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第26章 邂逅、帝国の聖女
第235話
しおりを挟むーーー 前回のお話
ロードベルク王国第一王子は真性の幼女愛好家の変態だったということが発覚した ーーー 。
「違うっ‼︎ 」
「いやいや違わないだろザイン 」
「誤解だ!確かにトーリィは容姿こそ"やや"幼いかもしれないが、母性溢れる立派な大人なんだ‼︎ 」
「"やや"?いやいやザイン、どう見たって立派なちみっ子だろう」
"幼女好き"の汚名を回避する為に、必死になって言い募るザインだが、そんなザインを見ていたアーニャとマーニャがボソリと呟く。
「うわぁ…、何か必死だねザイン王子 」
「そりゃあ、"小さな女の子が好きな人"と呼ばれるかどうかの瀬戸際ですからね。必死にもなるでしょう 」
「でもアーニャ、"火の無いところに煙は立たない"って言うよ?」
「確かにそうね。………マーニャ、ヒロト兄さんのお話の邪魔をしないように、私達は少し離れていましょう 」
そう言って、ススス…ッとさりげなくザインから距離を取るアーニャとマーニャ。
二人とも年齢の関係もあって、若干幼めの容姿だもんな。捕食対象になると思ったんだろうか?
そんな二人の行動に、ガーーン!とショックを受けた顔になるザイン。
「よしよし、泣かないでザーたん。私が付いててあげるからね、そんな顔しないで 」
「いや、トーリィ。その言葉は嬉しいんだが、今はその逆効果…というか……⁉︎ 」
ザインの膝の上へと移動して、ザインの頭を撫でくるトーレス。何も知らなければ非常に微笑ましい光景なのだが、今はザインが言う通り逆効果にしかならない。
「まあ、ザインがロリコンかどうかはこの際決定だから別にいいとして 」
「酷い⁉︎ 」
散々イジられたザインが今度こそ涙目になるが、可愛い女の子の涙ならともかく、一九〇はあろうかというマッチョな男の涙なんざどうでもいいだろう。
「話を戻すぞ。で、その『人型の巨獣』なんだがな、俺達も見た。と、言うか戦った 」
「………は?な、何ぃっ?クーガ殿、今何とっ⁉︎ 」
「だから、実際に戦った。「獣王闘国」でな。コイツだろう?」
『アイ、《ミニチュアモデリング》で【スカラベ】を造ってくれ』
『イエス、マイマスター 』
アイテムボックスから取り出した土塊が、リビングのテーブルの上に展開した直径三十センチ程の魔方陣の淡い光に照らされながら、うねうねと形を変えていく。
やがて光が収まった時には、戦闘した際にアイが取っておいた3Dサンプリングデータを元に造られた、精密な【スカラベ】のミニチュアが存在していた。
………しかしこの魔法便利だよなぁ。地球に居た時に観に行ったホビーショーとか、こんな魔法があればプロの造形師とかに混ざっても出展できたんじゃないだろうか?驚きの再現率である。
「こ、これは………っ‼︎ 」
「こ、コイツだよヒロト君!どこでっ?いや、「獣王闘国」だと言ってたね?しかし"戦った"だって?いったいどうやって…っ⁉︎ 」
「相変わらずデタラメですね、ヒロトさん…… 」
三者三様の反応ではあるが、共通した感情は驚愕。ま、当たり前か。自分達が遭遇し、死ぬ思いまでした相手の詳細なミニチュアモデルをいきなり目の前に出されればそうなるわな。
「割りかし良い情報と悪い情報がある。まず一点、さっきのトーレスの不安についてだが…、コイツの名は【スカラベ】。安心しろ、コイツは巨獣…いや、生物じゃないから繁殖とかで勝手に増えたりはしない。量産はされるかもしれないがな 」
「巨獣じゃない?量産っ⁉︎ ま、まさかヒロト君、コレは魔導具のように"人が生み出したモノ"だとでも言うのかい…っ⁉︎ 」
驚きのあまりザインの膝から立ち上がり、更に驚愕に目を見開くトーレス。
「その通りだ。ま、恐らく迷宮産じゃないだろうから魔導具じゃなくて魔道具だけどな。コイツの正体は巨獣の甲殻や筋肉なんかの組織を錬金術等、魔術的な処置で素材化して造られたゴーレムだ 」
「ゴーレムだって…っ⁉︎」
「ああ、しかも、武器を扱う知性があって当然だ。なんせ、中で人間が操っている"搭乗型"の〈生体式ゴーレム〉だ 」
「な、何だってっ?人が…、ゴーレムの中に入って操っていたというのかい⁉︎ いや…!そういえばヒロト君、君は確か「秀真の國」で…っ?」
「そうだな、俺も自分自身を核に見立てて"ゴーレムを着た"。発想は同じだな 」
信じられない、といった表情で、テーブルの上の【スカラベ】のミニチュアモデルを見つめるトーレス、ザイン、クレアさんの三人。
「取り敢えず、そいつの事を詳しく話す為にも、俺達が出くわした一件の話をしようか…… 」
俺はひとまず「獣王闘国」での一連の事件、【黒い魔獣】による王都アニマポリス襲撃と、その真の目的であった"獣王レオニール"暗殺未遂事件。その実行犯であり、直接王城へと乗り込んできた『ロッソ・ウーノ』と、ロッソ・ウーノを回収するために【スカラベ】に乗って現れた『ヴェルデ』という謎の二人組のこと。
そしてヴェルデが語った目的や、【プリシード・アペックス】での【スカラベ】との戦闘などを、順を追ってトーレス達へと話していく。三人は、驚愕…というより、もはや絶句状態だ。
「『獣王暗殺計画』……⁉︎ まさか…、あの事件の裏でそんな事が起こっていたなんて…⁉︎ レン様も丁度良い時にヒロトさんにお使いを頼まれたものですね」
「まあな、婆さんも最初はこんなことになるとは思ってなかっただろうけどな」
「"巨獣の魔道具化"、兵器化…っ?何て恐ろしいことを考える奴らがいるんだ‼︎ 其奴らの組織の名前や規模は?目的はっ?他にも何か情報はないのかいヒロト君っ?」
"『人型の巨獣』が自然発生的なものではない"、と聞いて安心するかと思いきや、別の不安が膨れ上がってしまったらしいトーレスは、少しでも情報を得たいとせっついてくる。
「落ち着けトーレス。悪いが連中の組織の名前や規模とか、そこまではまだ分からない。ただ、レオさんを暗殺する為に陽動として例の【黒い魔獣】を街に放ちやがった。そこから考えるに、たぶん、コイツらに関しても奴等が関係しているのは間違いないだろう。後は、実は戦ってる最中にその【スカラベ】に乗ってたヴェルデと会話した時に、奴等が何を考えてるのか、その目的だけは聞いたよ 」
「目的…っ?それはいったい何なんだい‼︎ 」
「今の国々の体制の崩壊。『この世界をひっくり返す』んだとよ 」
「な…っ⁉︎ 」
あの時、ヴェルデは言っていた。『今ある体制を破壊して、根底から変える』と。
それが奴等の目的ならば、事はロードベルク王国やそれぞれの国だけの問題では済まない。それこそ世界中を巻き込んでの大騒動になるだろう。
ーーー ギリィッ‼︎ ーーー
テーブルに身を乗り出したトーレスの背後で、己が歯を噛み砕かんばかりの歯軋りの音が鳴る。
「体制の破壊?世界をひっくり返す?ふざけんじゃねぇぞ……?そんな…、そんな世迷い言の為に俺の仲間は、あいつ等は!死ななきゃならなかったっていうのか………っ‼︎ 」
ワナワナとその身を震わせながら、ただ一つ残った左の拳を握り締めるザイン…。その握り締めた拳から、ポタリ、ポタリと赤い雫がテーブルの上へと落ちていく。
「ザ…!ザーたんっ⁉︎ 」
「トーリィ、俺はな、王族として極力人を公平に見るように心がけて来たつもりだ。正義なんて人の数だけあるもんだしな。でもな…、俺は、こんなにも怒りを!憎しみを覚えたことはない!だが!何より許せないのは、そんな奴等相手に俺がまるで"無力"だったことだ……!俺は、俺は…、何も…、何も出来なかった!今こうしているのでさえ、トーリィが守ってくれたからだ。俺は!何も…、何も……っ‼︎ 」
血を吐くように思いの丈を漏らし、己の力の無さに対してギリリと歯を噛み締めるザイン。
………そうか、ザイン。お前も仲間を奪われたんだな。それが悔しくて、何も出来なかった自分が情けなくて、許せなくて辛いんだな。
「何も出なかったなんて無いよ!ザーたんは私を守ってくれたじゃないかっ!片腕を犠牲にしてまで!」
「…ありがとうトーリィ。だが、俺は……!」
そんなザインの震える拳を両手で握り、トーレスはザインへと励ましの言葉を口にするが、その言葉は届いていないようで、ザインの表情は晴れないままだ。
ダメだ、トーレス。今のザインに必要なのはただ優しい言葉じゃない。今のそいつに必要なのは………。
「で、そのダメダメで何も出来なかったザーたんは、いつまでグジグジしてるつもりだ?「【スカラベ】怖いよ~!」って、王太子辞めてケツまくって、トーレスにヨシヨシしてもらいながら隠れて暮らすのか?腕と一緒にタマまで落っことしちまったのか?」
「ちょっと、ヒロト君!そんな言い方は…!」
「黙ってろトーレス。もう充分甘えさせてもらったろう。で、テメェはどうしたいんだザイン?」
これだけ言って腹のひとつも立てられないなら、逆にもう戦いの場には立たない方がいい。もし出て来ても、逆にヤケになって命を落としてしまうだけだ。
「俺は、俺は少しは自分の事を強いと思っていた…。だが、それが如何に思い上がりだったかを思い知らされた。あの城でのソニア殿達との一戦で教えられてたっていうのにな……。だが、このままじゃ終われない。終わりたくないんだ!頼むクーガ殿、いや、クーガ教官!あの作戦の時のように、俺を鍛えてもらえないかっ?俺に、俺に今度こそ負けない力を、大切な者を守れる力をくれ‼︎ 」
「ザイン君……… 」
ガバッとテーブルの上に頭を下げて、俺に向かってそう懇願してくるザイン。まったくゼルドといい、よく似た兄弟だよな。
「そうか、"守る為の力が欲しい"…か。負け犬の目のままだったならケツを蹴飛ばしてやるところだったが、ちゃんと漢の目に戻ったじゃねえか。いいだろう鍛えてやる 」
怒りや憎しみは時に強い力となる。だが、それだけに囚われてしまうと、結局は力のみに振り回されてしまうものだが、今コイツは"「大切な者を守れる力"が欲しい」と言った。だったら、変にヤケになったり、勝手に特攻していくようになったりはしないだろう。
「ありがとうございますっ!」
「ま、後から"頼まなきゃ良かった"と思うかもしれないがな。俺は中途半端なことはしないからな、覚悟しておけ 」
「ハイっ!」
「その返事に免じて、良い情報も教えてやろう。さっきの話の中で、俺自身も"搭乗型ゴーレム"【魔導強化外殻】で戦った事は言ったな?」
「ハイ…?」
「お前はさっきおっさんに相談して対抗手段を探す、と言っていたが、喜べ、既に対抗手段はある。お前の弟妹達は【国家錬金術師】の連中と一緒に、《土属性》適性に頼らなくても運用出来る【魔道具式強化外殻】の製造に成功した。訓練は必要だが、今後また【スカラベ】のような敵が現れた時には、お前にとって大きな力になるだろう。それから、その失くした腕についても【国家錬金術師】達に相談してみるといい。きっと力になってくれるはずだ。……まあちょっと余分ないらん機能まで付けらるかもしれんがな"… 」
「本当か…っ⁉︎ あ、いや…、だがこの腕のことは……… 」
「戒めは、心の中にさえあればいい。俺の訓練は勝つ為の、生き残る為の訓練だ。強くなりたいのなら、力を手に入れるチャンスを無駄にするな 」
「………ハイっ‼︎ よろしくお願いします!」
ザインの表情から"陰"が抜けている。これならもう大丈夫だろう。
「ザイン君………。そうだね、やっぱり君も"男の子"なんだね…。うん、私のことは気にしなくていいよ、だから君はやっぱり王太子に…… 」
「何を言う⁉︎ トーリィ、「君を守る」と言った俺の言葉に偽りは無い!第一継承権はゼルドに譲る。だから、俺の隣で、俺と共に生きて欲しい!」
「ザーたん………っ⁉︎ 」
互いに見つめ合い、ヒシと抱き合うザインとトーレス……。表情から陰が抜け、明るい表情になって心置き無くイチャコラしだしやがった。おまけに今のはドサクサに紛れてプロポーズまでしやがった……っ⁉︎
「あ~あ~、勝手にやってろや。ザイン、トーレス。帰ろうと思えばすぐにでも帰れるんでな、俺達も暫くはノンビリとさせてもらうぞ。出発は一週間後だ、いいな!」
「ザーたん…!」
「トーリィ…!」
聞いちゃあいねぇ………っ‼︎
…ハア、もういいや、申し訳ないがバカップルはクレアさんに任せて、せっかくだ、気分直しにソニア達と街でもブラついて来よう。
『マスター!ご飯ですか?ご飯ですねっ?』
『そうそう。甘ったるくて胸焼けがしそうだ。口直しに何か美味いもんでも探しに行こう 』
『はいっ‼︎ 』
イチャつくザインとトーレスは放っといて、俺達はベインズティンガス観光へと繰り出したのだった。
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いつもお読み下さりありがとうございます!
家族から家族へのインフルリレー………、皆様手洗い、うがい、マスク着用など移されないように気をつけて下さいね。
一番しんどい時に病院行かなきゃならなくなりますから………!
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本当に、ありがとうございます。
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