13 / 56
新たな好み
王子殿下は三つ編みの大人しい子が好きなんですって……
またまた風の噂が流れる。
三つ編み旋風が巻き起こる。
アイリスはついて行けない。流行りの移り変わりの早さ……さすが王都だ!
「アイリス髪型を変えよう」
「お兄様、なんで?」
「王子殿下は三つ編みフェチだそうだ」
ブラッシングだけして学園に行く事にした
「アイリスおはよう」
「王子殿下おはようございます」
礼をする
「約束覚えている?」
「は、はい」
兄ジュードの顔を見ると笑顔は絶やさないが目が死んでいる。
「教室まで迎えに行くよ」
「いいえ!それは申し訳ないので食堂で!」
「分かったよ、お昼にね」
ふぅっーとおでこを拭うアイリス
食堂へ行くとすでにエヴァンが待っていた。
「お待たせして申し訳ございません」
「いや、今来た所だよ、行こうか?」
「はい」
食堂を見ていると三つ編みブームのせいか三つ編みをしている生徒が多い。
「どうした?」
「三つ編みが流行っているのですね? 王子殿下の言葉ひとつでこんなに流行るとは……」
「好きだなんて言ってないのにねぇ」
困った顔をするエヴァン
「アイリスは髪型を変えたんだね」
「は、はい、」
「三つ編みも可愛かったけどこっちも可愛いよ」
「ありがとう存じます……王子殿下はどう言った方がお嫌いなんですか?」
「そこはどう言った方が好きかと聞くところだろうに…」
くすくすと笑い出す
席につくと、今日も見た事のないものだった。サラダにスープに、長細いパンに具材が挟んである、フォークとナイフで切り分けるとトロリとチーズが溶け出した……
「パンがパリパリして美味しいです、塩漬けのベーコンも卵も美味しい」
「西の地区の郷土料理なんだよ」
「初めて食べました! 王子殿下はなんでも知っているのですね」
「視察に行きがてら調べたり体験したり、国を知るためには何でもするよ」
「へー、尊敬しますっ」
領地から帰る途中で、王子殿下は色んなものを見させてくれた。
これからは領地に帰るだけじゃなくて寄り道をして色んなものを見ようと思った。
「お待ちかねのデザートだよ」
ショコラのケーキにクリームが添えてある。フォークでケーキを切り分けるとトロリとラズベリーのジャムが出てきた。ケーキからは湯気が上がる。
「あったかい?」
うんと頷くエヴァン
ラズベリーソースをつけてパクッと食べる
「おいしぃぃーっ」
ぱくぱくと食べ進めあっという間になくなり。お茶を口にする
「口がサッパリとした!」
「ショコラと柑橘系って合うよね?」
「はいっ知りませんでした。王子殿下、今日はありがとうございました」
「ふふっ、次は、」
「申し訳ありませんっ、お友達とランチの約束があって」
「ふーん。マスカットのケーキとゼリーが食べられないなんて可哀想に……この時期しか食べられないのに……東方の国から来た苗で育てて、まだ希少なのに…残念だ」
「えっ!」
「あぁ、何だっけ?私の嫌いなタイプだったね、髪がウェーブでポニーテールのよく食べる子が苦手かな」
「そうですか」
「最後に食べさせてあげるよ。週末王宮においで、苦手なタイプはウェーブヘアでポニーテールだよ?」
またまた風の噂が流れる。
三つ編み旋風が巻き起こる。
アイリスはついて行けない。流行りの移り変わりの早さ……さすが王都だ!
「アイリス髪型を変えよう」
「お兄様、なんで?」
「王子殿下は三つ編みフェチだそうだ」
ブラッシングだけして学園に行く事にした
「アイリスおはよう」
「王子殿下おはようございます」
礼をする
「約束覚えている?」
「は、はい」
兄ジュードの顔を見ると笑顔は絶やさないが目が死んでいる。
「教室まで迎えに行くよ」
「いいえ!それは申し訳ないので食堂で!」
「分かったよ、お昼にね」
ふぅっーとおでこを拭うアイリス
食堂へ行くとすでにエヴァンが待っていた。
「お待たせして申し訳ございません」
「いや、今来た所だよ、行こうか?」
「はい」
食堂を見ていると三つ編みブームのせいか三つ編みをしている生徒が多い。
「どうした?」
「三つ編みが流行っているのですね? 王子殿下の言葉ひとつでこんなに流行るとは……」
「好きだなんて言ってないのにねぇ」
困った顔をするエヴァン
「アイリスは髪型を変えたんだね」
「は、はい、」
「三つ編みも可愛かったけどこっちも可愛いよ」
「ありがとう存じます……王子殿下はどう言った方がお嫌いなんですか?」
「そこはどう言った方が好きかと聞くところだろうに…」
くすくすと笑い出す
席につくと、今日も見た事のないものだった。サラダにスープに、長細いパンに具材が挟んである、フォークとナイフで切り分けるとトロリとチーズが溶け出した……
「パンがパリパリして美味しいです、塩漬けのベーコンも卵も美味しい」
「西の地区の郷土料理なんだよ」
「初めて食べました! 王子殿下はなんでも知っているのですね」
「視察に行きがてら調べたり体験したり、国を知るためには何でもするよ」
「へー、尊敬しますっ」
領地から帰る途中で、王子殿下は色んなものを見させてくれた。
これからは領地に帰るだけじゃなくて寄り道をして色んなものを見ようと思った。
「お待ちかねのデザートだよ」
ショコラのケーキにクリームが添えてある。フォークでケーキを切り分けるとトロリとラズベリーのジャムが出てきた。ケーキからは湯気が上がる。
「あったかい?」
うんと頷くエヴァン
ラズベリーソースをつけてパクッと食べる
「おいしぃぃーっ」
ぱくぱくと食べ進めあっという間になくなり。お茶を口にする
「口がサッパリとした!」
「ショコラと柑橘系って合うよね?」
「はいっ知りませんでした。王子殿下、今日はありがとうございました」
「ふふっ、次は、」
「申し訳ありませんっ、お友達とランチの約束があって」
「ふーん。マスカットのケーキとゼリーが食べられないなんて可哀想に……この時期しか食べられないのに……東方の国から来た苗で育てて、まだ希少なのに…残念だ」
「えっ!」
「あぁ、何だっけ?私の嫌いなタイプだったね、髪がウェーブでポニーテールのよく食べる子が苦手かな」
「そうですか」
「最後に食べさせてあげるよ。週末王宮においで、苦手なタイプはウェーブヘアでポニーテールだよ?」
あなたにおすすめの小説
結婚式の翌朝、夫に「皇太子の愛人だろう」と捨てられました――ですが私は、亡き国王の娘です
柴田はつみ
恋愛
母の遺した薬草店を守りながら、慎ましく暮らしていたアンリ。
そんな彼女に求婚してきたのは、国内でも名高い騎士にして公爵家当主、アルファだった。
真っすぐな想いを向けられ、彼を信じて結婚したアンリ。
けれど幸せなはずの結婚式の翌朝、夫は冷たく言い放つ。
「君を愛していると本気で思っていたのかい? 」
彼はアンリが第一皇太子と深い仲にあり、自分との結婚は身を隠すための偽装だと誤解していたのだ。
アンリは実は、亡き国王の婚外子。
皇太子にとっては、隠して守らなければならない妹だったのである。
それは報われない恋のはずだった
ララ
恋愛
異母妹に全てを奪われた。‥‥ついには命までもーー。どうせ死ぬのなら最期くらい好きにしたっていいでしょう?
私には大好きな人がいる。幼いころの初恋。決して叶うことのない無謀な恋。
それはわかっていたから恐れ多くもこの気持ちを誰にも話すことはなかった。けれど‥‥死ぬと分かった今ならばもう何も怖いものなんてないわ。
忘れてくれたってかまわない。身勝手でしょう。でも許してね。これが最初で最後だから。あなたにこれ以上迷惑をかけることはないわ。
「幼き頃からあなたのことが好きでした。私の初恋です。本当に‥‥本当に大好きでした。ありがとう。そして‥‥さよなら。」
主人公 カミラ・フォーテール
異母妹 リリア・フォーテール
悪役令嬢にされたので婚約破棄を受け入れたら、なぜか全員困っています
かきんとう
恋愛
王城の大広間は、いつも以上に華やいでいた。
磨き上げられた床は燭台の光を反射し、色とりどりのドレスが揺れるたびに、まるで花畑が動いているかのように見える。貴族たちの笑い声、楽団の優雅な旋律、そして、ひそやかな噂話が、空気を満たしていた。
その中心に、私は立っていた。
――今日、この瞬間のために。
「エレノア・フォン・リーベルト嬢」
高らかに呼ばれた私の名に、ざわめきがぴたりと止む。
もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~
岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。
「これからは自由に生きます」
そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、
「勝手にしろ」
と突き放した。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
気配消し令嬢の失敗
かな
恋愛
ユリアは公爵家の次女として生まれ、獣人国に攫われた長女エーリアの代わりに第1王子の婚約者候補の筆頭にされてしまう。王妃なんて面倒臭いと思ったユリアは、自分自身に認識阻害と気配消しの魔法を掛け、居るかいないかわからないと言われるほどの地味な令嬢を装った。
15才になり学園に入学すると、編入してきた男爵令嬢が第1王子と有力貴族令息を複数侍らかせることとなり、ユリア以外の婚約者候補と男爵令嬢の揉める事が日常茶飯事に。ユリアは遠くからボーッとそれを眺めながら〘 いつになったら婚約者候補から外してくれるのかな? 〙と思っていた。そんなユリアが失敗する話。
※王子は曾祖母コンです。
※ユリアは悪役令嬢ではありません。
※タグを少し修正しました。
初めての投稿なのでゆる〜く読んでください。ご都合主義はご愛嬌ということで見逃してください( *・ω・)*_ _))ペコリン
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。