真実の愛のお相手に婚約者を譲ろうと頑張った結果、毎回のように戻ってくる件

さこの

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婚約者ルイス

ルイスの日常

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「ごめん…デリカシーのかけらも無い」
あやまるルイス

「謝ってばっかり、なんで?素敵なご両親じゃ無いですか、こんなに歓迎してくださってすごく嬉しいですよ」

にこりと笑うリージア
「…本当に」

頭を上げてそっとあげてリージアを見る
嬉しそうなリージア
「うん、婚約したって感じですね、あしたお邸を案内してくださいますか?」
「もちろん、あっ…でももっと驚くかも」
「楽しみです!」


その後部屋でのんびり過ごし、晩餐を終えルイスに部屋まで送って貰った

「入らないの?」
リージアが首を傾げる。まだ話し足りない
「入れないよこんな夜に…おやすみリージア」

頬にキスをされた
赤い顔のルイスは部屋へそそくさと帰っていった。夜着を着てベッドに入るとルイスにキスをされたことを思い出してニヤけた。
寝れるかな…案の定ぐっすりと眠れた

翌朝部屋で朝食を取り身支度をしていたらルイスが来たと言うので部屋に入れた
朝は良いのだろう

「ごめんね早くに」
「ううん、どうしたの?」
「アベルに朝練しないと怒られるから案内は昼からになるんだけど、良い?適当に庭とか見てもらっても構わないんだけど…ラウールとでも」

申し訳なさそうな顔をするルイス、最近はこの顔ばっかりよく見るなぁ…
「朝練?ルイスさんが?」
「うん、そうだけど」
「みたい!」

「えぇ…むさ苦しい男が木刀で戦うだけだよ」
嫌そうな顔をするルイス

「ダメ?」
キラキラした紫の瞳を存分に利用してお願いポーズを取る

「リージアが怪我をしたら嫌だから、離れたところでなら」
「うんっ!」
「ずるいよ、その強請り方は…ダメって言えないじゃないか…」
「分かった!とっておきの時だけにする」
がくりと肩を落とすルイスだった



剣術場へ足を踏み入れるとアベルがいた
「リージアちゃんおはよう、見学だって?」
「はい、おはようございます、よろしくお願いします」

周りの厳つい人たちがわらわらと集まってきた
「ルイス様の婚約者のリージアと申します、至らない点も沢山ありますが皆さんよろしくお願いします」
自己紹介をして頭を下げた、すると厳つい男達が全員で

「かっわいい~!羨ましいな」
「坊ちゃんを叩きつけてやろう!」
拍手をしてくれた、歓迎された様だ

「ごめんねリージアちゃんこんなのばっかなんだ」
苦笑いのアベルが男達を睨む
「いいの!明るくて楽しそうだもの」
にこりとアベルに微笑み返すと

「くっそ~天使だな!あの坊ちゃん意外とやるな」
「奥手のくせに!」

奥からルイスが木刀を持って出てきた
「坊ちゃんの相手はオレだ」
「いやオレだ!」
アベルによって少し離れたところに椅子が用意された

「心配?」
アベルに言われ、ハラハラしてルイスを見ていることに気がついた
「うん」
「じゃぁ、しっかりみておきな、ルイスは強いよ」
リージアの背後に立つアベル

屈強な男たちを木刀で叩きつけるルイス
しかも片手だ
何人も何人も立ち向かうがルイスには敵わない様だ

「ね!強いでしょ?」
「はわわ…ルイスさんかっこいい!」
「まぁ、俺の方が強いけどね」
頭をさらっと払うアベル

「さすが青の聖剣様ですね!」
「そうだね、リージアちゃんのことは命をかけても守りますよ」
ウインクされた…心臓に悪い

「それは僕が殺られた時だから!リージアの事は僕が守るよ」
ルイスの口から砂糖が吐かれた
「はい、一生ついて行きます」
嬉しくて即答だ!

「惚れ直したんじゃ無い?リージアちゃん」
アベルに微笑まれ
「はい、いつもとのギャップにやられちゃいました…」
ぽっと顔が赤くなるのが分かった

「なるほど、こう言うのが好きなのか、覚えておくよ」
リージアの頭に嬉しそうにキスを落とすルイスだった
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