68 / 85
第一章 帝都の賢者
第68話 賢者強襲?!
しおりを挟む
賢者からの手紙の内容を見た俺は……
黙って手紙を閉じ……
……その場を立ち去る事にした!
「じゃ! もう会う事もないだろうが、元気でにゃ!」
グリス「え!? いきなりどうしたんですか?! どこかへ行くんですか?! あ、早速帝国へ?!」
「帝国には行かないにゃ。行くなら帝国とはなるべく離れた場所に行くにゃ!」
グリス「賢者様が是非お会いしたいと言っておりますが? 以前カイト様も帝国の賢者に会ってみたいと言ってましたよね?」
「気が変わったにゃ! 賢者に会う気はないにゃ!」
俺は屋敷を亜空間に収納した。眼の前のそれなりに大きな屋敷が綺麗さっぱり消えてしまい、グリス達は目を白黒させているが、気にせず土魔法で作った屋敷を囲う塀も土に返してしまう。
「あっちに向かって行けば、そのうち街が見えてくるにゃ。ここまで来られたんだから自分で帰れるにゃろ?」
グリス「…え? …あ? チョッ……?!」
「俺はもう行くにゃ! じゃ!」
だがその時。
『待て待て待て~~~!』
地面に浮かんだ魔法陣の中から声が聞こえた。そして、一人の老人の姿が実体化してくるのが見えた。
おっと、まさかいきなりここに乗り込んでくるとは思わなかった。帝国に居るんじゃなかったのか? だから俺に来てほしかったんじゃないのか?!
とりあえず…逃げよ。
グリスが “これは賢者様態々おいでになるとは…” なんて言ってる間に、俺は転移を発動してその場をオサラバするのであった。
+ + + +
俺は森の奥に転移した。
ギリギリ逃げ切った―――
―――かに思えたが…
「…ちっ、やるにゃ」
転移先にも魔法陣が浮かび、再び老人が出現する。
転移直前に老人から何かの魔力が俺に触れるのを感じた。おそらく追跡用の目印のようなものを着けられたのだろう。
メイヴィス「なぜ逃げるんじゃ……って待たんかー!!」
俺は即座にもう一度転移を発動して逃げようとしたのだが、着けられた何かの魔力を振り払うのに一瞬手間取ってしまい、その間に服の袖を掴まれてしまった。
このまま転移しても奴がくっついて来てしまう…。
おそらくは、もっと精度の高い転移が使えていれば、たとえ服を掴まれていようと相手を置き去りにして自分だけ転移する事が可能であったと思うのだが……この時はそこまで転移魔法を使い熟していなかった。
森で狩りをしながら生活している時は、まさか転移魔法で追いかけっこをするなんて想定していなかったからな。
服を置いて中身だけ転移する手もあるが―――それならできそうな気がしたが―――ここでまた貧乏性な性格が出てしまう。服は街でそれなりに高い金を出して買ったものだった。捨てていくのはもったいない。
メイヴィス「とりあえず話だけでも聞かんか!」
「……一体何の話にゃぁ……?」
メイヴィス「なんでそんな嫌そうな顔をする? ―――いまいち、猫の表情はよく分からんが、嫌そうな顔してるんじゃよな?―――儂はただ、話をしたかっただけじゃ。なぜ話も聞かずに逃げるんじゃ?」
「そりゃあ関わりたくないからにゃ」
メイヴィス「何故じゃ? お主だって帝国の賢者に興味があるとか言っていたであろうが、儂がその賢者じゃぞ?」
「盗聴でもしてたのか?」
メイヴィス「盗聴というと人聞きが悪いが…、グリスに通信機を持たせてモニタしていたのじゃ。というか、興味があると言っていたのにロクに話もせんと何故逃げる? 儂の事だって何も知らんじゃろうに」
「あの手紙で十分にゃ…」
メイヴィス「やはり!! おそらくそうじゃろうと思っておった。お主も転生者、日本人じゃな!?」
そう、賢者からの手紙は、日本語で書かれていたのだ。
それを見た瞬間、俺は失敗したと思った。自分以外にも転生者が居るという可能性を完全に失念していた。
正直(特に人間の街に来てから)俺はかなり舐めプしていた。鑑定してみた結果、この世界の人間達があまりに弱かったからである。森の奥には手強い魔物がいくらでも居る。それに比べると、人間は吹けば飛ぶようなレベルであった。
【賢者】もどうせ大した事はないだろうと思っていた。この街で出会った賢者モイラーとか言う奴が大した事なかったからである。だから、帝国の賢者はモイラーより優秀と言っても、大した事はないだろうと思ってしまったのだ。
だが、相手が転生者となると話は別だ。
自分と同じ様にチートを持ってこの世界に来ている可能性に思い至ったのだ。
モイラーが『帝国の賢者もそれほど大したことはない』ような事を言っていたが、そこは信用しないほうがいいだろう。何故なら、転戦者なら、能力を隠している可能性があるという事に思い至ったのだ。
危険な力を持った存在が自分に興味を持って近づいてきている…。
確かに俺は、弱肉強食の森の中で狩りをしながら生きてきたが…つまりそれは、俺より強い存在が現れれば、俺が狩られる、殺される可能性も有るという事だ。
そう考えたら、少しゾッとするものがあった。
森を手探りで探索しながら獲物のを強さを計りながら戦っている時は、自分が死ぬ可能性を今よりかなり意識していたが、その分慎重に行動していたのだ。
だが、人間の街に来てから、いつのまにか油断してしまっていた。自分が狩られる事はないとどこかで安心してしまっていたのだ。
まぁ、仕方がない。
狩られる側にもしなったなら……精一杯の抵抗として逃げるしかない。
今は、逃げる事ができるのだから。
前世では頼れる親もおらず蓄えも才能もなかったので、仕事を失えば野垂れ死に確定だった。そのため、どんな酷いパワハラモラハラを受けても仕事を辞める事はできなかった。
毒親のせいで底辺スタートで、結局いつまでもそこから抜け出せなかった。たとえブラックだろうとも、そんな俺を雇ってくれた会社を辞めるという選択はなかったのだ。
(まぁ実際は辞めたとしてもなんとかなったのかも知れないが、辞めたら終わりと思い込んでいた。)
だが、ずっと思っていた。
『嫌な仕事を辞めて、自由になれたらどんなに気持ちいいだろうか……』
黙って手紙を閉じ……
……その場を立ち去る事にした!
「じゃ! もう会う事もないだろうが、元気でにゃ!」
グリス「え!? いきなりどうしたんですか?! どこかへ行くんですか?! あ、早速帝国へ?!」
「帝国には行かないにゃ。行くなら帝国とはなるべく離れた場所に行くにゃ!」
グリス「賢者様が是非お会いしたいと言っておりますが? 以前カイト様も帝国の賢者に会ってみたいと言ってましたよね?」
「気が変わったにゃ! 賢者に会う気はないにゃ!」
俺は屋敷を亜空間に収納した。眼の前のそれなりに大きな屋敷が綺麗さっぱり消えてしまい、グリス達は目を白黒させているが、気にせず土魔法で作った屋敷を囲う塀も土に返してしまう。
「あっちに向かって行けば、そのうち街が見えてくるにゃ。ここまで来られたんだから自分で帰れるにゃろ?」
グリス「…え? …あ? チョッ……?!」
「俺はもう行くにゃ! じゃ!」
だがその時。
『待て待て待て~~~!』
地面に浮かんだ魔法陣の中から声が聞こえた。そして、一人の老人の姿が実体化してくるのが見えた。
おっと、まさかいきなりここに乗り込んでくるとは思わなかった。帝国に居るんじゃなかったのか? だから俺に来てほしかったんじゃないのか?!
とりあえず…逃げよ。
グリスが “これは賢者様態々おいでになるとは…” なんて言ってる間に、俺は転移を発動してその場をオサラバするのであった。
+ + + +
俺は森の奥に転移した。
ギリギリ逃げ切った―――
―――かに思えたが…
「…ちっ、やるにゃ」
転移先にも魔法陣が浮かび、再び老人が出現する。
転移直前に老人から何かの魔力が俺に触れるのを感じた。おそらく追跡用の目印のようなものを着けられたのだろう。
メイヴィス「なぜ逃げるんじゃ……って待たんかー!!」
俺は即座にもう一度転移を発動して逃げようとしたのだが、着けられた何かの魔力を振り払うのに一瞬手間取ってしまい、その間に服の袖を掴まれてしまった。
このまま転移しても奴がくっついて来てしまう…。
おそらくは、もっと精度の高い転移が使えていれば、たとえ服を掴まれていようと相手を置き去りにして自分だけ転移する事が可能であったと思うのだが……この時はそこまで転移魔法を使い熟していなかった。
森で狩りをしながら生活している時は、まさか転移魔法で追いかけっこをするなんて想定していなかったからな。
服を置いて中身だけ転移する手もあるが―――それならできそうな気がしたが―――ここでまた貧乏性な性格が出てしまう。服は街でそれなりに高い金を出して買ったものだった。捨てていくのはもったいない。
メイヴィス「とりあえず話だけでも聞かんか!」
「……一体何の話にゃぁ……?」
メイヴィス「なんでそんな嫌そうな顔をする? ―――いまいち、猫の表情はよく分からんが、嫌そうな顔してるんじゃよな?―――儂はただ、話をしたかっただけじゃ。なぜ話も聞かずに逃げるんじゃ?」
「そりゃあ関わりたくないからにゃ」
メイヴィス「何故じゃ? お主だって帝国の賢者に興味があるとか言っていたであろうが、儂がその賢者じゃぞ?」
「盗聴でもしてたのか?」
メイヴィス「盗聴というと人聞きが悪いが…、グリスに通信機を持たせてモニタしていたのじゃ。というか、興味があると言っていたのにロクに話もせんと何故逃げる? 儂の事だって何も知らんじゃろうに」
「あの手紙で十分にゃ…」
メイヴィス「やはり!! おそらくそうじゃろうと思っておった。お主も転生者、日本人じゃな!?」
そう、賢者からの手紙は、日本語で書かれていたのだ。
それを見た瞬間、俺は失敗したと思った。自分以外にも転生者が居るという可能性を完全に失念していた。
正直(特に人間の街に来てから)俺はかなり舐めプしていた。鑑定してみた結果、この世界の人間達があまりに弱かったからである。森の奥には手強い魔物がいくらでも居る。それに比べると、人間は吹けば飛ぶようなレベルであった。
【賢者】もどうせ大した事はないだろうと思っていた。この街で出会った賢者モイラーとか言う奴が大した事なかったからである。だから、帝国の賢者はモイラーより優秀と言っても、大した事はないだろうと思ってしまったのだ。
だが、相手が転生者となると話は別だ。
自分と同じ様にチートを持ってこの世界に来ている可能性に思い至ったのだ。
モイラーが『帝国の賢者もそれほど大したことはない』ような事を言っていたが、そこは信用しないほうがいいだろう。何故なら、転戦者なら、能力を隠している可能性があるという事に思い至ったのだ。
危険な力を持った存在が自分に興味を持って近づいてきている…。
確かに俺は、弱肉強食の森の中で狩りをしながら生きてきたが…つまりそれは、俺より強い存在が現れれば、俺が狩られる、殺される可能性も有るという事だ。
そう考えたら、少しゾッとするものがあった。
森を手探りで探索しながら獲物のを強さを計りながら戦っている時は、自分が死ぬ可能性を今よりかなり意識していたが、その分慎重に行動していたのだ。
だが、人間の街に来てから、いつのまにか油断してしまっていた。自分が狩られる事はないとどこかで安心してしまっていたのだ。
まぁ、仕方がない。
狩られる側にもしなったなら……精一杯の抵抗として逃げるしかない。
今は、逃げる事ができるのだから。
前世では頼れる親もおらず蓄えも才能もなかったので、仕事を失えば野垂れ死に確定だった。そのため、どんな酷いパワハラモラハラを受けても仕事を辞める事はできなかった。
毒親のせいで底辺スタートで、結局いつまでもそこから抜け出せなかった。たとえブラックだろうとも、そんな俺を雇ってくれた会社を辞めるという選択はなかったのだ。
(まぁ実際は辞めたとしてもなんとかなったのかも知れないが、辞めたら終わりと思い込んでいた。)
だが、ずっと思っていた。
『嫌な仕事を辞めて、自由になれたらどんなに気持ちいいだろうか……』
375
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる