夢でも良いから理想の王子様に会いたかったんです

さこの

文字の大きさ
96 / 106
ソフィア

ソフィア

しおりを挟む
ソフィアがアスター王国に留学する事になった経緯
三カ国同盟が結ばれることになったので、お互いの国の結束を深めるために、留学生を受け入れると言うことから始まった。

ソフィアは王女なので、王女がアスター王国に留学すると言うことは、お互いにとっていいこと尽くめである。
アスターを信頼しています。
ジェルジオを喜んで受け入れます。
という事になる。
国同士の親睦を深める大事な留学である。

「アスター王国に留学に行きたい?」
ソフィアがアランに相談していた
「えぇ、そうなの、ダメかしら?」
「父上と母上は寂しがるだろうが、今は国にとっても大事な時だし、ソフィアが行くと言うのはお互いにとって、良いこと尽くめだ、俺に任せとけ!行ってこい」
「お兄様、どうしたの?珍しく頼もしいんだけど…」
「可愛い妹の為だ!たまに頼られるのも悪くないな」
ニヤリと笑うアラン


しかしソフィアには思惑が…
アスター王国の王弟エヴァン・アスタールを警戒している。
この男は国王の実弟であり、歳が離れている
年齢にして二十三歳
このままストーリーを進めると、ジェルジオに来てローズマリアに一目惚れ、無理やり拐って城に監禁というルートもある
その為アランがブチギレ、エヴァンを殺しにかかると言う…悲惨な末路が


しかしソフィアはローズマリアを助けるだけの為に来たわけではない…
このエヴァンと言う男、イケメンなのである、ソフィアのタイプの顔なので、せっかくなので一度生で見たいと思ってしまったのだ…。
だって年上が良いんだもの…
前世では三十二歳だったけど…今は十五歳だ

ソフィアはアスター王国の王宮に部屋が用意された所謂VIPルームである。
両陛下に挨拶をし、王太子殿下、第二王子殿下との謁見も済ませた。
来週からは学園に登校となる。
第二王子殿下とは同級生という事で、案内をしてくれるそうだ。
将来が楽しみなイケメン予備軍
ネヴィル・アスタール第二王子だ
物腰が柔らかく、話しやすいタイプだった。

翌る日は王太子であるジュードと婚約者のヴィオレットのお茶会に誘われた
「はじめまして、ソフィア王女殿下、私はジュード様の婚約者のヴィオレットと申します」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。ソフィア・ド・フローレスと申します」
ヴィオレットは優しい雰囲気の女性である

「ソフィア王女は来週から学園に通われるとの事ですが、私も学園に通っておりますので、なんなりとお申し付けくださいませね」 
ソフィアの一つ上の学級との事だ
にこりと笑う笑顔が儚くて美しい

「まぁ!ありがとうございます。学園に通う前に見知った方がいるというのは安心感が違いますわね」
ふふふっと笑うソフィア

「もう仲良くなったようで、嬉しいよ」
ジュードがヴィオレットに微笑みかける
「ところで、アランが結婚したというのは本当なのか?」
「えぇ、そうなんですの、急で驚かれましたわよね…」
「帝国の若き皇帝に、婚約者殿が目を付けられたとか…?」
「…えぇ、私の親友でもあるんですけど、その、トラブルに巻き込まれやすいと言いますか…とても美しすぎて、周りがほっとかないと言いますか…」
「一度遠くからお見かけしたことがあります、確かに美しい方で、アランが会わせたがらなかったんですよ」
「…兄は小判鮫のように彼女からひっついて離れませんし、家族以外の異性が近づくのを許しませんからねぇ…」
「そ、そうか、そんな感じだったな…」
「皇帝に取られるのを恐れて、結婚式の前ですが結婚をしたんですのよ…」
「手紙を書いておくよ…」
「はい、幸せの絶頂ですので喜ぶと思いますよ…」
はぁ、っとため息を吐くソフィア

「失礼ですが、ソフィア様はお兄様の結婚を喜んでおられるんですよね…?」
ヴィオレットが言いにくそうに尋ねる

「こら!失礼だろ?」
ジュードがヴィオレットに注意するが
「いいえ!とんでもありません、兄の惚気を聞くだけで、疲れるので思い出してしまって…もちろん嬉しいですわよ、私の親友ですもの!姉妹になれました」
ふふふっと笑うソフィア
「まぁ!仲の良い」
「えぇ!兄に取られたのが悔しい程に」


アスター王国の王太子と婚約者の仲は良さそうね…このままとっとと結婚してちょうだい
この王太子もマリーに惚れる予備軍なんだから…ったく

「そうだ、ソフィア様、明日の歓迎会ではエスコート役をネヴィルに任せては頂けませんか?」
ジュードがソフィアに尋ね
「光栄ですわ、よろしくお願いします」
微笑むソフィア

お茶会は解散となった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ソフィア編は全四話となります

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵令嬢は、どう考えても悪役の器じゃないようです。

三歩ミチ
恋愛
*本編は完結しました*  公爵令嬢のキャサリンは、婚約者であるベイル王子から、婚約破棄を言い渡された。その瞬間、「この世界はゲームだ」という認識が流れ込んでくる。そして私は「悪役」らしい。ところがどう考えても悪役らしいことはしていないし、そんなことができる器じゃない。  どうやら破滅は回避したし、ゲームのストーリーも終わっちゃったようだから、あとはまわりのみんなを幸せにしたい!……そこへ攻略対象達や、不遇なヒロインも絡んでくる始末。博愛主義の「悪役令嬢」が奮闘します。 ※小説家になろう様で連載しています。バックアップを兼ねて、こちらでも投稿しています。 ※以前打ち切ったものを、初めから改稿し、完結させました。73以降、展開が大きく変わっています。

【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます

宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。 さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。 中世ヨーロッパ風異世界転生。

目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした

エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ 女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。 過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。 公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。 けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。 これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。 イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん) ※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。 ※他サイトにも投稿しています。

〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です

hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。 夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。 自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。 すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。 訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。 円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・ しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・ はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?

せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません

嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。 人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。 転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。 せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。 少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

「転生したら推しの悪役宰相と婚約してました!?」〜推しが今日も溺愛してきます〜 (旧題:転生したら報われない悪役夫を溺愛することになった件)

透子(とおるこ)
恋愛
読んでいた小説の中で一番好きだった“悪役宰相グラヴィス”。 有能で冷たく見えるけど、本当は一途で優しい――そんな彼が、報われずに処刑された。 「今度こそ、彼を幸せにしてあげたい」 そう願った瞬間、気づけば私は物語の姫ジェニエットに転生していて―― しかも、彼との“政略結婚”が目前!? 婚約から始まる、再構築系・年の差溺愛ラブ。 “報われない推し”が、今度こそ幸せになるお話。

モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~

咲桜りおな
恋愛
 前世で大好きだった乙女ゲームの世界にモブキャラとして転生した伯爵令嬢のアスチルゼフィラ・ピスケリー。 ヒロインでも悪役令嬢でもないモブキャラだからこそ、推しキャラ達の恋物語を遠くから鑑賞出来る! と楽しみにしていたら、関わりたくないのに何故か悪役令嬢の兄である騎士見習いがやたらと絡んでくる……。 いやいや、物語の当事者になんてなりたくないんです! お願いだから近付かないでぇ!  そんな思いも虚しく愛しの推しは全力でわたしを口説いてくる。おまけにキラキラ王子まで絡んで来て……逃げ場を塞がれてしまったようです。 結構、ところどころでイチャラブしております。 ◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆  前作「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」のスピンオフ作品。 この作品だけでもちゃんと楽しんで頂けます。  番外編集もUPしましたので、宜しければご覧下さい。 「小説家になろう」でも公開しています。

処理中です...