
…あ、来た来た。
特に急いでるような様子もなければ悪びれてる事もなく、軽く手をあげてはあいさつした。
「おはよーっ、ひな。
今日もアッチィね」
素肌にペランペランなTシャツ1枚、膝までの短ズボンを履き、頭はぐしゃぐしゃ、長い前髪は相変わらずM字バングのように分かれている。
このだらしないようなラフさ加減が今時っぽいと言うべきか、単にだらしないだけって言うべきか。
「…おはようって言う時間でもないですけど?」
「え~?だって俺、今起きたばっかだもん」
…どうやら、ただの寝起きだったようです。
「えーっと、じゃあまず何を…」
「ひな、俺起きたばっかで何も食べてないんだよね。
何か食べに行こっ」
起きたばっかって言うように、きっと本当に起きてすぐここに来たってとこなんだろうな。
て言うか、これだと朝ご飯じゃなくてもうブランチになるけどね。
「もぉ!いくら夏休みだからって、遅くまでお寝坊しちゃダメでしょ。
朝はちゃんと起きて、朝ご飯を食べるような生活習慣を身に付けなきゃ!」
「あはははっ
ひなってばマジメだね~」
いやいやっ
笑い話じゃありませんよーっ
そもそも私が高校の時だって、遅くても7時半には起きてたんだから。
むしろそれが普通だと思ってるし。
「てゆーか、俺朝飯とか食わねぇもん。
昼は学校で購買のパン買って食べて、夜はひなンとこのおかずだもんね」
「……………っ」
…前から思ってたけど、やっぱり慎吾くんにはご飯を作ってくれる人は家にいないのかもしれない。
毎日毎日既製品みたいなもの食べたり外食したりして。
育ち盛りな高校生男子がそんな食生活送ってるだなんて、いくら他人でも何だか………っ
「てゆーかさ!
ひな今日休みなんだろ?
じゃあさ、俺ん家で何かご飯作ってよ!」
「えっ…えぇっ!?」
慎吾くんが、何だかかわいそう。
そう思った瞬間だった。
「あそこの店のおかずって、全部ひなたちが作ってんだろ?」
「全部って言うか、あの…っ」
「だったらさ、それ俺ん家で作ってよ!
すげぇ!デリカpopoの出張版じゃん?」
「出張って!
でも私…っ」
何何何ーっ
何だか勝手に話が進んでるよーぉ!!
「だって今日は、うちでリンゴサラダ作ってくれる約束だったじゃん?
だからさ、ついでに他のおかずも頼むよ!」
「ついでにって!
簡単に言ってくれちゃうけどさぁ…っ」
「popoのから揚げって肉汁ジューシーで、ちょー美味いんだよねーっ
あと焼き肉も!」
「…………………っ」
ダメだ、私はもう何も言い返せない。
もはや彼の勢いは、止まる事がないって奴?
「じゃ、そうと決まったら買い出しからだね!
行こっ、ひな!」
「わわっ」
ギュッと手を掴まれると、その勢いのまま私たちは食材を買いに出発した。
まさか、こんな事になっちゃうなんてぇ!
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