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「さあ、ここが俺達の拠点だ」
拠点は三人用くらいの小さいサイズのテントが等間隔に張られて作られた拠点だった。
すぐに移動を行えるよう、余計なものは一切置かれていない。
話に聞くとテントも班にいる魔術師によって一瞬で収納出来るため、本当に一瞬で移動の支度が出来るようになっているらしい。
「お前達はここで休むといい、少し狭いが次の移動で街に戻るからその時はちゃんとした部屋をとってやろう」
「いや、ありがたい」
そう言って連れてこられたのは他のテントよりも大きめの五人程が入れるサイズのテントだった。
これは客人用なのだろう。他は簡易的な三角型なのに対し、このテントは屋根のある四角い形をしていて見た目よりも広く感じる。
「俺は向こうのテントにいるから、何かあれば呼ぶといい」
「わかった」
ルイスが出て行ったあと、優は一人頭を抱えていた。
...さっきルイスが魔術師と言っていたな...この世界は魔術が使えるのか...?
それならば葵のためにも使えないよりは使える方が何倍もいいだろう...
だがルイスに教えてもらう訳にも行かない...
どうしたものか...
...そうか、実際に使っているところを見れば...
いや、そう簡単に見れるはずもない。それは魔術が使えると説明していたルイスの表情から察するに凄いことらしい。
強い魔術ほど人には見せたくないものだろう、、
...そもそも魔術とは一体なんだ、自分の思ったことを出来るのか?
それともなにか決まりでもあるのか?
呪文が必要なのか、何か描かなくてはならないのか、
どうすればいいのか全く分からない。
何故なら情報が一切ないからだ...
記憶を持っていた時の俺なら分かるのだろうか...
くそっ...!なんて不便なんだ...!!!
...自分を責めてもどうしようもないのは分かっているだろう...
色々考えた挙句、優は一つの結論に辿り着いた。
だが、それは実現不可能な馬鹿な結論であった。
...魔術の使い方が分からないのなら、適当に出来る方法を自分で探せばいいじゃないか!
そんな突拍子もない馬鹿な考えに辿り着いたのは、あまりにも方法がなさすぎるため、何もしないよりかはいい、そんな単純な理由で、極端に実現不可能に近いことは本人も分かっていた。
...まずなにを試そうか...赤ん坊の世話に役立つものがいい...
そうだな...回復魔術を試してみよう...!!
いや、回復魔術を試すには怪我をする必要がある...ここに怪我をしているものなんて...
そうだ!こいつは過度の栄養失調だとルイスが言っていた!
成功すれば健康状態に戻るはずだ。試す価値はある。
試す魔術は決まれど何を言えばいいのか分からなくてはやはり進まない。
葵の周りをぐるぐると歩き回った後面倒臭いが一つ一つ方法を試してみることにした。
一つ、想像
自分がどのようにしたいのかを想像するだけ。これで成功したら魔術なんて楽勝である。
二つ、言霊
どのようになって欲しいかを言葉で言う。火がついて欲しいなら「燃えろ」、回復して欲しいなら「回復」といったように。その時は想像しながらじゃないと強さが調節出来ないのではないかと予想する。
三つ、取り敢えずそれっぽいことをする
これはもう諦めたと同じである。二つ目が出来なかったらもう方法が思いつかない。必要ならばルイスに聞くしかないだろう。
まず一つ目を試してみる。赤ん坊が健康に走り回っている様子を想像する。
...数分経っても赤ん坊に変化は見られず、相変わらず痩せこけていた。
葵に手を触れて目をつぶって想像し、意識を集中させるも変化は無い。
一つ目の方法は失敗である。
二つ目、これが出来なかったらもう出来ないのと同じである三つ目なんてただの時間の無駄のようなもの、これで成功しなかったら終わりだ。
まずは言葉だけを口に出す。
「回復」
先程と同じく変化は無い。
次に頭の中で葵の回復を想像しながら言葉を口にする。
「回復」
こんな方法で使えるわけがない、、
そう諦めた時だった。
葵にある変化が起きていた。
葵の肌を撫でると、あの乾燥で傷んでしまったカサカサの肌ではなく、生後一、二ヶ月の赤ん坊の、求肥を連想させる程のやわ肌になっていた。
そしてあの痩せこけた頬はふっくらとし、温かみを帯びている。
そう、あれほどの栄養失調だった葵の容態が健康状態へと回復したのである。
「成功か...?」
余りにも努力なしに出来てしまったため何故か疑問形になってしまうが成功だ。
これは誰が見ても成功だと言えるだろう。
他の魔術も試してみることにした。
あれがいいかこれがいいか...考えた後、まずはこの魔術を使いたいと、試す魔術が決まった。
念力、サイコキネシスだ。離れたところにある物体を動かせると言うのはとても便利だ。これを覚えていたらこの先確実に役に立つだろう。
何をもってこようか...葵は落としたら危ないからやめた方がいい...
俺は重さ制限があれば引っかかってしまうかもしれない、、
...いや、俺が持ち上がれば生活に必要な大体のものは持てるんじゃないか?
ということで念力を試してみることにした。自分が浮くことを想像し、「浮け」と口に出そうとしたその時だった。
「うわっ...!」
自らの体が中に浮いたのだ。
どうやらこれは口に出さなくても発動するらしい、
少し驚いたが使えることはわかった。
それからは土を操ったり、葵を念力であやしたり、指先から炎を出しみたり、自分の見た目を変えてみたりetc...
ここまでやって分かったことだが、案外思ったことはなんでも出来るらしい。
言葉を口に出すか出さないかの違いは魔術の強さによるものだろう。
物質を別のものに変化させるには口に出した方が良さそうだ。
意外と魔術は簡単らしい。
これなら金がないなんてことがあっても苦労せずに暮らしていけそうだ。
まあこいつが独り立ちする時の為にも甘やかしはしないがな。
魔術も教えておこう、そして特訓させよう...この世界の常識がわからない以上、強ければ強いほどいいだろうから、、
「にー!にぃ!!」
突然、葵が優を指さして謎の言葉を発した。
一瞬先程かけた魔術の副作用でも出てしまったのかと焦ったがどうやら違うようだ。
「にぃ?それは俺の事か?」
しかめっ面をするも葵の笑顔に照らされてはそれも苦笑へと変わってしまう。
「にに!にーに!!!」
初めて発した言葉なのかは知らないが、葵はその言葉を噛み締めるかのように何度も何度も口にした。
「にーに、にーに」と、きゃっきゃきゃっきゃと小さな手足をばたつかせながら、、
ルイスと葵の様子を見て、勝手に父親気分になっていた優だったが、この様子を見ていると弟が出来て兄が大人ぶっているだけにしか見えない。葵が笑う度にサイボーグのような優の顔にも笑顔が漏れるのであった。
拠点は三人用くらいの小さいサイズのテントが等間隔に張られて作られた拠点だった。
すぐに移動を行えるよう、余計なものは一切置かれていない。
話に聞くとテントも班にいる魔術師によって一瞬で収納出来るため、本当に一瞬で移動の支度が出来るようになっているらしい。
「お前達はここで休むといい、少し狭いが次の移動で街に戻るからその時はちゃんとした部屋をとってやろう」
「いや、ありがたい」
そう言って連れてこられたのは他のテントよりも大きめの五人程が入れるサイズのテントだった。
これは客人用なのだろう。他は簡易的な三角型なのに対し、このテントは屋根のある四角い形をしていて見た目よりも広く感じる。
「俺は向こうのテントにいるから、何かあれば呼ぶといい」
「わかった」
ルイスが出て行ったあと、優は一人頭を抱えていた。
...さっきルイスが魔術師と言っていたな...この世界は魔術が使えるのか...?
それならば葵のためにも使えないよりは使える方が何倍もいいだろう...
だがルイスに教えてもらう訳にも行かない...
どうしたものか...
...そうか、実際に使っているところを見れば...
いや、そう簡単に見れるはずもない。それは魔術が使えると説明していたルイスの表情から察するに凄いことらしい。
強い魔術ほど人には見せたくないものだろう、、
...そもそも魔術とは一体なんだ、自分の思ったことを出来るのか?
それともなにか決まりでもあるのか?
呪文が必要なのか、何か描かなくてはならないのか、
どうすればいいのか全く分からない。
何故なら情報が一切ないからだ...
記憶を持っていた時の俺なら分かるのだろうか...
くそっ...!なんて不便なんだ...!!!
...自分を責めてもどうしようもないのは分かっているだろう...
色々考えた挙句、優は一つの結論に辿り着いた。
だが、それは実現不可能な馬鹿な結論であった。
...魔術の使い方が分からないのなら、適当に出来る方法を自分で探せばいいじゃないか!
そんな突拍子もない馬鹿な考えに辿り着いたのは、あまりにも方法がなさすぎるため、何もしないよりかはいい、そんな単純な理由で、極端に実現不可能に近いことは本人も分かっていた。
...まずなにを試そうか...赤ん坊の世話に役立つものがいい...
そうだな...回復魔術を試してみよう...!!
いや、回復魔術を試すには怪我をする必要がある...ここに怪我をしているものなんて...
そうだ!こいつは過度の栄養失調だとルイスが言っていた!
成功すれば健康状態に戻るはずだ。試す価値はある。
試す魔術は決まれど何を言えばいいのか分からなくてはやはり進まない。
葵の周りをぐるぐると歩き回った後面倒臭いが一つ一つ方法を試してみることにした。
一つ、想像
自分がどのようにしたいのかを想像するだけ。これで成功したら魔術なんて楽勝である。
二つ、言霊
どのようになって欲しいかを言葉で言う。火がついて欲しいなら「燃えろ」、回復して欲しいなら「回復」といったように。その時は想像しながらじゃないと強さが調節出来ないのではないかと予想する。
三つ、取り敢えずそれっぽいことをする
これはもう諦めたと同じである。二つ目が出来なかったらもう方法が思いつかない。必要ならばルイスに聞くしかないだろう。
まず一つ目を試してみる。赤ん坊が健康に走り回っている様子を想像する。
...数分経っても赤ん坊に変化は見られず、相変わらず痩せこけていた。
葵に手を触れて目をつぶって想像し、意識を集中させるも変化は無い。
一つ目の方法は失敗である。
二つ目、これが出来なかったらもう出来ないのと同じである三つ目なんてただの時間の無駄のようなもの、これで成功しなかったら終わりだ。
まずは言葉だけを口に出す。
「回復」
先程と同じく変化は無い。
次に頭の中で葵の回復を想像しながら言葉を口にする。
「回復」
こんな方法で使えるわけがない、、
そう諦めた時だった。
葵にある変化が起きていた。
葵の肌を撫でると、あの乾燥で傷んでしまったカサカサの肌ではなく、生後一、二ヶ月の赤ん坊の、求肥を連想させる程のやわ肌になっていた。
そしてあの痩せこけた頬はふっくらとし、温かみを帯びている。
そう、あれほどの栄養失調だった葵の容態が健康状態へと回復したのである。
「成功か...?」
余りにも努力なしに出来てしまったため何故か疑問形になってしまうが成功だ。
これは誰が見ても成功だと言えるだろう。
他の魔術も試してみることにした。
あれがいいかこれがいいか...考えた後、まずはこの魔術を使いたいと、試す魔術が決まった。
念力、サイコキネシスだ。離れたところにある物体を動かせると言うのはとても便利だ。これを覚えていたらこの先確実に役に立つだろう。
何をもってこようか...葵は落としたら危ないからやめた方がいい...
俺は重さ制限があれば引っかかってしまうかもしれない、、
...いや、俺が持ち上がれば生活に必要な大体のものは持てるんじゃないか?
ということで念力を試してみることにした。自分が浮くことを想像し、「浮け」と口に出そうとしたその時だった。
「うわっ...!」
自らの体が中に浮いたのだ。
どうやらこれは口に出さなくても発動するらしい、
少し驚いたが使えることはわかった。
それからは土を操ったり、葵を念力であやしたり、指先から炎を出しみたり、自分の見た目を変えてみたりetc...
ここまでやって分かったことだが、案外思ったことはなんでも出来るらしい。
言葉を口に出すか出さないかの違いは魔術の強さによるものだろう。
物質を別のものに変化させるには口に出した方が良さそうだ。
意外と魔術は簡単らしい。
これなら金がないなんてことがあっても苦労せずに暮らしていけそうだ。
まあこいつが独り立ちする時の為にも甘やかしはしないがな。
魔術も教えておこう、そして特訓させよう...この世界の常識がわからない以上、強ければ強いほどいいだろうから、、
「にー!にぃ!!」
突然、葵が優を指さして謎の言葉を発した。
一瞬先程かけた魔術の副作用でも出てしまったのかと焦ったがどうやら違うようだ。
「にぃ?それは俺の事か?」
しかめっ面をするも葵の笑顔に照らされてはそれも苦笑へと変わってしまう。
「にに!にーに!!!」
初めて発した言葉なのかは知らないが、葵はその言葉を噛み締めるかのように何度も何度も口にした。
「にーに、にーに」と、きゃっきゃきゃっきゃと小さな手足をばたつかせながら、、
ルイスと葵の様子を見て、勝手に父親気分になっていた優だったが、この様子を見ていると弟が出来て兄が大人ぶっているだけにしか見えない。葵が笑う度にサイボーグのような優の顔にも笑顔が漏れるのであった。
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