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その1
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あれ?ここは?
な、なんだか見覚えのある場所なんだけど……
でもどうして?
これってよくある?転生ってやつ??
いや夢か??そもそも転生ってよくあることなの?
あ~ハイハイ転生ね。ってだったらラッキーかも?
だってここは!ここは!!
何処????
私死んじゃったの?
___________________________________________________
前世の私は田舎に住んでいる食品会社の営業だった。なんの取り柄もなく友人の紹介で知り合った男性と付き合いそのまま結婚して子供もなく夫婦2人で暮らしていた。
某アイドルグループのライブへ行くのが唯一の趣味であったのだが……
ある日友人に借りたマンガがきっかけで転生小説にハマってしまい、毎日毎日読み漁ると言う沼にハマってしまったのだった。
悪役令嬢や王子様や聖女……前世の日本ではありえない設定が大好きだったのである。
本を読み漁りながらいつも感じていた事……それは…………王子様めっちゃいるじゃん!
不敬に当たるかもしれないけど、めっちゃいる!!
ってことはこの世界(うん異世界だ)にもいるな。
前世ではこのかた某アイドルグループの推しのことを王子様なんて呼んでいたんだぞ!
リアル王子様いるなら、まじ会いたい。ご尊顔遠くからでも構わないので一度いいから見てみたい!
まずは状況を確認しようではないか!私は何故豪華な天蓋付きベッドで寝ているのか?
この部屋は一体?何故見覚えがあるのか?
考えても分からん……詰んだのかしら?
ん?私の身体なんだか小さくない?頭の中が混乱していて今気がついたけど…前世でいうところの小学三・四年生というところかしら?
フリフリのネグリジェ的なものを着て髪の毛はあり得ないほどに艶がありサラサラでなんと銀髪?
わ!多分お金持ちだ!!前世の記憶では、この時点で確定ですっ!!
鏡があれば見たいんだけど……そしたら思い出すかもしれないし。
でも身体が重いんだよねぇ。
ふぅ~っとため息をついたらコンコンコンとノックをする音が聞こえてきた。
返事をして良いものかと思いそのままでいるとお仕着せをきた若い女性が入ってきた。
「お嬢様お加減はいかがですか?」
「………?」
「お嬢さまぁあ~目が覚めたのですね!!ご気分は如何ですか?痛いところとかないですか?」
「うん、身体が重いの」
「お嬢様は昨日池に落ちてそのまま眠ってらしたのです」
「皆さん心配していたのですよ。お嬢様が目覚めたことを侯爵様にお伝えしてきます」
そういってお仕着せをきた女性が部屋から出て行った。
お嬢様や侯爵様というワードから私は侯爵令嬢ということが判明した。
「ふふふ、私ったらラッキーじゃない」
「ハァハァ…一体何がラッキーなんだい?池に落ちてそのまま眠っていて目が覚めなかったらどうしようかとみんなを心配させていたローズマリアにぜひ聞きたいね…」
と私と同じサラサラ銀髪でアッシュグレイの瞳が特徴的なめっちゃくちゃ綺麗な顔をした男の子が慌てて部屋に入ってきた。
えっどうしよう?だれ?怖い?綺麗すぎて怖い…なんて考えていたら次の瞬間
凄まじい音と共に銀髪のアッシュグレイの瞳のこれまためっちゃイケメンが私に抱きついてきた。
「マリーィィィィィ」
えっ?イケメンの顔がこんなに近くに…しかも頬にチュッチュとキスまでしてくるではないか!
「うぅぅぅ……」
つ、潰れる
「父上!嬉しいのは分かりますがこのままではマリーが潰れてしまいますよ!」
「はっ、すまないねマリーが目覚めたことがうれしくてつい…このまま目が覚めなかったらどうしようかと思っていたんだよ。心配したよマリー」
えっと、私はローズマリアという名前でこちらのイケメン侯爵様はお父さんで、恐らくだけどあちらの綺麗な顔をした男の子はお兄ちゃん?で良いのかな?
もうちょっともうちょっと、情報が欲しい…ローズマリア侯爵令嬢……もうちょっとなんだけどな記憶よカモン
「あの何故私は池に落ちたのでしょうか?」
「ん?覚えていないのかい?マリーが大事にしていた髪飾りが池に落ちちゃったんだよ。それで髪飾りをマリーが拾おうとして足を滑らして落ちたんだよ」
とお兄ちゃんが言った。
「もう御転婆で困っちゃうよね」
とお父さんが言う。
「……ごめんなさい…」
しゅんとした顔で謝ると
「殿下にも責任はあるよね」
とお兄ちゃんがボソリ言う。
「なんかあったのか?」
「髪飾りを取り上げたのがアレン殿下なんだよ」
「あんのクソガキが……」
ボソっと何か不穏な言葉が聞こえたような……
うん空耳だ!!
「……殿下は私に意地悪なの…」
あれ?なんで私の口からこんな言葉が……
「……照れ隠しなんじゃないのか?」
「マリーはあげないよ。ねぇユーリウス」
二人が不穏な笑みを浮かべる。
なんだろう?ゾッとした……
ユーリウスですって?
記憶が蘇る……
ユーリウス・ブロッサム私のお兄様…
私、いえわたくしの名前は……
ローズマリア・ブロッサム
ブロッサム侯爵令嬢でこの王国の有力貴族の娘なのである。
そして王妃様主催のお茶会でアレン殿下の婚約者に選ばれた……?
でもわたくしは確か……殺される?
「マリー?どうした顔色が悪いよ?」
「…お兄様……」
ここでわたくしは意識を手放したのである。
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な、なんだか見覚えのある場所なんだけど……
でもどうして?
これってよくある?転生ってやつ??
いや夢か??そもそも転生ってよくあることなの?
あ~ハイハイ転生ね。ってだったらラッキーかも?
だってここは!ここは!!
何処????
私死んじゃったの?
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前世の私は田舎に住んでいる食品会社の営業だった。なんの取り柄もなく友人の紹介で知り合った男性と付き合いそのまま結婚して子供もなく夫婦2人で暮らしていた。
某アイドルグループのライブへ行くのが唯一の趣味であったのだが……
ある日友人に借りたマンガがきっかけで転生小説にハマってしまい、毎日毎日読み漁ると言う沼にハマってしまったのだった。
悪役令嬢や王子様や聖女……前世の日本ではありえない設定が大好きだったのである。
本を読み漁りながらいつも感じていた事……それは…………王子様めっちゃいるじゃん!
不敬に当たるかもしれないけど、めっちゃいる!!
ってことはこの世界(うん異世界だ)にもいるな。
前世ではこのかた某アイドルグループの推しのことを王子様なんて呼んでいたんだぞ!
リアル王子様いるなら、まじ会いたい。ご尊顔遠くからでも構わないので一度いいから見てみたい!
まずは状況を確認しようではないか!私は何故豪華な天蓋付きベッドで寝ているのか?
この部屋は一体?何故見覚えがあるのか?
考えても分からん……詰んだのかしら?
ん?私の身体なんだか小さくない?頭の中が混乱していて今気がついたけど…前世でいうところの小学三・四年生というところかしら?
フリフリのネグリジェ的なものを着て髪の毛はあり得ないほどに艶がありサラサラでなんと銀髪?
わ!多分お金持ちだ!!前世の記憶では、この時点で確定ですっ!!
鏡があれば見たいんだけど……そしたら思い出すかもしれないし。
でも身体が重いんだよねぇ。
ふぅ~っとため息をついたらコンコンコンとノックをする音が聞こえてきた。
返事をして良いものかと思いそのままでいるとお仕着せをきた若い女性が入ってきた。
「お嬢様お加減はいかがですか?」
「………?」
「お嬢さまぁあ~目が覚めたのですね!!ご気分は如何ですか?痛いところとかないですか?」
「うん、身体が重いの」
「お嬢様は昨日池に落ちてそのまま眠ってらしたのです」
「皆さん心配していたのですよ。お嬢様が目覚めたことを侯爵様にお伝えしてきます」
そういってお仕着せをきた女性が部屋から出て行った。
お嬢様や侯爵様というワードから私は侯爵令嬢ということが判明した。
「ふふふ、私ったらラッキーじゃない」
「ハァハァ…一体何がラッキーなんだい?池に落ちてそのまま眠っていて目が覚めなかったらどうしようかとみんなを心配させていたローズマリアにぜひ聞きたいね…」
と私と同じサラサラ銀髪でアッシュグレイの瞳が特徴的なめっちゃくちゃ綺麗な顔をした男の子が慌てて部屋に入ってきた。
えっどうしよう?だれ?怖い?綺麗すぎて怖い…なんて考えていたら次の瞬間
凄まじい音と共に銀髪のアッシュグレイの瞳のこれまためっちゃイケメンが私に抱きついてきた。
「マリーィィィィィ」
えっ?イケメンの顔がこんなに近くに…しかも頬にチュッチュとキスまでしてくるではないか!
「うぅぅぅ……」
つ、潰れる
「父上!嬉しいのは分かりますがこのままではマリーが潰れてしまいますよ!」
「はっ、すまないねマリーが目覚めたことがうれしくてつい…このまま目が覚めなかったらどうしようかと思っていたんだよ。心配したよマリー」
えっと、私はローズマリアという名前でこちらのイケメン侯爵様はお父さんで、恐らくだけどあちらの綺麗な顔をした男の子はお兄ちゃん?で良いのかな?
もうちょっともうちょっと、情報が欲しい…ローズマリア侯爵令嬢……もうちょっとなんだけどな記憶よカモン
「あの何故私は池に落ちたのでしょうか?」
「ん?覚えていないのかい?マリーが大事にしていた髪飾りが池に落ちちゃったんだよ。それで髪飾りをマリーが拾おうとして足を滑らして落ちたんだよ」
とお兄ちゃんが言った。
「もう御転婆で困っちゃうよね」
とお父さんが言う。
「……ごめんなさい…」
しゅんとした顔で謝ると
「殿下にも責任はあるよね」
とお兄ちゃんがボソリ言う。
「なんかあったのか?」
「髪飾りを取り上げたのがアレン殿下なんだよ」
「あんのクソガキが……」
ボソっと何か不穏な言葉が聞こえたような……
うん空耳だ!!
「……殿下は私に意地悪なの…」
あれ?なんで私の口からこんな言葉が……
「……照れ隠しなんじゃないのか?」
「マリーはあげないよ。ねぇユーリウス」
二人が不穏な笑みを浮かべる。
なんだろう?ゾッとした……
ユーリウスですって?
記憶が蘇る……
ユーリウス・ブロッサム私のお兄様…
私、いえわたくしの名前は……
ローズマリア・ブロッサム
ブロッサム侯爵令嬢でこの王国の有力貴族の娘なのである。
そして王妃様主催のお茶会でアレン殿下の婚約者に選ばれた……?
でもわたくしは確か……殺される?
「マリー?どうした顔色が悪いよ?」
「…お兄様……」
ここでわたくしは意識を手放したのである。
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