67 / 85
第一章 帝都の賢者
第67話 賢者からの手紙
しおりを挟む
◆併合
カイトはエイケ侯爵の街の外でレイゼル将軍とその部下の騎士・兵士達と戦い、これを殲滅した。
その後、エイケ侯爵をも殺し、さらに王都へと向かう。ワズロー達はエイケ侯爵の指示だったが、レイゼル将軍は王の命令で来たとエイケ侯爵が言っていたからだ。ならば、指示を出した上司=国王のところに責任を取らせに行こうと考えたのだ。
その途中でカイトを討伐にやってきたコレトラ王と遭遇、戦闘になるが、カイトはこれも容易に撃破。(※コレトラ王は闇属性の強大な魔力を持っていた。闇属性の魔法は強力無比であったが、カイトは闇属性と対抗できる唯一の属性である光属性の強力な魔法が使えるので特に苦戦する事もなかったのである。)
そして、王を斃しやる事がなくなったカイトは一旦森に帰った。このままどこに行ってもよかったのだが、森の中に屋敷を出しっぱなしにしていたのを思い出したからである。
そしてその後、マニブール王国がどうなったと言うと……
実は、コレトラ王が死んだ隙を突き、帝国の軍隊がマニブールに侵攻。マニブールは帝国に占領されてしまったのであった。
賢者メイヴィスと宰相ブライナスは王が戦死する事を見越して占領部隊を国境付近に待機させていたのだ。そして、転移魔法を使って王都を強襲、占領したのだ。この電撃作戦に、王を失ったマニブールに対応する力はなく、ほとんど抵抗する事もなく降伏を受け入れざるを得なかった。
他の街を治めていた貴族も、コレトラ王の治世の限界、マニブールの終焉を予期しており、帝国への吸収合併を受け入れた。マニブール国民は根絶やしに滅ぼすと言われれば戦うしかないが、帝国の提示した降伏条件はそれほど悪いものではなかったのである。帝国に忠誠を誓うならば貴族の地位は保証され、引き続き街を治める権限を持ったままで良いと言う。委細は今後打ち合わせという事だったので、無駄に争って疲弊するよりは、少しでも良い条件が得られるよう交渉に入った方が良いと判断したのだ。
こうして、マニブール王国があった場所は、マニブールという地名のガレリア帝国の一地方となったのである。
帝国の一部となったため、当然、帝国の法律が適用される。マニブールの法律は全て廃止され、獣人達を差別する法律はなくなったのであった。
+ + + +
■カイト
中途半端に人間の街に関わってしまい、なんだかどっちつかずの状態になってしまった。
だから人間社会と関わりたくなかったのだ。
獣人のために貴族と戦ったつもりではなかったのだが、「やるなら被害が出ないようにちゃんとやれ」とか「見捨てた」とか「そんなんだったら最初から手を出すな」とか言われる。
これは獣人に限ったことでもないだろうが、善意の援助というのは、そのうちどうしても、それを当然としてさらに要求を重ねてくるような厚顔者が現れる。
そのうち、「力のある者は弱いものを助ける義務がある」「それは当然なのだから感謝する必要もない」とか言い出すのだろう。
俺が無条件に虐げられた人々を救うというような善人・英雄的な性格であれば、話は早かったかもしれない。それなら今後の行動も決めやすいが…
…俺はそんな性格じゃない。そんな事をする義理はない。
俺は獣人にシンパシーを感じていない。もちろん、人間にもだ。
してみると、自分はもう本当に、【人間】ではなくなったのかなと思う。まぁ人間というものに絶望して別の種族を選んだのだから、望み通りだが。
家族も仲間も居ないので、守るべきは自分だけだ。利己的だと言われるかも知れないが、すべての生物がそうだろう?
もう面倒なので。
すべて放りだしてどこか別の場所に移動しよう。その後、街や人々がどうなろうと知った事ではない。
全部なかった事にして忘れよう、うん。それがいい。それでいい。
というわけで、どこかへ移動しようと決意したところだったのだが、ちょうどその時、俺を尋ねてきた者が居た。
こんな森の中にある屋敷を訪ねて来る者など居ないはずだが……?
ああなるほど、この魔力の感じ。これは、先日屋敷に招待したグリスとか言う者達だな。確かあの時は転移で連れてきて転移で送り返したはずだが、この場所を探し当ててまたやってきたのか。
まぁ街の騎士達も屋敷まで辿り着いたから、森の中に住んでいるという情報と探索手段を持っていれば、それほど難しい事でもないか。
ただ、屋敷は高い塀で囲い、入口もつけていない。彼らはぐるぐると屋敷の周囲を回りながら困っているようだ。
様子を伺っていると、どこからから木を倒してきて塀に立てかけているようだ。梯子にして塀を乗り越えるつもりか。無作法だな。
俺はグリス達が通れるよう壁の一部に開口を作ってやった。
グリス「開けるなら、もっと早く開けてくれれば、登らなくて済んだのに…」
既に立てかけた木の上まで登っていたグリスは、降りてきて文句を言い出した。
「勝手な事をいうにゃ。塀を乗り越えて侵入とか、魔物かと思って殺してしまうところだったにゃ」
グリス「ひえ、それはご勘弁を…」
「だいたい、塀の上まで登って、その後どうやって降りる気だったにゃ???」
グリス「……飛び降りるとか?」
壁の高さは10mはあるのだが……そうだった、この世界の人間は頑丈なのだった。おそらくナチュラルに魔力で強化しているからなのだろう。
「しかし、ギリギリだったにゃ。もうここは引き払うところだったにゃ」
グリス「え、どこかに行かれるのですか?」
「他へ行くことにしたにゃ」
グリス「どこへ…?」
「決めてないにゃ。また森の中を…今度は反対側に向かって突っ切ってみるかにゃ」
グリス「それでしたら、ぜひ、帝国にいらっしゃいませんか?」
「帝国?」
グリス「はい、帝国の賢者、メイヴィス・アダラール様が、ぜひ、カイト様にお会いしたいと言っております」
「ん~帝国って人多そうだしにゃぁ、人間がたくさん居るところはあまり好かんにゃ」
グリス「まぁ、そう言わず。こちらに賢者様から手紙も預かってきています」
「手紙? この世界に来てから手紙なんて貰うのは初めてだにゃ」
グリス「…来てから?」
「ああ、なんでもないにゃ。ずっと森の奥に一人で居たからにゃ」
グリス「ああ、にゃるほど、いやなるほど」
受け取った手紙を爪で開封し、中の紙を取り出して開いてみて…俺は固まった。
カイトはエイケ侯爵の街の外でレイゼル将軍とその部下の騎士・兵士達と戦い、これを殲滅した。
その後、エイケ侯爵をも殺し、さらに王都へと向かう。ワズロー達はエイケ侯爵の指示だったが、レイゼル将軍は王の命令で来たとエイケ侯爵が言っていたからだ。ならば、指示を出した上司=国王のところに責任を取らせに行こうと考えたのだ。
その途中でカイトを討伐にやってきたコレトラ王と遭遇、戦闘になるが、カイトはこれも容易に撃破。(※コレトラ王は闇属性の強大な魔力を持っていた。闇属性の魔法は強力無比であったが、カイトは闇属性と対抗できる唯一の属性である光属性の強力な魔法が使えるので特に苦戦する事もなかったのである。)
そして、王を斃しやる事がなくなったカイトは一旦森に帰った。このままどこに行ってもよかったのだが、森の中に屋敷を出しっぱなしにしていたのを思い出したからである。
そしてその後、マニブール王国がどうなったと言うと……
実は、コレトラ王が死んだ隙を突き、帝国の軍隊がマニブールに侵攻。マニブールは帝国に占領されてしまったのであった。
賢者メイヴィスと宰相ブライナスは王が戦死する事を見越して占領部隊を国境付近に待機させていたのだ。そして、転移魔法を使って王都を強襲、占領したのだ。この電撃作戦に、王を失ったマニブールに対応する力はなく、ほとんど抵抗する事もなく降伏を受け入れざるを得なかった。
他の街を治めていた貴族も、コレトラ王の治世の限界、マニブールの終焉を予期しており、帝国への吸収合併を受け入れた。マニブール国民は根絶やしに滅ぼすと言われれば戦うしかないが、帝国の提示した降伏条件はそれほど悪いものではなかったのである。帝国に忠誠を誓うならば貴族の地位は保証され、引き続き街を治める権限を持ったままで良いと言う。委細は今後打ち合わせという事だったので、無駄に争って疲弊するよりは、少しでも良い条件が得られるよう交渉に入った方が良いと判断したのだ。
こうして、マニブール王国があった場所は、マニブールという地名のガレリア帝国の一地方となったのである。
帝国の一部となったため、当然、帝国の法律が適用される。マニブールの法律は全て廃止され、獣人達を差別する法律はなくなったのであった。
+ + + +
■カイト
中途半端に人間の街に関わってしまい、なんだかどっちつかずの状態になってしまった。
だから人間社会と関わりたくなかったのだ。
獣人のために貴族と戦ったつもりではなかったのだが、「やるなら被害が出ないようにちゃんとやれ」とか「見捨てた」とか「そんなんだったら最初から手を出すな」とか言われる。
これは獣人に限ったことでもないだろうが、善意の援助というのは、そのうちどうしても、それを当然としてさらに要求を重ねてくるような厚顔者が現れる。
そのうち、「力のある者は弱いものを助ける義務がある」「それは当然なのだから感謝する必要もない」とか言い出すのだろう。
俺が無条件に虐げられた人々を救うというような善人・英雄的な性格であれば、話は早かったかもしれない。それなら今後の行動も決めやすいが…
…俺はそんな性格じゃない。そんな事をする義理はない。
俺は獣人にシンパシーを感じていない。もちろん、人間にもだ。
してみると、自分はもう本当に、【人間】ではなくなったのかなと思う。まぁ人間というものに絶望して別の種族を選んだのだから、望み通りだが。
家族も仲間も居ないので、守るべきは自分だけだ。利己的だと言われるかも知れないが、すべての生物がそうだろう?
もう面倒なので。
すべて放りだしてどこか別の場所に移動しよう。その後、街や人々がどうなろうと知った事ではない。
全部なかった事にして忘れよう、うん。それがいい。それでいい。
というわけで、どこかへ移動しようと決意したところだったのだが、ちょうどその時、俺を尋ねてきた者が居た。
こんな森の中にある屋敷を訪ねて来る者など居ないはずだが……?
ああなるほど、この魔力の感じ。これは、先日屋敷に招待したグリスとか言う者達だな。確かあの時は転移で連れてきて転移で送り返したはずだが、この場所を探し当ててまたやってきたのか。
まぁ街の騎士達も屋敷まで辿り着いたから、森の中に住んでいるという情報と探索手段を持っていれば、それほど難しい事でもないか。
ただ、屋敷は高い塀で囲い、入口もつけていない。彼らはぐるぐると屋敷の周囲を回りながら困っているようだ。
様子を伺っていると、どこからから木を倒してきて塀に立てかけているようだ。梯子にして塀を乗り越えるつもりか。無作法だな。
俺はグリス達が通れるよう壁の一部に開口を作ってやった。
グリス「開けるなら、もっと早く開けてくれれば、登らなくて済んだのに…」
既に立てかけた木の上まで登っていたグリスは、降りてきて文句を言い出した。
「勝手な事をいうにゃ。塀を乗り越えて侵入とか、魔物かと思って殺してしまうところだったにゃ」
グリス「ひえ、それはご勘弁を…」
「だいたい、塀の上まで登って、その後どうやって降りる気だったにゃ???」
グリス「……飛び降りるとか?」
壁の高さは10mはあるのだが……そうだった、この世界の人間は頑丈なのだった。おそらくナチュラルに魔力で強化しているからなのだろう。
「しかし、ギリギリだったにゃ。もうここは引き払うところだったにゃ」
グリス「え、どこかに行かれるのですか?」
「他へ行くことにしたにゃ」
グリス「どこへ…?」
「決めてないにゃ。また森の中を…今度は反対側に向かって突っ切ってみるかにゃ」
グリス「それでしたら、ぜひ、帝国にいらっしゃいませんか?」
「帝国?」
グリス「はい、帝国の賢者、メイヴィス・アダラール様が、ぜひ、カイト様にお会いしたいと言っております」
「ん~帝国って人多そうだしにゃぁ、人間がたくさん居るところはあまり好かんにゃ」
グリス「まぁ、そう言わず。こちらに賢者様から手紙も預かってきています」
「手紙? この世界に来てから手紙なんて貰うのは初めてだにゃ」
グリス「…来てから?」
「ああ、なんでもないにゃ。ずっと森の奥に一人で居たからにゃ」
グリス「ああ、にゃるほど、いやなるほど」
受け取った手紙を爪で開封し、中の紙を取り出して開いてみて…俺は固まった。
408
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる