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第9章 記憶
記憶(2)
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「高橋っち」
気のせいだと思って振り返らなかった。
「忠敏!」
さっきより大きい声が聞こえて、俺は振り向いた。そこにいたのはやはり藤越だった。
「まさか」
思い出したのかと思って口に出すと、
「そんなに覚えてない俺は嫌?」
と言われた。
「思い出したんじゃ」
「違うよ」
じゃあどうして追いかけて来たのか。一体どういうつもりなのかと思った。
「思いださなきゃ、追いかけちゃいけないの?」
そう言われても困る。ただ、俺がいても迷惑だと思ってこいつの元から去ったのに。
「高橋っち、戻って来ないつもりだったでしょ?」
図星をつかれて何も言えなくなる。どうしてこいつには何もかもわかってしまうのだろう。もう思い残すことはないと思ったのに。
「思い出せなくてごめんね」
「謝るなよ」
謝ってもらっても困る。
「お願いだから、どこにも行かないでほしい」
「は?」
藤越が何を言ってるのかわからない。
「こう言わなきゃわからない? 側にいてほしい」
意味がわからない。自分から忘れておいて、そんな風に言うなんて。
「何で今更。俺のことどうでもいいから忘れたんじゃないのかよ」
藤越はそう言うと悲しそうな顔をした。俺がこんな顔をさせているという事実に嫌気が指す。どうして俺のことを放っといてくれないのか。忘れたくせにまだ俺を振り回すのか。
「どうでもよくなんかないよ。多分」
何を言ってるんだと思った。
「忘れる前の気持ちなんかわからないよ。でも、今はどうでもよくなんかないから追いかけた。それじゃ駄目なの?」
その時気付いた。藤越の体がふらふらしていて、今にも倒れそうだ。
「ちょっとごめん」
俺の方に倒れかかって来たので、慌てて手を差し伸べる。
「おい。大丈夫か?」
「なんか体がいうことを利かない」
一体どうしたんだろう。ずっと眠っていたからなのか。確かに年齢を考えると、ずっと寝ていたら体が動かなくなる可能性は高い。ただ、藤越に限ってはと思ったのだ。二十代の頃からかなり鍛えていたようだから。
俺は仕方なく、「家まで送ってこうか?」と口にした。
すると、「高橋っちと一緒じゃなきゃ帰らない」と言うのだ。
「何でそういうこと言うんだよ」
「だって今まで一緒に住んでたんでしょ? 何でわざわざ出てくの?」
「それはお前が」
俺は最後まで言葉にできなかった。俺のことを忘れたせいだと言えなかった。
「そんなに記憶って大事?」
「当たり前だろ」
「今の俺よりも?」
藤越がさっきから何を言っているのかわからない。
今の藤越も前の藤越も同じだろ。何が違って言うんだ。いや、違う。俺のことを忘れている藤越は別人だと? 俺は自分の考えに吐き気がした。
藤越は俺の手を振りほどいて元来た道を戻っていく。ふらふらしていて危なっかしい。今にも倒れそうに見える。
「おい、大丈夫なのかよ」
俺が追いつくと、「別に高橋っちには関係ないでしょ」と言われる。
「待てよ」
それでも振り切って歩いていく藤越を俺は止められなかった。
「危ない!」
と言った時には遅かった。藤越は顔から倒れていた。俺は慌てて駆けつけ、藤越の状態を確認する。額から血が出ていた。なのに、藤越はすぐに起き上がって歩こうとする。
「おい。俺が悪かったって」
あいつの前に先回りして行く手をふさいだ。
「傷見せてみろよ」
「俺のことどうでもいいなら、ほっとけばいいじゃん」
「そんなこと言ってないだろ」
全く。記憶がないからって意地になってるんじゃないかと思った。
「あー。もう。だから嫌だったんだよ。どうでもいいわけないだろ。そんな風に意地になんなよ」
「高橋っちの方が、帰らないって意地になってるんじゃないの?」
別にそういうわけじゃない。
「一緒にいたって、何にもならないだろ」
「そんなことないよ」
「愛良ちゃんも、子供もみんないるじゃねえか」
「それとは関係ないじゃん」
前にも同じようなことを言っていた。本当に覚えていないのかと言いたくなる。
「じゃあ、高橋っちは俺の側にいたくないんだ」
「いい加減高橋っちって呼ぶのやめろよ」
「じゃあ忠敏?」
本当は呼び方なんてどうでもよかった。ただ、「高橋っち」と呼ばれると、昔に戻ったようで、変な気がするのだった。
「あのさあ。お前何がしたいんだ?」
「何がしたいって?」
「家族か誰かに言われたのか、連れ戻してこいって」
俺はただ信じられなかったのだ。記憶をなくした時の最初の藤越の反応が、どうしても忘れられない。あの拒絶を忘れろっていう方が無理だ。
「さっきから言ってるじゃん。俺が帰ってきてほしいんだよ」
「意味わからないだろ。元々他人があの家にいたこと自体がおかしかったんだよ」
「他人って何? 高橋っちだって家族でしょ? 愛美だってそう思ってるじゃん」
「俺は愛美ちゃんのためにいたわけじゃない」
こいつは本当にわかってんのかと思った。
「俺のために側にいてくれないの?」
そんな言い方をする藤越はおかしい。鹿児島で言われた言葉と同じなのに、どこか違う気がする。
「何回同じこと繰り返させる気なんだ」
「何回でも言う。出ていかないで」
「何のために?」
俺がそう聞くと、藤越は急に踵を翻した。
「そんなこと言うなら俺が代わりに出ていく」
何故か家と反対方向に歩いていく。
「何を言って」
藤越には俺の声も届いていない。
「ちょっと待てよ」
「忠敏が戻ってきてくれないなら、俺もあの家にいる理由がないから」
さっきより速いペースで藤越は俺から遠ざかっていく。俺は仕方なく走って追いかける。
「お前なんかおかしくないか?」
「そんなこと高橋っちには関係ないでしょ」
やっぱり藤越のどこかがおかしい気がした。
「だから待てって。どうするんだよ。そんなふらふらで。金持ってんのか?」
「持ってないよ」
「どこ行く気だよ」
「どこか適当に野宿する」
何でそんなこと急に言い出すんだ。いい加減にしろと思った。
「俺がどうなったってどうでもいいんでしょ?」
と言い出す。だから俺はどうでもいいなんて言ってないだろ。
「いい加減にしろよ」
俺は藤越の腕を掴んだ。
「忠敏にとっては記憶がない俺は別人なんでしょ」
痛いところをつかれた気がした。
「そうじゃない」
「そういう風に聞こえる」
さっきから藤越が駄々をこねている子供のように見える。とても57年も生きて来た大人には見えない。記憶がなくて混乱しているのかもしれないけど、俺をこれ以上惑わさないでほしい。
「じゃあ、どうしたら家に帰るんだ?」
「帰りたくない」
それは俺のセリフだろと思った。
「じゃあせめてホテルでも」
野宿なんてさせられない。
「一緒に入るの?」
「わかった。付き合うよ」
俺は仕方なく藤越が落ち着くまでホテルで休もうと思った。
気のせいだと思って振り返らなかった。
「忠敏!」
さっきより大きい声が聞こえて、俺は振り向いた。そこにいたのはやはり藤越だった。
「まさか」
思い出したのかと思って口に出すと、
「そんなに覚えてない俺は嫌?」
と言われた。
「思い出したんじゃ」
「違うよ」
じゃあどうして追いかけて来たのか。一体どういうつもりなのかと思った。
「思いださなきゃ、追いかけちゃいけないの?」
そう言われても困る。ただ、俺がいても迷惑だと思ってこいつの元から去ったのに。
「高橋っち、戻って来ないつもりだったでしょ?」
図星をつかれて何も言えなくなる。どうしてこいつには何もかもわかってしまうのだろう。もう思い残すことはないと思ったのに。
「思い出せなくてごめんね」
「謝るなよ」
謝ってもらっても困る。
「お願いだから、どこにも行かないでほしい」
「は?」
藤越が何を言ってるのかわからない。
「こう言わなきゃわからない? 側にいてほしい」
意味がわからない。自分から忘れておいて、そんな風に言うなんて。
「何で今更。俺のことどうでもいいから忘れたんじゃないのかよ」
藤越はそう言うと悲しそうな顔をした。俺がこんな顔をさせているという事実に嫌気が指す。どうして俺のことを放っといてくれないのか。忘れたくせにまだ俺を振り回すのか。
「どうでもよくなんかないよ。多分」
何を言ってるんだと思った。
「忘れる前の気持ちなんかわからないよ。でも、今はどうでもよくなんかないから追いかけた。それじゃ駄目なの?」
その時気付いた。藤越の体がふらふらしていて、今にも倒れそうだ。
「ちょっとごめん」
俺の方に倒れかかって来たので、慌てて手を差し伸べる。
「おい。大丈夫か?」
「なんか体がいうことを利かない」
一体どうしたんだろう。ずっと眠っていたからなのか。確かに年齢を考えると、ずっと寝ていたら体が動かなくなる可能性は高い。ただ、藤越に限ってはと思ったのだ。二十代の頃からかなり鍛えていたようだから。
俺は仕方なく、「家まで送ってこうか?」と口にした。
すると、「高橋っちと一緒じゃなきゃ帰らない」と言うのだ。
「何でそういうこと言うんだよ」
「だって今まで一緒に住んでたんでしょ? 何でわざわざ出てくの?」
「それはお前が」
俺は最後まで言葉にできなかった。俺のことを忘れたせいだと言えなかった。
「そんなに記憶って大事?」
「当たり前だろ」
「今の俺よりも?」
藤越がさっきから何を言っているのかわからない。
今の藤越も前の藤越も同じだろ。何が違って言うんだ。いや、違う。俺のことを忘れている藤越は別人だと? 俺は自分の考えに吐き気がした。
藤越は俺の手を振りほどいて元来た道を戻っていく。ふらふらしていて危なっかしい。今にも倒れそうに見える。
「おい、大丈夫なのかよ」
俺が追いつくと、「別に高橋っちには関係ないでしょ」と言われる。
「待てよ」
それでも振り切って歩いていく藤越を俺は止められなかった。
「危ない!」
と言った時には遅かった。藤越は顔から倒れていた。俺は慌てて駆けつけ、藤越の状態を確認する。額から血が出ていた。なのに、藤越はすぐに起き上がって歩こうとする。
「おい。俺が悪かったって」
あいつの前に先回りして行く手をふさいだ。
「傷見せてみろよ」
「俺のことどうでもいいなら、ほっとけばいいじゃん」
「そんなこと言ってないだろ」
全く。記憶がないからって意地になってるんじゃないかと思った。
「あー。もう。だから嫌だったんだよ。どうでもいいわけないだろ。そんな風に意地になんなよ」
「高橋っちの方が、帰らないって意地になってるんじゃないの?」
別にそういうわけじゃない。
「一緒にいたって、何にもならないだろ」
「そんなことないよ」
「愛良ちゃんも、子供もみんないるじゃねえか」
「それとは関係ないじゃん」
前にも同じようなことを言っていた。本当に覚えていないのかと言いたくなる。
「じゃあ、高橋っちは俺の側にいたくないんだ」
「いい加減高橋っちって呼ぶのやめろよ」
「じゃあ忠敏?」
本当は呼び方なんてどうでもよかった。ただ、「高橋っち」と呼ばれると、昔に戻ったようで、変な気がするのだった。
「あのさあ。お前何がしたいんだ?」
「何がしたいって?」
「家族か誰かに言われたのか、連れ戻してこいって」
俺はただ信じられなかったのだ。記憶をなくした時の最初の藤越の反応が、どうしても忘れられない。あの拒絶を忘れろっていう方が無理だ。
「さっきから言ってるじゃん。俺が帰ってきてほしいんだよ」
「意味わからないだろ。元々他人があの家にいたこと自体がおかしかったんだよ」
「他人って何? 高橋っちだって家族でしょ? 愛美だってそう思ってるじゃん」
「俺は愛美ちゃんのためにいたわけじゃない」
こいつは本当にわかってんのかと思った。
「俺のために側にいてくれないの?」
そんな言い方をする藤越はおかしい。鹿児島で言われた言葉と同じなのに、どこか違う気がする。
「何回同じこと繰り返させる気なんだ」
「何回でも言う。出ていかないで」
「何のために?」
俺がそう聞くと、藤越は急に踵を翻した。
「そんなこと言うなら俺が代わりに出ていく」
何故か家と反対方向に歩いていく。
「何を言って」
藤越には俺の声も届いていない。
「ちょっと待てよ」
「忠敏が戻ってきてくれないなら、俺もあの家にいる理由がないから」
さっきより速いペースで藤越は俺から遠ざかっていく。俺は仕方なく走って追いかける。
「お前なんかおかしくないか?」
「そんなこと高橋っちには関係ないでしょ」
やっぱり藤越のどこかがおかしい気がした。
「だから待てって。どうするんだよ。そんなふらふらで。金持ってんのか?」
「持ってないよ」
「どこ行く気だよ」
「どこか適当に野宿する」
何でそんなこと急に言い出すんだ。いい加減にしろと思った。
「俺がどうなったってどうでもいいんでしょ?」
と言い出す。だから俺はどうでもいいなんて言ってないだろ。
「いい加減にしろよ」
俺は藤越の腕を掴んだ。
「忠敏にとっては記憶がない俺は別人なんでしょ」
痛いところをつかれた気がした。
「そうじゃない」
「そういう風に聞こえる」
さっきから藤越が駄々をこねている子供のように見える。とても57年も生きて来た大人には見えない。記憶がなくて混乱しているのかもしれないけど、俺をこれ以上惑わさないでほしい。
「じゃあ、どうしたら家に帰るんだ?」
「帰りたくない」
それは俺のセリフだろと思った。
「じゃあせめてホテルでも」
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