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エクトル その一
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初めてアリシアに会ったのは帰国してから間も無くの事だった。
帰ってきたばかりなのに…
ゆっくりさせて欲しかったが、両親の薦めるがままにアリシア・クリスタル伯爵令嬢と会うことになった。
アッシュブロンドのウェーブがかかった美しい髪、ライムグリーンの瞳、陶器のような肌、美しいく形の整った唇、なるほど…女神のようだとの噂通りであった。アリシアと話をしていて楽しいが、私より歳上と言うこともあり気を遣っているのだろうとも感じた。
彼女が私の婚約者となる事が決まりそうだ。
彼女との間には見えない壁の様なものを感じられるが、一緒に過ごすうちに、なくなれば良いと思い、深く考えるのはやめた。彼女が私との婚約を拒んでいないのならそれで良いと思った。
三回目の茶会で彼女は妹を紹介したいと言ってきた。
いずれは会うのだ、早くても問題はないと思い、承諾した。
妹はフェリシアと言い、とても可愛い大事な妹だとアリシアが嬉しそうに話をする。
アリシアの弟ファビオは王城に勤めている。
私の兄である第二王子の側近だ。
そういえばファビオには妹がいたか…とても大事にしていると兄から聞いた事がある。
兄がフェリシアをデビュタントで見てファビオに紹介してほしいと頼んだと聞いたが、笑顔で断られたと聞いた。
フェリシアはあまり社交界に顔を出さないので、内気な少女なのだろうか?
フェリシアを招いての茶会の日、フェリシアは花が好きだとアリシアから聞いたのでプライベートゾーンのパティオに招くことにした。
ここならあまり人の目も気にならないだろうし、人気のあるクリスタル伯爵姉妹が城に来ているとなると、周りが放っておかないだろう
面倒くさい事はなるべく避けたい
既にパティオにいるのだろう、楽しそうな声が聞こえてきた。まるで鈴が鳴る様な美しい話し声が聞こえてきた。
アリシアと声が似ているが、可愛らしい話し方だった
声を掛けて、足を踏み入れるとアリシアとフェリシアだろう二人が頭を下げた
楽にして欲しいというと二人が顔を上げた
妹のフェリシアを紹介された。淑女の礼をして挨拶をするフェリシア。
楽にして欲しいのにという気持ちでつい笑いながら伝えると、恐る恐るという形で顔を上げ。私を見上げる様な顔に、時が止まった様な感覚がした、可憐でまだ幼さが残る可愛らしい顔、少し垂れた緑の瞳から目が離せなくなる
比べてはいけないが、アリシアの仕上がった美しさとはまた違う美しさがあった。
これは危険だ!と自分に警鐘を鳴らす
帰ってきたばかりなのに…
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既にパティオにいるのだろう、楽しそうな声が聞こえてきた。まるで鈴が鳴る様な美しい話し声が聞こえてきた。
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楽にして欲しいのにという気持ちでつい笑いながら伝えると、恐る恐るという形で顔を上げ。私を見上げる様な顔に、時が止まった様な感覚がした、可憐でまだ幼さが残る可愛らしい顔、少し垂れた緑の瞳から目が離せなくなる
比べてはいけないが、アリシアの仕上がった美しさとはまた違う美しさがあった。
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