Over Rewrite Living Dead

きさらぎ冬青

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【2020/05 秘匿】

《第4週 月曜日 夜》⑦ (●)(*)

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「ちゃんと言葉にして教えてよ、最後かもしれないんでしょ?」
意地悪くニヤニヤしながら顔を覗き込んでくる。脚を後ろに伸ばして、パタパタさせるから水面が音を立てて無駄に波打っている。おれは額を指で軽く弾いた。
「…さっき言ったのに聞いてねえのかよ」
「え、いつ?」
本当にイッてるとき何も聞こえてねえんだ…なんなのこいつ…ああいう勢いに任せないと言えないおれも悪いけど、ひどくない?もう二度と言わないぞ多分。
「お前セックスしてると人間の言葉忘れんのかよ」
「は?人をまるでケダモノみたいに言うなよ」
いや、発情した雌そのもので人間的な要素なかったじゃん。てか、毎度頬を膨らませてむくれて言うの大人気なさ過ぎるだろ、今いくつだと思ってんだ。お互いもうアラフォーだぞ?
「はは、だってそのとおりじゃね」
笑って言うと、思い切り鼻に噛みつかれた。…今どこ行ってもマスクしろって言うし隠れるからいいか…それでいろいろ掻い潜れて逃げ延びれたのもあるから感染症サマサマだな。
仕返しに薄い頬を摘むと、胸の突起を摘まれた。そういうことを意識してない無防備な状態でやられて、過剰に反応してしまった。身が震え水面が揺れる。
「ねえ、ふみ、ヤクザやめたら友達になってよ、やらしてあげるから」
玲の申し出におれは首を傾げた。わけがわからん。
「や、友達とはセックスしねえだろ、てかお前は友達じゃねえよ」
「なんだよお、だからなってって言ってるじゃん、てか友達だってセックスしたっていいじゃん」
摘んだ胸の突起を柔く指でいじりながら、耳元で玲が囁く。そして、耳介を軽く歯を添えるように当てて滑らせ、口に含んで甘咬みした。舌が伸びて内側の溝をや軟骨を辿るように擽る。
湯の中で昂り始めるおれの先端に、発育の良くないそれには不似合いな残忍な付け方をされている飾りをつけた玲の先端が触れる。押し付けて腰を揺すられ、玲を掻き抱いた。
「ばか、お前もう無理だろ、やめろ」
「ふふ、だめ」
胸元を探られながら、項を、首筋を尖らせた舌でなぞられて腹の奥が疼く。水面から出ている玲の背中から脇腹に指を這わせ、サイドから寄せるようにして尻に触れた。
皮膚の薄い内側に指をかけて開いて、その奥で熱帯びたままになっている蕾に触れる。軽く触れただけで、ひくひくと震え、中からローションと精液の混じり合ったものがじわりと滲み、溢れ出てくる。
擦れた粘膜の感触と熱感を持っていること自体痛々しくは思いつつも、裏腹に欲情は高まっていく。指を埋めると、柔らかな内部が吸い付いて締め付けられ、さっき味わった行為とその感触を思い出す。もう一度目合いたくなる。
玲の肩を掴んで体を起こさせた。立ち上がって冷えた壁に寄りかかって、腰を突き出す。屹立し天井を向いている先端を手を添えて前に向ける。玲は何も言わずとも顔を上げてその先端に口付けて、口中に迎え入れた。
蕩けた顔で音を立てて舐る玲の頭に手を添えて前後させる。それに合わせて喉奥に当たるのも、時折喉奥に嵌る音が鳴るのも構わず腰を振った。まるで溺れそうな、苦しげな声を絞り出すように漏らし、えずきながらも玲は抵抗しない。
大量の涎と涙を零しながらも、上顎の凹凸に当てるようにして、舌で包むようにして健気におれのものを舐る。脚の間の飾りが音を立てて振れ、花蕊からはとろりとしたものが糸を引いて溢れていた。
腹の奥から湧き上がるものを感じて、玲の口から引き抜いた。これ以上は、と思っていたけど我慢ができない。立って壁に手をつくように促すと、白濁したものを溢れさせている後孔に先端を押し当てて一気に貫いた。
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