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エピローグ
しおりを挟むパーティーでアルセーヌ様は私に寄り添いとても優しかった。
そして、やっぱりと言うか、アルセーヌ様は人気があるようで、私を婚約者として紹介したらあきらかに、みんながっかりしていた。
そんな中パーティーで、ディータに会った。ディータは懲りもせず私に求婚してきたのだ。
喉が渇き飲み物を取りに向かった先での事。たまたま私が一人になった時のタイミングだった。跪いて結婚してくれ! と……声が大きい。
周りがザワザワとする中、アルセーヌ様が驚いて駆け寄り私の肩を抱いた。
「リディは私の婚約者だ、君の出る幕はない。隣国との和平のパーティーで騒ぎを起こすなんてどういう神経なんだ? ったく親の顔が見たいものだよ。おぉ、噂をすれば……伯爵!」
顔面蒼白のディータの父が平謝りしてディータを連れて行った。
「さぁさぁ皆さんワインでも飲んで仕切り直しましょう。我が婚約者は人気があって困ったものですね」
そういうと周りが笑いに包まれた。
アルセーヌ様は笑いながら場を和ませてくれた。大人対応という事かしら。
素直にかっこいいと思った。
その後ディータは単位を取るだけとって卒業を待たずに王都から去り、領地に篭る事になったそうだ。
嫡男だったけど、十歳になったばかりのディータの弟が伯爵家を継ぐとの事。
ディータからは気持ちの悪いラブレターが送られてくるけれど、それを知ったアルセーヌ様により手紙が一切来なくなった。
何があったかは分からないけれど気持ちが悪かったから、聞かないでおきましょう。
子供の頃の約束を守ってくれた律儀なアルセーヌ様の意地悪はあの時だけで、実際は紳士的でとても優しく甘えさせてくれるので居心地が良すぎるくらい!
大人になるのを待たずに、ずっと私の事を好きだと言わせておけば良かった。とアルセーヌ様は言った。
そうしたらディータと婚約することもなかったのにな。と思った。
「アルセーヌ様のせいじゃない! 婚約の話を出してくれればこんな事にならなかったのに!」
そう言うと
「リディが好きだと言ってくれている事に胡座をかいてしまった……可愛くてつい」
と言われ
「二度とこんな事にならないよう私からも伝えるよ。リディ」
跪き手を取られた。
「愛している、どうか私と結婚してください」
ようやくアルセーヌ様から求婚された。
もちろん答えは
「喜んでお受けします!」だった。
【完】
******
ご覧いただきありがとうございました( .ˬ.)"
近日中に
【愛していますよ。だから幸せになってくださいね!】
と言う新作を更新していきますので、またそちらもよろしくお願いします。
全22話で、執筆済みです
見直してからの更新となりますが毎日更新していきます( ๑⃙⃘ˊᵕˋ๑⃙⃘ )
2021/09/09
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