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パーティーですか2
しおりを挟む「ティーナ」
少しだけ葡萄酒を口にしていると、ミーナに声を掛けられました
「ミーナ、マティアス様こんばんは、素敵な夜ですね」
「アルベルティーナ嬢、久しぶりですねお元気でしたか?」
マティアス様にお会いするのは久しぶりのことでした。ミーナの家に遊びに行った際にお茶会をしていたら、伯父様が突撃訪問してから、申し訳なくてミーナの家に行けなくなりました。
「はい、先日も伯父が失礼をしました」
恥ずかしさのあまりに顔が赤くなってしまいました
「オーバリ侯爵令嬢いつもティーナと仲良くしてくれてありがとう」
「いいえ、こちらこそ」
「マティアス殿久しぶりだね」
「ニコラウス殿お久しぶりです、お元気そうで何よりです」
お二人とも笑顔で話をされているので、仲は悪くなさそうです。
ミーナと話をしていたら伯父様に呼ばれました
「何かしら?すぐ戻るわね」
伯父様の周りには友人と思われる数人の男性が居て、紹介されました
「フェデリカの昔を思い出した…」
皆さん口を揃えて言われます
昔ダンスに誘ったら伯父様から睨まれた、声を掛けただけで怒られた…などエピソードが出てくる出てくる…
「こんな可愛い姪っ子がいて羨ましい、婚約者は居るのかな?」
えぇ…っと答えづらいです。困った顔をして伯父様を見ると代わりに答えてくださいました
「いるわけないだろ!アルベルティーナは嫁に出さん」
「お前の娘じゃないだろう!そっか決まった相手はいないのか…うちの息子、」
「お前の息子なんて相手にするか!嫁に出さんと言っておろうに」
伯父様…目立ってますよ…お兄様がそっと近寄り『帰ろうか?』と声を掛けてきたので頷きました
『父上に言ってくるよ』と言って一人になった時に
「アルベルティーナ嬢」
名前を呼ばれたので振り返ると王子殿下が立っていました
「王子殿下、ご機嫌よう」
「いい夜だね。今日のアルベルティーナ嬢は美の女神も嫉妬するほどに美しい」
手を取りキスをしてこられました
「お褒めいただきありがとうございます」
ルアン王国では胸元が開いて腰のラインが細く見えるスタイルが流行りだそうで、例にも漏れずデザイナーにドレスを作ってもらいました。
ワインレッドにパールを組み合わせた、ワインと秋を意識した色合いの繊細なドレス
「美しく気高い貴女にとてもお似合いだ」
「ありがとう存じます…」
なんでしょう…この雰囲気、お兄様早く戻ってきてください
「貴女と話すきっかけを探していたところ、ようやく一人になった…この後ダンスに誘いたいのだが、良いだろうか?」
「え?ええっ…っと」
断りにくい雰囲気ですけど…どうしましょう
「あぁ、ここにいたんでんすね。アルベルティーナ嬢」
「マティアス様?」
「殿下とご一緒だったのですか?」
「やぁ…マティアス殿」
「殿下お久しぶりですね、アルベルティーナ嬢と同じクラスだと聞きましたよ。友人としてダンスにお誘いかもしれませんが、アルベルティーナ嬢の次の相手は私なんですよ、さぁ、行きましょうか。それでは失礼」
マティアス様に手を取られたので頭を下げて別れました
「マティアス様ありがとうございます」
「気にしないでください。個人的に殿下が、気に食わないだけですよ」
苦笑いするマティアス様、お兄様が気がつきこちらへと来ましたが、殿下に嘘をつくわけにはいけませんから一曲お付き合いください。と言われて踊りました。
マティアス様のリードは踊りやすくて、楽しい時間を過ごしました
家族と元婚約者(…でいい筈)以外の男性と踊ったのは初めてのことでした
王子殿下には後日非礼をお詫びしますね
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