〜転移サイボーグの異世界冒険譚〜(旧題 機械仕掛けの異世界漫遊記) VSファンタジー!

五輪茂

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第23章 クレイジージャーニー in 【獣王闘国】

第188話

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「【獣王闘国】?」

「そうだ。から、アタシの使いってことでそこまで行ってきな 」

 久しぶりに訪れた冒険者ギルド本部、最高ギルド長室。まあ婆さんの部屋なんだが。

 ここ暫くは『新型ゴーレム』の開発に掛かりっきりで、魔術学院の他には行き帰りの途中で【御菓子猫】に顔を出すくらいで、冒険者稼業の方はすっかりソニア達に任せっ放しになっていた。
 その為、この部屋に入った時につい ーー 「ここに来るのも久し振りだな~ 」ーー なんて言ったら婆さんからむちゃくちゃ怒られた。

「もっとマメに顔を出さないかい、このバカたれっ!」
「いやいや、そうは言うが遊んでる訳じゃ無いだろ?学院とか結構忙しいんだぜ?他にも砂糖の事とか、地味~に全部"国家事業"になってるし」

 そう、まだ公にはしていないが、新型ゴーレムの開発も、砂糖生産も、その案件の重要性から国家事業に指定されている。優先順位の結果として俺自身の冒険者としての活動はおざなりになってしまっているが、こればっかりは仕方がないだろ?と言い訳してみるが…?

「何言ってもんだい!教師の仕事はともかく、ゴーレムについちゃあ、八割方アンタの趣味遊んでるだけだろうが!アンタのは冒険者なんだよ?ずっとソニア達に任せっきりにしてる所為で、『やっぱり噂通りだ』って言われてんだよ。アンタ今、冒険者達からなんて呼ばれてるのか知ってるのかいっ?」
「え?あ~いや。……そんなに評判悪いのか?」
「『穀潰しの寄生虫』『辺境伯家のヒモ野郎』だとさ!いくら本当の実力を隠す為だって言っても、限度ってモンがあるだろう。セイリアやソニア、それからこのアタシが!!肩身の狭い思いをするんだから、ちったあマトモに仕事をしないかいっ‼︎ 」
「そ…、それはまた……、申し訳ない……… 」
「まったくだよっ!」

 …と、まあ、えらい剣幕で婆さんに怒られてしまった。どうりで冒険者ギルドに入って来た時にやたらと雰囲気が悪かったはずだ。冒険者達からだけでなく、スタッフや受付嬢さんからの視線にも呆れというか、虫を見るような視線も混ざってたし。そりゃあトップである婆さんの肩身が狭くもなるよな。申し訳ないことをした。

 で、お仕事ちゃーんとしてますよ~と見せる為に婆さんから命令されたのが、"獣王闘国"とやらへのお使いであった。



「【獣王闘国】…ねえ?どんな国なんだ?」
「うむ。ロードベルクの西側に位置する国でね、我が国の他に"帝国"と"聖国"という三大国に接した内陸の小国だよ 」

 西…か?前に行ったロゼルダは東の方だったから真逆の方向になるな。

ってことは、やっぱり獣人族主体の国なのか?」
「そうだね、国民の約六割強が獣人族だね。それだけに"力"を重んじる国民性のあるだよ 」

 なるほどな。聞けば王族ですら、世襲制ではなく、王が退位する時には予め退位を宣言した後、新王選出の為の『闘武祭』が開かれるという。そして、そこで最も武威を示し優勝した者が新王として即位する決まりであるらしい。
 …『弱肉強食』を地で行くとか、どんだけ脳筋なんだよ……。そんなんで国のトップを決めるなんて、大丈夫なのか?

 その辺りのことを婆さんに聞いてみたが、もう三百年くらいその方法で定着していて国民も納得しているし、脇を固める人材の教育に力を入れている為、これまでは特に問題は起こっていないらしい。
 何より同族意識の強い獣人族らしく、ヒト族の王様と違い政治的なトップというよりも、"群れのリーダー"という意識の方が強いらしい。
 ならば、国民は全て守るべき群れの一員ということで、圧政を執いて暴君になる者もいないという。

「ふ~ん、で?俺はその国に、何のお使いで行くんだ?」
「それなんだがね、アンタにはチョイと手紙を届けて欲しいのさ。後は…、もしもようなら、ちっとばかし"悪ガキ共"に、拳骨をくれてやっておくれでないかい? 」
「悪ガキ?」
闘獣王国王や戦士団長共さ 」
「……は?」

  婆さんの言葉に思わずフリーズする。訳が分からん、というか意味が分からん⁉︎

「ちょっと待て婆さん。手紙を届けるのは分かったが、なんでそれがなんで王様やじゅうせ…?」
「獣戦士団長。あの国には騎士団は無くてね。獣戦士団って言うのさ 」
「いや、それはどうでもいいんだが、なんでその人達に拳骨を落とすってのに繋がるんだ?」
「ああ、アイツらは元々でね。師匠の言うことが聞けないような馬鹿者共はど突かれて当然だろう?」
「いやいやいや…っ!他国の王様をど突くとか、普通に国際問題だろう⁉︎」
「いーんだよ、遠慮はいらないから思いっきりやっちまいな!」
「いやいやいやいや…っ‼︎ 」

 なんでも、現在の闘獣王と獣戦士団長は、約十年前の闘武祭で優勝、準優勝して、即位、就任したらしいのだが、それ以前は武者修行がてら冒険者として各地を転々としていたという。
 そんな旅の途中でふらりと立ち寄った王都グランベルクで婆さんに出会い、無謀にも勝負を挑んだ結果、二人揃ってボコボコのズタボロにされたようだ。

 その後、婆さんの強さにすっかり敬服した二人は婆さんに弟子入りを志願、の強さの二人だった為、婆さんも暇潰しストレス解消にいいか?と了承したそうな。

 そんなこんなで弟子にしてから五年程経った頃に、当時の闘獣王退位による"闘武祭"開催を知った二人は婆さんの許可を得て帰国。見事優勝、準優勝を果たして新闘獣王・獣戦士団長として即位就任した。ということらしいのだが………。

 いくら過去に師弟関係があって、俺が婆さんの名代であろうと、国のトップにそんな喧嘩を売るような事をすれば、国際問題どころかヘタをすれば戦争に発展しかねない。何故俺がそんな真似をしなければならないのか⁉︎ 

 と、婆さんに抗議と説明を求めてみたところ、非常に面倒くさそうだったが、やっと理由を教えてくれた。

 は数ヶ月前に遡る。例の"黒い魔獣"騒ぎの頃だ。

 ロードベルク王国を含め、文字通り大陸各地に爪痕を残した黒い魔獣達であったが、特に多く出現した地区が二箇所ある。それが"帝国"と【獣王闘国】だ。
 だが、"帝国"は元々軍事国家であり、その国軍は精強。加えてとやらが主導して開発した魔道武器の配備もあって、他国よりも被害は少なかったという。

 一方【獣王闘国】は、周辺三国に比べ規模、人口共に大きく劣る。だが、そこはただでさえ身体能力で通常のヒト族を上回る獣人族で構成されている為、国軍の精強さでは全く引けを取らない強さなのだと言う。さらに国土の半分以上は深い森や峻厳な山岳地帯に覆われている為、攻め手からは大軍による部隊展開が出来ず、対して獣人族にとって森や山岳地帯はその能力を最大限に活かせるホームグランドである。少数精鋭によるゲリラ戦、電撃作戦で多大な戦果を上げる獣王闘国は、『小なりと言えど強』を地で行く国家なのだそうだ。
 また、婆さんの話しでもあった通り、国王ですら闘いで決める国風であるため、他国に住む獣人族よりも非常に戦闘力が高く、地の利を活かした防衛・攻撃で"黒い魔獣"を撃退。こちらも他国よりも被害は少なかったらしい。スゲェ…!

 だが、不思議なのがこの二国と国境を接する【ジューダス神聖法国】、通称"聖国"と呼ばれる所謂だが、黒い魔獣が殆んど現れず、大陸全土で最も被害が少なかったという話である。

 近隣二国の状況に対してこの違いはいったい……?

 "聖国"の主張としては ーー『偉大なる神の御加護である』ーー と、ある意味宗教国家としてはな主張ではあるのだが、婆さん曰く ーー「宗教国家にそんな加護などあるもんかいっ!」ーー と吐き捨てた。

 婆さんがこうまで言い切るには当然理由があって、まずはその教義が"ヒト族最上主義"を掲げ、獣人族やエルフ族などその他の人類は、神がヒト族に"奉仕する為"に与えた『亜人』というである。という馬鹿げた教えであること。
 随分と都合のいい、ふざけた教義だが、極め付けが、聖国があがめる唯一神【デシウス】など、【七柱の最高神】であるアフィラマゼンダなどを祀る他国の神殿に伝わる書物にも一切記されていない、という事だ。

 だから婆さんは"聖国"のことを ーー『自分達に都合のいいように、神と教義をインチキ宗教国家』ーー だと吐き捨てたのだ。

 
 今回の騒動について、"帝国"、そして特に【獣王闘国】側は ーー『にいくら祈ったところで、加護などあるはずがない。被害が少ないのは今回の件が全て"聖国"による陰謀だからだ 』ーー と非難しているが、"聖国"側は逆に ーー 『本来の役割を弁えず、神の教えに反して人類に叛意を示し続ける獣共への"天罰"である。各国は速やかに亜人共を鎖に繋ぎ、滑稽にも人間のフリをして国家の真似事をしている獣共は直ちに国を解体し、全ての国家は我らが神【デシウス】に赦しを乞い願いて懺悔し帰依せよ。でなければ更なる天罰が下されるであろう』ーー などという、どこまでも上から目線の回答で全く取り合わず、現在、"帝国"はともかく"聖国"と【獣王闘国】の間で緊張が高まっている状態らしい。

 実際、これまでも【獣王闘国】内にが何度も侵入して、住民を連れ去ろうとした事があったらしい。その殆んどは防がれてはいるものの全てではなく、毎年何十人かの被害者が出ているという。

 【獣王闘国】はこれを"聖国"による違法の"奴隷狩り"だと抗議しているが、"聖国"側は不遜なる獣共の言い掛かりだ。と取り合わず、何度も国境付近での小競り合いを繰り返しているのがこれまでの両国の関係で、帝国とは親しい訳では無くとも悪い関係では無いが、"聖国"と【獣王闘国】とでは絶対に相容れず、国交を完全に断絶している状態なのだそうだ。

 まあ、国交とは内心の思惑は別として、現実の国力などによる格上、格下はあっても、表面上はお互いを尊ぶ姿勢があって、初めて成立するものだ。
 それが、片方は完全に格下どころか人間とすら見ていないのだから、正常な国交が成り立つはずもないか。

 しかし、"聖国"についてもそれまでは地域住民との多少の小競り合いや騒動はあったものの、各国での布教活動に力を入れていた。というのだが、ここまで強硬な姿勢を見せるようになったのはここ数年なんだそうだ。

 ねぇ…? 

 俺の公安時代の経験から言って、"選民思想"や"終末論"を説く連中には碌な奴はいなかったんだよな。
 "終末論"で恐怖を煽り、"選民思想"で歪んだ優越感を増長させる事で、教団に依存させて意のままに操るーー 。カルト系の宗教団体とはそんな奴等ばっかりだったからだ。

 やたらと話だな。恐らく…、と言うより、ほぼ間違いなく"聖国"はだとは思うが……。

 今はそんなことより……!

「で、婆さん、話しを戻すぞ?何で、俺が、闘獣王王様を、"ど突かなきゃ"、ならんのだ?」
 
 婆さんにもう一度確認する。はっきり言って面倒事の予感しかしないが。

「まったく、察しの悪い奴だねぇ!いいかい?手紙の内容は、『間違いなく"聖国"が絡んでいるとは思うが、今はまだ"黒い魔獣"と"聖国"との関連性の確証が無い。その状態で戦端を開けば、要らない大義名分を"聖国"に与えてしまうことになり兼ねない。いつまた"黒い魔獣"による被害が発生するか分からない今の情勢では、同盟国であるロードベルク王国も迂闊に動く訳にはいかないから、悔しいだろうがここはグッと堪えて、対応は抗議だけに留めて防衛に専念しろ 』って内容さ。悪い奴等じゃないんだが、いかんせん向こうっ気の強い奴等でね、オマケに身内意識が強いから、がやられて相当気が立ってるはずなのさ。だから、アタシの言うことも聞けないような状態なら、殴ってでもアンタに止めてもらいたいんだ 」

 ああ…、なんだ、つまりは"弟子の身が心配だ"と、そういう話しじゃないか。最初からそう言えばいいのに、婆さんだね、こっちが"まったく"だよ。

「何だい!何をニヤニヤしてんのさっ⁉︎ 」

 心なしか赤い顔の婆さんにニヤリと笑いかけてやる。

「別に~?なら、優しい優しい"お婆ちゃま"のお使いに行ってきてやろうと思ってさ 」
「お、お婆ちゃ……! ヒロト!あんまりふざけてるとブッ飛ばすよっ‼︎ 」

 今度こそ真っ赤になって怒鳴り出す婆さん。

「はははははっ! ……〈ランクA〉冒険者、ヒロト・クーガ、並びに〈ランクB〉冒険者パーティ【蒼い疾風ブルーソニック】と共に、最高ギルド長からの指名依頼、確かに承った。直ちに準備を済ませて【獣王闘国】に向けて出発する 」

 目論見が上手くいき、慌てる婆さんの姿に一頻り笑ってから、表情を引き締めて依頼受領の宣言を返す。

 さぁて、今度のお国は獣人族の国、【獣王闘国】か。どんな国で、何が待っているのかね?楽しみだ。


 突然のに口をパクパクとさせる婆さんに、もう一度ニヤリと笑いかけてから踵を返し、俺は最高ギルド長室を後にしたのだった ーー 。








 
 
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