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18 コウさんという存在
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ふれあいコーナーから観覧車までの道は、思っていたよりも登り坂だった。コウさんが手を握ってリードしてくれてはいても、当然足にくる。まるで亀の歩み。運動不足なのももちろんあるけれど、やっぱり年齢を感じてしまう。
「葉摘さん、良ければオレの腕に掴まって歩きませんか? 当然下心ありで、期待を込めて誘ってます」
コウさんが大袈裟にニカッと笑いながら左腕を曲げてみせる。
お化け屋敷でできなかったから、ここで? そんなに私と腕を組みたかったの?
それなら、ご期待に添いましょう。
「あ、ありがとうございます。じゃあ……」
好きな人と腕を組んで歩く、確かに憧れのシチュエーション。私だってそんな夢を見たことはある。傍から見れば、私たちだって男女のカップルなんだし、それほど恥ずかしいことじゃない。
私は、コウさんの腕に寄り添った。
『ギューって腕にしがみついてもらおうと思ってたのに』
おどけた様子でそんなこと言っていたっけ……。
私は思いきって、コウさんの腕にぎゅっと縋(すが)りついてみた。頼り甲斐のある、硬い男性の腕。
コウさん、嬉しい?
「わっ、葉、摘さ……ん。意外とむ……やわ……、ダ、イタンですね」
カタコト……? 見上げたコウさんの顔は、焦って照れてる以外の何ものでもない。自分から言い出したことなのに……。こっちまで恥ずかしくなってきた。
元ホストだし、こんな接触くらい慣れていそうなのに?
少しの間無言で、腕から伝わるお互いの温もりを感じていた。それから歩調を合わせてのんびりと観覧車までの坂を歩いた。
コウさんのしっかりした腕に掴まることができて、おかげで楽ちんだった。
青空にカラフルな色彩が映えるゴンドラが、ゆったりとしたスピードで回転している。
観覧車のその雄大な姿に圧倒される。看板には一周およそ十五分、広大なパノラマビューが楽しめますと書いてある。人の多い遊園地でふたりきりになれる囲まれた空間。独特のムードを醸し出す、恋人たちには定番のアトラクション。
私たちは恋人同士ではないけれど……。
乗車口では、三人の親子連れが乗り込んだ所だった。その後ろは誰も並んでいない。
「はい、どうぞー!」
男性の係員さんが私たちを見てにこにこしながらタイミング的に一台見送ってから、次のゴンドラのドアを開けてくれた。
揺れているそれに乗り込むのは、少なからず緊張する。先に中に乗ってホッとするが、後からコウさんが身体を小さくしながら入って来るとゴンドラがさらに揺れた。
コウさんがドアの下枠に片足を引っ掛けたらしく、バランスを崩したように見えた。
「おっと……」
「コウさん!」
咄嗟に両手を広げた。よろけたコウさんを抱きとめられた?
ゴンドラがガタンと動くが、私たちがそのままでいると、揺れは収まっていった。
「大丈夫ですか? ドアを閉めますよ」
係員さんの落ち着いた声がして、ドアが閉められ、外からカチャリと金具が掛けられた。
コウさんを抱きとめたはずが、体重がかかって来ていない。実際はコウさんが片方の手をシートの座面に着いて、抱きついている状態の私の背中を片手で支えてくれていた。
「すみません、コウさん、逆に……」
「ありがとうございます、葉摘さん。相変わらず反射神経が良いですね。オレ、スゲーかっこ悪い。こんなとこでつまずいて」
「あ、の……」
「受け止めてくれて、ありがとうございました。これはラッキーと言うべきかな」
この体勢は、抱き合ってるみたいで恥ずかしい。で、私の背中にまわっているコウさんの腕の拘束は一向に緩まない。
「コウさん……?」
「座りましょう」
背中を支えられたまま、ベンチシートの片側に一緒に座らされる。身体は密着していて、これじゃまるで本当に恋人同士みたい。
悩み相談なのに、まだひとつもそれらしいこと話してないし。
「さっき撮った葉摘さんとオオタラシの画像みせますね」
「……っ!」
オオタラシって、オオバタンのコウちゃんのこと?
笑わせないで……。
コウさんは、スマホを取り出すと指でサっと画面を動かし、私の方へ向けてくれた。
そこに写っていたのは、明るい画面の中、コウちゃんの額あたりを私が撫でている姿。コウちゃんの目がうっとり半開きなのがおもしろくてクスッと笑ってしまった。
「葉摘さんの優しくふんわりと笑う横顔は素敵なんですよ。良いのが撮れた」
「!?」
私の横顔?
胸の鼓動が早まるのを感じながら、近くにあるコウさんの顔を横目で一瞬だけ確認する。
コウさんは、私の横顔の画像を嬉しそうに見ている。
「好きな物や人の前だと、葉摘さん、無意識なんでしょうけど、この笑顔になるんですよね。〈サン・ルイ〉で、実はあなたの横顔をいつも見てました」
「そんな……。コウさんはいつもノートパソコンばかり熱心に見ていて、私のこととかまわりのことなんて全然眼中にないと思ってました」
「そこは、あなたにバレないようにこっそり見てたんですよ」
「!?」
まさか、見られてたなんて。
コウさんがフっと軽く笑って、大きくて温かい手で、静かに私の頬に触れてきた。
なにこの状況?
心臓の鼓動がうるさいほど頭に響く。
年齢は高いけど、恋愛に関しての経験値はかなり低い。どういう反応するのが正解なのかわからない。
コウさんの親指が私の唇を触っている。
この流れって……。
最初のデート、というか悩み相談でキスをするなんてことはないと思うし。
『鳥さんたちは、嘴を撫でられると愛情を感じるそうです』
飼育員さんが言っていたことが頭の中をよぎる。
私、コウさんから本当にそういうアピールされてるの?
「嫌なら嫌ってはっきり言わないと、男は図に乗りますからね」
耳元で聞こえる声は、私の身体を疼かせる甘い響き。上がる体温。
初めての感覚と感情と、もしかして欲情。
コウさんに触れられるのは嫌じゃない。
私の中に今までとは違う別の自分がいる。
「嫌じゃ……ない、です」
コウさんの指を唇に感じながら喋るのは、無性に恥ずかしかった。息がコウさんの指にかかってしまうのも気になって息苦しい。窒息しそう。
「良かった……」
コウさんのそう囁く唇は、いつの間にか私の顔の間近に迫って来ていて、私の頬に微かに触れたかと思うと、風のように通り過ぎて行った。
え? キ、キ、キスした?
「図に乗ってすみません。あなたの反応が小鳥みたいに可愛らしかったので……」
「!?」
また、可愛いだなんてー。
小鳥って、私のどこにそんなっ……。
心臓が痛い。もう破裂しそう。
あなただって、コウちゃんに負けないくらいタラシ……ですから!
恋人同士でもないのに、頬にキスするとか、アリなの? わからない。
「あ、葉摘さん、ほら、海が見えますよ」
コウさんの普段通りの張りのある声につられて窓の外へ目を向けると、見渡す限り青空で、ゴンドラはほとんど最上部にいた。
遠くには緑の山々、反対側には街とその先には海。浮かんでいる大きなタンカーや客船までよく見えた。
「綺麗な景色……」
そう呟いていた。
「そうですね」
目が合うと、コウさんの微笑みは深くなって、コウさんという存在を私の心の奥にまで刻みつけていく。
今日が終わる頃には、私の心はどうなっているんだろう。
「葉摘さん、良ければオレの腕に掴まって歩きませんか? 当然下心ありで、期待を込めて誘ってます」
コウさんが大袈裟にニカッと笑いながら左腕を曲げてみせる。
お化け屋敷でできなかったから、ここで? そんなに私と腕を組みたかったの?
それなら、ご期待に添いましょう。
「あ、ありがとうございます。じゃあ……」
好きな人と腕を組んで歩く、確かに憧れのシチュエーション。私だってそんな夢を見たことはある。傍から見れば、私たちだって男女のカップルなんだし、それほど恥ずかしいことじゃない。
私は、コウさんの腕に寄り添った。
『ギューって腕にしがみついてもらおうと思ってたのに』
おどけた様子でそんなこと言っていたっけ……。
私は思いきって、コウさんの腕にぎゅっと縋(すが)りついてみた。頼り甲斐のある、硬い男性の腕。
コウさん、嬉しい?
「わっ、葉、摘さ……ん。意外とむ……やわ……、ダ、イタンですね」
カタコト……? 見上げたコウさんの顔は、焦って照れてる以外の何ものでもない。自分から言い出したことなのに……。こっちまで恥ずかしくなってきた。
元ホストだし、こんな接触くらい慣れていそうなのに?
少しの間無言で、腕から伝わるお互いの温もりを感じていた。それから歩調を合わせてのんびりと観覧車までの坂を歩いた。
コウさんのしっかりした腕に掴まることができて、おかげで楽ちんだった。
青空にカラフルな色彩が映えるゴンドラが、ゆったりとしたスピードで回転している。
観覧車のその雄大な姿に圧倒される。看板には一周およそ十五分、広大なパノラマビューが楽しめますと書いてある。人の多い遊園地でふたりきりになれる囲まれた空間。独特のムードを醸し出す、恋人たちには定番のアトラクション。
私たちは恋人同士ではないけれど……。
乗車口では、三人の親子連れが乗り込んだ所だった。その後ろは誰も並んでいない。
「はい、どうぞー!」
男性の係員さんが私たちを見てにこにこしながらタイミング的に一台見送ってから、次のゴンドラのドアを開けてくれた。
揺れているそれに乗り込むのは、少なからず緊張する。先に中に乗ってホッとするが、後からコウさんが身体を小さくしながら入って来るとゴンドラがさらに揺れた。
コウさんがドアの下枠に片足を引っ掛けたらしく、バランスを崩したように見えた。
「おっと……」
「コウさん!」
咄嗟に両手を広げた。よろけたコウさんを抱きとめられた?
ゴンドラがガタンと動くが、私たちがそのままでいると、揺れは収まっていった。
「大丈夫ですか? ドアを閉めますよ」
係員さんの落ち着いた声がして、ドアが閉められ、外からカチャリと金具が掛けられた。
コウさんを抱きとめたはずが、体重がかかって来ていない。実際はコウさんが片方の手をシートの座面に着いて、抱きついている状態の私の背中を片手で支えてくれていた。
「すみません、コウさん、逆に……」
「ありがとうございます、葉摘さん。相変わらず反射神経が良いですね。オレ、スゲーかっこ悪い。こんなとこでつまずいて」
「あ、の……」
「受け止めてくれて、ありがとうございました。これはラッキーと言うべきかな」
この体勢は、抱き合ってるみたいで恥ずかしい。で、私の背中にまわっているコウさんの腕の拘束は一向に緩まない。
「コウさん……?」
「座りましょう」
背中を支えられたまま、ベンチシートの片側に一緒に座らされる。身体は密着していて、これじゃまるで本当に恋人同士みたい。
悩み相談なのに、まだひとつもそれらしいこと話してないし。
「さっき撮った葉摘さんとオオタラシの画像みせますね」
「……っ!」
オオタラシって、オオバタンのコウちゃんのこと?
笑わせないで……。
コウさんは、スマホを取り出すと指でサっと画面を動かし、私の方へ向けてくれた。
そこに写っていたのは、明るい画面の中、コウちゃんの額あたりを私が撫でている姿。コウちゃんの目がうっとり半開きなのがおもしろくてクスッと笑ってしまった。
「葉摘さんの優しくふんわりと笑う横顔は素敵なんですよ。良いのが撮れた」
「!?」
私の横顔?
胸の鼓動が早まるのを感じながら、近くにあるコウさんの顔を横目で一瞬だけ確認する。
コウさんは、私の横顔の画像を嬉しそうに見ている。
「好きな物や人の前だと、葉摘さん、無意識なんでしょうけど、この笑顔になるんですよね。〈サン・ルイ〉で、実はあなたの横顔をいつも見てました」
「そんな……。コウさんはいつもノートパソコンばかり熱心に見ていて、私のこととかまわりのことなんて全然眼中にないと思ってました」
「そこは、あなたにバレないようにこっそり見てたんですよ」
「!?」
まさか、見られてたなんて。
コウさんがフっと軽く笑って、大きくて温かい手で、静かに私の頬に触れてきた。
なにこの状況?
心臓の鼓動がうるさいほど頭に響く。
年齢は高いけど、恋愛に関しての経験値はかなり低い。どういう反応するのが正解なのかわからない。
コウさんの親指が私の唇を触っている。
この流れって……。
最初のデート、というか悩み相談でキスをするなんてことはないと思うし。
『鳥さんたちは、嘴を撫でられると愛情を感じるそうです』
飼育員さんが言っていたことが頭の中をよぎる。
私、コウさんから本当にそういうアピールされてるの?
「嫌なら嫌ってはっきり言わないと、男は図に乗りますからね」
耳元で聞こえる声は、私の身体を疼かせる甘い響き。上がる体温。
初めての感覚と感情と、もしかして欲情。
コウさんに触れられるのは嫌じゃない。
私の中に今までとは違う別の自分がいる。
「嫌じゃ……ない、です」
コウさんの指を唇に感じながら喋るのは、無性に恥ずかしかった。息がコウさんの指にかかってしまうのも気になって息苦しい。窒息しそう。
「良かった……」
コウさんのそう囁く唇は、いつの間にか私の顔の間近に迫って来ていて、私の頬に微かに触れたかと思うと、風のように通り過ぎて行った。
え? キ、キ、キスした?
「図に乗ってすみません。あなたの反応が小鳥みたいに可愛らしかったので……」
「!?」
また、可愛いだなんてー。
小鳥って、私のどこにそんなっ……。
心臓が痛い。もう破裂しそう。
あなただって、コウちゃんに負けないくらいタラシ……ですから!
恋人同士でもないのに、頬にキスするとか、アリなの? わからない。
「あ、葉摘さん、ほら、海が見えますよ」
コウさんの普段通りの張りのある声につられて窓の外へ目を向けると、見渡す限り青空で、ゴンドラはほとんど最上部にいた。
遠くには緑の山々、反対側には街とその先には海。浮かんでいる大きなタンカーや客船までよく見えた。
「綺麗な景色……」
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