河越夜戦 〜相模の獅子・北条新九郎氏康は、今川・武田連合軍と関東諸侯同盟軍八万に、いかに立ち向かったのか〜

四谷軒

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プロローグ

01 双つの杉

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 野ざらしを 心に風の しむ身哉

 芭蕉





 旧暦九月の武蔵野は、木々の葉が色づき、草は枯れ、黄色い。その黄色の起伏に富んだ原野を、やはり黄色をした軍勢は整然と進軍していた。
 兵たちの甲冑はところどころに黄色があしらわれており、特に先頭を行く武将は黄色の練り絹に「八幡」と大書された旗を指物としていた。

 地黄じき八幡はちまん
 そう称される武将の名は、北条孫九郎綱成といった。

 天文十五年(一五三七年)。
 この年、北条家は最大の危機を迎える。
 北条家は、伊豆・相模より武蔵へと進出し、さらに今川家から河東(駿河東部)を奪取していた。しかしこの年、駿河の国主である今川義元が河東奪還の兵を発し、河東一乱と呼ばれる戦乱を巻き起こしていた。
 かくして、北条家は河東にて今川家の軍勢を迎え撃つことになった。
 事態を重く見た北条家当主・氏康は自ら河東へと出陣していた。

 しかし、この状況下において、武蔵北部・河越城から急報が届く。北条家の宿敵・扇谷上杉家に不穏な動きあり、という知らせだった。
 北条家からすると、河東とは領国の反対側に位置する河越の情勢に対し、氏康は、最も信頼する家臣であり義兄弟である綱成を派することを決める。

 ――こうして綱成は、手勢を率いて河越へ向かっている最中であった。



「孫九郎どの、孫九郎どの」
「主膳どの、何ごとか」
 寄騎として付けられた初老の山中主膳が、綱成のもとへ馬を寄せる。
 主膳はすぐには口を開かず、右前方の丘に目を向ける。

 鳥が飛び立っていた。

「あの丘の向こうに伏兵じゃ。お気づきか」
「左様でござるな」
 孫子いわく、鳥が飛び立つは伏兵の証。
 しかし主膳が感づいた伏兵以外にも、綱成は敵兵の気配を感じていた。綱成は幼少時、敗戦して落ち延びる、という経験している。その経験が、綱成に教えるのだ。

 敵はあの丘だけではない。
 もっと……ずっと大勢が散開している。
 耳に響く。
 甲冑の揺れ動く音が。
 敵は右前方の丘だけではない。
 左の丘の向こうにもいる。
 いや、それどころか……。

 翩翻へんぽんとひるがえる八幡旗が、風の向きが変わったことを教えてくれた。敵は風上にいる。だから聞こえたのかもしれない。

「主膳どの」
「は」
「駆けましょう。伏兵はあの丘の向こうだけではござらん。囲まれる前に、駆けてしまうが吉かと」
「承知つかまつった」
 八幡太郎義家ならば、気づいた伏兵を攻め立てるのだろうが、今は河越の情勢が気がかり。
 綱成と主膳は全軍に早駆けの合図を送ったそのとき。
 丘の向こうから、伏兵が自ら姿を現した。
「旗印は……竹に雀」
「上杉、か。さて、『どちら』の上杉か」
 当時、関東管領の家柄である上杉家はふたつあり、ひとつは、その関東管領を代々継承する山内上杉家。ひとつは、その山内家の支える家柄から、のし上がって大名となった扇谷おうぎがやつ上杉家。
 分派した家によくあることだが、この両上杉家は反目し合い、たびたびいくさを起こしていた。
 北条家は関東進出にあたって、まず扇谷上杉家とぶつかり合い、武蔵松山城を残すのみにまで追い込んでいた。一方で、山内上杉家とも次第に敵対するようになり、この武蔵野において会敵するという意味では悩ましいところであった。
 しかし悩む暇なく、その答えが左の丘に姿を現した。
「孫九郎どの、左からも竹に雀が!」
「両上杉が、双方ともに、か……」
 左側から現れた色合いの異なる「竹に雀」の旗印の軍勢が、右の「竹に雀」と、ちょうど北条軍を挟む形で、陣を構える。
 右顧左眄する主膳の前に、彼の見知った武将が右の上杉軍から現れた。
「山中どの、お久しゅうござる」
「これは……難波田なばたどの」
 難波田善銀。扇谷上杉家の重臣であり、守勢に立つ主家を支えている初老の功臣である。主膳と善銀は敵同士ではあるが、かつて戦場にて、弓矢の代わりに和歌を交わした仲である。
「残念ながら、今は歌合せする暇はござらん。こたび、当家は山内家と同盟を結ぶに至った。残念ながら、その会盟の場に来合わせた貴公の不運を……」
「善銀、くどいぞ! どけ!」
 善銀の横から、美々しい甲冑に身を包んだ大将が現れた。
 扇谷上杉朝定ともさだ。祖父・朝良が伊勢宗瑞(後世に「北条早雲」として知られる人物)に敗れ、父・朝興が北条氏綱と氏康に撃破されており、まさに北条家は不倶戴天の仇である。
「よっく聞け! 他国の逆徒ども!」
 突如として駿河の今川領から現れ、伊豆の堀越公方、房総の小弓公方と足利家の連枝を討伐してきた北条家は、足利幕府の名門・上杉家からすると「他国の逆徒」である。
「こたび、予は関東管領・山内上杉憲政どのに頭を下げ、会盟に至った! 予が頭を下げてだ!」
「くどいのは己ではないか」
 これは綱成のひとりごとである。当然、扇谷上杉朝定の耳に入ることはなく、本人としては堂々と台詞せりふをつづけた。
「会盟の場に居合わせた、己が不運をなげくがよい! 山内どの、よろしいか!」
 すると、左の丘から、でっぷりと太った武将が出てきた。その横から、近侍とおぼしき侍が出て来て、大音声を上げた。
「関東管領のお出ましである! 控えよ!」
 太った武将は鷹揚にうなずくと、咳払いをして、言った。
「予は関東管領、山内上杉憲政である。伊勢の鼠賊そぞくよ」
 北条という名乗りは、あくまでも認めない。伊勢という旧姓で呼ぶことは、将軍の奉公衆である伊勢家のさらに分家、陪臣の分際に過ぎぬという嘲りが込められている。
「こたび、汝ら伊勢を膺懲ようちょうせんと会盟に至った。会盟に応じたのは、そこの扇谷だけではない。関東の大名小名がこぞって馳せ参じておる」
 山内上杉憲政は得意げに胸を張った。

「まことか?」
 主膳は周囲をうかがう。
 綱成は黙って頷いた。
 甲冑の揺れ動く音。刀槍の触れ合う音。馬蹄の響き。
 どれも、綱成の耳に届いていた。
「主膳どの」
「何ですかな」
「駆けますぞ」
 綱成は一度、部下たちの方へ振り向いて目配せする。そして前を向いた瞬間、愛馬を全速力で走らせた。
 黄色をあしらった甲冑の兵たち――北条五色ぞなえのひとつ、黄備きぞなえは無言で、綱成について駆け出した。
 駆けの合図は出ている。ならば、黄備えの長である綱成が駆けたのなら、駆けるまで。
 北条の黄備えとは、そういう兵であった。
 主膳もまた愛馬に鞭をくれ、そして綱成の向かった方を見た。
 綱成は、扇谷上杉と山内上杉の中間地点を通過するように愛馬を馳せていた。
「孫九郎どの! そのままでは、挟み撃ちされますぞ!」
 綱成は主膳にこたえず、そのまま全速力で駆けていく。黄備えもそれにつづき、一直線となって、扇谷上杉と山内上杉の間をすり抜けようとしていた。
 主膳は止まれ、と叫ぼうとしたが、扇谷・山内双方からの攻撃が無いということに気が付いた。
「はて……」
 いぶかしむ主膳だったが、遅れてはならじと、また最後尾を守るのが寄騎のつとめと、黄備に追いつき、そして一体となって、駆けて行った。

「ええい! 何をしておる全鑑ぜんかん、矢でも射かけぬか!」
 扇谷上杉陣営では、馬廻り衆・曽我神四郎が、岩付城主・太田全鑑を怒鳴りつけていた。
 口角泡を飛ばす神四郎をしり目に、全鑑は冷やかに北条軍を見つめていた。
「……さすがは地黄八幡よ。一糸の乱れもなく、兵が進んでいきよるわ」
「感心している場合か! 伊勢の鼠賊を、みすみす逃がすという法があるか!」
「……さすれば曽我どの、貴公が矢を射かけるが良い」
「何だと?」
 目をむく神四郎に、全鑑は冷笑した。
「……しかるのちに、あの地黄八幡の猛将の反撃を受けて、わが方がどこまで耐えられるか、やってみるが良い」
「…………」
「分からんのか? 山内上杉は『それ』を望んでおるのだ。伊勢の鼠賊と、扇谷の共倒れを。会盟などと申して、その実、助けになど、来るまいよ」
 全鑑は麾下の将兵に改めて厳重に待機を命じた。神四郎はやるせない表情をしていたが、全鑑の言わんとすることを理解し、もはや何も言わなかった。

「どうした扇谷上杉よ、攻撃せんか! 何故攻撃しない?」
 山内上杉陣営では、全鑑の予想通り、扇谷上杉と北条の相克を期待していた。山内上杉憲政に至っては、太ったからだを揺らして、扇谷上杉に攻撃攻撃と怒鳴る始末だ。
「殿、いい加減にめされ」
「おお、禅師か。あやつら、仇敵が目の前を通っていくというに、矢の一本も射かけぬのじゃ、どういうわけじゃ?」
 禅師と呼ばれた人物は、青竹で軽く肩をたたきながら答えた。
「これは地黄八幡の読みが勝りましたな」
「……その心は?」
「山内上杉と扇谷上杉、それぞれ、どちらか一方が地黄八幡を攻撃したら、当然、反撃を食らいまする。しかるに、残った一方はそれを助けるか? たとえば山内上杉が攻撃されたら、扇谷は助けに入りますかな?」
「い、いや……」
「左様。会盟と申しても、そこまでの間柄ではございませぬ。あの『福島』綱成は、そこを読んだのでございまするよ」
「福島?」
「おっと失敬。口が滑りましたな……ともあれ、このまま通す、というのも芸がありませんな。殿、兵を拝借して……」
 禅師がそこまで喋った時点で、彼は鋭い視線を感じた。
 馬上、綱成が彼を凝然じっと見ていたのだ。

 視線が合った。

 綱成は目を動かさず、かつ脚で馬を制御しながら、弓に矢をつがえた。

「むっ」
 次の瞬間、あやまたず、綱成の矢が禅師の眉間を目指して飛来した。
 禅師は、青竹を正眼に構えて、払う。
 一瞬の出来事に、憲政は何のことだか理解できずにいた。
「……参った参った。もう、目を付けられるとは」
 禅師は破裂したように壊れた青竹を残念そうに捨て、憲政に言った。
「さ、参りましょう、憲政どの。たしかに同盟は、まだ弱い。しかし、数は多い……拝見するとしましょうかの……関東諸侯の兵を」
「む、であるな……」
 憲政と禅師が振り返ると、そこには、さまざまな旗印の軍勢が蝟集いしゅうしていた。





 ふたつの杉





 北条綱成と山中主膳は、あのあと、そのまま駆けつづけて、河越城に入った。
 城将・大道寺盛昌は二人を手厚く出迎え、大広間へ招き、軍議に入った。
「……以上が、さきほど出くわした両上杉および、関東諸侯の兵が集まった、顛末でござる」
「奇態な……とは申せ、起きたことは仕方なし。早速、城将として新九郎さまに書状を書き申す」
 新九郎――北条新九郎氏康の通り名である。
 生真面目な盛昌は、早速、筆と硯を持てと近侍に命じた。それを待っている間に、綱成に確認する。
「……それで、山内上杉憲政と一緒にいた禅僧は、太原たいげん崇孚すうふで間違いござらんか?」
 太原崇孚。今川家当主・義元の禅僧時代の師であり、現在はその政治・軍事を補佐する役割を担っており、「黒衣の宰相」として知られる名将である。
 綱成は沈思していたが、やがて訥々と口を開いた。
「それがし、幼き頃、『福島』という名の一族の家柄で、今川の臣でござった」
 綱成が養子であるというのは周知の事実である。しかし、自らそれを触れることは無かった。北条の家の子、という強い思いがあるからだ。
 それが敢えて、過去を語ろうとしている。盛昌と主膳は、自然と身を正した。
「大したことではござらん。武田との戦に負け、一族からも討たれる家となり、弟妹とうの体で落ち延びて参ったが……その戦をそそのかした禅僧がござってな……」
 辛い過去を思い出している綱成の話を、主膳が引き取る。
「それが太原崇孚、今は雪斎と号しているというが……あの青竹の禅僧、と言われるか」
 黙って頷く綱成。その横から、盛昌が綱成の胸中を察して、話題を変えようと口を出す。
 北条家中はそういう家であった。
「それにしても、戦場で青竹と僧服だけとは、大胆なお方ですな」
「それは唐土もろこしの、南朝・梁の韋叡の『ひそみ』に倣ったのであろう」
 主膳はこういう蘊蓄が好きだった。盛昌は長い付き合いだったので、それを知っており、「ほう、それはどういうお方で?」と振る。「それは……」と主膳の長い話が始まる。
 軍議は事実上終わったので、綱成は一礼して広間を辞し、櫓へ向かう。
 太田道灌の縄張りによる名城・河越城の高みからの眺めを見るのが好きだったからだ。櫓の兵に挨拶をして、代わってもらうよう頼み、登って行った。
 城の北側から、川のせせらぎが響いてくる。
 その川音が、耳に心地良い。
 登り切った。
 眼前、どこまでも広がる武蔵野。
 尽きぬ原野。
 いつ見ても好きな風景だ。
 しかし。
「……もう、こんなに来ていたのか」
 ひるがえる竹に雀の軍勢がふたつ。さらに――

 ――関東各地から、反・北条の同盟のために集まった、大名小名たち。
 その数、号して八万。それが武蔵野を囲む山稜かと思うくらい、河越城を囲む一円と化し、包んでいた。

雲霞うんかのよう、とはまさにこのことだな」

 これより、この八万騎が河越城を囲い、実に八か月にわたって、河越城を包囲し、攻め立てるのである。

「新九郎……このふたつの杉を倒すという、じい様の夢、果たせるかな?」

 ――世にいう、河越夜戦の、これが始まりであった。





ふたつの杉 了
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