16 / 48
ヘルミーナの家族
しおりを挟む「、という事で戻る事にしたんです」
「なんと!」
「まぁ…」
「…………」
ヘルミーナが戻ってきた理由をご家族に説明をしました。わたくしの事情もやんわりと説明したところ上記のような声があがりました…申し訳ない気持ちです。
初対面なのに…居た堪れません
「アルベルティーナ嬢さえよければいつまでもうちに居てくれて構わない!」
「そうですわ!うちから学園に通ってちょうだい」
「アルベルティーナ嬢、妹と親しくしてくれてありがとう。良かったら一生うちにいてくれても構わない!」
皆さん優しい言葉を掛けてくださいました
「両親がこういうのだから、数日とは言わずにうちにいて欲しいわ!お母様のいう通り学園にも一緒に行きましょうよ」
「流石にそこまでお世話になれませんわ。叔父様にも連絡をしないといけませんし」
学園にミーナの家から通うなんて、そこま
で図々しい真似は出来ません
「気にしないで!ミーナの大事な友達だ。うちは大歓迎だ、いつまでもいてくれても構わないんだ」
マティアス様もそう仰いますが…
「とりあえず、ファルク公爵には私から連絡しておくから、自宅だと思ってゆっくり寛いで欲しい」
ミーナのお父様のお言葉に甘える事になりました
「アルベルティーナ嬢は、お母様のフェデリカ様によく似てらっしゃるわね。まるで数十年前にタイムスリップしたかのようだわ」
わたくしの事を懐かしそうにミーナのお母様は見てこられました
「母をご存知ですか?」
「えぇ!もちろん。嫁がれる前までは社交界の華として君臨し憧れの存在でしたもの。何度かご挨拶をさせてもらった事があるんですけれど、とても優しくて素敵な方だったわ。ねぇあなた」
「あぁ。現ファルク公爵の妹でそれはそれは仲のいい兄妹だったから隣国へ嫁いで行くのに反対していたよ。離れるのが寂しかったんだろう」
懐かしそうにお二人はお話をされました。わたくしの知らない話でした
「まぁ。そんな事があったのですね。存じませんでした、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます」
「嬉しいわ。素敵なお友達がヘルミーナに出来て」
「本当よね。婚約破棄されて良かったのかも…国を出なかったらティーナに会えなかったんだもの、」
「バカな事をっ!婚約破棄されて良かったことなんてない!バカ王子がしでかした事を許せるわけないだろうっ!そんな事をアルベルティーナ嬢の前で言うなっ」
マティアス様はミーナの言葉に怒りを隠せない様子でした
「ごめんなさい。みんなに心配をかけてしまったのに、ティーナもごめんね。まだ心の傷が癒えていないのに…デリカシーにかけました」
頭を下げられましたが、気にはしてませんのに。マティアス様は優しいだけではなく、本当にミーナの事を思っていらっしゃるんだと思い、国のお兄様のことを思い出し少し胸が痛みました。
まだ数日しか離れていないのに
「いいえ。気にしないでください。ミーナと一緒に来られてよかったです。ミーナは私の恩人です。そのご家族の方にもお会いできてとても嬉しいです、改めましてお礼を言わせて下さい」
その後、用意された部屋に案内されました。
夕日が自慢のテラスがあるそうで、声がかかるまでは休憩する事になりました
******
「とても素敵なお嬢さんね」
「そうでしょ?はじめてお会いした時から大好きになって、ティーナの助けになりたくて…わたくしと同じような目に遭うなんて…この出会いは必然だったの!」
「公爵に手紙を届けさせたよ、返事が来たらまた伝えるが、いつまでもいてくれて構わないと、もう一度アルベルティーナ嬢に伝えてくれ。戻るきっかけがどうであれ、彼女には感謝しているよ」
「はい、お父様ありがとうございます」
「お兄様…もしかしてティーナに惚れたとか?」
「ばっ!バカな事を…そんな事は、決して、ない、」
慌てて答えるお兄様の様子を見ると惚れたな…と思った。ミーナを見る目に熱がこもっているような…
「戻ってくるときにね、お兄様は頼りがいがあるとお話ししてあるのよ。何かあったらお兄様!お願いしますね」
「お前の時に何も出来ずにいたからな…後悔はしたくない。不甲斐ない兄で悪かった」
「……いいえ。フランク様との婚約を解消したかったから…やり方を間違えたのです。初めから相談していれば良かったのです」
お兄様は後悔していると言いますが、放置したのは自分ですものね。悪いのは婚約者がいながら浮気をしたフランク様です
今頃どうしているのでしょうか…?
39
あなたにおすすめの小説
お好きになさって下さい、私は一切気にしませんわ
Kouei
恋愛
婚約者のクレマンド様は、いつも私との約束を破ってばかり。
理由は決まって『従妹ライラ様との用事』
誕生日会にすら来なかった彼に、私はついに告げた。
「どうぞ、私以外のご令嬢をエスコートするなり、お出かけするなり、関係を持つなり、お好きになさって下さい。私は一切気にしませんわ」
二人の想いは、重なり合えるのだろうか ……
※他のサイトにも公開しています。
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
【本編,番外編完結】私、殺されちゃったの? 婚約者に懸想した王女に殺された侯爵令嬢は巻き戻った世界で殺されないように策を練る
金峯蓮華
恋愛
侯爵令嬢のベルティーユは婚約者に懸想した王女に嫌がらせをされたあげく殺された。
ちょっと待ってよ。なんで私が殺されなきゃならないの?
お父様、ジェフリー様、私は死にたくないから婚約を解消してって言ったよね。
ジェフリー様、必ず守るから少し待ってほしいって言ったよね。
少し待っている間に殺されちゃったじゃないの。
どうしてくれるのよ。
ちょっと神様! やり直させなさいよ! 何で私が殺されなきゃならないのよ!
腹立つわ〜。
舞台は独自の世界です。
ご都合主義です。
緩いお話なので気楽にお読みいただけると嬉しいです。
愛しいあなたは竜の番
さくたろう
恋愛
前世で無惨に処刑された記憶を持つ少女フィオナは、今世では幼い頃から番である竜族の王に保護されて塔の中で大切に育てられていた。
16歳のある日、敵国の英雄ルイが塔を襲撃しにきたが、なんとフィオナは彼に一目惚れをしてしまう。フィオナを人質にするために外へと連れ出したルイも、次第に彼女に離れがたい想いを感じ始め徐々に惹かれていく。
竜人の番として育てられた少女が、竜を憎む青年と恋に落ちる物語。
※小説家になろう様に公開したものを一部省略して投稿する予定です。
※全58話、一気に更新します。ご了承ください。
【完結】冤罪で殺された王太子の婚約者は100年後に生まれ変わりました。今世では愛し愛される相手を見つけたいと思っています。
金峯蓮華
恋愛
どうやら私は階段から突き落とされ落下する間に前世の記憶を思い出していたらしい。
前世は冤罪を着せられて殺害されたのだった。それにしても酷い。その後あの国はどうなったのだろう?
私の願い通り滅びたのだろうか?
前世で冤罪を着せられ殺害された王太子の婚約者だった令嬢が生まれ変わった今世で愛し愛される相手とめぐりあい幸せになるお話。
緩い世界観の緩いお話しです。
ご都合主義です。
*タイトル変更しました。すみません。
【完結】消えた姉の婚約者と結婚しました。愛し愛されたかったけどどうやら無理みたいです
金峯蓮華
恋愛
侯爵令嬢のベアトリーチェは消えた姉の代わりに、姉の婚約者だった公爵家の子息ランスロットと結婚した。
夫とは愛し愛されたいと夢みていたベアトリーチェだったが、夫を見ていてやっぱり無理かもと思いはじめている。
ベアトリーチェはランスロットと愛し愛される夫婦になることを諦め、楽しい次期公爵夫人生活を過ごそうと決めた。
一方夫のランスロットは……。
作者の頭の中の異世界が舞台の緩い設定のお話です。
ご都合主義です。
以前公開していた『政略結婚して次期侯爵夫人になりました。愛し愛されたかったのにどうやら無理みたいです』の改訂版です。少し内容を変更して書き直しています。前のを読んだ方にも楽しんでいただけると嬉しいです。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる