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★高等部3年生⑨
ボガード家のみんなに合格を報告したら喜んでくれた。
やっぱり家族っていいな。
お母様とレオ様、アランも喜んでくれた。
ハディッド家は今はお祖父様と学園を卒業したミシェルが頑張っている。
トム伯父様はまだ療養中だが、少しずつ執務も出来るようになってきた。
ハノン伯母様の刑はまだ決まっていないが伯爵家を除籍され、刑期を終わらせても帰ってくることはない。たぶん市井で暮らすか修道院へ行くことになると思う。
もちろんメアリー様も同じ。レオ様と離縁して実家からも除籍されて市井で暮らすか修道院へ行くしかないが、メアリー様は殺人未遂になるしたぶん重い刑になるだろうと言われている。
アランは今は開き直っていてメアリー様のことは諦めているみたいだ。
アランが落ち込んでいなければわたしとしてはホッとしている。
そしてわたしは陛下からの宿題を一人考えている。
陛下が、殿下を好きなのかと聞いたのはもちろんわかっている。
ただ自分の気持ちがわからない。
アランは嫌いだったけど今は友人として好きだし親のことがあるので気になっている。
クレインは、何かと気にかけてくれるさりげない優しさが友人として好きだし、ずっと仲良くしていたい一人だ。
ミシェルは従兄で結婚はあり得ないけど別に嫌いではないし好きだ。
ラオール義兄様は、優しくて大好きな兄だ。
シャーリーの兄のアーサー様はもうすぐ結婚されるけど屋敷に居る時はよく一緒にお茶をしたり話をしてくれる優しい兄のような存在。
レオ様は父というというより話しやすい年上の人。でも少し普通の人より甘えやすい。
では、殿下は?
いつもわたしの話をにこにこ聞いてくれて、あったかくて、ずっと一緒にいるのが当たり前で、わたしの前から居なくなるなんて考えてなくて、留学した時はしばらく寂しくて涙が出た。婚約者が出来たら今までみたいに話せなくなると思ったら辛くて悲しかった。
……………な、何。わたしって殿下が居るのが当たり前なんだ!
なんだが殿下に会いたくなっちゃった。あと1ヶ月会えないのがとても寂しい。
…………陛下にはこのままの今の気持ちを伝えよう。
◇ ◇ ◇
宿題が出てから2週間後陛下に会うことが出来た。
「エイミー、ごめんね、忙しくて中々図書館に来れなかったんだ、さあ、宿題の答えは出たかい?」
「答えは……わからないです。でもいつもわたしの話をにこにこ聞いてくれて、あったかくて、ずっと一緒にいるのが当たり前で、わたしの前から居なくなるなんて考えてなくて、留学した時はしばらく寂しくて涙が出たました。婚約者が出来たら今までみたいに話せなくなると思ったら辛くて悲しい。わたしの答えはこれでした。殿下が居ないと寂しくて悲しくて辛いです」
「ほお、そうか………カイルいい加減に出てきなさい」
「へ??」
陛下の言葉に驚いて陛下の目線の先を見た。
「で、殿下ぁ⁈」
わたしは驚いて変な声が出てしまった。
そして席を立ち殿下のそばへ行くと思わず殿下のほっぺを両手でむぎゅっと掴んで引っ張った。
「あ、殿下の顔だ!」
「うん、引っ張らなくても僕だよ」
殿下は引っ張られたまま笑っていた。
わたしはハッとなって慌てて手を離した。
「ごめんなさい、殿下!わたし寂しくて後悔したんです。せめて手紙くらいやり取りすればよかったって思いました。お母様のことも話したかったし、司書官になれたことも報告できなかったし、わたしがいつも陛下の席を見ていたことも教えたかったしそれにそれに……」
わたしは泣きながら殿下に話しかけた。
殿下はわたしの頭をなでなでしてくれた。
「お帰りなさい」
「うん、ただいま」
やっぱり家族っていいな。
お母様とレオ様、アランも喜んでくれた。
ハディッド家は今はお祖父様と学園を卒業したミシェルが頑張っている。
トム伯父様はまだ療養中だが、少しずつ執務も出来るようになってきた。
ハノン伯母様の刑はまだ決まっていないが伯爵家を除籍され、刑期を終わらせても帰ってくることはない。たぶん市井で暮らすか修道院へ行くことになると思う。
もちろんメアリー様も同じ。レオ様と離縁して実家からも除籍されて市井で暮らすか修道院へ行くしかないが、メアリー様は殺人未遂になるしたぶん重い刑になるだろうと言われている。
アランは今は開き直っていてメアリー様のことは諦めているみたいだ。
アランが落ち込んでいなければわたしとしてはホッとしている。
そしてわたしは陛下からの宿題を一人考えている。
陛下が、殿下を好きなのかと聞いたのはもちろんわかっている。
ただ自分の気持ちがわからない。
アランは嫌いだったけど今は友人として好きだし親のことがあるので気になっている。
クレインは、何かと気にかけてくれるさりげない優しさが友人として好きだし、ずっと仲良くしていたい一人だ。
ミシェルは従兄で結婚はあり得ないけど別に嫌いではないし好きだ。
ラオール義兄様は、優しくて大好きな兄だ。
シャーリーの兄のアーサー様はもうすぐ結婚されるけど屋敷に居る時はよく一緒にお茶をしたり話をしてくれる優しい兄のような存在。
レオ様は父というというより話しやすい年上の人。でも少し普通の人より甘えやすい。
では、殿下は?
いつもわたしの話をにこにこ聞いてくれて、あったかくて、ずっと一緒にいるのが当たり前で、わたしの前から居なくなるなんて考えてなくて、留学した時はしばらく寂しくて涙が出た。婚約者が出来たら今までみたいに話せなくなると思ったら辛くて悲しかった。
……………な、何。わたしって殿下が居るのが当たり前なんだ!
なんだが殿下に会いたくなっちゃった。あと1ヶ月会えないのがとても寂しい。
…………陛下にはこのままの今の気持ちを伝えよう。
◇ ◇ ◇
宿題が出てから2週間後陛下に会うことが出来た。
「エイミー、ごめんね、忙しくて中々図書館に来れなかったんだ、さあ、宿題の答えは出たかい?」
「答えは……わからないです。でもいつもわたしの話をにこにこ聞いてくれて、あったかくて、ずっと一緒にいるのが当たり前で、わたしの前から居なくなるなんて考えてなくて、留学した時はしばらく寂しくて涙が出たました。婚約者が出来たら今までみたいに話せなくなると思ったら辛くて悲しい。わたしの答えはこれでした。殿下が居ないと寂しくて悲しくて辛いです」
「ほお、そうか………カイルいい加減に出てきなさい」
「へ??」
陛下の言葉に驚いて陛下の目線の先を見た。
「で、殿下ぁ⁈」
わたしは驚いて変な声が出てしまった。
そして席を立ち殿下のそばへ行くと思わず殿下のほっぺを両手でむぎゅっと掴んで引っ張った。
「あ、殿下の顔だ!」
「うん、引っ張らなくても僕だよ」
殿下は引っ張られたまま笑っていた。
わたしはハッとなって慌てて手を離した。
「ごめんなさい、殿下!わたし寂しくて後悔したんです。せめて手紙くらいやり取りすればよかったって思いました。お母様のことも話したかったし、司書官になれたことも報告できなかったし、わたしがいつも陛下の席を見ていたことも教えたかったしそれにそれに……」
わたしは泣きながら殿下に話しかけた。
殿下はわたしの頭をなでなでしてくれた。
「お帰りなさい」
「うん、ただいま」
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