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第26章 邂逅、帝国の聖女
第239話
しおりを挟む「さて…、久し振りだな、アリシアさん。そして初めまして。俺は公安庁 "特殊犯罪対策室 第0課" 実行部隊所属だった玖珂 大翔だ。階級は…今さらどうでもいいか、そんな事は。とにかく元気そうで何より。無事だったようで安心したよ 」
「ええ、本当にお久し振り。あの時はありがとう。ずっとお礼を言いたかったの。そして初めまして。公安の人ならもうご存知だと思うけれど、自己紹介させて頂くわ。私はアリシア・斎藤。〈超次元振動理論〉の生みの親、斎藤宗矩の一人娘。現代のジャンヌダルクだ何だと煽てられて騙されて、挙げ句結末まで同じように"火焙り"にされて殺されかけた愚かなテロリストよ…… 」
此処は「金の若木亭」、俺達が借りた部屋の内の一室だ。
部屋の中には対面でソファーに座っている俺とアリシアの他に、ソニア達【蒼い疾風】の四人が俺の後ろに立ち、アリシアの横にはハラペコ少女エリアスちゃん、そしてその後ろには護衛のビューク君が立ち、俺達に睨みを利かせている。
いやしかし大変だった。あの後何とかアリシアは落ち着かせれたものの、「ココア」は動きを止めてしまうわ"アリーシャ"ことアリシアまでが動揺しまくりの姿を見て、エリアスちゃんの安全最優先に撤退の構えを見せていたビューク君が踵を返し、再び突貫して来たのだ。
ここで最も活躍した最優秀選手は誰あろうアーニャである。
四人組の中で最も攻撃力が高いのは勿論ソニアなのだが、この四人で模擬戦をやらせた場合、実は一番強いのアーニャだったりする。魔獣相手の一撃勝負ならば魔導ライフル無しのアーニャではソニアやゴウナムには遠く及ばないが、こと対人戦闘、白兵戦においてはアーニャに勝てる者はそうそういないだろう。
彼女等【蒼い疾風】に限らず、獣人族達は総じてヒト族よりも身体能力や感覚が鋭い。だがその反面、戦闘などの際にはその身体能力や鋭敏さに任せるのみで、あまり物を考えないという傾向がある。その為、技だの連携だのは殆んど重要視していないのだ。
勿論、狩りなどの時とかなどは誰かが勢子を務めて獲物を追い立て、待ち伏せた者が仕留める、程度の協力はする。だが、"盾役が攻撃を防いでアタッカーが攻撃"とか、"囮役が注意を引き付けて隙を作らせて遊撃が死角から仕留める"などの連携は考えない。
"多人数でも隙があると思ったらそれぞれが自分勝手に攻撃を仕掛ける"というのが獣人族の基本的な攻撃スタイルなのだ。
その為、ソニア達は最初に会った時は酷いものだった。個々の身体能力は高いのに、それぞれが好き勝手に動くものだからバラバラに分断され、格下の野盗共にさえやられそうになっていたくらいだ。
突喊、吶喊、突貫。突撃一番、喧嘩上等夜露死苦愛羅武優。まるで大昔の族同士の抗争と同じで、作戦など何も無く、ただ火力に任せて目の前の敵相手に暴れ回るだけ。
そんな状況だったので、成り行きとはいえ俺の舎弟…ゴホンっ!配下になったことで俺が徹底的にシゴキ上げたのが連携を覚えさせる事だった。何しろ防がれようと力で押し通し、反撃は文字通り獣並みの反射神経で本能で避ける。今まではそれで通用していたし、だからこそ考えることすらしていなかったようたが、さすがに命の危険に曝されたことで強くなりたいという思いが強まったのか(あと俺との実力差を感じ取って)すなおに訓練に励んでいた。
そんな本能任せの戦いをする突撃バカ共の中で、アーニャだけは少し違っていた。と言うのも、アーニャの【蒼い疾風】内での役割は、魔法や弓による援護や補助。所謂後衛職だった。元々故郷の村に居た頃から、突っ走る姉貴分達のストッパー役や尻拭いをしていた事から自然とそのポジションになったようだが、望むと望まざるに関わらず、好き勝手に動きまくるソニア達を援護する内に判断力に磨きがかかり、更に全体を観るという視野も広さも訓練されたようだ。
そこで俺はそれまでの役割に加え、突撃バカ共を仕切る司令塔としての役割をアーニャに命じたのだが、元々素養があったのだろう。これが非常に大当たりで、アーニャの作戦立案、指揮の元、どんどん【蒼い疾風】は強くなっていった。
だが、問題が無かった訳ではない。というのは、その頃のアーニャは逆に接近戦を苦手としていたからだ。これはイカン!という事で、俺がアーニャに仕込んだのが『組み・投げ・極める』でお馴染みの合気道や柔術などの所謂〈組討ち術〉だったのたが、こちらの方は司令塔の役割よりも更に才能があったらしい。
俺が教える技術をスイスイとスポンジの如く吸収し、鍛えられた一瞬を見定める冷静な判断力に獣人族の瞬発力まで加わって、ソニア達の攻撃を悉く躱し、逸らし、その力を逆手に取ってポンポンと投げ飛ばしてしまうのだ。
こちらの戦闘スタイルはどちらかといえば中世ヨーロッパに近い。攻撃力が高く殺傷力の強い魔獣の存在の所為かもしれないが、防御力が高い重たい鎧を《身体強化》の魔法やレベルアップによる体力向上で無理矢理着込み、攻撃力のある武器で攻撃するのが一般的な為、対人戦闘も同じような感じになってしまうのは当然の流れだろう。その為か〈格闘術〉も殴る蹴るばかりで、投げ技は殆んど…というか、まったく発達していないのだ。
拳打や蹴り技に比べて、攻撃して来た相手の力を利用し、その流れを読んで重心を崩してくる投げ技を、初見で対処するのはほぼ不可能に近い。婆さんと戦った時もそうだったが、お陰で面白いように投げ飛ばしたり転がしたりすることができる。
話が長くなったが、つまりは突貫してきたビューク君をアーニャが投げ落とし、初めて体験する投げ技にビューク君の混乱が冷めやらぬ内にキュッと絞め落としておとなしくさせた、という訳だ。
で、取り敢えずこれ以上騒ぎを大きくしない為にもこの場を離れたかった俺は、何とか落ち着いてくれたアリシアを説得し、何が何だか分からず呆然となっていたエリアスちゃんの手をマーニャが引かせ、気絶したビューク君をゴウナムに担がせて宿まで戻って来て、現在に至る。まあ、宿に着いてビューク君に気合いを入れて目を覚まさせた時に、また一悶着あったのはご想像の通りだ。事前に目を覚ましても暴れられないようにシーツとロープでぐるぐる巻きの簀巻き状態にして、仲間のアリシアに説得してもらったお陰でやっとおとなしくなったが。でも、あの様子だと殆んど信じていないんだろうなぁ……。ま、護衛なんだから逆に合格点だ。俺だってそうするだろうしな。
「随分と自虐的な自己紹介をするんだな?君はあのマクガインに騙されていたんだ。気持ちは分からないでもないが、そこまで自分を卑下した言い方をしなくてもいいだろうに?」
「だって本当のことでしょう?両親を殺された挙げ句、その仇の為にせっせと働いていたなんて愚かとしか言い様が無いわ」
彼女がリーダーを務めていた【自由の灯火】は、企業連合国家「大和」の"利益の為なら個人を切り捨てても構わない"という利益至上主義に反発し、嘗ての「日本」と呼ばれた国を取り戻そう。という正義の反政府団体……、というのがアリシアの認識だったようだ。しかし、【自由の灯火】は元々マクガインが組織していたもので彼女に見せていたのはほんの一部の姿のみ。
アリシアの周りには本当に大和企業に切り捨てられた者達を集めたり、報道は真実ではなく政府のプロパガンダだと誤魔化していたようだが、実態は爆弾などの各種テロ行為や要人の誘拐、暗殺など、公安庁でもブラックリストの上位に明記されていた危険な武装組織だった。
ま、実際にはマクガインは「東アメリカ連邦」の工作員で、アリシアも含めた【自由の灯火】すらもマクガインにとっては《超次元振動技術》の奪取という目的を達成する為の便利な道具、捨て駒でしかなかった訳だが、そんな策士を気取っていたマクガインの野郎も結局は「東アメリカ連邦」にとっては奴自身が捨て駒にしか過ぎなかった…。とはとんだお笑い種だ。ザマァ。
とはいえ、そんな下衆の末路に巻き込まれた俺としてはいい迷惑でしかないだけだが、当事者であるアリシアにとってはこう言うしかないのかもしれない。しれないのだが………。
う、うう~~ん。空気が!空気が重い…っ⁉︎
「あ、あの!『久し振り~』ということは、聖女様とこちらのクーガさん?はお知り合いなのですか?でも、それならなぜ『初めまして』なのでしょう?」
そんな重~い、気不味い雰囲気を救ってくれたのは、何とエリアスちゃんだった。
ちなみに彼女、ドタバタして食べ損ねていたソーセージをこの部屋に着いてからやっと食べることができて御満悦であったのだが、俺達の奇妙なやり取りを聞いて不思議そうに首を傾げていた。
「エリアス様、ですから"聖女"などと呼ぶのはおやめ下さい。私は、私にはそんな資格は…!」
「あ~、そうそう!前に彼女が危ない所を偶然救けた事があって、一応知り合いではあるんだよ。けど、その時は俺がこ~んなゴーグルを着けてたんでね、アリシアさんは俺の素顔は見ていなかったんだ。だから『初めまして』かな」
「まあっ⁉︎ 聖女様が危ない所をお救いにっ?すごいすごいっ‼︎ 是非その時のお話しを聞かせて下さいませんかっ?」
アリシアを救った事がある。と聞いた途端、ヒーローでも見るかのようなキラキラした目で俺を見てくるエリアスちゃん。その口の周りも今食べたソーセージの脂でキラキラしているのはご愛嬌だ。しかし、アリシアの方は逆にもっと不機嫌そうに眉を顰めてしまう。
「なぜ、なぜそんな言い方をするの?本当の事を言えばいいじゃない!私は…、私が………っ‼︎」
「ストップ。国家レベルの陰謀に騙されていたんだ、もともとどうしようすも無かったさ。君の所為じゃない。それに全部もう終わった事だ。マクガインのクソ野郎は死に、別の世界には来ちまったが俺達は生きてる。だったら大事なのは"過去を振り返って悔やみ、足を止めること"じゃない。ここからどう生きていくか?だと俺は思うぜ?」
「でも!私の…、【自由の灯火】の所為で沢山の人がっ!」
「もう一度言うぞ。『君の所為じゃない 』。君は、君だってマクガインの被害者だよ」
「本当に…?本当に私の所為じゃないと思う……?」
「ああ、悪いのは全部アイツだ。君はただご両親の仇が取りたかっただけ。これ以上の不幸を止めたいと願っただけだ。少なくとも俺はそう思ってるよ。それでも自分が許せないというのなら、今度こそ"多くの人を救う生き方"をすれば良い。もしかしたら、だからこそ神はこの世界に君を招き入れ、望んでもいなかったかもしれないが"君の願いを今度こそ叶えるチャンスを作る為"に【聖女】なんて肩書きが着いたんじゃないのかな?」
「私の所為じゃない…。わだ、しのっ!所為じゃぁ………う、ふぐっ!うわああああああああああああああああああああああああ………っ‼︎ 」
アリシアの顔がクシャリと歪み、その瞳から大粒の涙がポロポロと零れ落ちる。そしてアリシアは大声を上げて幼な子のように泣き出してしまった。
実験施設での一件で自分が騙されていた事を告げられ、【自由の灯火】が為した様々なテロ行為が政府のプロパガンダではなく、真実だったと気付いてしまったんだろう。
"自分と同じ境遇の者"を救う為の闘いが、まったく真逆の生み出す側に回ってしまっていた ーーー 。
アリシアは、ずっとこうして誰から赦しを得たかったんじゃないだろうか?今までは急激な環境の変化という事に託けて、無意識のうちにあまり考えないようにしていたのだろう。だが、誰にも言えないまま心の奥で汚泥のように溜まり続けた罪悪感が、俺に出会ってしまった事で、それらの事がいっぺんにぶり返して、一気に膨れ上がった後悔や良心の呵責に押し潰されそうになっていたんだろう。ずっと、アリシアを責め苛んでいたそれらが、今やっと出口を見つけて彼女の心から溶けて流れ出した。
「せ、聖女様っ⁉︎ え、えっと…、よ、よしよし、泣かないで?大丈夫です、私が側にいますよ!」
憧れの存在であるアリシアがら突然泣きじゃくり始めたことに吃驚したのか、初めはオロオロとしていたエリアスちゃんだったが、一生懸命腕を伸ばしてアリシアの頭をよしよしと撫でながら慰め始めた。
おそらくだが以前にエリアスちゃんが泣いていたか何かの時に、アリシアからそうやって慰めてもらった事があったんだろう。その微笑ましい姿に、つい口元が綻ぶのを感じる。
だが、どれほど涙を流そうと、俺がいくら赦しの言葉を連ねようと、彼女の罪悪感や後悔のその全てが消える事は無いだろう。指先に刺さった小さな棘のように、目には見えなくとも事あるごとに彼女の心を傷つけ、痛みを与え続けるだろう。
しかし今、泣いているアリシアを心から心配して、一生懸命励まそうとしているあの小さくとも温かなあの手。あれ等がある限り、きっと彼女はその傷と向き合い、やがて乗り越える事ができるんじゃないだろうか。
だがまあ、今はまだ、心ゆくまで泣くといい。積もる話はそれからだ。
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いつもお読み下さりありがとうございます!
更新バラバラで申し訳ありません。
花粉が!花粉が憎い…っ‼︎(泣)
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タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
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イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
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