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第一章 帝都の賢者
第69話 三十六計逃げるにしかずにゃ
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明日、仕事に行かなくていい。
もうパワハラ上司やクズ雇い主の顔色を伺わなくて良い、となったら。
どれだけ気が楽になるだろうか……。
毎日、仕事帰りに空を見上げる度、そんな思いがこみ上げて来る日々だった…。
だから、転生というチャンスを貰えた時、そんな苦しい生き方をもうしたくないと、人間じゃない種族を、社会に属さずとも一人で生きていける種族を選んだのだ。
俺はこの世界では自由だ。前世とは違う。逃げる選択肢がある。
たしかに俺が捕食される側になる事だってあり得るが、そうなったら逃げればいいのだ。
俺は、簡単に魔物を狩ってきた。人間もかなり殺してきた。俺からすれば、ゴブリンを狩るのと一緒でも、見る立場を帰れば許せない極悪人として俺に恨みを抱く者もあるだろう。だから、俺が狩られても文句は言えまい。
だが、わざわざ戦う必要はない。弱肉強食の世界でも強者に襲われた弱者は必死で逃げる。逃げ切れば、生き延びられる。
まぁ、相手がそこまで強いかは分からないのだが。
情報が少ない。だが少ない情報から、俺より強い可能性はある。
ここは逃げの一手。姿を晦まし、相手の情報をよく調べて対抗策を用意してから、改めて接触したほうが得策だと俺は判断したのだ。
だが……
まさか帝国に居るはずの賢者が一足飛びに押しかけてくるとは完全に計算外であったが。
もし、相手も自分と同レベルの【賢者】であるなら、当然転移も使えると考えるべきであった。
というか、転移で強襲された時点で、“大した事ない肩書だけの賢者”である可能性は低くなった。
色々想定外が多い。
我ながら間の抜けた話である……。
まぁ、戦って勝てない相手かどうかは分からない。もしかしたら意外と大したことはない可能性もあり得るが、とにかく、今は相手の話を聞いて情報を引き出すとするか。
「日本人だったら何だと言うにゃ???」
メイヴィス「遠い同郷の者が居るなら、会って話してみたくなる、それだけのことじゃろ?」
「別に俺は大丈夫にゃ」
メイヴィス「なぜそんなに警戒する? 別に敵対してる訳じゃないのだから問題なかろうが」
「敵になるか味方になるかはまだ分からんにゃ」
メイヴィス「安心せい、敵じゃない、敵対するつもりはないわ」
「分からんにゃ。人間の心は変わる。基本的に、俺は人間とはあまり関わり合いになりたくないにゃ」
メイヴィス「なぜ人間を嫌う? お前だって人間の街に出入りしていたではないか?」
「人間と付き合うと、すぐ柵ができて、くだらない人間関係に煩わされるようになって、嫌な目にあうにゃ」
メイヴィス「……もしかして、転生前、日本でつらい経験をしたのか?」
「……まぁにゃ」
メイヴィス「そうか……辛かったろうな…よく頑張ったと思うぞ」
「俺の事何も知らんくせに適当な労いはいらんにゃ」
と言いながらも俺は少しだけ、気持ちが軽くなった気がしていた。
メイヴィス「具体的には分からんが、人間社会の事はよく分かっているつもりじゃよ。人間社会で一番大変なのは人間関係だならの。酷く残酷な目に遭う者も多い。嫌気が差す気持ちも分かる…」
「……」
メイヴィス「……とっ、とにかく、儂は敵対する気はないし、何も無理強いもする気はない。せっかく同郷の人間に会ったのだ、少し話したかっただけだ。それくらいよいではないか…? その後、どうしても関わりたくないというのなら、もう追いかけはせんよ」
「…まぁいいにゃ」
俺は椅子とテーブルを収納から出した。
メイヴィス「おお、これは助かる。もう齢でな、腰と膝がどうもなぁ…」
老人は勝手に椅子に座った。俺もテーブルを挟んで向かい側に座り、お茶を出してやる。
いつでも飲めるよう、熱いお茶をポットに入れたまま時間停止の亜空間に収納してあるのだ。
メイヴィス「……ぬるいな」
「そんなはずないにゃ。飲み頃の温度で保管してあるにゃ」
メイヴィス「…猫舌か!」
「ああ…そういうことか……猫だから仕方ないにゃ。熱いのが好みなら温めてやるにゃ」
メイヴィス「ほう、随分繊細な火魔法の使い方ができるのだな? 普通なら爆裂してしまいそうなところだが、それも種族的な特徴か…? 時間停止の収納魔法も使えるようだし、さすが、賢者猫だな」
「時間停止の収納、お前は使えにゃいのか?」
メイヴィス「まぁ、使えない事もないが、魔力をバカ食いするのでな。あまり使わんよ。というか、なぜケットシーなんじゃ? 前世で人間だったのに……自分で選んだのか?」
「そうにゃ」
メイヴィス「…人間でない種族を選ぶほど、人間に嫌気が差したという事なんじゃな…」
「まぁそんなところにゃ」
メイヴィス「儂は、何も考えず人間を選んでしまった。まぁ、転生者というのは転生後も人間を選ぶ事が多いんじゃがな。だが……今になってみると、違う種族を選んだほうが良かったかのう」
「なんでにゃ? 賢者になって楽しい無双人生だったんじゃにゃいのか?」
メイヴィス「まぁ、それなりに充実した人生ではあったよ。ただ、人間は…寿命が短い。実はこう見えて、もう百と五十歳になる」
「こう見えてって、そのまんまその年齢に見えるけどにゃ」
メイヴィス「たとえ【賢者】でも、寄る年波には勝てん」
「…治癒魔法は使えないにゃ?」
メイヴィス「治癒魔法は怪我を治す魔法じゃ。老化は治せんのじゃよ」
「……へぇ」
メイヴィス「一応、儂も【賢者】なので、魔法は全属性に適正がある。時空属性もな。だが、時間を巻き戻すような魔法は、とんでもない魔力が必要でな…。人間の魔力ではとてもじゃないか賄えんのだよ。
種族的特性で、持てる魔力の器が決まっているようでの。その点も、人間を選んで失敗だった点じゃな。ポンコツ賢者じゃよ。まぁそれを補うために魔石に魔力をチャージする技術を発達させたのじゃがの。その点、お主は妖精族だから、魔力は豊富であろう?」
「まぁ…魔力が足りなくて困ったという経験はしたことないにゃ」
メイヴィス「先程も簡単に転移魔法を使っていたしな」
「お前も使ってたにゃ」
メイヴィス「いや、儂のはインチキじゃよ。魔力を蓄えた魔石を使ってるのじゃ。転移目標を置いてある場所にしか転移できんしな。
…じつはな、先程の転移で魔石を使い果たしてしまって、もう一度転移されたら追いかける事はできなかったので助かったよ」
それを聞いた俺はスックと立ち上がり、手を上げた。
「……じゃ!」
足元には転移の魔法陣が浮かんでいる。
メイヴィス「ちょっ! 待てっ! まぁぇ~って~~~!!」
もうパワハラ上司やクズ雇い主の顔色を伺わなくて良い、となったら。
どれだけ気が楽になるだろうか……。
毎日、仕事帰りに空を見上げる度、そんな思いがこみ上げて来る日々だった…。
だから、転生というチャンスを貰えた時、そんな苦しい生き方をもうしたくないと、人間じゃない種族を、社会に属さずとも一人で生きていける種族を選んだのだ。
俺はこの世界では自由だ。前世とは違う。逃げる選択肢がある。
たしかに俺が捕食される側になる事だってあり得るが、そうなったら逃げればいいのだ。
俺は、簡単に魔物を狩ってきた。人間もかなり殺してきた。俺からすれば、ゴブリンを狩るのと一緒でも、見る立場を帰れば許せない極悪人として俺に恨みを抱く者もあるだろう。だから、俺が狩られても文句は言えまい。
だが、わざわざ戦う必要はない。弱肉強食の世界でも強者に襲われた弱者は必死で逃げる。逃げ切れば、生き延びられる。
まぁ、相手がそこまで強いかは分からないのだが。
情報が少ない。だが少ない情報から、俺より強い可能性はある。
ここは逃げの一手。姿を晦まし、相手の情報をよく調べて対抗策を用意してから、改めて接触したほうが得策だと俺は判断したのだ。
だが……
まさか帝国に居るはずの賢者が一足飛びに押しかけてくるとは完全に計算外であったが。
もし、相手も自分と同レベルの【賢者】であるなら、当然転移も使えると考えるべきであった。
というか、転移で強襲された時点で、“大した事ない肩書だけの賢者”である可能性は低くなった。
色々想定外が多い。
我ながら間の抜けた話である……。
まぁ、戦って勝てない相手かどうかは分からない。もしかしたら意外と大したことはない可能性もあり得るが、とにかく、今は相手の話を聞いて情報を引き出すとするか。
「日本人だったら何だと言うにゃ???」
メイヴィス「遠い同郷の者が居るなら、会って話してみたくなる、それだけのことじゃろ?」
「別に俺は大丈夫にゃ」
メイヴィス「なぜそんなに警戒する? 別に敵対してる訳じゃないのだから問題なかろうが」
「敵になるか味方になるかはまだ分からんにゃ」
メイヴィス「安心せい、敵じゃない、敵対するつもりはないわ」
「分からんにゃ。人間の心は変わる。基本的に、俺は人間とはあまり関わり合いになりたくないにゃ」
メイヴィス「なぜ人間を嫌う? お前だって人間の街に出入りしていたではないか?」
「人間と付き合うと、すぐ柵ができて、くだらない人間関係に煩わされるようになって、嫌な目にあうにゃ」
メイヴィス「……もしかして、転生前、日本でつらい経験をしたのか?」
「……まぁにゃ」
メイヴィス「そうか……辛かったろうな…よく頑張ったと思うぞ」
「俺の事何も知らんくせに適当な労いはいらんにゃ」
と言いながらも俺は少しだけ、気持ちが軽くなった気がしていた。
メイヴィス「具体的には分からんが、人間社会の事はよく分かっているつもりじゃよ。人間社会で一番大変なのは人間関係だならの。酷く残酷な目に遭う者も多い。嫌気が差す気持ちも分かる…」
「……」
メイヴィス「……とっ、とにかく、儂は敵対する気はないし、何も無理強いもする気はない。せっかく同郷の人間に会ったのだ、少し話したかっただけだ。それくらいよいではないか…? その後、どうしても関わりたくないというのなら、もう追いかけはせんよ」
「…まぁいいにゃ」
俺は椅子とテーブルを収納から出した。
メイヴィス「おお、これは助かる。もう齢でな、腰と膝がどうもなぁ…」
老人は勝手に椅子に座った。俺もテーブルを挟んで向かい側に座り、お茶を出してやる。
いつでも飲めるよう、熱いお茶をポットに入れたまま時間停止の亜空間に収納してあるのだ。
メイヴィス「……ぬるいな」
「そんなはずないにゃ。飲み頃の温度で保管してあるにゃ」
メイヴィス「…猫舌か!」
「ああ…そういうことか……猫だから仕方ないにゃ。熱いのが好みなら温めてやるにゃ」
メイヴィス「ほう、随分繊細な火魔法の使い方ができるのだな? 普通なら爆裂してしまいそうなところだが、それも種族的な特徴か…? 時間停止の収納魔法も使えるようだし、さすが、賢者猫だな」
「時間停止の収納、お前は使えにゃいのか?」
メイヴィス「まぁ、使えない事もないが、魔力をバカ食いするのでな。あまり使わんよ。というか、なぜケットシーなんじゃ? 前世で人間だったのに……自分で選んだのか?」
「そうにゃ」
メイヴィス「…人間でない種族を選ぶほど、人間に嫌気が差したという事なんじゃな…」
「まぁそんなところにゃ」
メイヴィス「儂は、何も考えず人間を選んでしまった。まぁ、転生者というのは転生後も人間を選ぶ事が多いんじゃがな。だが……今になってみると、違う種族を選んだほうが良かったかのう」
「なんでにゃ? 賢者になって楽しい無双人生だったんじゃにゃいのか?」
メイヴィス「まぁ、それなりに充実した人生ではあったよ。ただ、人間は…寿命が短い。実はこう見えて、もう百と五十歳になる」
「こう見えてって、そのまんまその年齢に見えるけどにゃ」
メイヴィス「たとえ【賢者】でも、寄る年波には勝てん」
「…治癒魔法は使えないにゃ?」
メイヴィス「治癒魔法は怪我を治す魔法じゃ。老化は治せんのじゃよ」
「……へぇ」
メイヴィス「一応、儂も【賢者】なので、魔法は全属性に適正がある。時空属性もな。だが、時間を巻き戻すような魔法は、とんでもない魔力が必要でな…。人間の魔力ではとてもじゃないか賄えんのだよ。
種族的特性で、持てる魔力の器が決まっているようでの。その点も、人間を選んで失敗だった点じゃな。ポンコツ賢者じゃよ。まぁそれを補うために魔石に魔力をチャージする技術を発達させたのじゃがの。その点、お主は妖精族だから、魔力は豊富であろう?」
「まぁ…魔力が足りなくて困ったという経験はしたことないにゃ」
メイヴィス「先程も簡単に転移魔法を使っていたしな」
「お前も使ってたにゃ」
メイヴィス「いや、儂のはインチキじゃよ。魔力を蓄えた魔石を使ってるのじゃ。転移目標を置いてある場所にしか転移できんしな。
…じつはな、先程の転移で魔石を使い果たしてしまって、もう一度転移されたら追いかける事はできなかったので助かったよ」
それを聞いた俺はスックと立ち上がり、手を上げた。
「……じゃ!」
足元には転移の魔法陣が浮かんでいる。
メイヴィス「ちょっ! 待てっ! まぁぇ~って~~~!!」
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